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2008年8月28日 (木)

雲南のタイ族料理

現在のタイ人のご先祖は中国の雲南省にいたタイ族と言われる
人々で、雲南から南下して現在のタイ周辺に定着したのが現

のタイ人だというのが定説になっている。
多くの人々が南下するなかで、雲南に留まった人々がいる。
南下しなかった人々は現在の中国で少数民族となり、タイ族と
言われている。

テレビで雲南省に住むタイ族の料理を紹介していた。
唐辛子を使った料理だった。
雲南のタイ族の料理はタイに住むタイ人の料理に似ているのに
気づいた。テレビだから味はわからないが、見た目では雲南の
タイ族の料理はウチで食べるタイ料理に似ていると思った。
雲南のタイ族も現在のタイ人も同じ民族だから唐辛子を大量に
使うのだとその時は思い何の疑問も感じなかった。

唐辛子をタイに伝えたのはアユタヤに交易に来たポルトガル人
で16世紀頃となっている。暑いアユタヤに唐辛子が入ると、人々
の嗜好にあい唐辛子を使った料理が急速に広がったと考えられる。

その一方、雲南にも陸路を通じて唐辛子が入った。
アユタヤから北上して入ったのか、西域から入ったか或は遠く離
れた海南島や香港から入ったのだろう。唐辛子が雲南のタイ族
に入ると、それがタイ族の嗜好にあってタイ族は大量の唐辛子を
使うようになった。

アユタヤで唐辛子が普及したのは気候のせいだという説明で
我々は納得する。しかし、アユタヤからはるかに北で年間の
平均気温が低い雲南で唐辛子が使われる理由は気候では
説明できない。

雲南のタイ族が唐辛子を持って南下したとも考えられる。
唐辛子が伝来した時期とタイ族が南下し始めた時期が一致
しないからこの説は駄目だ。

ほぼ同じ時期に唐辛子が雲南にもアユタヤにも伝わったと考え
られる。雲南のタイ族が唐辛子を多用する理由は、気候ではなく
遺伝的体質だろうか?彼等タイ族やタイ人は唐辛子を食べること
で何かを補っているとも考えられる。

タイ族が住む雲南の地では土壌にゲルマニュームやモリブデン
などある種の微量元素が不足しているのかもしれない。
その微量元素を摂取しないと風土病にかかる。
唐辛子を食べることで不足している微量元素を補い、風土病に
かからないなんてことも考えられる。

何の疑問も持たずにテレビを見ていたが、雲南のタイ族がなぜ
唐辛子を多用するのか考えてみると不思議だ。

2008/8/28


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投稿: TLSグループ | 2008年8月28日 (木) 12時45分

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