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2008年3月 7日 (金)

無国籍ハンバーグ

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挽肉を冷蔵庫から取り出して、ヌチャナートが言った。
「これでハンバーグを作るわ。いいでしょ?」
「うん」
「ラオス風のハンバーグにするわね」
「ラオス?!タイにしてくれよ」
その時、俺は新聞の折り込み広告で見た、肉を切ると中から
半熟卵がでてくる「すかいらーく」のハンバーグを思い出した。
「これを作ってくれよ」
「作れないわ。サミイは作れるの?」反撃をしてきた。
ヌチャナートは自分でさっさとハンバーグを作り出した。
「スープ、要るでしょ?」
小さなトマトを煮込んでいる。トマトを使ったスープになるのだ
と思っていた。

メシが出来るまで俺はタイの町で買った紙の地図とインターネット
に掲載されている地図を見比べていた。
「ありゃりゃ!?地図によって道路の形が違う?!」
町の地図は区画整理などで変化する。地図が作成された時点
の差だろう。まあ、これは許そう。
それにしても差がありすぎる。

スープになると思っていたトマトの水っ気はなくなっている。
「これをスープにするのではないの?」
「違うわ、スープはこっちよ」含み笑いをしたまま黙っている。
俺もそれ以上は聞かなかった。

「できたわよ。ご飯はこれくらいでいい?」
小さなハンバーグができている。それに先ほどのトマトが
かかっている。
見た目では西洋風のハンバーグだ。
「これ、ラオスのハンバーグかい?」
「違うわ」
「タイ?何処?」
「タイじゃないわ。何処だかわからないわ」
無国籍のハンバーグだ。俺は唐辛子を乗せながら食べている。
「サミイは唐辛子がないと食べられなくなっているのね」
俺もこの傾向に半分は飽きれている。

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2008・3・6

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