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2008年8月10日 (日)

コンビーフ缶の開け方

缶詰には幾つかの形がある。典型的な缶はずんどうの円柱型
だ。鰯の缶詰などは小判型をしている。
オイルサーディンなどは角が落ちた四角形の缶を使っている。
これらの缶は全て通常の缶切で開けることができる。
最近の缶詰は缶切が不要な物が多いが、それでもまだ缶切が
必要な缶詰も多い。

コンビーフの缶はちょっと特殊で立体台形をしている。
缶の天か地に鍵のようなものが付いている。
この鍵にある穴に巻き取り口の金属を挟む。
そして鍵を回すと帯状に金属が切り取られる。
切り取られた金属は鍵に巻き取られる。
俺には何でもないことに思うのだが、コンビーフ缶の開け方が
分からない人が多いみたいだ。

ヌチャナートは保存食の中からコンビーフ缶を見つけた。
「あら、いい物があるわ」
コンビーフを使ったタイのサラダをヌチャナートは作ったことが
ある。また同じ物を作るのだと思った。

「この缶をあけてよ!」
あれれ、ヌチャナートもコンビーフ缶の開け方が分からないの
だ。以前は、俺が開けたのだろうか?忘れているが多分そう
だろうな。コンビーフ缶を手にとって驚いた。
昔は鍵は缶に半田付けしていた。日本製だか、外国製だか
忘れたが接着剤で鍵を取り付けているものがあったかも
しれない。今日の缶の場合、鍵をテープで取り付けている。
半田には鉛が含まれており、環境汚染の原因になるから半田
付けを止めたのか?テープの方が簡単なのか?
コンビーフ缶にも時代の流れがあったのだ。

「これは炒めた方がいいの?」
「そのままでも、炒めてもいいよ」
「炒めた方が美味しそうよ」
炒めるというのだから、肉をほぐしながら炒めるのだと思った。
ヌチャナートは缶から出したままコンビーフをフライパンに入れ
たようだ。表、裏、左、右、天、地と転がしながら順番に炒めた。
それを器に取り、肉をほぐしながら食べている。
「美味しいわよ。ナンプラを入れるといいかもしれないわね」
「唐辛子は要らないのかい?」
「いらないわ。ナンプラだけでいいわ」
肉をほぐし、ナンプラをかけて美味しそうにコンビーフを食べて
いる。

日本人が何にでも醤油をかけるように、タイ人は何にでも
ナンプラをかける。いったん体に染込んだ味の記憶を消すのは
本当に困難なのだと改めて思った。

2008/8/8

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