« 2008年5月 | トップページ | 2008年7月 »

2008年6月29日 (日)

苦瓜の花

P1050642pct13

去年も苦瓜を植えた。
「そんなものをベランダで植えたら、大変だよ。作れないと
思うよ」
「大丈夫よ」
「何が大丈夫なんだ!?」
蔓が延びて、葉が大きくなると、ヌチャナートは葉を取って食べて
しまう。
「ああ、なるほど。これなら大きくなることはない。」
安心しているうちに蔓は上に上にと伸びてしまった。
今年はそうはさせないと誓った。
縦の支柱を二本立てた。そして支柱に横棒を結びつけて段を
作った。苦瓜の蔓を下から「S」の字のようにぐるぐると伸ばす
計算だ。そうすれば苦瓜は高くならない。
「俺って天才だ!」
俺の計算通りに苦瓜は伸びている。
見ると苦瓜の黄色い花が咲いている。
やがてこれが実となるのだ。
「こりゃ、楽しみができた」
昼飯を食った後に、苦瓜を見た。
沢山あった苦瓜の葉がなくなっている。
食った昼飯に使っていたのだ。
黄色い花も落ちていた。

クチコミblogランキング TREview

2008/6/29

| | コメント (0) | トラックバック (0)

スックノーマイ、筍サラダ

P1050634pct13

筍の缶詰を空けていた。タイから輸入したものだ。
熱がかかっているので、竹の子は柔らかくなっている。
竹の子を手にとってフォークで竹の子を繊維の方向に引っかく。
そうすると、竹の子は千切りになる。
これに小さな紫色のタマネギや香草を加えてサラダにする。
日本人が知らない良い香りのサラダだ。

クチコミblogランキング TREview

2008/6/26

| | コメント (0) | トラックバック (0)

フカひれが不足

半年だか一年ほど前にスペイン沖だったと思ったな、そこで
フカを取っている記事を読んだ。
彼等は高価で取引されるフカヒレだけをとって中国に送って
いるそうだ。ヒレを取られて丸太のようになったフカは海に
捨てている。日本人ならフカを練り製品に加工して食べるの
に、勿体無い話だと思いながらその記事を読んだ。

最近、フカひれが人気でサメが激減しているという記事が
あった。地中海のサメが過去200年間で97%以上減ったと
いうのだ。マグロ漁でひっかかる、或はフカひれ目的で捕獲
されるために、フカの生息数が減少している。
そんなことで地中海のサメがいなくなる危険性が高まっている。

今後、フカひれスープはますます高価になっていくのだろうな。

クチコミblogランキング TREview

2008/6/28

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月27日 (金)

パットヘット、茸の炒め物

P1050627pct13

これは缶詰の茸を炒めたものだ。使っても良いし、非常時の備蓄
食品として残していてもよいと思って買った茸の缶詰だ。
買ってから一年くらい経ったかな?
まだ一年と思う物はたいてい2年くらい経っていることが多い。
この程度なら品質に変化はない。
茸をフライパンにあけて油で炒めた。
ナンプラで味付けし、緑や赤の唐辛子を加えた。
日本人が味付けしたなら、絶対に唐辛子は入らない。
入れたとしても、こんなに加えない。
こうしておけば、ニ、三日は食える。
まあ、茸の佃煮みたいなものかな?
これは味と食感を楽しむ料理だな。
味や香り、見た目だけが美味しさではない。
食べ物が口のなかでどんな肌触りがするか、それも大事な美味
しさの要素だ。

クチコミblogランキング TREview

2008/6/26

| | コメント (0) | トラックバック (0)

トムチュートと食事の楽しみ

P1050630pct13

これは昨日のトムチュートと同じような物だが、今日のトムチュート
はさっぱりしている。挽肉団子を使っているからか?
昨日のようにこってりした味もいいが、このような薄味もいい。
俺ってグルメじゃないから、なんでもいいのかな?
こんな安い食材で旨いと言いながら食事を楽しめると、なにも
ブランド物食材を買う必要はないな。

最近の偽装問題は偽物飛騨牛と中国産ウナギを国産ウナギと
偽ったことだ。
「ああー、また同じ問題がでた!」ため息がででちゃう。

消費者は「飛騨牛」と言えば、「国産ウナギ」と言えば旨い物と
思い込んでいる。騙す奴はもちろん悪い。
俺は騙す奴を許す気にはなれない。
そうかと言って騙された消費者に同情する気もない。
味の差も分からないのに、ブランド物を選ぶ消費者も愚かだ。
自分の愚かさを棚にあげて、ブランド物を買いグルメと称する
消費者が騙される。グルメなら味の違いが分かるだろ!
分からないから騙されたのだ!

騙す方だって生活がかかっている。
いい加減なことで騙そうとしない。
バレないように慎重にやる。多くのこのような事件の場合、
内部告発がなかったならバレなかったのではないの?
騙す人は本物と偽物を食べ比べて、見比べてこれなら
わからないという自信作を売りにだしたはずだ。
単純に飛騨牛とか国産鰻というブランドを商品に貼り付けた
のではないと思う。

ウチじゃ飛騨牛なんて買った事がないから、どんなに旨い物か
知らない。ウナギをタイ人はあまり食べないようだし、
とくに蒲焼なんてものはタイ人の好みに合わないので買わない。
そんなわけでこの二つの事件はウチの料理に関係しない。

食事は楽しむことが一番大切だ。
「飛騨牛だから、旨い」と言っていたのが、「騙された」と怒った
のでは食事の旨さが半減する。
ブランドや他人の評価に左右されず、自分が旨いと思うものを
楽しみながら食べるのが一番だ。

クチコミblogランキング TREview

2008/6/26

| | コメント (0) | トラックバック (0)

卵が先か鶏が先か

これは昔から議論されている。
本当はどっちが先なんだろう???
今回、JAが卵の値段を上げると言い出した。
物価の優等生と言われた卵まで値上げになるのだ。
なんだかため息がでてきた。
値上げの要因は飼料価格の高騰だ。

ウチで使う鶏肉はブラジル物が多い。
こちらも石油価格の上昇が原因で輸送コストがあがったのか、
ブラジル産の鶏肉の値段もあがっている。
JAが卵の値上げを発表する前から、鶏の値段は上がって
いた。だから、鶏が先だと結論するのは無理・ムリがあるなぁー。

クチコミblogランキング TREview

2008/6/26

| | コメント (0) | トラックバック (0)

食べ残しを使いまわし

ある食べ放題のシャブシャブ屋で食べ残した肉を使いまわして
いたことが発覚した。店は
「もったいないと思ったので使った」
と言っているようだ。
多くの人は使い回しをした店を一方的に攻め立てる。
だが、ちょっと考えてみよう。
いくら食い放題だとはいえ、食いきれないほど、皿に取る客に
非はないのか?まだ食える物を捨てなくてはいけない店・従業員
の気持ちを考えよう。
俺には店を悪い奴だと責める気持ちは少なくなっている。
どちらかと言うと店に同情する。
使い回しを禁じる法律があるかないか知らない。
法律が云々の前に道義的に使いまわしを許すわけにいかないが、
大切な食い物を無駄にする客の方をもっと責めるべきじゃないか?

これを報じる有名キャスターは
「食べ残しの皿を下げるのではなく、その場でゴミ箱に捨てれば
いい」と言っていた。それも一案だが、こんな経験がある。

昔、国道沿いに焼肉食べ放題の店があった。
その店にでかけた。隣のテーブルの客が帰った。
アルバイトの学生店員がブリキのバケツを持ってきて、客が食べ
残した物をバケツに捨てていた。
まさに有名キャスターが言っていたことをやった。
この店では使いまわしは絶対に不可能だった。
これを見た、俺達の周囲の客はみんな眉をひそめていた。
食事中に汚い物を見せられたようで、嫌な気分になり、俺はこの
店に行かなくなった。
他の客の足も遠のいた。まもなく店は倒産した。

船場吉兆も食べ残しの使い回しをしていた。
吉兆の使いまわし問題と食い放題のしゃぶしゃぶ屋の問題を
同一視できない。船場吉兆の食事は数万円単位の食事だ。
使い回しをしなくても、金持ち相手の商売だから値上げも容易だ。

しゃぶしゃぶ屋の客は庶民で、代金も数千円単位の食事だ。
値上げだって簡単にはできない。仮に三千円だとしよう。
食べ残しの牛肉が200グラムあり、これを捨てていたら、店の
利益はでない。
いくら安く仕入れた牛肉でも、それを捨てたくないと店は思う。

店だって努力して安い値段で美味しい物を提供しているんだ。
客の方でも店に協力とまでは行かなくても、常識をもって食事を
すべきだと思う。
食べ放題を謳い文句にしているのだから、遠慮することはない。
満腹になるまで、胃薬を飲みながらでも食いたいだけ食って良い。
だけどね、食べきれないほど、肉を持ってきてゴミを増やすことは
ないよね。

クチコミblogランキング TREview

2008・6・26

| | コメント (0) | トラックバック (0)

タイカレー

P1050622pct13

久しぶりにタイカレーを作ってくれた。
昨日から「明日はタイカレーにするからね。好きなんでしょ?」
なんて言っていた。
俺はタイカレーを楽しみにしていた。
ハーブを臼にいれてポクポク叩いている。
「赤いカレーがいいの?それとも緑?」
俺は緑にした。
はっきり言って、俺には赤と緑の味の差がわからない。
どちらも辛い!色の差は分かるが味や香りの差は・・・・・・。
辛さで微妙な差を感じている暇はないからどっちでもいいのだ。

グルメと称するミシュランの覆面審査員なら味の差が分かる
のか?タイ料理の辛さは口の中が火事になり、痛みに似た苦痛
がある。味覚が麻痺する。
麻痺した味覚で「旨い、不味い」と言われたなら読者は迷惑だ。
唐辛子の辛味に慣れるには年月が必要だ。
フランスからタイにふらりとやって来て
「この店は旨いが、あっちは駄目」なんて絶対に言えないと俺は
思っている。

ココナツを入れて煮込む。タイ料理特有な香りがする。
「旨そうなにおいだ」とタイ料理に毒された俺は感じる。
多めに作ってあるから、一人前ずつ冷凍にしておいて、後から
温めて食べることも出来る。一人前のタイカレーを冷凍庫から
出して、チンをすれば済んじゃう。便利だ。
「お腹がすいたら言ってね。香草を入れるからね」
この香草は食べる直前に入れた方が美味しいらしい。
腹が減って、出された緑カレーを見た。
このカレーは緑ではなくて黄色だ。
そう言えば、材料のナントカがないと言っていた。
「ナントカがあれば、もっと美味しいのだけど」と残念がっていた。
俺にはこれでも十分に美味しいタイカレーだよ、ヌチャナート。

クチコミblogランキング TREview

2008/6/25

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月24日 (火)

トムチュートガイ、チキンシチュウ

この料理を英語で言えばチキンシチュウだろうな。
今は何でもカタカナ英語を使う時代だからチキンシチュウと
言った方が受けがいいかな。
日本語でタイ風鶏肉けんちん汁じゃぁ受けないだろうな。
そうかと言ってトムチュートガイじゃ、何の事だか分からない
ので、全く受けない。
名前はどうであれ、今日の料理は鶏肉と野菜を煮込んだものだ。

実はこの鶏肉は昨日の料理の残り物だ。昨日の残りを温めなお
して食べてもいいが、それでは面白みがない。
野菜を加えて味をちょっと変えると新しい料理になる。
食べ物を無駄にしてはいけない。
そう言えば、ウチからでるゴミは少ない。
蕪や大根の葉も食べちゃうからゴミにならない。
ご近所は大きな袋にゴミをいれてごみ集積所にやってくる。

最近、食べ残しの料理をお持ち帰りにすることを奨励する店が
増えているそうだな。
いいことだと思う。残していけば、よくってゴミになる。
悪くすると船場吉兆のように次の客に出されてしまうかもね??

話はおかしなところに飛んでしまった。
塩味がちょっといつもより濃い目だ。
唐辛子の辛味がないと、塩味を濃くしないと旨いと感じない。
タイ料理に比べて日本の料理は塩が多い。
俺のベロを使った測定だから塩分の定量的値はでない。
シチュウと言うと聞こえがいいが、これはリサイクル料理だ。
料理は食べている本人が旨いと思えばそれでいい。
食事は楽しめなくちゃいけない。

この料理は旨いし、昨日の料理がこんな味になったと楽しめる
から合格!!

P1050612pct13

クチコミblogランキング TREview

2008/6/24

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月22日 (日)

シャケの混ぜご飯、タイ版

P1050600pct13

薄塩のシャケの身をご飯と混ぜた。彩が綺麗な料理だ。
こんな料理はタイで見たことがない。
ご飯の隣にはパッカパオがある。
パッカパオは昨日の残り物だ。
レモンをぎゅーっと絞る。旨味がましたが物足りない。
生唐辛子を加えると、満足が行く味になった。
「ああ、唐辛子がないと飯が食えなくなったのだ。タイ料理に
飼い馴らされているな。」
なんだかため息がでた。

飯を食いながら、ヌチャナートに聞いてみた。
「これと同じ料理がタイにあるかい?」
「ないわよ。」
やっぱり同じような料理はタイにはない。
日本に来て、この料理を発想したのだ。
「魚を入れるのはないわ。鶏肉ならあるわよ」
「ご飯を鶏のスープで炊き込んだ奴だろ?」
「そうよ」
カオマンガイという料理のことだ。
タイの屋台で定番料理というところかな?
カオマンガイの鶏肉をシャケに変えたようなものだ。

見た目はシャケの混ぜご飯だが、ナンプラ、レモン、唐辛子で
味付けしたから、日本の混ぜご飯とは味が違う。
うっかり食べたなら、唐辛子の辛味で飛び上がっちゃうだろうな。

クチコミblogランキング TREview

2008/6/22

| | コメント (0) | トラックバック (0)

唐辛子の葉

唐辛子の苗をホームセンターで買ってきてベランダの鉢に
植えた。苗は順調に育った。葉は大きくなり白い花も咲いた。
やがて実がなり赤く染まる。赤くなった唐辛子をとっては料理
に使う。なんだか楽しみだな!
そんな日を楽しみにしていたのに、唐辛子の葉に憎たらしい
アブラムシがついている。
「ヌー、唐辛子に虫がついているよ」
「そんな時は水をかけながら葉を洗えばいいのよ」
一本の唐辛子に何箇所も虫がついている。
そんなことを畑全体の唐辛子にやっていられない。
鉢植えの唐辛子だからそんな手間のかかることもできる。
ヌチャナートが言うように、水をかけながら葉を洗い、アブラムシ
を洗い流した。
翌朝、唐辛子を見ると既に虫は葉に食らいついている。

アブラムシには煙草の吸殻を水にいれて、茶色になった水を
かけるといい。そんな記事を読んだことがある。
インターネットで調べてみると、煙草ではなくて薄めた洗剤を
かけるといいと書いてある。

台所でヌチャナートが洗い物をしている。
「あの虫には薄めた洗剤をかけるといいらしいよ」
俺は台所の洗剤を頭に浮かべていた。ヌチャナートは言った。
「タイでは服を洗う洗剤を使うのよ」
なるほどね。唐辛子にアブラムシがついたら界面活性剤を
つかえばいいと言うことだ。

クチコミblogランキング TREview

2008/6/22

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月20日 (金)

鯵の塩焼きにネズミの糞

燃料高騰のあおりをうけてイカ漁を二日間自粛するだか、したで
最近はイカの値段が上がっている。
イカが大好きな飼い猫のサダム・フセインには痛手だ。
それなのに、鯵がバカ安売りになっていた。
お買い得商品なら今すぐ食べなくても買っておく。それがウチ
の家訓だ。ヌチャナートが安い鯵でプラケムを作ると思った。
塩漬け保存された鯵を焼いて食べるとうまい。
魚を余り好まない俺が食べてもうまいと思うほどだ。
魚好きな人にはたまらないうまさだろう。
俺はそれを期待していたのに、ヌチャナートは生のまま冷凍に
すると言い出した。
「ねぇー、頭を食べる?」
鯵の頭の部分を食べるかと聞いている。
以前、何の魚だったか忘れたが大量に買い込んだ魚の頭を
落として、魚の頭の保存食を作っていた。
ナンプラのような調味料を作ったと思う。
保存食を作るほど大量にないから頭は捨ててしまう。

P1050576pct13

食卓には鯵の塩焼きがでていた。
頭をばっさり落とした鯵の塩焼きと言うのはなんともブザマな
格好だ。日本では魚の頭は食べなくとも、尾頭付で鯵を塩焼き
にする。
合理的というのか、味気ないというのかタイでは食べる所だけ
を焼いてだす。
ここでもタイと日本の食文化の差を感じてしまう。

頭を落としている分、冷凍庫での保管場所は少なくていい。
焼く時にも、食べもしない頭の部分を焼く必要がないから燃料
が節約できて環境に優しい。
どう考えてもタイの方が優れている。

でもなぁー、食は口と舌だけでなくて、目でも食べる。
見た目が綺麗だと美味しそうだと感じるものだ。
頭がついていない鯵の塩焼きなんて日本人の目では美味しそう
に見えない。

鯵の美味しそうな所を摘んでサダムにあげる。
せっかく美味しそうな所をあげたのに、サダムは鯵を食べようと
しない。俺とヌチャナートはナンプラに鯵の身をつけて、ネズミの
糞と言われる唐辛子と一緒に食べる。
「唐辛子の香りがいいわ」ヌチャナートは香りを楽しんでいる。
俺は辛い物を食べたので噴き出た汗を拭っている。

クチコミblogランキング TREview

2008/6/20

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ヤムクラポンパ、鯖水煮缶詰

P1050562pct13

鯖水煮缶詰を使ったサラダだ。
ヌチャナートは料理を作るのが面倒なようだ。
缶詰をあけてサラダにしてしまった。
「これは簡単でいいわ」
嬉しそうに笑っている。
このサラダを作るには水煮の缶詰でないと駄目だ。
味噌煮の缶詰を使ったことがあるが、砂糖の甘味が強くてこの
サラダに合わない。水煮の缶詰を用意しておいて、料理を作る
のが面倒な時、急な来客の時などに使っている。
日本人の発想にない料理だ。唐辛子の辛味、タマネギの香りと
甘味でこれも食べられる料理だ。
缶詰もここまでやると完全に一品料理になってしまう。

クチコミblogランキング TREview

2008/6/20

| | コメント (0) | トラックバック (0)

鼠の糞が10本

P1050542pct13

挽き肉とタイの香草を一緒に炒めたものだ。
香りと味を一緒に楽しめる料理だ。
美味さに釣られて食っていたが、そのうちに辛さがじーんと
でてきた。
「辛れぇーなー」と感じ出した。
鼠の糞という名前の唐芥子を使っていることを知っている。
一体何本使ったのだろう?
「ヌー!ここに何本使ったの?」
「うーん、10本位かしら」
鼠の糞は図体は小さいが、その辛さはタイ人でも辛いという
辛さだ。10本位の唐芥子で辛いと言っている俺はまだまだ
タイ料理の辛さに慣れていない。

クチコミblogランキング TREview

2008/6/17

| | コメント (0) | トラックバック (0)

激辛唐辛子コンテスト

激辛の唐辛子10本を短時間に食べるコンテストがアメリカだか
カナダにあるそうだ。そのコンテストに有名シェフが挑むという。
準備期間は3日だ。その間に元唐辛子早食い女王に早食いの
秘訣を聞く。学者に唐芥子の辛さの単位を聞く。
そして油で口の中を覆ってしまうと辛みを感じないということを
学んだ。準備を整えた彼はコンテストでお見事第2位となったと
いう、こんなテレビ番組だ。
テレビに出るシェフだから料理人というよりタレントの要素が強い。
あれだけの辛さを味わった後でも笑顔を絶やさない。

俺の経験から判断してあの番組はやらせだと思う。
3日間にどのような訓練をしたのだ?
唐辛子の辛さに慣れるには時間がかかる。
とても三日で慣れるものではない。
本当に訓練をしているのなら一日に最低15本の激辛唐芥子を
食ったはずだ。唐芥子を食べている光景があったが、顔も赤く
ならず、汗もでていない。
その辺りから俺は怪しいと感じていた。
比較的辛さが穏やかな日本の唐芥子を10本食べても唐辛子に
慣れていない人は下痢をする。いきなり激辛の唐芥子を10本も
食べたなら間違いなく下痢をする。
それも3日も訓練を続けるのだ。そんなことをしたら腹痛は伴わ
ないが、かなり酷い下痢になるはずだ。

ヌチャナートは俺の数倍も唐芥子を消費し、子供の頃から辛い
ものを食べ続けてきた。辛さに対する耐性が十分にできている
と思う。そのヌチャナートが辛いといわれるハバネロという唐芥子
を数個使ってソムタムを作って食べたら下痢をした。
「あの唐芥子はダメよ!」
それ以来ハバネロを使おうとしない。

コンテストに使った唐芥子はハバネロと同等かそれ以上に辛い
唐芥子だ。普通の人がいきなりそんな唐芥子を10本も食べる
ことはできない。

あの番組を見て本当にシェフが10本も激辛唐芥子を食べたと
俺には思えない。
娯楽番組だから楽しめればいいのだ。
「あれはやらせだ!」とかあんまり真実を追及する必要はないな。

クチコミblogランキング TREview

2008・6・17

| | コメント (0) | トラックバック (0)

取立ての鮪

元気の良い年寄りが鮪の刺身を売っていた。
30センチほどの鮪の柵が980円だ。
「安いよ、ヤスイヨー!」と年寄りが大声をあげる。
こんな安い鮪はインド洋などから冷凍で運ばれてきたものに
決まっている。買う気はなかったが、鮪を見ていた。
年寄りが更に熱をあげて、買い物客に声をかけていた。
「取立てだよ!取立てのマグロだよ!」
おいおい、ジイ様ちょっと待ってくれ。
このマグロはインド洋から来たのだろう?
マグロを丸ごと一本冷凍にするのに一日はかかる。
空輸だとしても、飛行時間は6時間はかかる。
通関とか国内外の陸路輸送に一日はかかる。それを
取り立てのマグロというのはちょっと言い過ぎじゃないの?
「えっ!?取立て?!」
「そうだよ!」ジイ様は胸をはって答えた。
「何処で取れたんだよ?」
「さっき、三時に入ってきたんだ。それを俺がさばいてここに
並べて売っているんだ。だから取立てだよ!」
「・・・・・???」
そんなおかしな取立ての定義を初めて聞いた。
取立ての魚と言えば、海からあがってすぐ売りにだす魚だと
誰しも思う。
入荷して直ぐに販売するから取立てと言えるのか?
ジイ様の威勢のよい掛け声でマグロは次々に売れていた。
商売繁盛でよかったね、ジイ様。なんとなく面白いひと時でした。

クチコミblogランキング TREview

2008/6/20

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月18日 (水)

ヤムプー、タイ風蟹サラダ

P1050557pct13

ダイソーに渡り蟹の缶詰があった。タイ製品だった。
タイの物だから買ってみた。
しかし小さな缶だ。50数グラムしか入っていない。
別の店ではインドネシア産の120グラム入渡り蟹缶詰がやはり
100円前後で売っている。
最近のダイソーの商品は高くなったと感じた。
昔は100円だった商品なのに、今は300円になっている商品も
ある。ダイソーの商品や値段について語る場所じゃない。

食い物を話題にしなくてはいけない。
タイの渡り蟹の缶詰を空け、味見をした。
あんまりうまい缶詰じゃない。ヌチャナートも美味しくないと言っ
ている。これはインドネシアの缶詰の勝ちだと俺は思った。

「これをどうやって食べたいの?」
「サラダがいいな」
ヌチャナートはワタリガニの味見をしながら考えて作っていた。
「ちょっと味みて?すっぱくない?」
「いや大丈夫だ」
酸味はちょうどよかった。
タマネギ、タイの紫色をした小さなタマネギが使ってある。
タマネギや紫タマネギは西洋のサラダでも使うからそれほど
珍しくない。ミントの葉を使うことでタイ料理の風格がでてきた。
こうやって味付けすると、不味いと思ったワタリガニも美味く
なった。素材缶詰はアイデアで美味しく変身すると実感した。

クチコミblogランキング TREview

2008/6/18

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ガイピン、タイの焼鳥

P1050545pct13

また何時もの台詞が始まった。何でもいいから食える物を
作ってくれ。文句を言わないでそれを食べるからさー。
「今晩、なにを食べたい?」
ああ、面倒だ。
「何でもいいよ」
「鶏?豚も牛もあるわよ。何にする?」
面倒だから鶏にした。
「鶏をどうやって食べたいの?煮る?焼く?」
ヤケクソ?で焼くを選んだ。
鶏を焼いて出してくれた。
食べやすいように一口大に切ってある。
日本人なら、狐色に焼けた皮を上にして大きいままだす。
ああ、やっぱりこんな所に食習慣の差がでるのだ。
ため息に似たようなものがでる。
食文化の差はなかなか修正がきかない。

焼とりを唐辛子ソースをつけて食べる。
食事の量を抑えなくてはいけないのに、唐辛子の辛味があると
食が進んでしまう。

クチコミblogランキング TREview

2008/6/17

| | コメント (0) | トラックバック (0)

カタクチイワシの一夜漬け

スーパーで主婦が生のカタクチイワシを籠に入れていた。
それを見た時、俺は目刺を思い出した。
思い出すと食いたくなる。いつもタイ料理ばかりなので、
「目刺を食いたーい!辛くない飯を食いたーい!」
と突然思って
しまった。
「ヌチャナート、この店に小さな鰯があるようだ。鰯が食い
たくなった」
そうしたら、ヌチャナートがカタクチイワシの売り場を見つけて
くれた。嬉しかった。

いつか漁師が目刺を作っているのをみたことを思い出した。
浜から上がったばかりの鰯に塩を振って干す。
「この鰯を食ったなら、さぞかし美味いだろうな」
仕事の途中だから漁師の目刺を買えなかった。

漁師の目刺を思い出しながら、カタクチイワシの干物を作るつも
りだった。ヌチャナートは干物作りに反対し、鍋に鰯を入れて
塩漬けにしちゃった。俺はこの鰯を長期間保存してプラケムに
するのだと思っていた。そうしたら、一晩塩漬けにしただけで、
焼いて食べることになった。
期待していたのとは違った料理になり、ちょっとがっかりしたの
だが、食べてみるといい味になっている。
ワタが苦い。ほろ苦い鰯のワタをヌチャナートは
「苦くて美味しい」と言っている。
魚の好きな人は皆なワタの苦味を賞味する。
俺は魚は余り好まないから、ワタの苦味を美味いとは思わない。
時には秋刀魚のワタの苦味を美味いと思う時がある。
「この苦味を魚好きな人は美味いと思うのだな」その時は魚好き
な人の好みを理解できる。

ちょっと苦味のある一夜漬けのカタクチイワシを美味いと思って
食べていた。目刺つまり和食を食いたいと思って買ったカタクチ
イワシだが、唐辛子入りのナンプラにつけて食べている。
辛くないものを食おうと思っていたのに、唐辛子がないと物足り
ないと感じてしまう。
複雑な気持ちでカタクチイワシの一夜漬けを食べていた。

P1050546pct13

クチコミblogランキング TREview

2008/6/18

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月16日 (月)

軍鶏とバナナ

軍の鶏つまり「軍鶏」と書いてシャモと読ませている。
グンケイと読むのなら分かるが、どう見てもシャモとは読めない。
もともとこの鶏はタイから来た闘鶏用の鶏だ。
闘鶏に使う鶏だから、軍鶏というのはなんとなくわかる。
でもなんでシャモなのかと言うと、タイの昔の名前シャムから
きている。シャムから来た闘鶏用の鶏だから軍鶏と書いて
シャモと読むようになった。

軍鶏の肉を買ってきた。ヌチャナートは軍鶏が大好きだ。
「日本ではこの鶏がタイから来たから、この鶏のことをシャモと
言っている。タイの昔の名前はシャムだろう。シャムが変化して
シャモになったんだ。」
「アハハハ・・・。そうなの?」
タイでもブロイラーのような肉とシャモの肉を売っている。
軍鶏のことをタイ人はなんて呼んでいるのか気になった。
シャモなんて呼ぶわけがない。

「タイではこの鶏のことをなんて呼ぶんだい?」
「固い鶏と呼んでいるわ」
「えっ!?」
たしかにシャモの肉は硬い。噛み切れないほど固い肉だ。
固い鶏だなんて味も素っ気もない呼び方をしている。
もう少し優雅な名前「誉れ鶏」とか「チャンピオン鶏」とかがある
と思った。なんだかがっかりした。

P1050526pct13

この軍鶏肉をバナナの蕾とシチュウにした。
バナナの蕾は缶詰だ。新鮮なものだと渋みがある。
日本ではなかなか新鮮なバナナの蕾が手に入らないので缶詰
で諦めるしかない。いろいろな香草の香りが立ち上がり、ひとつ
のハーモニーが出来上がる。そのうちに唐辛子の辛味が効い
て来る。これも楽しい料理だ。

クチコミblogランキング TREview

2008/6/15

| | コメント (0) | トラックバック (0)

今日の「食べ物と健康」広告6168

今日は沢山の広告を見つけた。
最近、朝バナナがよいという広告が目に付くな。
昔の紅茶キノコのように尻つぼみにこれもなるのかなあ?
カスピ海ヨーグルトなんてものもまだ流行っているのかな?
あれも種菌を譲り受けているうちに変異した菌が流通して
いるのではないかな?
俺はそんな心配をしている。
雑菌が増殖して食中毒なんてこともありうるな。

それはそれとして、今日、目に付いた広告を紹介しよう。

「健康365」誌 2008年8月号 ㈱エイチアンドアイ

世界の科学雑誌「ネイチャー」にも免疫力が高まると発表! 
「ハナビラタケ強化食」
この広告の中に生ハナビラタケ大プレゼントとあった。
多分、この雑誌を買って応募すると貰えるのでしょう。

白内障を進行性、糖尿病性でも改善と話題!
視力若返りの特効薬「アワビエキス」
「アワビエキス」がなにかに効くという広告は以前にもあった
気がする。

高い血圧も血糖値もいっしょに下がる! 
有効成分が根の2倍「日本山ニンジンの葉」

「壮快」誌2008年8月号 マイヘルス社/マキノ出版
朝バナナで22キロ、20キロ19キロ楽(丸囲み文字)やせた!
22センチ19センチウエスト大縮小!
胸も大きくなった人大続出
バナナ便がドッサリ!
メタボ腹がスッキリ!
ダイエットの金メダル

朝バナナが効くという広告は少なくとも3回は見た。

メタボ解消の切り札!<酢タマネギ>で血糖値、血圧が正常化、
13キロ10キロやせ16センチ10センチ腹囲大縮小

「わかさ」誌 わかさ出版
ガン・ボケ・脳梗塞から高血糖・アトピーまで軽快!
緑茶のあっと驚くすごい新薬効続々と発見
●新型の改良緑茶で高い血圧も血糖値も正常になった!
アトピー肌もスベスベ!

こうやって広告を並べると、文の終わりは「。」ではなくて「!」に
なっているのに気づくでしょう。

いったい、どんな食べ物が健康によいのでしょうね?
広告頻度が高い物が健康によいとは思えない。
何を食っても健康によいような気持ちになる。
個体差があるから、タマネギがいいとかリンゴがいいと決め付
けるのは無理だな。
広告を見ているうちに何かが見えてくると思うが、まだ俺には
何も見えない。

クチコミblogランキング TREview

2008/6/16

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月15日 (日)

トムウドン、タイ風肉饂飩

P1050516pct13

今まで寝ていたヌチャナートが起きて言った。
「ねぇー、サミイ!お腹すかない?」
「うーん、そうだな」
「何にする?」
「うーん・・・・」
「カオツム?」
「・・・・」
「トムウドン?」これはタイ語と日本語の混合語だから、こんな
言葉はタイにもない。
ウチだけで通じる単語で、要するに汁うどんだ。
「和風?それともタイ風かい?」
「タイ風にするわ」
出来てきたものが、これだ。
唐辛子が乗っている。スープにはニンニクが入っている。
これだけでタイ風だ。ウチのトムウドンはタイ風の肉饂飩と思え
ばいい。
「お酢をいれて、かきまわしてから食べてね」
スープの熱さと唐辛子の辛みで汗がでる。
「あら、バイフアラパーを入れるのを忘れちゃった」
これだけでも十分に美味しい。
ちょっと酸味のあるスープもいいもんだ。
タイにもない、日本にもないのがウチのトムウドンだ。
ちょっと楽しい味だ。<p></p><p></p>

クチコミblogランキング TREview

2008/6/14

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月14日 (土)

ゲンウンセン、春雨シチュウ

P1050497pct13

朝から臼で香辛料をトントンと叩き潰している。
タイなら何処の家でもやっているから近所迷惑ではない。
「ゴハンですよー!」という合図みたいなものだ。
この音をタイでうるさいと言ったなら、近所の鼻つまみ者に
なってしまう。
これをやらないとタイ料理の美味さを作れない。
音はまあしかたがないと、諦めて貰おう。
この後にタイ料理の臭いがする。
音は遠くまで響かないが、臭いは風に乗ってトンでもない所まで飛んで行く。
「くさいね!またあの家だ!」なんて言われているだろう。
日本人には解らないが、味噌汁の臭いはくさいもんだよ。
欧米人の中には味噌汁の臭いを嫌う人が多い。
離婚の原因が味噌汁だったなんて笑えない現実がある。
味噌汁の臭いをタイ人はどう思うかわからない。
俺の前だからタイ人は「くさくない」と言う。
影では「日本人はあんなくさい物をよく食うね」なんていっている
かもしれない。タイ人にとって「美味しそうな臭い」も日本人には
「くさい物」になってしまう。俺はそのくさい料理を食べる。
適度に辛みがある春雨シチュウを食べる。
俺には適度な辛みだが、日本人には激辛かもしれない。
肉や野菜はスプーンですくって食べる。
春雨をスプーンですくおうと思っても無理だ。
箸で春雨を取って、ご飯の上に春雨をのせる。
春雨が吸い込んだスープがご飯に移る。
春雨とご飯を一緒に食べる。
春雨がプツッと切れる感触と、スープを吸って柔らかになった
ご飯の感触が一緒になる。香草の香りが口中に広がる。
こういう時は黙って食べている。
何か喋ると旨味が逃げて行ってしまう気がするからだ。
はたから見ると夢中で食べているように見える。
ヌチャナートも「どう?美味しい?」なんて話しかけない。
俺が食べる姿を見て「満足している」と理解したのだろう。

クチコミblogランキング TREview

2008/6/13

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ネズミの糞、プリッキーヌー

P1050509pct13

ネズミの糞と言う変な名前の唐辛子がタイにある。
この唐辛子はタイ人でも辛いと言う。
辛いから食わないのかと言うと、とんでもない。
その反対だ。タイ人はこの唐辛子が大好きだ。
この辛さと香りがタイ人の好みに合っている。
ソーセージなどの横に必ずネズミの糞がついてくる。

新鮮なプリッキヌーが入荷していた。
ヌチャナートは大喜びでプリッキヌーを買った。
「あら、いっぱいあるわね」
いつもより多めに入っていたようだ。
「半分は冷凍にしておこうか?」
俺は気をきかしたつもりで聞いた。
「冷凍にすると美味しくないわ。冷蔵で大丈夫よ」
「・・・・・」
冷凍なら長持ちするが、冷蔵ではすぐに傷んでしまう。
俺の顔色をヌチャナートは読んだ。
「大丈夫よ。全部 食べちゃうわよ」
「何日で?」
「一週間でなくなるわよ」
これはプリッキヌーだけの話だ。
この他に、乾燥や冷凍の唐辛子がある。
どのくらい、タイ人が唐辛子を消費するか想像がつくでしょう。

大きな袋に入った乾燥唐辛子を売っているのを初めて見た時、
俺は驚いたより飽きれてしまった。乾燥唐辛子をキロ単位で買
う。日本で売っているような小袋だったなら毎日あるいは、
大家族なら毎食 唐辛子を買わなくてはいけない。
普通の家庭ならキロ単位で買ってきてちょうどいいのだ。

そういえば、先日 辛い唐辛子に当たった。
口の中が痛いような感覚だ。英米人はこの感覚を熱いと感じる。
水を飲んで痛みを鎮める。
昔は食事のたびにこの痛みを感じていた。
なんだか懐かしい感覚を感じた。

クチコミblogランキング TREview

2008/6/14

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月13日 (金)

蛙の料理法

蛙はタイ人の好みだ。彼等は蛙をシチュウにする。
このシチュウは美味しい。蛙の姿を見なければ「美味しい」と
言って食べてしまう。
俺も蛙の姿を見るまでは「美味しい」と思いながらシチュウを
食べていた。あの姿を見たらもう食欲が失せてしまった。

火山と地震を題材にした洋画をテレビでやっていた。
その中でこんなことを言っていた。
「蛙をお湯の中に入れると、蛙は飛び出す。普通の水に蛙を
入れて火にかけると、蛙は飛び出すことなく死んでしまう」
本当かな?俺は疑った。

ピョンピョン跳ね回る生きたままの蛙をタイの市場では売って
いる。注文すると蛙の大きさにもよるが、数匹から10匹くらいの
蛙の足をゴム紐などで結んでくれる。

R0019046pct20

食用にするのは生きたままの蛙だ。
死んだ蛙は使わない。
日本人には残酷に思えるが生きたままの蛙を調理しないと危険
だ。生きている蛙は腐っていないから安全に食べられる。
微生物とか細菌の知識がなかった昔からこのようにしている。
昔の人の知恵に敬服する。

テレビ映画のせりふを聞いて俺はヌチャナートに質問した。
「蛙のシチュウを作る時、蛙をお湯に入れるのか?水から蛙を
茹でるのか?」
「お湯に入れるわ」
俺はテレビの話をした。
「お湯にいれたなら蛙が飛び出すだろう?」
「蓋をするから大丈夫よ!」
ヌチャナートは「馬鹿なことを聞く?!」というような顔で俺を
見ていた。

クチコミblogランキング TREview

2008/6/12

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月11日 (水)

朝バナナと健康6118

食と健康の関係を探っている。
探るなんていうと学者のように研究・調査をしているように聞こ
える。実はそんなだいそれたことはしていない。
新聞などで目に付いた広告から、何を食ったら、体にいいか
見ているだけだ。昔から食べ物の名前を冠につけた
「なんとか(食べ物の名)健康法」というのが流行っている。
食べ物の名前は椎茸・海藻・果物・野菜といろいろある。
こんな広告を見ていると、何を食っても健康につながるような
感じがする。今日、目に付いた広告はこんなものだ。
俺はこれをだしたマキノ出版の回し者でも恨みを持つ者では
ない。広告を見ているだけで、内容を見ていないから、内容に
ついてとやかく言えない。
食い物と健康の関係を広告のなかから探っているだけだ。

=====ここからが広告=======

11万部突破!テレビで大評判!
ブックサービスで第1位!(5/21~5/27)
史上最楽!
朝バナナダイエット
バナナ便ドッサリ!
腹周り22㌢19㌢減!
医師夫婦は35㌔やせた!
薬剤師夫婦は20㌔やせた
2大付録
胸が大きくなり、肌ツルツル!
小顔、小尻、細腕、細足に変身!
昼と夜は好きなだけ食べていい!
お菓子もお酒もOK!
マキノ出版

=====ここで広告は終わり=======

朝食に果物を食べるのはよいらしいな。
英語の諺に「朝のリンゴは医者要らず」というようなのがあるな。
安いバナナを食べるという庶民的アイデアはいい。
日本では高価な果物 マンゴスチン健康法なんて言われたら
貧乏人には不向きな健康法だ。
医師夫婦、薬剤師夫婦が痩せたというので笑っちゃう。
隣の夫婦、お向かいの夫婦ではいけないのか?
医者・薬剤師でなくてもいいのだが、隣や向かいの夫婦じゃ宣伝
効果が薄い。やっぱり権威付けが必要だ。
医者・薬剤師と言われると効き目があるような気がしちゃうから
不思議だ。

クチコミblogランキング TREview

2008/6/11

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月 9日 (月)

鶏と胡瓜の炒め物

P1050484pct13

日本では胡瓜は生で食ったり、漬物にして食う。
肌がぶつぶつで触ると痛いような新鮮な胡瓜に塩をつけて食べ
ると美味い。味噌をつけても美味いなぁー。
唐辛子を加えた味噌で食うのもいいな。
胡瓜の糠漬けや塩漬けも好きだな。
こんな胡瓜を温かいご飯と一緒に食べると幸せな気分になる。
冷酒のつまみにも胡瓜はいい。

タイにも胡瓜がある。タイの胡瓜は日本のものと比べると小さく
てしゃきしゃき感がないが、日本のものより甘い。
この胡瓜も美味い。カオパットなどに胡瓜の薄切りが必ず
ついてくる。辛い物の後に、甘い胡瓜を食べると美味さが倍増
する。

ヌチャナートは胡瓜を鶏肉、トマトなどと一緒に炒めた。
こんなこと日本人はやらない。なんの疑問も感じないように、
ごくごく自然にヌチャナートは胡瓜を炒める。
胡瓜を炒めると柔らかになる。胡瓜の身上はしゃきしゃき感と
思い込んでいる人にはこの柔らかさは意外な食感だ。
食ってみると柔らかな胡瓜というのも美味いもんだよ。
牡蠣油の味ともあっている。
ニンニクを炒めて香りを作る。
これを作っている時のにおいは強烈だが、食う段階になるとその
においはない。生の唐辛子を加えて食べる。

ついつい食いすぎてしまうから、これはダイエット中の人には
お勧めできない料理だ。

クチコミblogランキング TREview

2008/6/9

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月 8日 (日)

パパイヤの芽が出た

P1050479pct13

俺が子供の頃はパパイヤなんて名前は知っていても、それが
どんな物か知らなかった。
今ではパパイヤは安いし何処でも買える。
「名前を聞いたことがある」「美味しいと聞いていた」パパイヤの
味を想像する。人間と言うのは面白い物で、想像上の味は
とてつもなく美味で、この世を忘れるような味を想像する。
パパイヤを初めて食ったら、想像していた味とはまるで違う。
「なんだこの味!こりゃぁー、ぼけた柿の味じゃないか!」
がっかりしたことを覚えている。

ベランダの鉢に新しい芽がでている。
雑草の芽だろうと思っていた。
「サミイ、見てよ!パパイヤの芽が出ているわ!」
俺が雑草の芽だと思ったのは、パパイヤの芽だった。
「この間のパパイヤの種を植えておいたのよ」
記録を見ると、ヌチャナートが言う「この間」は昨年の11月
だった。パパイヤを食べて、数珠球のような種をヌチャナートは
鉢に植えたというより、鉢にばら撒いた。
いつの間にか種が土の中に隠れた。
パパイヤの種を蒔いたことも忘れていた。
その芽がでてきたというわけだ。
冬ではだめだが、暖かくなったので季節が合ったのだろう。
地球温暖化でウチも亜熱帯になったのか???
これから暑くなるともっと伸びるだろう。
「大木になるのだろう?」
こんな場所で背丈以上の木を育てられない。
どうする気なのだろう??
「大きくならないわよ」
「・・・?????」
多分、葉や芽が出てくると摘んで食べてしまうのだろう。
パパイヤの実がなると面白い。
青い実をとってソムタムにして食べるのだろうな。
無理だ!絶対に無理だ!自家製のパパイヤでソムタムを作る
なんて無理だ!

クチコミblogランキング TREview

2008/6/8

| | コメント (0) | トラックバック (0)

タイ風ハンバーグ

P1050476pct13

いつもいつもヌチャナートの料理を食っている。
タイ料理を食い続けているうちに、何かこれを新しい物に作り
変えたくなった。
「ヌチャナート、これを挽肉と混ぜて、ハンバーグのような形に
して焼いてくれよ」
「バーカみたい!」
俺のアイデアをヌチャナートは笑った。
でも俺が頼むものだから、俺の言うように料理を作り始めた。
「こんなものでいいの?」半分、いや半分以上俺をバカにして
いる。
「うん、そうだ。これでいい。これを焼いてくれよ。」
「美味しいはずないわよ」
というような態度で俺が考えるハンバーグを焼き始めた。
「できたわよ」
俺は味見をした。想像したような味になっている。
「おっ!これは美味い!ヌーも食べてごらん!」
いやいやながらヌチャナートは味見をして驚いた。
「あら!美味しいわね」
俺のアイデアで作ったタイ料理はヌチャナートにも好評だった。
「辛すぎた?」
「いや、丁度いいよ」
新しい料理にヌチャナートは満足げだった。

クチコミblogランキング TREview

2008/6/8

| | コメント (0) | トラックバック (0)

マンゴー作り

6088mangopct13

今朝の読売新聞に一枚の写真があった。宮崎県のマンゴー作り
農家の写真だ。
マンゴーを網袋に入れて天井から吊るしている。
熟したマンゴーが落下するのを防ぐ工夫だ。
また、収穫しやすいように木も人の背丈ほどに調整されている。
これが日本の農業技術だ。日本人はこんな所にも知恵を使う。
素晴らしい技術をみたと感激した。

マンゴーは高い木に生長する。
未熟の青いマンゴーをタイ人は好んで食べる。
屋根よりも高いところになるマンゴーを取るために、タイ人は
長い竿の先に野球のミットのような物をつけた道具を使う。
ミットの中にマンゴーを入れて引っ張ったり、捻ってマンゴーをとる。

R0019452pct20

人跡未踏と言うほどではないが、タイの田舎のそのまた田舎の
家に行った。近くの小さな町にでるには朝夕に一度しかない乗り
合いトラックに揺られて小一時間かかる。
道路は舗装されていない。
こんな田舎の家で食事をしていると時折、頭の上で大きな音
がする。
「なんだこの音は?」俺は驚き、緊張した。
「アハハハ・・・・、マンゴーよ」家人は笑っていた。
熟したマンゴーが屋根に落ちる音だった。そんな経験を新聞の
写真を見て思い出していた。
屋根に実を落とすこのマンゴーの木も誰かが植えたか、自然に
育った物だろう。何処にでもあり、何時でも目にするので、
「マンゴーとはこういうものだ」と固定観念がタイ人には出来上
がっている。誰もこれを改良しようとはしない。

頭は柔らかにして、固定観念を持ってはいけないと分かっては
いるが、なかなか固定観念から脱却できないのが人間だ。
この写真を見て、柔らかな頭の大切さを改めて感じた。

クチコミblogランキング TREview

2008/6/8

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月 7日 (土)

元寇とベトナム

ベトナムのことをヌチャナートと話していた。
現在はカタカナ表記の国名は現地の発音に近くなっている。
ちょっと前までは日本で通用する国名・地名は現地では通用し
なかった。特に中国・朝鮮の地名は顕著だ。
例えば韓国のソウルは「京城」と書いて「ケイジョウ」と呼んで
いた。ベトナムのハノイも「河内」と書いた。中国語の知識が
なかったので「河内」と書いてどうしてハノイと読ませるのかわか
らなかった。「河内」は「カワチ」と読むのじゃないのかと素朴な
疑問を持っていた。現在のホーチミン市も漢字だったがどのよう
に書いたか覚えていない。
「ベトナム」のことを正式にはプラテートベトナムとタイ語ではいう。
プラテートは国と言う意味だから通常は省略してベトナムとだけ
言う。話をしているうちに、ヌチャナートが変な単語を口にした。
「えっ・・・?」
「ユアンよ」
それを聞いて俺は驚いた。
元寇はベトナムにまで侵略の手をのばした史実がある。
「元」を中国語、蒙古語、英語ではユアンと言っているのを思い
出した。
「ユアンはベトナムのことかい?」
「そうよ」
俺の知識では元寇はタイには来なかった。
タイ人はベトナムの人々を元の人と勘違いしていた。
そのため、タイ人はベトナム人を「ユアン」と言ったのではないか
と推定した。元寇の影響が現代にまで引きずっているのを知り、
驚いた。
日本でも元寇の影響を受けた九州地方では蒙古語が方言とし
て残っているのではないか?弓・矢・刀などの武具や刃物の名前、
船とか風などに蒙古語が伝わっているのではないか?
そんな気がしていた。

そうしたら子供の頃、風呂上りに裸で部屋を駆け回っていたら
祖母に「そんな事をしたら蒙古が来るよ!」と怒られたと知人が
教えてくれた。
約800年前に起きた元寇の襲来は当時の日本人には地球消滅
のような衝撃だったのだろう。
蒙古や高句麗の兵による殺戮を目撃した北九州の人々は、蒙古
や高句麗がどんなに恐ろしいか伝えた。
それが日本人が存在を信じる鬼と重なり、蒙古や高句麗を鬼と
考えるようになった。蒙古・高句麗が「むくりこくり長崎県壱岐」
とか「モッコ青森県」と訛った。壱岐では原音に近いけど、青森
に来るとだいぶ音が変化しているのが面白い。

ベトナムのハノイからタイのコンケーンまでの距離は長崎県壱岐
から青森までの距離に等しいのではないか?
タイ人がユアンと言うのと、青森県人がモッコというのは何処か
共通したものを感じる。
青森では蒙古人は恐ろしい存在、鬼と考えた。
タイ人も蒙古人・ベトナム人を恐ろしい鬼のような存在と考えて
いるのだろうか?
多分、そんなことはないと思う。
タイには多くのベトナム人が住んでいる。
ベトナム戦争の影響もあるだろう。
タイ人はベトナム人を見てベトナムの料理を食べている。
「ユアン」という言葉はタイに残っているが、「ユアン」がタイに
いる鬼・お化けを意味する「ピー」とは結びついていないと思う。

TREview
■トラックバックURL
http://tb.treview.jp/TV/tb.cgi/23001002/0/945/a4KPdnAJ/1215508296

素晴らしい すごい とても良い 良い

2008/6/5

| | コメント (0) | トラックバック (0)

芽の出ちまったニンニクを

P1050469pct13

ウチの料理はタイ料理が主体というより、ほぼ完全にタイ料理
だから唐辛子とニンニクを大量に使う。
買った時のニンニクは白い玉のような形をしている。
その玉を割ると半月状の粒が中からでてくる。
半月状の粒を薄切にしたり、潰して食べる。
なにしろ買う量が多いから、食べきらないうちに半月状の粒から
青い芽がでてきてしまうことがある。
台所に放置したままなのに、新しい命の息吹がでている。
ニンニクの生命力の強靭さに驚く。
この芽を食べても毒ではない。芽が出てしまったニンニクの粒を
鉢に植えておく。水さえ、適当にかけていれば、手入れをしなく
ても芽は元気に育つ。
芽はぐんぐん伸びて葱のような葉をつける。
アブラムシのような害虫もつかない。
青々とした葉を切って、料理に使う。
葉が伸びてくると食われてしまうので、ニンニクは大きくなれない。
食われても食われてもニンニクは地下で成長を続け、新しい葉
を出す。元気に葉を伸ばしていたニンニクの勢いが止まった。
収穫時期が来たらしい。
ヌチャナートがニンニクを掘り起こした。
地下から小さな丸い玉が幾つも出てきた。
植えた時は半月状だった粒も時が経つにつれて丸い玉になって
いる。これを乾燥させると、またニンニクとして料理に使える。

青い芽が出たニンニクを鉢に植えておくと、成長を目で見て楽し
める。地表に芽が出たと思うと、ぐんぐんと大きくなるから面白い。
元気を貰っちゃうような気がする。葉がでると食べられる。
時が流れると、収穫時期になり、新たなニンニクが出来上がっている。

クチコミblogランキング TREview

2008/6/7

| | コメント (0) | トラックバック (0)

バンジュウ、番重と山田長政

「バンジュウ」なんて言われても知らない人が多いだろう。
食品を入れる底の浅い容器のことだ。
材質は木・アルミ・ステンレス・プラスチックといろいろある。
和菓子などを綺麗に並べる、塗り物のものもある。
漢字で書くと「番重」となる。
「番」も「重」も器や食品とは関係のない漢字だ。
「番重」は完全な日本語になっている。
このように意味不明の漢字を使う単語は大抵は大昔に日本に
入って来た外来語だ。例えば金襴緞子の花嫁さんが着る「緞子」
はシリアの都市ダマスカスが訛ったものだ。
「番重」も外来語に違いない。

タイ語の辞書を開いていた。「container」つまり容器・入れ物の
ことをタイ語では何と言うのか調べた。
持っていた小さな辞書には「container」はなかったが、
「contain」つまり、「入れる」という動詞なら載っていた。
「入れる」という単語はタイ語では「バンジュウ」と言うと分
かった。
「バンジュウ=入れる・・・・・??」
何処かで聞いたことがある発音だ。
「バンジュウ、バンジュウ、バンジュウ、・・・・」
と口の中で繰り返していたら、「番重」と発音が似ていることに
気づいた。日本語のバンジュウは食品を入れる容器だ。
もしかして、「番重」はタイ語から派生した言葉ではないだろうか?
アユタヤで活躍した山田長政と接触した日本人が日本にもた
らした言葉かもしれない。
こんな風に想像を膨らませていると、外国語の勉強も面白い。

クチコミblogランキング TREview

2008・6・7

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月 6日 (金)

ハラスの塩焼き

P1050461pct13

寒い所を住処にしているシャケはタイにいるわけない。
タイの高級スーパーに行けば、多分冷凍物とか塩干物のシャケ
があるだろう。庶民の市場にはシャケなんてない。
ヌチャナートは日本で初めてシャケを食べた。
シャケの赤い身を塩焼にしたり、塩漬けにして食べていた。
そのうちに、ハラスが美味いと言い出した。

脂が多くついているハラスはこってりとした美味さがある。
ハラスを塩焼きにして、ミントの葉で飾って出してきた。
魚料理の飾りにミントなんてタイ人の発想だ。
ヌチャナートは刺身や鮨の飾りに使う、大葉やバランの代わりに
ミントを使っただけかもしれない。
日本人の持つ美観に影響されてきたみたいだ。

それと唐辛子ソースもでてきた。
ハラスを唐辛子ソースにつけて食べる。
こうすると完全にタイの味になってしまう。
唐辛子の辛味とシャケの脂の味が合う。
ハラスを唐辛子ソースにつけてからご飯に乗せる。
ご飯にはシャケの脂と唐辛子ソースが移る。
シャケの脂とナンプラ・唐辛子の味がついた温かいご飯もいい
もんだよ。

クチコミblogランキング TREview

2008/6/5

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月 5日 (木)

ゲンカイマラ、苦瓜のシチュウ

P1050455pct13

「苦瓜のことを日本語でなんと言うの?」
「ニガウリだよ」
「えっ?・・・・」
「苦い瓜という意味だよ」
「ああ、そうなの。アハハハ・・・・・」
苦瓜を使ってシチュウを作ってくれた。
この苦瓜はそれほど苦くないと感じた。
「苦い?」
「ううーん、苦くないよ」
タイ人は苦味のある食べ物が好きだ。
胆汁のような苦味のあるものを加えて「美味しい」なんて言う。
俺達にはわざわざ不味くしていると感じる。
好みの文化差は面白い。
苦瓜を食べていると、時々苦い物にあたる。
今は苦瓜はあちこちで買えるが昔は苦瓜なんてなかった。
初めて苦瓜を食べた時「なんでこんな苦い物を食べるのだ!」
と驚いたことを思い出した。
俺にとって苦瓜は異質の食べ物だが、ヌチャナートにはごく
普通の野菜だ。苦瓜を使うヌチャナートの料理を食っているうち
に、苦瓜の美味さが分かってきた。

クチコミblogランキング TREview

2008/6/4

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月 4日 (水)

ヤムクラポンパ、魚の缶詰サラダ

今日のサラダは魚の缶詰をつかったものだ。
これが実に美味い。
魚ならなんでもいいのだが、今日の魚はシャケの中骨の缶詰だ。
俺は子供の頃からシャケの中骨が好きだった。
シャケ缶をあけると、中骨を食べた。身の部分より中骨の方が
好きだった。中骨だけを集めた缶詰が発売されたのは比較的
新しい。発売されてから30年はたたないと思う。
初めて市場で中骨の缶詰を見た時、
「こんなもんが売れるのか?」と疑問に思った。
中骨が大好きだという俺は異端だと思っていた。
それなのに、中骨の缶詰がいまだに売れている。
俺の他にも中骨の愛好者がいる証拠だ。

日本缶詰協会なんて団体がある。缶詰料理を普及させるため
に講習会を開催したり、アイデア料理の募集などをやっている。
そんな場所にだしてもいいような料理をヌチャナートは作る。
作り方なんて簡単だ。缶詰をあける。レモン汁をかける。
ニンニク、ニラ、生唐辛子、焙煎唐辛子をのせる。
たったそれだけだ。
唐辛子を焙煎するには気合と根性が必要だ。唐辛子の油分が
焦げて煙がもうもうと出る。その煙を吸うとくしゃみがでる。
そんなことにもめげずに唐辛子をかき混ぜる。
唐辛子全体が均一に焙煎されなくてはいけない。
焙煎した唐辛子を臼で叩き潰す。
タイ人でも唐辛子を焙煎する時は屋外でやる。
マンションなどでやる場合は、換気扇を回して、真冬でも扉を
あけてやらなくてはいけない。

このサラダは見た目もきれいに仕上がっている。
唐辛子の辛味がピリッとする。
辛味に慣れていない人が食べたら口の中が火事になるのは
間違いない。ニンニクの香りが食欲をそそる。
この料理を一度味見すると病みつきになる。
周囲の汁の上にぶつぶつ浮かんでいるのは唐辛子だ。
いかにも辛いタイ料理だという感じがするでしょ。

P1050452pct13

クチコミblogランキング TREview

2008/6/4

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月 2日 (月)

健康と食べ物の関係6029

何を食ったら体にいいか、本の広告から調べている。
「あれは何にいい」「これはナントカにいい」と書いた出版物が
多い。広告で統計をとり、食べ物と健康の因果関係を調べたら
どんな結果になるか楽しみにしている。
今日、目についた広告はこんなことが書いてあった。

わかさ出版 「夢21」誌2008年7月号

物忘れやボケの改善する人が続出!欧米では薬に使う 
イチョウ葉の驚くべき力

アルツハイマーを防ぐ秘訣は食事で 青魚 発芽玄米 乳酸菌
をとれ

体重は減っても体脂肪率が下がらないのは筋肉不足が原因で
解消の妙薬は粉末豆乳

クチコミblogランキング TREview

2008/6/2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

日本のインスタントラーメン

P1050437pct13

これはヌチャナートが作ったラーメンだ。
素材は日本のインスタントラーメンだ。
パクチーと真っ赤な唐辛子をいれないと、麺類のような気が
しないのだろう。こんなラーメンを出されたなら、日本人は
パクチーと唐辛子をさけて食べると思う。
「なんだこれ!?タイのラーメンじゃないか?!」
チャーシューを浮かべ、葱をのせるのが日本のラーメンだ。
「小さい時から体に染み付いた習慣を変えるのはいかに難し
いか」というのがこのラーメンのスタイルから分かる。

クチコミblogランキング TREview

2008.5/26

| | コメント (0) | トラックバック (0)

マーボ豆腐ヌー風

P1050446pct13

ヌチャナートがマーボ豆腐を作ると言い出した。
俺はよせばいいのにと冷ややかに見ている。
マーボ豆腐の素を買ってきて作れば簡単に作れるが、そんなも
のを買わない。
ヌチャナートが「これがマーボ豆腐だ」と思う味を作った。
挽肉を炒めて粉唐辛子をたっぷりいれて赤身をだした。
その他に生唐辛子も加えた。
エノキダケと豆腐を加えて完成だ。
豆腐を入れてかき混ぜたから豆腐が崩れている。
ヌチャナートは自分では食べない。俺だけに食わせる。
はっきり言って不味い!
日本で食べるカレーライスのスタイルでマーボ豆腐を出すのも}
気に入らない。自分でも味に自信がないから、俺が不味いと
言ってもヌチャナートは笑っている。
マーボ豆腐ヌチャナート風と言えばいい料理だった。

タイでも中華料理屋に行けば、マーボ豆腐はあると思う。
ヌチャナートはタイの中華料理屋でマーボ豆腐を食べたことが
ないのだろう。
タイ語でマーボ豆腐をナンと言うのか俺は知らない。
ヌチャナートはマーボ豆腐を「マボドー」とタイ語訛りで発音
する。俺の耳には「マグロー」と聞こえる。
「マーボ豆腐を食べる?」と聞いているのだが、俺には
「鮪を食べるか?」と聞こえる。

クチコミblogランキング TREview

2008/5/26

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月 1日 (日)

食用ガエルなら沢山ある

2008年5月31日付の読売新聞にサイクロンの被害で苦しむ
ミャンマーに関する小さな記事があった。
「これからは食用ガエルの季節になる。外国の援助がなくとも
ミャンマー国民は自活していける」とミャンマー軍事政権は発表
したという内容の記事だった。

この記事を読んで、「ミャンマー政府は国民に蛙を食べさせる
のか!酷い政府だ!」とミャンマー軍事政権を非難する人が
でるのではないかと思ったのと同時に、俺はミャンマー人も
タイ人と同じように蛙を食べるのだと知りふと笑ってしまった。

日本人は太平洋戦中、戦後の食糧難の時代は米を食えなかった。
芋などを食って飢えをしのいできた。
その当時の日本人は米だけが食品でその他の物は食品と考え
なかった。米の代わりに腹を満たせてくれる芋は代用食と
いわれた。その考えの延長でミャンマー政府は国民に蛙を代用
食として食わせるのだと考える人々がいると思う。
それはとんでもない誤解だ。ミャンマー人にとって蛙は大切な
食糧なのだ。しかも彼等の好みにあっている。

だが、俺は別の心配をしている。
食糧として蛙を捕まえることが出来るだろう。
蛙を刺身のように生で食うわけではない。
煮炊きするための燃料は十分にあるのだろうか?
調味料や野菜がなければ、蛙を食えない。
ミャンマー軍事政権は国民に十分な燃料と調味料などを供給
できるのだろうか?
余計な心配かもしれないが、俺にはそっちの方が気になった。

クチコミblogランキング TREview

2008/5/31

| | コメント (0) | トラックバック (0)

大食いも芸のうち

5318

俺達はよく「大食いも芸のうち」と言って笑う。
しかし、大食いをして金儲けをしている奴はいない。
食った分だけ自分の財布から金を払っている。

テレビの大食い番組によく出てくるギャル曽根という女は大食い
で芸能界にでてきた。
今回、講談社から「大食いHappy道」という本までだした。
ここまでくると「大食いも芸のうち」だ。

断っておくけど、俺は講談社の回し者じゃないよ。
講談社も俺に本の宣伝をしてくれと頼んできたわけじゃない。
「大食いも芸」だとこの広告を見て感じただけだ。

彼女が大食するのを見て、俺は余計なことを考える。
「本当に食った物を消化してウンチになってでているのだろう
か?」
「食った物がそのまま排泄されるのではないか?」
どうなんでしょうね????

食う量が半端じゃないから、出て行く量も半端じゃないはずだ。
トイレも3回ほど流さないとウンチが流れていかないのでは
ないか???
もしかしてトイレが詰まるのは日常茶飯事ではないの
か???

クチコミblogランキング TREview

2008/5/31

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2008年5月 | トップページ | 2008年7月 »