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2008年3月11日 (火)

ふりかけと発想法

俺は「のりたま」だか、赤紫蘇の塩漬けを乾燥させた「ゆかり」を
タイに持っていき、タイ人に試食させたことがあったと思う。
「うまい」とは言ったと思うが、タイ人はそれほど感動していなかっ
たし、積極的に食べようとはしなかっ
た。そんな記憶がある。
ふりかけをぱさぱさで甘味の少ないタイ米にかけても、旨味が
違う。日本の米と一緒だからふりかけは美味いのかもしれない。

日本人はふりかけを白飯にかけたなら、そのまま食べる。
もしかするとタイ人はふりかけをかけた上にタイカレーなどをかけ
ていたのかもしれない。
もう一度、実験して、よぉーく観察してみよう。

胡麻と粉わさびが入ったふりかけを頂いた。
ふりかけは日本では広く使われており、種類も豊富だが、タイには
ない。ヌチャナートはふりかけをそのまま味見して、それ以上は
食べようとはしなかった。
この味はヌチャナートの好みに合わないのだろう。
俺が食べればいいと簡単に考えた。
毎日がタイ料理だから、ふりかけを使う機会が俺にはない。
腐るものではないから、まだ食卓にのっている。
もう一月もたっただろうか?
「これ不味いから捨てましょうよ」
「ダメだよ」
捨てれば塵芥になる。食べられるものを捨てることはない。
正義の味方のように俺は環境を考えて"捨てるな”と言ったの
ではない。単なるケチだ。

今日の飯はヌチャナートが好きなおかずばかりだ。
俺はふりかけをかけて白飯を食べた。
ふりかけをそのまま口にぶっこんでも山葵の香りは余りしない。
胡麻の味と僅かな塩味と山葵の香りがするだけだ。
暖かい飯と混ぜると山葵のつんとする香りがでてきた。
ほどよい塩味が飯についている。
「ヌー、味見してごらん?」
「あら、良い香りね」
俺はにんまりした。捨てないでよかった。
「これって、カオツム (タイ風お粥)に入れると美味しいわよ」
うーん、俺はうなった。俺はお粥やお茶漬けに山葵をいれると
美味しいことをヌチャナートに教えたか?
そんな食べ方をどこで覚えたのだ?
ヌチャナートは料理の天才か?
お粥にこのふりかけを入れたなら多分美味いだろう。
俺はそんな食べ方を想像もしていなかった。

ある民族が新しい食べ物に接すると新しい食べ方をする。
俺にとって「ふりかけ+お粥」というタイ人のアイデアは新しい発想
だ。でもこの発想は「飯+ふりかけ」を「飯+ふりかけ+お湯」と
変化させただけだから、それほど奇抜なアイ
デアではない。

森のバターと言われるアボガドは30数年ほど前から日本で普及
した。この新しい果物に接した日本人は食べ方をいろいろと工夫
した。日本人はアボガドに醤油をつけると美味いと感じた。
これなんか全く新しい発想だ。
アボガドの原産地は何処だか知らないが、原産地の人には思い
もよらない食べ方だ。
原産地の人がアボガドを寿司ネタに使っているのを見たら気絶
しちゃうかもしれない。

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2008/3/11

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