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2008年7月 7日 (月)

ラオスの子供と運動選手

人間の食習慣は保守的だ。
ラオスの川岸のオープンレストランで食事をしていた時のこと
だった。景色がよく見える場所で食事をしたいと誰しも思う。
店の中央のテーブルより、店の外側に近いテーブルを選んだ。
水牛を追いながらゆっくり歩く人を見たり、川の流れをみたりして
食事を楽しんだ。食事が終わりに近づいた。
沢山の子供が我々を遠巻きにしているのに気がついた。
日本人が珍しくて見ているのだろうと思っていた。
そんなことには慣れているので、気にもしなかった。

我々が席を立った。
そうすると子供達が一斉に我々がいたテーブルに駆け寄った。
我先に、残り物の食事を取り合っていた。
呆気にとられて彼等の様子を見た。
小さな子供は餅米を丸めて逃げるようにその場を立ち去った。
あの子にとってそれだけあれば十分に腹いっぱいになる量だ。
大きな子供は餅米を持って逃げ去る子供を「バッカみたい!」と
言う顔で見ていた。
そして彼は美味しそうな料理だけを選んで食べていた。
小さな子供は飢えを凌ぐものが欲しかった。大きな子供は余裕
があるから旨い物を欲しがった。
飢えに近い状態でも食は保守的なのを見て、俺は驚いた。

食べ放題の焼肉屋へ行った。
部活が終了した高校の運動選手がどやどやと入ってきた。
「こいつらが腹いっぱい食ったなら、店はたまらないな!」
俺は店に同情した。
見ていると、彼等は焼肉よりもラーメン、カレーと言ったすぐに
腹に溜まる物を食べていた。
「ああ、食った!」彼等は満足げに言った。
そこまでしか見ていなかったので、このあとどの位の焼肉を食べ
たのかわからない。既に腹に食べ物が入っているので、
それほど大量の焼肉は食べられないだろう。

飢えに苦しむラオスの子供と運動選手の共通点を俺は見た。
両者とも空腹を抑えるために、一番馴染みがあるものを選んで
食べることだ。
ラオスの小さな子供は餅米をいつも食べているので餅米を持って
行った。今の日本の家庭なら焼肉やBBQをやるけど、ラーメンを
食べる回数より少ない。
運動選手はラーメン・カレーは馴染みの食べ物なのでまず
それを食べた。

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素晴らしい すごい とても良い 良い

2008/7/7

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