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2008年12月23日 (火)

使いまわし、韓国でも

前の客が食べ残した物を使いまわしていたことが発覚して倒産した
老舗料理店があった。
「食べ放題」の店でも使い回しがあり、社会の批判を浴びた。
使いまわしが韓国でも行われていることを今朝の読売新聞が伝えて
いる。

韓国政府は法改正を行い、使い回しを禁止する意向。
料理を注文すると「パンチャン」と言われるおかずを無料で出す
慣習が韓国にある。パンチャンの量や種類が少ないと
「あの店はケチ」と思われる風潮がある。店はパンチャンを多めに
だす。当然、食べ残しがでるので、それを別の客にも使う。
こんな悪循環が起きている。
ソウル市江南区ではパンチャンを注文制にする仕組みを飲食店に
呼びかけているが、呼びかけに応じたのは僅かだった。
飲食店側は客が減ることを心配している。政府は
「残飯はゴミだと考え、残飯を減らす方法を考えて欲しい」
と飲食業者に要求している。消費者も「量が多ければ良いのでは
ない。きれいな食べ物が良い」と認識を改める必要があると述べて
いる。

ソウル五輪開催決定後の1983年に「衛生的な食べ物を実現」しよう
とパンチャンを個別に注文する制度を導入した。
消費者はパンチャンに料金を払うことに反発した。
罰則がなく、飲食店も制度を守らなかったため、制度が形骸化した。
こんな内容の記事だった。

慣習は出来上がってしまうと、これを打ち破ることがいかに困難で
あるかこの事実は物語っている。
「パンチャン」の使いまわしは半ば公然の秘密になっているようだ。

日本では酒やビールを注文すると、小皿に香の物とかピーナッツを
入れたものを「お通し」と言って無料で出す慣習がある。
それを酒だけでなくカツ丼やラーメンにも広げ、種類も量も多くした
のがパンチャンのようだ。
日本の飲食店に入ると黙っていても無料の水を出す慣習がある。
もしこの水を注文制の有料にしたら、どうなる?客は猛反発する
だろう。パンチャンを有料の注文制にするのがいかに困難か想像
できる。飲食店にしてみれば、無料のパンチャンの代金を料理に
上乗せしているだけだが、見かけは無料だ。客が払う代金はとどの
つまり、同じなのだが、無料に見えるサービスの方が客にとっては
嬉しい。「パンチャン」の使いまわしはなくなるかもしれないが、
この慣習はなくならないだろうな。

2008/12/23


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