パンチャンとお通し
韓国では料理を注文すると「パンチャン」と言われる無料の料理を
出す習慣がある。客が食べ残したパンチャンを使いまわしで、次の
客にだすのが普通のようだ。韓国政府はパンチャンの使いまわし
を禁止することにした。食品の安全面から、禁止措置はいいことだ。
韓国では客がパンチャンを選択できるようにし、有料にするように
制度を変えようとしている。
パンチャンの習慣は日本の居酒屋で出される「お通し」と言う習慣
に似ていると思っていた。
いくらパンチャンが無料だと言っても、煮魚が嫌いな人に煮魚をだし
ても手をつけない。鯖を食うと蕁麻疹ができる人に鯖の塩焼きをだし
ても食べない。
「無料だから食べなきゃ損だ」と言って食べる人もいるかもしれない
が、鯖アレルギーの人は食べたくても食べることができない。
パンチャンから金をとれないから、店としては客が手をつけない料理
を次の客に出したくなる。こうして使いまわしが公然の秘密になって
しまった。無料の料理が生んだ悪弊だ。
パンチャンが問題になったので、日本のお通しについて考えてみた。
お通しと言うのは無料だったが、金をとる店もある。
無料なら店がどんな料理を客にだしても構わないと客の立場から
言える。お通し代を請求するのなら、店は何種類かのお通しを用意
しておき、客がお通し料理を選択できるようにすべきだ。
嫌いな物、アレルギー料理を出されて金を取られる客の立場に
立ってみよう。金額は僅かだとは言え、食べられない物に金を払う
のは腹立たしくならないか?
いくら習慣だと言っても店からの押し付けはいけない。
日本のお通しという習慣も韓国のパンチャンの習慣と同じように、
考え直さなくてはいけない時期になった。
2008/12/31
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