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2008年3月24日 (月)

タイ料理とワイン

欧州と比較すると日本のワイン消費量は少ないが、ワインは日本
でも市民権を得て、何処の酒屋にも置いてある。ワインが普及した
とはいえ、ヴィンテージワインや一本数万円もするワインを求める
なら、それなりの専門の店に行かなく
ては買えない。
でもテーブルワインなら、何処でも買える。日本の食生活が変化
した。日本人の生活にワインが浸透した証拠だ。

ワインが浸透し始めた当初、日本人はワインは西洋料理と飲む物
と決め付けていた。
30年ほど前だっただろうか?歌舞伎役者がワイングラスを持つ
広告がでた。そして和食とワインの組み合わせを宣伝した。
徐々に刺身を食いながらワインを飲む姿が普通の姿になって
きた。

今回のミシュランの評価ではワインを置いてある和食店が星を
貰った。これで和食とワインの組み合わせは異端ではなくなったと
俺は見ている。

ワインがまだ珍しかった頃の話だ。
名前は忘れたが銘酒と言われるドライのフランスワインを試飲した。
全員が「不味い」「なんだこの味?」と言った。
そして全員の一致した意見は
「フランス人は可哀想だな!こんな不味い物を飲んでいるのだ!」
だった。

その頃の考え方は和食とワインの組み合わせは、刺身にジャム
をつけて食べるのと同じように風変わりな組み合わせだった

と言うより、全く考えられない組み合わせだった。
嗜好は変化する。特に現代人はマスコミの影響を受けて嗜好が
変化する。歌舞伎役者がワインと和食の組合せを宣伝したら、
今まで不味かった組合せが急に美味い組合せになった。

話はタイのワインに飛ぶ。関税、酒税の関係でワインはタイでは
高級酒だ。タイで売られているカリフォルニアの安物ワインを日本
円に換算するとタイでは日本よりも高くなる。
西洋風ラベルがついたタイ製のワインもあるが、これも酒税の関係
か安物輸入ワインと同じ値段だ。欧州の醸造技術を導入し、タイ
もいいワインを造っているらしい。ワインなんてタイの庶民が飲め
る酒ではない。ワインの味なんて庶民は知らない。
従ってタイ料理とワインの組み合わせが美味しいかどうかという
評価が今はない。

安物ワインを買ってタイの女に飲ませると、どの女も目を細めて
「美味しい」と言う。ワイングラスを使うともっと効果的だ。
ワイングラスがなかったなら、ブランデーグラスでもカクテルグラ
スでもいい。長い足がついたグラスならなんでもいい。
飲み物によってグラスの形が違うなんて知っているタイの庶民は
まずいない。ワイングラスを持つ家庭なんかないので、ワイングラ
スに入った赤い酒をうっとりと女は見つめる。セレブの気分???
「いいこと、聞いた!」下心を持って、ワインをタイの女にガンガン
飲ませて・・・・なんて悪用しないでくださいね。

貧富の差が激しいタイでは、金持ち階級だけがワインを飲んでい
ると思う。金持ちしかワインを飲むことができない。
彼等はどんな飲み方をしているのだろうか?
お抱えの料理人に作らせた西洋料理にワインなんて飲み方だろ
うな。
「タイ料理と一緒にワインを飲む?
そんな馬鹿な飲み方があるか!」と金持ち階級は一笑するだろう。

タイ経済も向上している。庶民もワインを飲める時代がまもなく
来る。インターネットも普及している。美味しいワインの情報が直
ぐに手に入る。昔のように、膨大な広告費をかけなくともインター
ネットの口コミで新しい物が広がる時代だ。
「タイ料理とワインは合う」
「辛味をまろやかにしてくれるので、ワインは良い」
「ワインはトムヤンクンの味を引き立ててくれる」
なんて評価に変わる日もそう遠くはないと俺は思っている。

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2008/3/18

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