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2008年11月 7日 (金)

インスタントラーメン文化とママー

タイで一番人気のあるインスタントラーメンは「ママー」というブランド
の商品だ。「ママー」はインスタントラーメンの代名詞みたいな存在
だ。インスタントラーメンの種類はタイでも多い。
次々と新商品がだされるようだ。
食べ方は日本と同じだが、麺が少ないので湯の量も少なくする。

インスタントラーメンと言うのは日本では家庭内で食べる物だ。
家の外で食べることはない。例外はカップ麺だ。
コンビニでカップ麺を買い、魔法瓶のお湯を入れて、店で箸を貰い、
店先に座って食べている高校生をよく見る。

これがタイに行くと様相がちょっと違う。インスタントラーメンは屋台
などの定番料理なのだ。屋台のラーメン屋を覗くとガラスのショウ
ケースにママーが入っている。
注文するとママーにスープを加えて出してくれる。屋台とは言え、
料理店だ。料理店でインスタントラーメンを食べるなんて日本人の
感覚にはない。日本の屋台ラーメンに「◎◎チキンラーメン」なんて
置いても絶対に注文する人はいない。インスタントラーメンの袋を
屋台で見た時、
「何でこんなもんが売れるのだ?バッカじゃなかろか!」と思った。
どうしてこんな商売がタイでは成り立つのか不思議に思うだろう。

それにはそれなりの文化背景がある。
タイの食生活は極端な話、外食が基本だ。独身者の場合、家で料理
を作ることはない。大通りに出れば必ず屋台がある。裏通りのこんな
所にもと思われる場所に飯を食わせる店がある。
腹が減ったら、近くの店か屋台へ行って食べる。
あるいは店で料理を買って帰り、自宅で食べる。
「飯は買って食う」という社会構造が出来上がっている。
日本の場合、料理店で飯を食うのは特別な場合だから、綺麗な店、
グルメ情報にある店に行く。
タイの場合、外食は日常の食べる行為だから、着飾ってグルメレス
トランに行くことはない。腹が満たされればいいのだから、普段着で
近所の店や屋台に行く。
旨い物を出せば、裏通りでも店をやっていける。
自宅にガスも調理道具もない家も多いと思う。
市場や近所の雑貨店で袋入りのママーを買ってきても食べることが
できない。そんな状況だから、インスタントラーメンのママーが食い
たければ屋台でそれを注文するしかない。

それに気づけば、タイの屋台ではインスタントラーメンを定番料理
としてだせる理由を理解できる。

2008/11/8


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