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2008年9月12日 (金)

焼肉のタレとタイ人の好み

テレビで焼肉のタレの宣伝をやっている。「黄金の・・・」なんて名前を
つけている。それを見て、ヌチャナートは素っ気なく言った。
「甘いんでしょ。美味しくないわ!」
何度か、買ったか戴いたかで日本の焼肉のタレをヌチャナートは幾つ
も味見した。
日本の焼肉のタレは例外なく甘い。

食べ放題の焼肉屋へ行く。辛いと言われるタレも甘味が強すぎる。
日本人が辛いと感じる程度の辛さだから、ヌチャナートにも俺にも辛さ
は感じない。
「焼肉屋のタレは美味しくないから」と言って自家製のタレを焼肉屋へ
持参する。焼肉はタレで勝負だ。好みのタレでないと焼肉は美味しく
ない。お店には悪いけど、タイ風のタレを持参して食べる。
「こんなことしているの、あたし達だけよね」
ヌチャナートも可笑しそうに笑いながら、自家製タレに焼肉をつけて
食べている。

昔、ヌチャナートはエバラ焼肉のタレを美味しいと言った。
エバラ焼肉のタレをタイへ持って行って、タイ人に試食させた。
今はもうそんなことはできないだろう。機内持ち込みは完全に駄目だ。
預ける荷物でも液体は爆弾と思われて断られるかな?

焼肉屋に電話をかけて、焼肉セットの出前をタイの田舎で頼んだ。
七輪、炭、焼鍋、肉、野菜、スープなど全部持ってきてくれる。
火をつければ直ぐに食べられる。食べ終わると七輪などを持ち帰って
くれる。実に便利なシステムだ。
近所の人々を呼んで出前の焼肉をエバラ焼肉のタレで試食した。
食事に招待されたら、よほど口に合わない物以外は「美味しい」と
外交辞令で評価するのが普通だ。
まして、ただ酒、ただ飯だ。「美味しい」とお世辞で言う。
お世辞ではなくとも、珍しい日本の味だし、受け入れ可能の味だから
「美味しい」という評価になる。
その時の写真を見ると、エバラ焼肉のタレにパクチーを入れてある。
パクチーが入らないとタイ人には焼肉のタレにならない。
それを配慮したのだろうな。タイ人も美味しいと言っていたが、タイ人の
好みの味とはちょっと違っているはずだ。
焼肉のタレをタイで売るにはもう少し、タイ人の好みに合わせた味に
する必要は感じた。

その当時は日本の焼肉のタレも珍しかったので、ヌチャナートは
エバラ焼肉のタレを美味しいと言っていた。
日本での生活が長くなるにつけて、刺身や鮨のような日本の味を好む
ようになるものもある。その逆に焼肉のタレのように、最初は好んだが、
だんだん飽きがきて遠ざける味もある。
味の好みや、その変化を見ていると面白い。

2008/9/12


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受信: 2008年9月12日 (金) 19時24分

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