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2008年3月17日 (月)

なめこ汁と既成概念

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この料理の名前を日本語で言えばなめこ汁になるだろう。
スープになめこと泥葱を加えたものだ。
なめこと言えば味噌汁がつきものだ。
なめこ=>味噌汁の構図が俺の頭の中にある。
俺の既成概念をぶっ壊すスープだ。
これが不味くて喰えない料理かと言うとそうではない。
味噌など入っていないが、十分過ぎるほど美味しい料理だ。
俺はこの料理をおかしな料理と思っているが、これを作った
ヌチャナートには味噌を加えるという概念はない。ヌチャナートに
とっては味噌を加えたなめこのスープは異端だ。
ヌチャナートは正当派スープを作ったと思っている。
俺達には既成概念の対立がある。

既成概念を破るとその料理は受け入れられないのか?
この問題は難しい。イエスでありノーだ。
今日のなめこ汁は既成概念を破った物だが美味いものとして俺は
受け入れている。

話は変わるが、緑茶は渋くて苦いものだ。それが俺達日本人の
既成概念だ。
タイでは緑茶に砂糖を入れて甘くして飲んでいる。
それが売れる。売れている。俺達の緑茶に対する既成概念を
完全に破っている。日本人には受け入れられない味だがタイ人
には喜ばれている。   
もともと緑茶を飲む習慣がなかったタイ人に、飲料会社は緑茶を
飲ませようとした。緑茶に対する既成概念がタイ人にはないから、
どんな味にすることも可能だ。バニラ風味、レモン風味も可能だ。
一番好まれた味が緑茶を砂糖で甘くすることだった。
俺達に取って緑茶に砂糖をいれることは既成概念の破壊だが、
緑茶に対する既成概念をもたないタイ人には新しい既成概念の
創出だ。今のタイ人は緑茶は甘い物だと思っている。
日本で緑茶の既成概念を作ったヌチャナートは、タイの緑茶は
不味いと酷評している。

既成概念を破っても受け入れられるものと、受け入れられない
ものがあることがわかった。ある地域では受け入れられなくとも、
別の地域では受け入れられるものがある。
今の日本では一般的になっているが、鱈子入りのスパゲッティ
なんて出始めた当初は日本でもスパゲッティの既成概念を
破った異端の料理だった。イタリア人がこのスパゲッティを受け
入れるかどうかわからないが、日本では正統派の料理の道を
歩んでいる。

食は保守的だが、既成概念を破っても受け入れられることもある。
日本人の既成概念を破ったタイの緑茶の例のように、全く日本人
には受け入れられない物もある。
それなのに既成概念がなかったタイ人には受け入れられている。

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2008/3/17

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