« 2008年7月 | トップページ | 2008年9月 »

2008年8月31日 (日)

なんで大きい卵は高いの?

しばらく、バーミーナムを食べていなかった。
豚かつとかお茶漬けのような日本食を食いたくなることはない
のに、急にバーミーナムが食いたくなった。
ヌチャナートが作ってくれた。
「卵を入れる?」
「そうだね」
バーミーナムを食っている時、今日の卵は何時もの卵より大きい
のに気づいた。それから、大きい卵は小さい卵より値段が高い
ことを思い出した。多くの商品は大きい物は小さい物よりも高価
だ。テレビでも自動車でも大きい物は高い。
その市場原理を卵に当てはめれば、大きい卵は小さい卵よりも
高価なのは理解できる。

ヨードを含んだ特別な餌を与えて黄色い黄身をもつ卵を作ったと
いうのなら、その努力に対価を払うのは当然だ。
養鶏場は大きい卵を作るのに、どんな努力をしているのだ?
大きい卵なんて自然にできるのではないのか?
ひよこから成鶏になり熟女鶏になり廃鶏になる。
成鶏になり始めた頃の鶏の卵は小さい。
多分、熟女鶏になると卵は大きくなるのだろう。
大きな卵を産ませるには餌代が余分にかかるというわけだ。
航空券で言えば燃料代のサーチャージのように、大きい卵に
餌代のサーチャージがかかるから大きい卵は高いのか?
素人考えだがサーチャージが高すぎるような気がする。
養鶏には餌のほかにも衛生・伝染病管理が必要だから卵を大き
くするには金がかかるのかな?

養鶏場直系の卵屋で鶏が初めて産んだ卵を、縁起物の「初卵」
として高く売っていた。これはなんとなく理解できるし、微笑まし
く思う。

一つの殻に黄身が二個入っている卵に出会うことがある。
これも「子宝に恵まれる」と喜ぶ人がいる。子供を欲しがっている
人は高い金を出してもそんな卵を欲しがる。
その気持ちはわかるな。
黄身が二個入っている卵は、卵を産み始めた鶏が不慣れの
ため一つの殻に間違って二つの黄身を入れちゃったのだ。
いわば失敗作、駄作だ。
鶏にしては未熟者の失敗作だが、人間が傑作と評価している
ようなものだな。


TREview

2008/8/31

| | コメント (0) | トラックバック (0)

赤いカオパット

P1060330pct13

今日は昨日の残飯をカオパットにしてくれた。
出来上がったカオパットは何時もと違って赤い。
「あれっ!今日のカオパットは赤いね」
俺が子供の頃、デパートの食堂にあったオムライスのようだ。
「トマトをいれたのよ」
どうりで、ケチャップで味付けしたオムライスに似ているはずだ。
いつもは「卵が入らないカオパットはカオパットではない」と言って
いるのに、今日のカオパットには卵は入っていない。
タイ人が言う、アメリカ風カオパットなのかな?
それとも俺に気を使ってこんなカオパットを作ったのか?
俺はナンプラで味付けし、飯がパラパラしているカオパットが
好きだ。これはこれで美味しいのだが、飯がぐちゃっとしている
のが気に入らない。

炊きたての温かい白いご飯も美味しいが、こうやって炒めて食べ
てもご飯は美味しい。ヤッパリ、俺は日本人なのだ。
米の飯があると、「うまいな!」と感じてしまう。

2008/8/30


TREview

| | コメント (0) | トラックバック (0)

においを思い出す

何かが臭ってきた。
「なんだこのにおいは?何処かで嗅いだことのあるにおいだな?」
俺はこのにおいを知っている。絶対に知っているにおいだ。
「そのにおいが何か?」一生懸命に思い出そうとした。
「そうだ!タイで嗅いだことのあるにおいだ。」
タイのにおいだと分かったが、何のにおいだか思い出せない。
なんだっけなー?よく嗅ぐにおいなんだがな?
「あっ!そうだ!もち米を蒸している時のにおいだ!」
この傍にタイ料理店がある。そこでもち米を蒸しているのだ。
もち米を蒸すにおいはそれほど強いにおいではないので、
気づかない人もいるだろう。
気づいてもちょっと「なんのにおいかな?」と思うだけだろう。
タイ料理店から俺の居る場所まで30メートルほど離れている。
それでも風に乗って臭ってくる。何だか分からなかった臭いを
特定できたので、奇妙なことにほっとした。

国や場所によって特有な臭いがある。
日本中何処へ行っても醤油の臭いがするから、日本特有な
においは醤油のにおいだろうな。
俺はタイの場合、八角のにおいが特有なにおいだとしている。
ナンプラのにおいがタイのにおいだと反論する人もいるだろう。
確かにナンプラのにおいはタイの何処にでもあるにおいだ。
八角のにおいは軽くて遠くまで飛んで行くが、ナンプラのにおい
は重くて遠くまで飛ばない?或は、ナンプラのにおいは余りにも
普遍的なので、鼻がバカになってナンプラのにおいに反応しなく
なっている。ナンプラと違って八角はそれほど普遍的なにおい
ではないので、気づくのが早い。
町の何処かで八角を使った料理を売っている屋台があると、
そのにおいにすぐに気づくから、おれはタイのにおいは八角の
においとしている。

タイの東北のにおいは、このもち米を蒸すにおいかな?
ご飯時になるとあちこちからもち米を蒸すにおいがしてくる。

2008/8/30


TREview


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月30日 (土)

パパイヤと茸

P1060329pct13

ウチでパパイヤを育てている。パパイヤを食べた後の種を蒔い
たら生えてきたらしい。何処まで育つか分からないが、鉢植え
にした。園芸店で実のなったパパイヤが売られているのを見た
ので、ウチでもパパイヤを育てられると思った。
まだ暑いので、パパイヤは順調に育っている。
パパイヤの葉が大きくなり、背が高くなるのを楽しみながら
見ている。今日もパパイヤの鉢を見た。
いつもと違うのに気づいた。
パパイヤの鉢に小さな茸がでている。
写真では分かりにくいが、白い鉢の右側にある丸い白い物
が茸だ。公園や道端でよく見かける茸だ。
食べられるのかな?
熱帯の植物と日本の茸という組合せが面白いと思った。

2008/8/30


TREview

| | コメント (0) | トラックバック (0)

コカコーラの単純計算

昔コカコーラが日本に入ってきた時、排米運動のようなものが
起こったのかなぁー?日本のジュースメーカーなどが、コカコーラ
の実力を知っているので意図的にコカコーラを日本から押し出そ
うとしたのかもしれない。
コカコーラはそれに必死に反発した。
新聞に全面広告をだした。それも何回もだした。広告曰く
「コカコーラは日本で90%以上原料を調達しています」と言った
内容だったのを覚えている。
パーセントというのが数字の魔法なんだ。
価格を基礎に数字をだしているのか、重量を基礎に数字をだして
いるのかによってパーセントは当然変わってくる。
500mlのペットボトル入りのコーラを考えてみよう。
アメリカから運んでくるのはコーラの原液だけだ。
水までアメリカから運んでこない。水は日本で調達できる。
しかも美味しい水だ。日本で調達した水に砂糖や、コーラの原液
を加えた物がコカコーラだ。

自販機で売っているコカコーラの値段は場所によって違う。
俺が見かける場所ではペットボトル入りのコーラは150円で売ら
れていることが多い。同じくコカコーラから出されているミネラル
ウオータは120円だ。
単純計算でコカコーラ原液の値段は30円なんだ。

喉が渇くと今まではコーラを飲んでいた。
コーラは他の飲み物と違って、喉の渇きを忘れさせてくれる作用
があるからだ。最近は、糖分の取りすぎを恐れてミネラルウオー
ターを飲むことにしている。
そうするとコーラの原液の値段は30円なのだといつも思ってしまう。
コーラの他にも水に砂糖と香料を加えただけの○○レモンとか
○○シトロンと言う商品がある。それらの商品については原液
の値段は気にならないのが自分でも不思議だ。
この現象は昔の広告の影響なんだろうな。

2008/8/29


TREview

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ソムタムの辛さ

P1060325pct13

ちょっと前までは青いパパイヤは高かった。最近は輸入量が
増えたせいだろうか?それとも沖縄などで生産が増えたから
だろうか?青いパパイヤの値段が下がっている。
青いパパイヤを見つけると、ヌチャナートはすぐに買う。
大好きなソムタムを作るためだ。
女、とくにタイ東北部の女はソムタムが好きだ。

今日もパパイヤを買って来た。
「ソムタムを作るわ。食べる?」
また、あの腐った魚をいれるのだろうから、俺は遠慮した。
腐った魚と言うのは言葉が悪いが、俺達には腐ったとしか思え
ない代物だ。
「魚を入れるのだろう?」塩漬けの魚が入るのだと思った。
「入れないわ。」それでもなんとなく食欲が失せた。

ヌチャナートは自分だけのソムタムを作った。
俺に遠慮しないで唐辛子もふんだんに使ったソムタムを一人で
食べている。食べながらふーっとため息をつく。
「あーっ!辛くていいわぁー!」
いつもソムタムを作ると同じことを言う。
俺は食べていないから、どのくらい辛いのか分からないが想像
がつく。日本人にはこの辛さは痛さだ。
辛くて汗が噴出し、涙まででてくる。
ヌチャナートは辛さにため息をつくが、それでも食べ続けている。
タイ人が辛いというのだから、この辛さに日本人は耐えられない。

日本人が言う「ちょうどよい辛さ」は「ピリ辛なんとか」と言われる
程度の辛さだろう。俺ですら、日本で売られているキムチや
明太子を辛いと感じなくなっている。
そんな物を食べてもタイ人は全く辛味を感じないだろう。
タイ人にとって俺達がいう「ピリ辛」と同じような辛さとはどの程度
の辛さだろうか?俺達の激辛か超激辛なんだろうな。

2008/8/30


TREview

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月28日 (木)

雲南のタイ族料理

現在のタイ人のご先祖は中国の雲南省にいたタイ族と言われる
人々で、雲南から南下して現在のタイ周辺に定着したのが現

のタイ人だというのが定説になっている。
多くの人々が南下するなかで、雲南に留まった人々がいる。
南下しなかった人々は現在の中国で少数民族となり、タイ族と
言われている。

テレビで雲南省に住むタイ族の料理を紹介していた。
唐辛子を使った料理だった。
雲南のタイ族の料理はタイに住むタイ人の料理に似ているのに
気づいた。テレビだから味はわからないが、見た目では雲南の
タイ族の料理はウチで食べるタイ料理に似ていると思った。
雲南のタイ族も現在のタイ人も同じ民族だから唐辛子を大量に
使うのだとその時は思い何の疑問も感じなかった。

唐辛子をタイに伝えたのはアユタヤに交易に来たポルトガル人
で16世紀頃となっている。暑いアユタヤに唐辛子が入ると、人々
の嗜好にあい唐辛子を使った料理が急速に広がったと考えられる。

その一方、雲南にも陸路を通じて唐辛子が入った。
アユタヤから北上して入ったのか、西域から入ったか或は遠く離
れた海南島や香港から入ったのだろう。唐辛子が雲南のタイ族
に入ると、それがタイ族の嗜好にあってタイ族は大量の唐辛子を
使うようになった。

アユタヤで唐辛子が普及したのは気候のせいだという説明で
我々は納得する。しかし、アユタヤからはるかに北で年間の
平均気温が低い雲南で唐辛子が使われる理由は気候では
説明できない。

雲南のタイ族が唐辛子を持って南下したとも考えられる。
唐辛子が伝来した時期とタイ族が南下し始めた時期が一致
しないからこの説は駄目だ。

ほぼ同じ時期に唐辛子が雲南にもアユタヤにも伝わったと考え
られる。雲南のタイ族が唐辛子を多用する理由は、気候ではなく
遺伝的体質だろうか?彼等タイ族やタイ人は唐辛子を食べること
で何かを補っているとも考えられる。

タイ族が住む雲南の地では土壌にゲルマニュームやモリブデン
などある種の微量元素が不足しているのかもしれない。
その微量元素を摂取しないと風土病にかかる。
唐辛子を食べることで不足している微量元素を補い、風土病に
かからないなんてことも考えられる。

何の疑問も持たずにテレビを見ていたが、雲南のタイ族がなぜ
唐辛子を多用するのか考えてみると不思議だ。

2008/8/28


TREview


| | コメント (1) | トラックバック (0)

海老を醗酵させる

P1060318pct13

海老を買って来た。トムヤンクンでも作るのかな思っていた。
俺は大きな海老を使ったトムヤンクンより、小さい海老の
トムヤンクンの方が好きだ。小さい海老の方が煮過ぎても身が
柔らかいからだ。
この海老はトムヤンクンにするにはちょうど良い大きさだ。

海老の殻を剥いている。
これで何かを作ると言っていた。今晩の料理は海老だなと覚悟を
決めていた。
「サミイ、見て!」
海老とニンニクが瓶に入っている。瓶の蓋はきちんと閉めて
ある。この海老を醗酵させるつもりだ。
旨味も強いが、くさ味も強いものが出来上がる。
以前、同じようなものを川海老でやっていた。
「あら、美味しくできたわ」
なんて言っているが、臭いを嗅いだだけで俺は食わなかった。

海老や蟹は熱をかけると赤くなる。
保存されていた川海老は熱をかけないのに、赤くなったので
驚いた。今日のこの海老も保存しているうちに醗酵が進み赤く
なるのだろうか?

2008/8/27


TREview

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月27日 (水)

ナムプリックパーヤング、カマスの唐芥子味噌

P1060312pct13

小さなカマスを焼いた。
「これを唐芥子で食べるのよ」なんて言っている。
唐芥子ソースをつけながら食べるのだと思ったが何時までたっても
食べ出さない。そのうちに、臼で何かをポクポク叩いている。
魚を焼いてからもう随分と時間がたっているが食事を始めようと
言い出さない。

やっと食事をしようと言う。
食卓を見て驚いた。カマスは頭しか残っていない。
俺はカマスを食べない。ヌチャナートは何時カマスを食べた
のだ?「はい」と出されたものはナムプリックパーヤングだった。
カマスの身を唐辛子や香草と叩き潰したものだ。
魚を余り食べない俺だが、これは大好きだ。
香草の香りに魚の生臭さが消えてしまう。

これを熱いご飯に乗せる。
もうこれだけでご飯が美味しくなる。
ふりかけさえあれば何杯でもご飯が食べられるという日本人が
いる。ナムプリックパーヤングだけで何杯でもご飯が食べられる。
谷中生姜と一緒に食べてみた。
生姜の辛味と唐辛子の辛味が一緒になる。
生姜の香りとタイの香草の香りが一緒になり、これもいけるの
ではないかなと思った。

2008/8/26


TREview


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月26日 (火)

ゲンパクラオ、ラオス風野菜シチュウ

P1060296pct13

豚肉が少々あった。この豚肉をどうやって食べるか聞いている。
「揚げる?炒める?ラオス風シチュウにする?」
「ラオス風シチュウにしよう」
「そうね、油の取りすぎはいけないわ」
野菜を沢山いれた。野菜を食べないとビタミンが取れないとヌチャナートは思っている。
この料理をゲンパクラオと呼んでいた。
名前を聞いてもどんな料理が出てくるのか、大体は想像つくが、はっきり言ってわからない。
「唐辛子を何本入れるか?春雨を入れるか?」聞かれても困るのだ。
困っても唐辛子の数と春雨を入れるかどうか、応えなくてはいけない。
「唐辛子は3本、春雨をいれよう」
それがどの位の辛さになるのか、分からない。まあ間違いない量だろう。
ヌチャナートは味見をしている。
「あら、おいしいわよ。味見してごらんなさいよ」
味見をすると、塩味も旨味も丁度良くまとまっている。
見た目はそれほど綺麗ではないが、味はよかった。

2008/8/25


TREview


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月24日 (日)

パットルアンミー、豚肉と春雨の炒め物

P1060278pct13

「この豚肉、どうする?」
「・・・・」
「揚げるそれとも炒める?」
「炒めてくれ」
俺は薄ぼんやりとラーメン屋で食べる肉野菜炒めを想像して
いたら、こんな料理がでてきた。
「この料理の名前はなんて言うんだい?」
「パットルアンミーよ」
唐辛子の辛味とピーマンの香りを楽しめる料理だ。
ウチでは食事は景品で貰ったステンレス製のレンゲを使って
いる。フォークとスプーンで食べることはない。
タイ人から見るとあんまり上品な食べ方ではないはずだ。
食事の後の洗い物が少なくなるのでレンゲだけを使っている。
これで不便なことはないが、レンゲだと春雨をうまくとれない。
これだけは箸を使わないと駄目だ。
春雨もこうやって炒め物にすると変わった味を楽しめる。

2008/8/24

TREview


| | コメント (0) | トラックバック (0)

今日はパッカパオ

P1060273pct13

挽肉のパッカパオだ。唐辛子を何本入れるか聞かれたので3本
と答えておいた。タイ人の標準では唐辛子は何本になるのかな?
俺にはこれが適量だと思える。
こんなことでタイ人と張り合っても、彼等は餓鬼の頃から唐辛子
を食っているから負けるに決まっている。
ベランダの香草を摘んで肉と一緒に炒めた。
この料理は辛さの他に香りがいい!
まさしく、これぞタイ料理と感じてしまう。
ちょっと砂糖が多すぎたようだ。甘味がいつもより強い。
「ナンプラを入れるといいわ」
塩分の取りすぎになりそうなので、ナンプラは入れずに食べた。

2008/8/22

TREview

素晴らしい すごい とても良い 良い

| | コメント (0) | トラックバック (0)

なめこのタイスープ

P1060275pct13

なめこの缶詰があった。これを食べよう。
なめこを使った料理はなめこ汁しか思いつかない。
ヌチャナートも同じだったようだ。
「スープは味噌を使った日本風にする?それともタイのスープにする?」
「タイにしよう」
インスタントの出汁を使ってスープを作った。
それになめこを入れただけだ。
これが、けっこう良い味に仕上がっている。
ヌチャナートも味見して「あら、いい味ね!」と喜んでいる。

2008/8/22

TREview

素晴らしい すごい とても良い 良い

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月22日 (金)

谷中生姜の葉

P1060272pct13

俺は子供の頃から谷中生姜に味噌をつけて食べるのが好き
だった。これはいい酒の肴だ。
そんな俺の食の好みを見た大人は「この子は酒飲みになるよ」
と言った。しかし俺は酒に弱かった。すぐに酔っ払った。
若い頃は大人の予見は間違っていたと思ったが、年齢を重ねる
に連れて大人の予見は当たっているのを知った。

日本人が谷中生姜を好むのを知ったヌチャナートは谷中生姜を
買ってきた。ラープなど辛い料理を食べながら谷中生姜を食べ
ていた。新鮮な生姜の香りがいい。
味噌はないがこうやって食べる谷中生姜は美味しいと思っていた。

「ねぇー、葉っぱを食べないの?」
「食べないよ」
俺達は谷中生姜の根の部分しか食べない。
それが普通だと思っている。
谷中生姜の葉なんて食べる所ではないと信じていると言っても
いい。葉も食べられそうだと思っていたが、誰も食べないので
俺も食べなかった。
「タイ人は生姜の葉も食べるわよ」
ヌチャナートは谷中生姜の柔らかそうな葉を食べた。
俺も真似して葉を食べた。
生姜のよい香りがする。俺達は今まで食べられるものを捨てて
いたのを知った。谷中生姜の葉も食べれば日本の食糧自給率
は少しだけど高まる。
いろいろな国の食べ方を研究すると食べ
物の無駄がなくなる。食べられる物を捨ててはいけない。
人口は増え続けるけど、食糧も増え続けるとは限らない。
限られた食糧を無駄にしてはいけないと谷中生姜を食べながら
思った。

2008/8/20

TREview

素晴らしい すごい とても良い 良い

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ラープを食べる

P1060270pct13

俺が知らない間にヌチャナートはラープを作っていた。
ラープは本当に美味しいタイ料理だ。
唐辛子を毎日食べ続けている間に辛さに対する耐性ができた
のか鈍感になったのかラープを食べても余り辛いとおもわなく
なっている。ラープに胡瓜を載せながらご飯を食べる。
美味しさに しあわせを感じながら食べていた。
そのうちになんだか昔の感じがしてきた。
何だこの感じは?辛いとは思っていなかったのに、汗がでてくる。
口の中も熱い感じがする。
そうだ、この感じはタイ料理を知った頃に感じた感覚だ。
懐かしい気になった。

タイに行くことがあったなら、是非ラープを味わってもらいたい。
きっと好きになると思う。

2008/8/21


TREview


素晴らしい すごい とても良い 良い

| | コメント (0) | トラックバック (0)

クンナンプラ、生海老サラダ

P1060265pct13

初めてクンナンプラを食べた時、美味しさに感動した。
海老の甘味、唐辛子の辛味、ニンニクの香りと辛味それらが
合わさった旨さに驚いた。

クンナンプラって何かと言うと、生海老のサラダと考えれば
良いかな。生海老にナンプラをかけて、生の唐辛子、薄切りの
ニンニクをかける。彩と香り付けにミントの葉を乗せたものだ。

クンナンプラを何度も食べているうちに最初の感動を忘れて
しまった。もともと魚を余り好まないからクンナンプラに飽きたの
かもしれない。魚の好きな人ならきっと好きになると思う。
食べ飽きないというのではないかな。

2008/8/21

TREview

素晴らしい すごい とても良い 良い

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月21日 (木)

ひらご鰯の塩焼き

P1060261pct13

ヌチャナートが「ひらごいわし」というのを買ってきた。
初めて聞く名前だ。調べるとマイワシの地方名だとわかった。
俺はこれを「日干しにしてから食べよう」と思った。
ヌチャナートは猛反対だ。
「焼いてあげるわ。食べるでしょ?」
渋々ヌチャナートに同意した。同意させられたというのが
正しい。小さな鰯を塩焼きにした。
俺はこの鰯の味にそれほど期待していなかった。
食ってみたら旨い。塩味も丁度良い。
鰯って大量に取れて安いからバカにするけど、新鮮なものは
旨い。鰯は傷みが早く、ちょっと古くなると急速に不味くなる。
俺が魚を旨いと言って食べるのは珍しい。
辛味のない料理もウチでは珍しい。

2008/8/20

TREview

素晴らしい すごい とても良い 良い

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ラープパー、タイ版なめろう

P1060264pct13

魚が大好きなヌチャナートが鰯を買って来た。
品名を見ると「ひらごいわし」と書いてある。
俺は今までそんな名前の鰯を知らなかった。
「ひこいわし」なら知っているが「ひらごいわし」と言うのは初めて聞く名前だ。
さっそくインターネットで調べるとマイワシのことだと直ぐに分かった。

生きのよい鰯だった。ヌチャナートはこれでラープパーを作ると言う。
「生臭いのではないかな?」
俺のそんな心配をよそに、嬉しそうに鰯をまな板で叩き切っている。
「ああ、これは房総のなめろうだな」
そんなことを思いながらヌチャナートのやることを見ていた。
レモングラスその他の香草を加えた。
ベランダからミントを摘んできた。
食ってみると、香草に隠されて鰯の生臭みはない。
唐辛子のほどよい辛味、香草の香りがもっと食べろと言っている。
「あら、美味しいわね」
「うん、そうだね。」
「これをもち米と一緒に食べるともっと美味しいわよ」
温かい炊き立てのご飯でもこのラープパーは美味しい。
イサーンの人々のように、もち米と食べると違った味わいがある。
これはタイ版なめろうと呼んでもいい。
俺は魚をあまり好まない。それなのに、このラープパーは旨いと思う。
魚が好きな人なら、きっと気に入ると思う。
でも辛いから駄目かな???

2008/8/20

TREview

素晴らしい すごい とても良い 良い

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月20日 (水)

ヤムテン、胡瓜のタイ風サラダ

暑くて食欲がない時、さっぱりした胡瓜もみは旨いな!
今でも好きな料理だが、子供の頃はもっと好きだったと思う。
子供の頃は塩もみしただけの胡瓜もみだったが、大人になる
と酢を少し加えたものも好むようになった。

ヌチャナートが胡瓜を薄切りにした。
俺が好きな胡瓜もみを作る気だなとすぐに分かった。
出来たきたのが、こんな料理だ。
食ってみると、いつもとは味が違う。ちょっと無言が続く。
「どうしたの?美味しくないの?」
「いつもと味が違うね」葱の香りがする。
「玉ネギを入れたのよ」唐辛子と玉ネギ入りの胡瓜もみだ。
俺達にはごく普通の量の唐辛子だが、お隣さんは吃驚だろうな。
「玉ネギは大きい奴かい?」
「違うわ。ホムデンよ」
ホムデンというのはタイの紫色をした小さな玉ネギだ。
日本の玉ネギよりも甘味がある。
こうなると、胡瓜もみというよりもタイ風サラダという感じになる。
「この料理の名前はなんて言うんだい?」
「知らないわ。ヤムテンかしらね?」
「・・・・・」

P1060258pct13

この料理はタイにはない。
俺が思うに、タイ人もこれを好むと思う。
タイにはないということは、タイ人が好まないからか?
あるいはタイ人の発想にないから作らない。
それともこんな料理をタイ人は知らない?

2008/8/19

TREview

素晴らしい すごい とても良い 良い

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ムートート、豚肉の炒め物

今日の料理はタイの屋台などで食べる昼飯を思い出させる
料理だ。焦げたニンニクの香りを効かせたこの料理は食欲を
そそる。白いご飯に肉をのせて、唐辛子と一緒に食べる。

P1060260pct13

手の込んだ料理はたまに食べると美味しいが、そのような
料理はちょっと食べ続けると飽きがくる。
単純な料理はなかなか飽きがこない。
「ウチの料理はタイ料理だ」と聞くと、多くの人はパック旅行で
バンコックで食べたタイ料理をウチでは毎日食べているの
だろうと想像する。
パック旅行で食べた料理は宴会料理のようなものだ。
タイの庶民が毎日食べているのは、このような簡単な料理が
多い。日本の家庭だって、毎日食べている料理は簡単なものが
多いでしょ。朝食なら焼き魚に味噌汁、漬物といった類だ。
夜も豚肉の生姜焼きとかカレー(これを翌朝も食べる)なんてもの
が多いのではないか?
お金持ちならステーキとか、それもブランド物の肉で焼くなんてことかな。

このムートートを食べながら、明るい笑顔の女がやっているタイの
屋台を思い出していた。

2008/8/19

TREview

素晴らしい すごい とても良い 良い

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月19日 (火)

タイカレーも腐る

熱帯地方の料理は唐芥子を沢山使う。
なんで唐芥子を使うのかいろいろ議論されている。
それは腐敗を防ぐためという説がある。
唐芥子その他の香辛料を加えると腐りにくくなるのは事実だ。
それじゃ、唐芥子をもっと沢山入れれば腐らなくなるのでは
ないか?おそらく腐らなくなるが、辛くて食べることができなく
なる。

インドカレーを作った。
大きな鍋を使うと、あれもこれも入れてしまい結果的に大量の
カレーが出来てしまう。インドカレーが食いたくて作ったのでは
ない。鍋に野菜・肉を入れて煮込む。
最後にカレー粉を入れればカレーになる。
簡単だからインドカレーにしただけだ。
量には注意した積もりだが、それでも2回分のカレーになって
しまった。

冷蔵庫にココナッツミルクが入っていた。
「ヌー、これを食べないといけないね」
「そうね。タイカレーを作るわ。好きでしょ?」
タイカレーは俺の好物だ。インドカレーに続いてタイカレーだ。
安い牛肉を使ったので、よく煮込まないと肉が固い。
十分煮込むと、牛肉は柔らかになった。
牛肉は柔らかになったが、肉の繊維が歯の間に挟まる。
ココナッツミルクの量に合わせてタイカレーを作ったからその量
も多い。俺はタイカレーを好むがヌチャナートの好みではない。
タイカレーは俺一人で食べることになる。
二度ほど一人でタイカレーを食べた。インドカレーに続いての
タイカレーだ。タイカレーも三度目、四度目になると食い飽きた。
昨晩はタイカレーに火を通すのを忘れた。
今朝、ヌチャナートはタイカレーの鍋の蓋をとった。
なにやら異臭がする。
「あーら、カレーが腐さちゃったわ。」
唐芥子が沢山入ったタイカレーでも腐るのだ。

2008/8/19

TREview

素晴らしい すごい とても良い 良い

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ゲンウンセン、春雨シチュウ

春雨を使ったシチュウだ。
朝からこんなものを食べるなんて日本人離れしている。
なにしろタイ料理の生活だからこうなる。
多分、この料理も辛いはずだ。
うん、唐芥子が入っているから絶対に辛いはずだが、
もう慣れっこで辛みを感じない。
春雨も出汁を吸い込んで美味くなっている。
箸を使わないと春雨はうまくつかめない。
スプーンを置いて、箸を持つ。箸で春雨をとってご飯に載せる。
春雨についた汁がご飯にうつる。
香草の香りと辛みのあるこの味付き飯がいいのだ。
きっと誰でもこの味が気に入ると思う。

P1060256pct13

2008・8・19

TREview

素晴らしい すごい とても良い 良い

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月18日 (月)

タイとラオスの料理

日本では関東と関西の料理では味が違う。
タイでもそれは同じでバンコックの料理とタイ東北部の料理では
味が違う。

ウチの料理はタイ東北部の料理が主体だ。
歴史的に見てイサーンと言われるタイ東北部は現在のラオスと
同じ文化を持っている。イサーンもラオスも もともとは同じ文化
圏だったが、フランスと英国の圧力で別の国家に属してしまった。
言語を見てもイサーンの言葉もラオスの言葉も似ているし、料理
も似ているので同じ文化圏と分かる。

ラオスの料理をイサーンの人々は好んで食べる。
我々にはラオスやイサーンの料理とバンコックを中心とした地方
の料理の区別はつけにくい。ヌチャナートはちゃんと区別できる。
その区別も単純で
イサーン地方の料理はラオス料理で
バンコック地方の料理はタイ料理だ。

イサーン地方は貧しい人々が多い。貧しい人々は毎日々違った
料理を作れない。一度に沢山の料理を作り、同じ料理を暖め
直して何回も食べる。彼等が言うには
「ラオスの料理は野菜が多いので繰り返し食べても美味い。
タイの料理は油が多いから続けて食べられない。」
だそうだ。

これもお国自慢、郷土料理自慢だと思って大きな心で許して
あげてください。イタリア人が
「ナポリの料理が一番美味い。ベネチアの料理なんて食えない」
なんて言うのと似ている。こういう話って笑って許せる。

確かにヌチャナートは大きな鍋で料理を沢山作り、それを何日も
かけて食べる。俺は飽き飽きしているのに、ヌチャナートは
平気で食べる。幾ら熱帯のラオス料理と言っても火を通さないと
腐ってしまう。適宜、火を通しながら無駄にしない生活の知恵
がついている。

イサーンの人々は
「ラオス料理は続けて食っても飽きないが、タイ料理は続けて
食えない。従ってラオス料理はタイ料理よりも優れている。」
なんて考えているのかな???
なんとなく微笑ましい話だ。

2008/8/18

TREview

素晴らしい すごい とても良い 良い

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月16日 (土)

ラープ 肉サラダ

久しぶりのラープだ。ラープを初めて食った時はその美味さに
感動した。辛いのだが、美味さに釣られて一生懸命に食べた。
一生懸命と言っても分からないだろう。本当に一生懸命だった。
美味いから食いたいのだが、辛くて食えない。
それでも食いたいから辛さを我慢する。
我慢しないと食えないから一生懸命という表現になる。
とうとう辛さに耐えられなくて諦めたが、もっとラープを食い
たかった。そのラープを最近食べなくなった。
飽きたのか?理由は分からない。
ラープを日本語で一言で言い表すとなんとなるか?
俺は肉サラダと言ってみた。
ちょっと熱を通した肉にミントの葉や唐辛子・ニンニクなどを加え
て混ぜたものだからサラダだろうな。
「タイ風タタキ」と言ってもいいかな?
今日は肉サラダとしておこう。

P1060198pct13

俺は赤肉だけのラープが好きなんだけど、ヌチャナートは千枚を
入れた。千枚も美味しい肉だけど、ラープは赤肉だけがいいな。
ミントはベランダにいつでもある。買う必要はない。
ラープの美味しい食べ方はナンと言っても酒の肴にするのが
いい。もち米と一緒に食べるのも美味しいよ。
噛んでいるうちに甘味がでるもち米とラープの辛味が実によく
あう。イサーンの人々はもち米をよく食べる。
そのもち米を美味しく食べるためにラープを作り出したのかも
しれない。

2008/8/14

TREview

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ヤムテン 胡瓜のサラダ

これはヌチャナートが日本の胡瓜もみを参考にして作ったものだ。
胡瓜の薄切りに塩を振って揉んだ。
玉ネギ、唐辛子、タイの小さな紫玉ネギなどを加えた。
さっぱりして美味しい料理だ。
「これってタイにあるかい?」
「ないわよ」
「それじゃ、この料理をなんて呼ぶ?」
「そうねー?ヤムテンかしら?」
なるほどね、胡瓜のサラダと呼ぼうとしているのだ。
確かにこの料理は胡瓜のサラダだ。
日本人は赤い唐辛子を避けて食べればいいいのだ!

P1060214pct13

そういうと簡単に聞こえるが、唐辛子が胡瓜の後ろについて
いて気づかないことがある。
食ってしばらくすると唐辛子の辛味が口に広がり「当たった!」
と飛び上がるかもしれない。
タイ人にとってこの位の辛さが丁度良い辛さなのだ。

2008/8/15

TREview

| | コメント (0) | トラックバック (0)

茸のスープ

この茸は「森のしめじ」とか書いてあったと思う。
こんな名前を聞くとなんだか誰かが山に入って取ってきた野生の
茸のような気がする。
実際は森さん家で作っている茸かもしれない。
そんなことはどうでもいい。

この茸を使ってスープを作ってくれた。
ちょっと酸っぱくて辛くて、レモングラスの香りがする。
西洋料理にはない香りだ。
一口食べただけで好きになった料理だ。

熱帯の夜に食べるとぴったりな味だと思う。
もちろん昼間に食べたって美味しいのだが、夜の方が美味し
そうだ。熱い太陽が沈み、涼しい夜風が吹いてくる。
風を浴びながら食べる。
この料理は日本よりタイで食べた方が美味しいと思う。

P1060192pct13

2008/8/14

TREview

| | コメント (0) | トラックバック (0)

南国風胡瓜もみ

日本の胡瓜もみと見た目は余り変わらない。
食べればわかるが、タイの小さな玉ネギや唐辛子を加えている
から南国風胡瓜もみだろうな。俺達にはちょっと辛いだけだが、
お隣さんに持って行ったなら飛び上がる辛さかもしれない。
タイの胡瓜も甘くて美味しい。俺は大好きだ。
あの胡瓜をつかって同じような胡瓜もみを作ってもこの味に
ならないだろうな。
日本の胡瓜はパリッと割れる。あの感触が好きだ。
塩をつけて齧ってもいい、味噌をつけても美味いよな。
タイの胡瓜に味噌をつけても美味いかな?
この料理はヌチャナートが自分で考え出して作った料理だから
創作料理だ。これを冷たいビールと一緒に食う。
辛い唐辛子に当たったなら、ビールをぐいと飲んで辛さを洗い
流す。

P1060203pct13

2008/8/14

TREview

素晴らしい すごい とても良い 良い

| | コメント (0) | トラックバック (0)

健康と食べ物の関係8168

何を食べると、何によいという話はよくある。俺の子供の頃は
「寒しじみは○○の薬」というように薬という言葉を使って
いた。
その当時はダイエットなんて言葉もそんな思考もなかった。
日本人全てがダイエットをしていたと言える。
ダイエットのし過ぎではなくて食べる物がなくて栄養失調になる
犠牲者もでた時代だ。今は食べ物が豊富で栄養価も高い。
ついつい食べ過ぎて肥満になる。肥満が原因でいろいろな
病気が起こる。

健康と食べ物に因果関係があるのはわかる。見ているとその
因果関係に流行がある。ある時はヨーグルトが流行ってみたり

別の時には椎茸が脚光を浴びる。俺は広告の中から健康と
食べ物の関係を見ている。今、大きく宣伝されている
「朝バナナ」はどのくらい続くのだろうか?
昔はバナナなんて高価な物だったが今は安いからじ
ゃんじゃん
食える。前置きはそのくらいにして健康と食べ物の関係を広告に
見てみよう。

「壮快」誌 2008年10月号 マイヘルス社・マキノ出版
お笑いコンビが14キロやせ山中アナもメタボ脱出!
みのさんも実行宣言!
22キロ 20キロ楽(丸囲み文字)やせた!
22センチ19センチ腹囲大縮小
血糖値、内臓脂肪も激減
朝バナナ(大きな文字)でダイエット成功者続出!

最強の毒出し
<朝一番の水のみ>で25キロ 12キロスルスルやせた
胆石の発作が消えた血圧も正常化

俺が思うのだが、これ以上に安いダイエット方法はないよね。
貧乏人の味方だ!

「ゆほびか」誌 2008年10月号 マキノ出版
斉藤一人「元気で幸せになるお酒」飲めば体・心・仕事から社会
まで豊に!納税額日本一の富豪も愛飲!

便がドカン!24Kg 7kgやせた、ウエスト24cm縮小!
バスト急増!
美巨乳タレント愛飲
混ぜるだけ!
「ミルクスカッシュ」ダイエット

集中力・記憶力が急上昇!
引きこもり解消!
発明王が開発!
「天才ふりかけ」
なんてものもあったが、具体的な食べ物の名前がないので参考
だけ。
同じく、具体的な食べ物の名前がなかったがこんな広告が
あった。
「酢漬け」は若さの秘薬
八代亜紀さんもぞっこん!
抜け毛・かすみ目・耳鳴り・高血圧・糖尿病に卓効!
胡瓜の酢漬けがいいのか、キャベツがいいのかこの広告では
分からない。興味のある人はこの雑誌を買うか、立ち読みして
ください。

「わかさ」誌 2008年10月号 わかさ出版
夏バテ むくみ・美肌に効くシトルりンの宝庫
スイカの効力アップ法

シミ メタボも物忘れも見事に解消!
美人女医も絶賛の朝食トマト

絶賛する女医が美人じゃなくても効果は同じなのだが、こう表現
しないと広告の効果がないのが面白い。

これは食い物ではないけど、ニチニチ草が脳に効くという広告を
よく見るようになった。
そのうちにニチニチ草も脚光を浴びて消えてゆくのだろうな。

2008/8/16

TREview

素晴らしい すごい とても良い 良い

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月15日 (金)

白滝のタイ風炒め

コンニャクマンナンが健康によいというのでマンナン製品が販売
されている。そんな製品を買うなら白滝の方が安い。
薬は味がないけど白滝なら美味しく食べられる。
白滝を買ってきたが冷蔵庫に入れっぱなしだった。

ヌチャナートが白滝を見つけた。
「この野菜を炒めて食べる?」
「えっ?!どの野菜?」
「これよ!」見ると白滝だ。
これを野菜と言われるとどう対応していいのかわからない。
白滝は肉でも魚でもない。植物製品だから野菜と言える??
うーん、まあ野菜だな。
もちろんヌチャナートは白滝なんて言葉は知らない。
タイにはコンニャクを食べる習慣はない。コンニャクイモはある
と思ったな。和タイ辞典でコンニャクを調べると「コンニャク」と
タイ文字で書いてある。そしてなにやら説明が書いてある。
説明しなくてはいけないということは、つまりタイには
コンニャクはないということだ。

白滝を挽肉、唐辛子、茸と炒めた。
日本の料理本ならピリ辛白滝とでも名づけているだろう。
多分、これは日本人には辛すぎるだろう。
俺達には旨い味に仕上がっている。

P1060208pct13

タイにはないタイ人が知らない料理だ。
「ヌー、この料理の名前はなんていうんだい?」
「知らないわ」
そりゃそうだろう。
名前なんてないけど、夏にはぴったりの料理だ。

2008/8/15

TREview

素晴らしい すごい とても良い 良い

| | コメント (0) | トラックバック (0)

コーンフレークスのタイ式食べ方

先日スーパーでコーンフレークスを見たら無性に食べたくなった。
理由は分からない。ただ単に懐かしかったからか?
砂糖も何もかかっていない単純なコーンフレークスを買って食べ
たら旨い!

昔、シスコという会社がコーンフレークスを売り出してヒットした。
その当時の日本人にはまだ米国流、欧州流の物を崇拝?する
傾向があった。俺も「アメリカ風の朝食だ!」なんて思いながら、
コーンフレークスに牛乳をかけて食った。全然美味しくない。
パリパリとした感触がいいとも思わなかった。
牛乳を吸い込んだ柔らかいものも美味しいとは思わなかった。
美味しくないものは食べたくない。自然とコーンフレークスは
食べなくなった。

コーンフレークスをそのままむしゃむしゃ食べていた。
乾いた物を食べていれば当然、喉が渇く。
水を飲んでいる時にアイデアが浮かんだ。
「そうだ!コーンフレークスを薄いスープと一緒に食べれば水が
必要ない!」

俺はナンプラにレモンを絞って入れた。
そして出汁と水と生唐辛子を加えた。簡単なタイ風のスープだ。
ここにコーンフレークスを加えて食った。これはいける。
唐辛子の辛味がアクセントになっている。
この食べ方はコーンフレークスのタイ式食べ方になるのか?
タイ人でこんな食べ方をしているのを見たことがない。
俺が勝手にタイ式食べ方と言っているだけだ。

そばつゆでもやってみた。これもうまい。
こっちはコーンフレークスの和式食べ方だ。

コーンフレークスは低カロリーだし、硬いから噛む。
噛む事で少量で満腹感が得られる。
ダイエットにもいい。

2008/8/14

TREview

素晴らしい すごい とても良い 良い

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月13日 (水)

苦瓜とスペアリブのトムチュート

暑いと食欲不振になり夏痩せする。
そんなことを言っていたらタイの人は一年中夏痩せしなくては
いけない。この暑さの中で唐辛子を大量に使うタイ料理は食欲
を刺激する。タイ料理を食べていると食欲不振なんてない。
むしろ食い過ぎに警戒しなくてはいけない。
暑い国で唐辛子を多用する理由は食欲を刺激するためとか
腐敗を防ぐとかいろいろな説がある。
俺はどうやら食欲刺激説に傾きそうだ。

P1060191pct13

何時もお馴染みの苦瓜のトムチュートだ。今日はスペアリブが
入っている。こんな料理に飼い馴らされたので、苦瓜の苦味も
気にならない。柔らかになった苦瓜を美味しいと思いながら食べ
ている。この料理は辛くない。

暑い気候のなかで熱い物を食べたら体が熱くなると思うが、
そんなことはない。この料理は冷めたら美味しくない。
熱いうちに食わなくてはいけない。
暑い時期に熱い物を食うなんて可笑しいと思うが、これが正しい
食べ方なんだ。

2008/8/12

TREview

素晴らしい すごい とても良い 良い

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月11日 (月)

茸のタイ風スープ

暑い盛りに出歩いていたので、夕方になると少々疲れ気味だ。
料理を作るのが面倒になったのだろう、ヌチャナートが聞く。
「ねぇー、簡単な物でいいでしょ?」
「ああ、いいよ」
こっちも暑さで食欲がないと思っているのだが、唐辛子の辛味が
あるといつも不思議に飯を食ってしまう。簡単な料理と言ったの
は しめじをつかったこのスープのことだ。

P1060134pct13

タマリンドからでた酸味と唐辛子の辛味があう。
さっぱりした酸味のあとに、ピリッとしたものを感じる。
「あっ、ちょっと辛いな!」
その後に、レモングラスの香りが口いっぱいに広がってくる。
暑い時にはぴったりのスープだ。

暑い国だから、タイ人は冷たい料理を沢山食べるのだと思う
かもしれない。数えたことも考えたこともないが、体験的にみると
温かい料理の方が冷たい料理より多いと思う。
その証拠にはならないが、俺がぐずぐずしていると、ヌチャナート
は言う。
「早く、食べなさいよ。冷めると美味しくないわ」
美味しくタイ料理を食べるには温かいうちに食べなくてはいけ
ないということだ。熱帯の国でこんな温かいスープを飲んだら、
体が火照って大変だろうと思うだろうな。
唐辛子の効果かタマリンドの効果かわからないが、温かいタイ
のスープを飲んでも体は熱くならない。
「うーん、これは旨い」
そう思いながら、温かいスープをスプーンでとっては飲んで
いる。伝統料理にはちゃんと暑さ対策ができているのだと、
改めて感心した。

2008/8/10

TREview

素晴らしい すごい とても良い 良い

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月10日 (日)

バナナで健康8108

いつも通り、食べ物と健康に関係する広告をみている。
今日はこんな広告が目に入った。
朝バナナダイエットというやつだ。この広告は何度も目にした。
毎月一回の割で広告をだしているようだ。
医師夫婦や薬剤師夫婦が痩せたからと言っても、特別に優れ
たダイエット法じゃないのはわかっている。お医者さんがやって
効果があったのだから、効くのではないかと思わせる宣伝効果
はある。そのうちにパイナップル健康法なんてものも出てくる
かな?こんな広告をたくさん見ていると、何を食っても健康に
なるような気がしてくる。

============================================================

17万部突破!テレビで大評判!
セブンアンドワイ月間生活部門8/1 第1位
オリコン6/23付書籍総合ランキング第10位
史上最楽!
朝バナナ ダイエット
整形外科医 医学博士
大成克弘監修/本橋登、渡辺仁・澄子著
定価680円(税込)
バナナ便ドッサリー!
腹周り22㌢19㌢減!
医師夫婦は35㌔やせた!
薬剤師夫婦は20㌔やせた

2大付録
60日間朝バナナダイエット日記
      +
ダイエットグラフ

胸が大きくなり、肌ツルツル!
小顔、小尻、細腕、細足に変身!
昼と夜は好きなだけ食べていい!
お菓子もお酒もOK!

マキノ出版
東京都文京区湯島2-31-8電話03(3815)2981
お近くに書店がない場合はプックサービス 電話臨0120-29-9625へ

2008/8/10

TREview

素晴らしい すごい とても良い 良い

| | コメント (0) | トラックバック (1)

コンビーフでダイエット

昨日、ヌチャナートはコンビーフを炒めて食べていた。
炒めると言ってもコンビーフの肉をほぐさず、缶から出した形の
まま全面に火を通した。小さなコンビーフの缶だから、
ヌチャナートは一人で全部を食べてしまった。
その時、俺は思った。
コンビーフは缶の中に肉をぎゅうぎゅう詰めにしている。
見た目では少量だが、実際には肉の量が多い。

肉をほぐさないコンビーフなら小さい皿にのる。
もし肉をほぐしていれば大きな皿が必要になり、見た目には量が
増えている。そうするとちょっと食べただけで、沢山食べたように
見える。ダイエットをしている人は食べる量を気にする。
俺達は料理を食べながら何グラム食べているのかいちいち
測らない。見た目で食べた量を推定しているから、ダイエットには
見かけが大事なのだ。実際には少ししか食べていないのに、
たくさん食べた気分になれればありがたい。
気持ちは騙せても、腹は騙せないですって?
そうかもしれないが、そこが我慢のしどころじゃないですか?

コンビーフがダイエットに特別にいいというわけではない。
摂取カロリーが少なければどんな物を食べてもいい。
コンビーフの肉をほぐせば、見かけの量が多くなるので、少量で
大量に食べたように勘違いさせることができる効果がある

コンビーフの食べ方を見ていてふとこんなことを思いついた。

2008/8/9

TREview

素晴らしい すごい とても良い 良い

| | コメント (0) | トラックバック (2)

軟骨の唐揚

P1060096pct13

俺は馴染みのある日本語で軟骨の唐揚と言ったが、カタカナ
英語が好きな人はスペアリブの唐揚と呼べば良い。
歯が丈夫な人はこの軟骨のカリカリしたところが美味しい。
軟骨の周囲についている肉がこれまた旨い。
骨をもって肉を齧りとるのが楽しい。一生懸命に骨から肉を齧り
とると白い骨が出てくる。赤い肉がなくなり白い骨だけになると
なんだか完成品になった気がして満足する。
ナンプラとガーリックなどで味付けした軟骨をさっと油で揚げた
だけの料理だが、飽きがこない。

2008/8/9

TREview

素晴らしい すごい とても良い 良い

| | コメント (0) | トラックバック (0)

パットママー、タイ風焼そば

パットママーというのは正式なタイ語なのかどうかわからないが、
ウチで通じるタイ語だ。タイで人気のある定番のインスタント
ラーメンの商品名はママーだ。その人気のゆえにママーは
普通名詞のようになっており、インスタントラーメン=ママー
という構図が出来上がっている。日本のインスタントラーメンも
ヌチャナートはママーと呼ぶことがある。
今日はその日本のインスタントラーメンを使って焼そばを作る
という。炒めることをタイ語ではパットだから、インスタントラー
メンを利用して作る焼そばはパットママーとなる。

P1060093pct13

焼そばというのだから麺だけを炒めるのかと思った。
出された物を見て驚いた。残飯も麺と一緒に炒めている。
これじゃ焼そばなのか焼飯なのかわからない。
食ってみるとこれもいける。
手抜きと残飯整理を兼ねた料理だが、食って旨いからいいや。

2008/8/9

TREview

素晴らしい すごい とても良い 良い

| | コメント (0) | トラックバック (0)

唐辛子の辛さ

タイ料理を食べるまではちょっと唐辛子が入ると口の中が火事に
なった。毎日、毎日、辛い料理を食べていると、辛さに対して耐性
ができるのか、辛さにバカになるのか口の中が火事になるという
感覚を忘れていた。

プリッキヌーという小型で辛い唐辛子を食べていた。
その時、口の中に痛みのような物を感じた。
こんな感じを忘れていた。
特別辛い唐辛子に当たったのだろうか。
この感覚を火事になったと表現していたのだろう。
痛みのようなこの刺激を受けると飛び上がっていたのかもしれ
ない。

昔、「あー、辛れぇー!」と言っていた感覚がどんな感覚だった
のか忘れた。

2008/8/8

TREview

素晴らしい すごい とても良い 良い

| | コメント (0) | トラックバック (0)

コンビーフ缶の開け方

缶詰には幾つかの形がある。典型的な缶はずんどうの円柱型
だ。鰯の缶詰などは小判型をしている。
オイルサーディンなどは角が落ちた四角形の缶を使っている。
これらの缶は全て通常の缶切で開けることができる。
最近の缶詰は缶切が不要な物が多いが、それでもまだ缶切が
必要な缶詰も多い。

コンビーフの缶はちょっと特殊で立体台形をしている。
缶の天か地に鍵のようなものが付いている。
この鍵にある穴に巻き取り口の金属を挟む。
そして鍵を回すと帯状に金属が切り取られる。
切り取られた金属は鍵に巻き取られる。
俺には何でもないことに思うのだが、コンビーフ缶の開け方が
分からない人が多いみたいだ。

ヌチャナートは保存食の中からコンビーフ缶を見つけた。
「あら、いい物があるわ」
コンビーフを使ったタイのサラダをヌチャナートは作ったことが
ある。また同じ物を作るのだと思った。

「この缶をあけてよ!」
あれれ、ヌチャナートもコンビーフ缶の開け方が分からないの
だ。以前は、俺が開けたのだろうか?忘れているが多分そう
だろうな。コンビーフ缶を手にとって驚いた。
昔は鍵は缶に半田付けしていた。日本製だか、外国製だか
忘れたが接着剤で鍵を取り付けているものがあったかも
しれない。今日の缶の場合、鍵をテープで取り付けている。
半田には鉛が含まれており、環境汚染の原因になるから半田
付けを止めたのか?テープの方が簡単なのか?
コンビーフ缶にも時代の流れがあったのだ。

「これは炒めた方がいいの?」
「そのままでも、炒めてもいいよ」
「炒めた方が美味しそうよ」
炒めるというのだから、肉をほぐしながら炒めるのだと思った。
ヌチャナートは缶から出したままコンビーフをフライパンに入れ
たようだ。表、裏、左、右、天、地と転がしながら順番に炒めた。
それを器に取り、肉をほぐしながら食べている。
「美味しいわよ。ナンプラを入れるといいかもしれないわね」
「唐辛子は要らないのかい?」
「いらないわ。ナンプラだけでいいわ」
肉をほぐし、ナンプラをかけて美味しそうにコンビーフを食べて
いる。

日本人が何にでも醤油をかけるように、タイ人は何にでも
ナンプラをかける。いったん体に染込んだ味の記憶を消すのは
本当に困難なのだと改めて思った。

2008/8/8

TREview

素晴らしい すごい とても良い 良い

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月 8日 (金)

ズッキーニと苦瓜のトムチュート

ズッキーニなんて野菜は近年になって日本でも見られるように
なった。俺の子供の頃にはこんな変てこな野菜はなかった。
ヌチャナートはズッキーニを買って来た。
俺はタイでズッキーニなんて見たことがないと思う。
普通の人は馴染みのない食べ物を買わないものだ。
「タイにこの野菜はあるのかい?」
「ないわよ」
ヌチャナートはズッキーニを見て、日本の胡瓜の一種だと思った
のだろう。何の疑問も感じないかのように料理を作っている。
「ねえ、苦瓜も入れる?」
「ああそうだね」
考えるのが面倒だから、いつも通りいい加減な返事をした。
こうして出来たのが写真の料理だ。

P1060091pct13

今日の飯はちょっと固めに炊きあがっている。
トムチュートをかけながら食べると飯はほどよい硬さになる。
イタリアの野菜、ズッキーニもタイ料理の材料になってしまう。

2008/8/8

TREview

素晴らしい すごい とても良い 良い

| | コメント (0) | トラックバック (0)

蓮の花

蓮の季節だ。ある神社の蓮池を見た。
白やピンクの花が咲くはずだ。
咲くはずだと言ったのは、神社に行ったのが夕方だったので、
花が咲いているのを見ることができなかったからだ。
すがすがしい、夏の朝に蓮の花が咲くのを見るのは気分が良い。

これが一斉に咲いたなら綺麗だろうなと思いながら蓮をみていた
ら、ヌチャナートが呟いた。
「どうして日本人は蓮を食べないのかしら?」
ヌチャナートが言う蓮とは蓮の実のことだ。
蓮の実をタイでは食べる。花が終わると如雨露のようなものが
できる。そこに豆のような蓮の種が詰まっている。
蓮の種を穿り出して食べる。
豆みたいな食感はいいのだが、ちょっと生臭い。

蓮の実を日本人は食べないが、蓮の根は食べる。
蓮の実をタイ人は食べるが、蓮の根は食べない。

食習慣というのは面白いものだ。

2008・8・7

TREview

素晴らしい すごい とても良い 良い

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月 6日 (水)

パットパク、野菜炒め

これはありふれた野菜炒めだ。
味付けも牡蠣油を使ったのかと思ったら、醤油だけとのこと。
日本の主婦の料理と変わらない。
ちょっと違うのはプリッキヌーがあることだ。
「これと一緒に食べてね」
鼠の糞と言われる青い小さな唐芥子プリッキヌーを出してきた。
この唐芥子と一緒に野菜炒めを食べると美味い。
多分、野菜炒めとプリッキヌーを一緒に食べて美味いというのは
俺だけだろう。
多くの日本人には辛すぎて食べられないだろう。

P1060016pct13

2008/8/6

TREview

素晴らしい すごい とても良い 良い

| | コメント (0) | トラックバック (0)

唐辛子の評価

我々は唐辛子を余り使わないから唐辛子の良し悪しがわから
ない。わからないと言うより、辛さ以外に品質なんてあまり気に
しない。我々が唐辛子を使う場合を考えてみよう。
漬物を漬ける時に入れる。
味噌汁にかける人もいるな。
ヤキトリにかける。
牛丼にもかけるな。
あんまり、使わないな。使ってもその量は少ない。

これは日本人だけではない。アメリカでも似たようなものだ。
アメリカの唐辛子ソースのラベルに「一滴で大丈夫」なんて書い
てあった。そうなんだ、アメリカ人も日本人と同じようにあんまり
唐辛子を使わないのだ。

当然の話だが、唐辛子を沢山使う人々は唐辛子に対して厳しい
目を持っている。色、香、辛味の違いなどで品質を決めて、
それぞれの唐辛子の特性に従って使い分けている。

10数年前の冷夏の時は韓国も冷夏の影響をうけてキムチに
使う綺麗な赤い色を出す唐辛子ができなくて困っていた。
色付けを良くする為に普通の唐辛子を沢山入れると辛すぎて
美味しくない。韓国も唐辛子を沢山使うから、唐辛子を目的に
よって使い分けるのだ。日本では考えられない習慣だ。

先日、韓国の色よい一味唐辛子があった。
「あら、良い唐辛子があるわ」と言ってヌチャナートは赤い唐辛子
の粉を買った。それをゲンカリか何かに使った。
ウチには何種類かの唐辛子がある。そのうちの一種類を買い
足すのを忘れた。
「ああ、ここに唐辛子があるからこれでいいか?」
韓国の色よい唐辛子の粉をヌチャナートに見せた。
「駄目よ、そんなもの。色が良いだけで不味いわよ!」
ぴたっと断られた。
俺には普通程度の辛味とちょっと油っ気を感じる程度だ。
特に他の唐辛子と比べて味が劣るとは思えない。
ヌチャナートにすれば、この唐辛子は色は良いけど味は劣る。
でも特定の用途にはこの唐辛子は使えると見ている。

タイ人は辛ければ、唐辛子なら何でもいいのだと思っていた。
例えばタバスコソースは唐辛子ソースだから、ヌチャナートは
好むと思った。少なくとも拒否はしないと思った。
しかし、タバスコソースはヌチャナートには不味い唐辛子ソース
だと分かった。ヌチャナートの唐辛子に対する評価は厳しい。

2008/8/6

TREview

素晴らしい すごい とても良い 良い

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月 5日 (火)

薩摩揚げ風ハンバーグ

挽肉でハンバーグを作ると言い出した。
「タイ風のハンバーグがいい?」
「うんそうだね」
これがヌチャナートが言うタイ風のハンバーグだ。
なんだかタイの薩摩揚げみたいだ。
形も薩摩揚げだが味もタイの薩摩揚げそっくりだ。
魚を使ったか、挽肉を使ったかの違いだけだ。
薩摩揚げなら、甘くてちょっと辛いソースで食べる。
ハンバーグは塩味の辛いソースで食べる。

ハンバーグと言うとアメリカの味に日本人は慣らされているので、
これをハンバーグと言うと「こんなのハンバーグじゃない」と言う人
が間違いなくでる。
それじゃ、これをなんと呼んだらいいのだ?
タイ風ハンバーグというと誤解される。
肉薩摩揚げ?
薩摩の肉揚げ?
どうもぴったりこない名前だ。
薩摩揚げ風ハンバーグというのが一番分かりやすい言葉だろうな。

2008/8/5

080805091204

TREview

素晴らしい すごい とても良い 良い

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月 4日 (月)

手で食べる

ご飯を手で食べるのは日本ではお行儀が悪い食べ方だ。
例外はお握りとお鮨だ。お握りはもともと、携行食として考え出
されたものだから、箸を使って食べることを前提としていない。
鮨も手で食べるのが普通だ。箸だと魚と飯を同時に掴むのが
困難だ。手なら、魚と飯を同時につまみ、適量の醤油をつけ
られる。鮨を手で食べる方が合理的なのだ。

日本人が米飯を箸で食べるのは米粒が粘るので手では食べ
にくいから道具を使う。それと温度の問題がある。
日本人は炊き立ての熱々のご飯を好む。手では食べることが
できない。箸で飯を食べるのが普通になっているので、手で飯
を食べるとお行儀が悪いとなってしまった。
道具を使って飯を食べるのが、文明的とか衛生的と考えたの
ではない。熱くて火傷しそうだし、手に米粒がべたつき食べにく
いから箸を使うだけの話だ。

これがタイに行くと状況が変わる。
バンコック周辺ではスプーンで飯を食っているが、東北部に行く
と人々は手で飯を食っている。それはバンコック周辺ではうるち
米を食うが、東北部ではもち米を食っているからだ。

あんなパサパサで水っぽいタイのうるち米を手で食べようとして
も食べられる物ではない。お握りにしようとしても握れない。
鮨のように纏めようとしてもまとまらない。
スプーンですくって食べるのが一番食べやすい方法なのだ。

日本の赤飯より硬く蒸し上げたタイのもち米を箸を使って食べ
ようとしても食べにくいだけだ。はっきり言って食べられない。
米粒が手にべたつかないので、手で食べるのが合理的で
食べやすい。

自分達の国で取れる米をいかに美味しく食べるかで、ご飯の
食べ方が変わっていることがこれで分かる。
タイ人の衛生観念が低いから手で食事をしているのではない。

ちょっとインターネットで調べごとをしていたら、こんな記述が目
に入った。
「インディカ種の米だから手で食べると美味しい」と言っていた。
俺が思うにインディカ種の米にもうるち米ともち米がある。
もしうるち米だったなら、この記述は間違っている。
手でうるち米を食べるのは困難だ。
インディカ種のもち米のことを言っているのなら、この記述は
正しい。だが、
「手で食べると美味しいから」という記述は間違っている。
箸やスプーンで食べようとしても食べにくいから、もち米を手で
食べているだけなのだ。

2008/8/4

TREview

素晴らしい すごい とても良い 良い

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ジャスミンライス

日本ではブランド米があって、その米は本当に美味しいとなって
いる。鮨飯にするとか、炊き立てのご飯を胡瓜の一夜漬けなど
さっぱりしたおかずと一緒に食べれば米の美味しさがはっきり
する。ウチのようにタイ料理と一緒だと、米がもつ仄かなかおり
なんて隠れてしまう。よほど劣悪な米でない限り、同じような
ものだ。

タイにもブランド米があって、英語ではジャスミンライスと言って
いる。ジャスミンの花の香りがして美味しい米ということになって
いる。刈り取りがすんだ田圃を案内してくれたタイ人は、
「ここではジャスミンライスがとれるのだよ」
と誇らしげだった。

粘り気がなくて、甘味も少ないタイの米を食べても日本人には
あまり美味しい米ではない。強力な香草や多量の唐辛子を
使った料理と一緒だから、あんな米でも食えるのだとつい思って
しまう。タイの方、ごめんなさい。

ジャスミンの花の香りがする米と言っても香水のように花の香
りが米からぷんぷん漂うのではない。ほんの僅かな香りだ。
タイ人はその微かな香りをタイカレーの香りとは別に感じるの
だろうか?俺にはとても無理だ。
炊きたての飯なら、飯の香りがわかる。
炊きたてのパサパサの飯だけをとって飯の香りを嗅いだ。
俺にはジャスミンの花の香りは感じられないが外米臭なら
感じた。もしかすると俺達が外米臭という香りをタイ人は
ジャスミンの花の香りと言っているのだろうか?

2008/8/4

TREview

素晴らしい すごい とても良い 良い

| | コメント (0) | トラックバック (0)

トムチュート豆腐

豆腐を使ったトムチュートだ。鶏肉と豆腐を一緒に煮たと思えば
いい。暑さで食欲がない?
鶏肉は遠慮して豆腐だけを食べた。
豆腐をとってご飯に乗せる。それに唐辛子ソースをかける。
生のプリッキヌーを取る。
一粒では辛すぎるので、プリッキヌーを半分に切って豆腐に
乗せる。こうして食べると湯豆腐のタイ版になる。
プリッキヌーというのはタイでも辛い部類に入る唐辛子だ。
この辛い唐辛子を食べているのだから、俺も唐辛子中毒だ。
唐辛子中毒と言うのはどこまで進行するのだろうか?
豆腐は日本の木綿豆腐だ。これを売った豆腐屋さんは豆腐を
唐辛子と一緒に食べる人がいるなんて想像していないだろう。
こういう食べ方も旨いもんだ。
豆腐と一緒にすくった旨いスープがご飯に移る。
ナンプラで豆腐にの塩味がつく。
飯・豆腐・唐辛子を一緒に食べる。

暑い気候の地域では唐辛子を沢山つかう。その理由は
いろいろ説明されている。こうやって豆腐を食べているうちに、
「唐辛子は食欲を刺激するため」という説が正しいような気が
してきた。

P1050994pct13

2008/8/4

TREview

素晴らしい すごい とても良い 良い

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2008年8月 3日 (日)

アナログ的唐辛子の量

今日も辛いタイ料理を食べながらわいわいがやがやの集まりだ。
ソムタムが出た。
「これに何本くらい唐辛子が入っている?」
「わかんないわ」
そんなことを気にしたこともない様子だった。
「料理書では大匙何杯の唐辛子をいれなさいなんて書いて
あるよね」
「タイ人はそんなこと気にしないわ」
「・・・・・???」
彼女は片手で唐辛子を掴み、その唐辛子を鍋に投げ入れる
真似をした。いつもこんな調子で料理を作るから唐辛子を何本
入れたかなんて気にしていない。俺達は唐辛子5本なら辛くない。
7本になると辛いなんてデジタル的に唐辛子を加えている。
タイ人は唐辛子が何本なんて考えない。
手で一掴みして唐辛子を加えるからアナログ的なんだな。

2008/8/2

TREview

素晴らしい すごい とても良い 良い

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月 2日 (土)

ゲンオムガイ、烏骨鶏と夕顔

ヌチャナートが真っ黒な烏骨鶏を買ってきた。普通の鶏肉でもいい
のだが、烏骨鶏の方が美味しいとこだわりがある。
小さな烏骨鶏だから、全部を使ってしまう。
出刃包丁で叩き切る。

P1050976pct13

次は香辛料を臼で叩き潰す。プリッキヌーはこの位いれないと
満足しない。これを見れば、タイ人がどのくらい唐辛子を使う
かわかる。

P1050978pct13

こうして烏骨鶏と香辛料を炒める。
タイ料理独特の香りが家中に漂うというよりたち込める。

P1050979pct13

少量の水で臼を洗い、その水を鍋に入れる。
これを何回か繰り返す。
これは化け学的にも正しい方法だ。

P1050982pct13

ぐつぐつ煮てから出されたのがこの料理だ。
香りがいい。「タイ料理だな」と感じさせる香りだ。
この暑い陽気で食べると、タイで食べる味になる。
ベランダで育てている香草も入れた。
夕顔が柔らかになり、烏骨鶏のスープを吸い込んでいる。

P1050988pct13

2008/8/1

TREview

素晴らしい すごい とても良い 良い

| | コメント (0) | トラックバック (0)

豚の皮と肉食文化

俺達は豚の皮を食べるなんて気持ち悪いゲテモノ食いと思う。
肉食文化の長い国では肉のあらゆる部分を食べる。
例えば血液だってドイツやモンゴルではソーセイジにする。
タイでは蒲鉾のようなものを作る。
絶対に肉を無駄にしない。それが正しい食べ方だと俺は思う。
全てを食べることは人間に命をくれた動物に対する礼儀の
ような気がする。

それはさておき、どういうわけか突然 豚の皮を食べたくなった。
タイ食材店で豚の皮を買ってきた。

P1050983pct13

そういえばタイへ旅行した女からこんな話を聞いたのを思い
出した。可愛い女の子が何かを美味しそうに食べているのを
見た。あまりにも美味しそうに食べているので味見をしたく
なった。女の子に持っていたお菓子をあげて、女の子が食べて
いる物を貰った。彼女は女の子が食べていた物は豚の皮と聞い
て驚いた!という話だ。

豚の皮を薄く切って、ナンプラ・塩・調味料で味付けしてから
ラードで揚げる。高温で揚げられるので豚の皮はポップコーンの
ように膨れる。このまま食べると、塩っけのないおかきみたいだ。
タイ人はこのまま食べることもある。
ソムタムにつけて食べると美味しいとも言う。
スープだかシチュウのようなものに豚の皮を入れたのを食った
ことがあるような気がする。

日本の肉食文化はまだ短い。食糧自給率をあげるとか動物蛋白
の不足とか・・・・・いろいろな状況が発生すると日本人も
自然に
豚の皮や血も食べるようになると思う。ドイツ・モンゴル・タイでも
取扱いにくい血液や食べにくい皮は捨てていた
が、飢饉などで
食べ物がなくなり、血液や皮に目をつけた。それをいかに美味し
く食べるか研究がすすみ現在の形になった
のだろう。

2008/8/2

TREview

素晴らしい すごい とても良い 良い

| | コメント (0) | トラックバック (0)

食べ物と健康の関係8028

今日も食べ物と健康に関する広告をみつけた。あれを食うと
健康によい、これを食うとナンに効くなんて話ばかりだ。
どれを食っても良いみたいだ。俺がはっきり言えるのは何も
食わないのが一番体に悪い。
今日は「はつらつ元気」誌2008年9月号 芸文社の広告が目に
入った。

血液浄化 猛暑を乗りきる!!
血糖値400が大改善!
糖尿病、高血圧 耳鳴りゼンソクに玉ネギジュースが効く!!
髪まで生えた!!血液サラサラ!!

ウエスト14cm縮小!
鎖骨くっきり!
バストも豊に!
朝バナナで19Kg 13Kg  9Kg減!!
楽(○囲み)メタボ脱出50人証言

この他に食品名を具体的にあげていなかったがナットウ
キナーゼ、緑皮柑橘という名前もでていた。

以前も朝バナナの広告を見た。
その時の広告と今回の広告を見比べてみよう。
減少した体重の数値は同じかな?

広告その1 35キロ20キロやせた!
広告その2 22キロ、20キロ19キロ
広告その3 医師夫婦は35㌔やせた!薬剤師夫婦は20㌔やせた
広告その4 22キロ、18キロ、17キロ

こうやって見ると今回の数値は控えめだというのが分かる。
「このバナナを朝 食べると35キロ痩せる」と言ってバナナを
売ったら誇大広告で公取に怒られるだろう。
「朝 バナナを食べると35キロ痩せる」という記事が掲載されて
いる雑誌広告だから誇大広告にはならないのかな? 

俺は食べ物と健康の関係を広告の中に見つけているだけで、
広告の内容が正しいとも間違っているとも思っていない。
このような健康食品にも流行があって、どのように変化するか
見つめているだけだ。

2008/8/2

TREview

素晴らしい すごい とても良い 良い

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月 1日 (金)

ニョキの食べ方

ニョキというのはイタリアの家庭料理だ。特売で買ったニョキを
食べようと思った。何も特売と断らなくても、ウチの買物は全て
特売品だけだ。ジャガイモから作ったニョキはスパゲッティ、
マカロニと違って、まだあまり日本では馴染みのない食べ物だ。
近いうちにニョキ専門店なんてものができるはずだ。

袋にはニョキを茹でて・・・・・と食べ方が書いてある。
インターネットで調べれば、美味しいニョキの食べ方が幾らでも
見つかるだろう。ソースはこう作って・・・・・と書いてあるはずだ
が、そんな物を見るのが面倒だ。ジャガイモが原料なら、ニョキ
を油で揚げても美味しいはずだ。そんな食べ方をイタリア人が
やるかどうか知らない。家庭料理なんだから、俺が
「美味しそうだ」「多分、美味しいだろう」と思うやり方で食べれば
いい。ヌチャナートに「これを油で揚げると美味しいと思うよ」と
言った。「そうかもしれないわね」

台所でジュウジュウ 音がしている。
覗くとヌチャナートがニョキをフライパンで炒めていた。
炒めても良い味になるはずだ。
ヌチャナートも自分勝手に味を想像し「炒めても美味しいはずだ」
と思ったのだろう。台所の主導権はヌチャナートが握っている。
(実際はこの家 全体を乗っ取っている)

P1050959pct13

皿に盛られたニョキの炒め物を摘んだ。
想像していた通りの味になっている。
「これは旨いよ。ヌチャナートも味見してごらん」
ヌチャナートもニョキを摘んで口に入れた。
「うん、これは美味しいわね」

この後、ニョキはウチの料理の中でタイ風に変化していくこと
になる。どのような味になるのか俺には大体想像がつく。
そのうちに、イタリア人が驚くタイ料理に変化しちゃうと思う。
イタリア人に食べさすと
「似たような料理がわが母国イタリアにもある」
なんて言いだすかな???

今日の食べ方はタイ風に変化していない。
おとなしくアメリカ製のハバネロ唐辛子ソースをつけて食べた
だけだ。イタリア人はこんな唐辛子ソースをつけながら食べる
なんて想像していないから、これだけでもタイ風と見るかな?
「こんなに唐辛子を使いやがって、何がおとなしく食べただ!」
なんてイタリヤ人に怒られるかな?
炒めたニョキにハバネロ唐辛子ソースはあうよ。

2008/8/1

TREview

素晴らしい すごい とても良い 良い

| | コメント (0) | トラックバック (0)

黒い唐辛子

ウチの唐辛子の葉はヌチャナートが食べちゃった。
殆ど葉がないのに、唐辛子の実は枯れることもなくしっかりと
枝についている。その実に赤い色の成分が出てきて、唐辛子は
緑から茶色に変化した。やがて赤くなるのだろうと思って、
あまり唐辛子を観察していなかった。今朝、唐辛子を見て驚
いた。茶色が濃くなってまるで黒い唐辛子が出来上がって
いた。もう少し待つと真っ赤な唐辛子になるのだろう。

緑の時は食欲をそそった。
茶色になるとあまり美味しそうに見えなかった。
こんなに黒くなるともう食欲はなくなる。
これが赤くなると「美味しそう!」と感じるのだろう。
この唐辛子は辛くないタイプだろうな。

P1050973pct13

日本では唐辛子は一年に一度しか取れないことをヌチャナート
は気づいていない。俺は沢山の実をとって自家消費したい。
タイでは一年中唐辛子は実がつく???
幾ら葉を食べても次々と葉が出て花が咲いて実がなる。
今 出始めた葉が大きくなり花が咲く頃は涼しくなりかける。
もうこれ以上、唐辛子の実はできないだろうな。

2008/8/1

TREview

素晴らしい すごい とても良い 良い

| | コメント (0) | トラックバック (0)

食べ方の習慣

スウェーデン系カフェテリアで料理を選んだ。
ナイフ・フォーク・テーブルスプーンをもって食卓についた。
ここまでは日本や欧米で見られるごく普通の光景だ。

欧州の食卓とタイの食卓の違いは、タイの食卓にはフォークと
テーブルスプーンしかないことだ。タイの食卓にナイフがない
理由は食事中に暗殺されるのを恐れた王族がナイフの使用を
認めなかったからか?どうかわからない。
欧州の食卓にあるナイフの先端が丸くなっているのは暗殺予防
措置だ。
欧州の食卓には箸は絶対にでないが、タイの食卓には料理に
よっては箸がでる。
大きな肉や魚を切り分けるには、タイ人は器用にスプーンを使う。

話をしながら食事をしていた。ふとヌチャナートの手元を見た。
ヌチャナートはフォークとスプーンで魚を切ろうとしていた。
タイ人のヌチャナートは無意識のうちにスプーンを手にとって魚
を切ろうとしていたのだろう。
「ああ、やっぱりタイ人なのだ。欧州式のカフェテリアでもタイの
習慣が抜けないのだ」衆人がいる中でヌチャナートがやることを
俺は恥ずかしいとは思わなかった。

ウチの料理はいつもタイ料理だから、タイ式の食べ方だ。
しかもタイの田舎の家庭内、家族同士の食べ方だ。
欧州式のカフェテリアでは欧州式の食べ方の方がサマになる
かな????食事は自分が好きなように、美味しいと思う好き
な食べ方で楽しむのが正しい食べ方だと俺は信じている。
家庭内ではそれでいいがレストランでは、片足を膝に乗せて
足組みしながら食べたり、がちゃがちゃ音を立てながら食べて
はいけない。

欧州系カフェテリアでタイ式にスプーンで魚を切ってもいいが、
ここでは場違いな感じがする。場違いな感じが可笑しいので、
ヌチャナートの手元を見ながら「ヌチャナート!」と笑いながら
言った。自分の手元を見てヌチャナートは間違いに気づいた
ようだ。慌ててナイフをとった。

食べ方に限らず習慣というのはなかなか治らない物だと痛感した。

2008/8/1

TREview

素晴らしい すごい とても良い 良い

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2008年7月 | トップページ | 2008年9月 »