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2008年4月26日 (土)

ノーマイドング

商店街にでかけた。ここはヌチャナートのお気に入りの場所だ。
ここへ来ると、どうやらタイの市場で買物をしている気分になる
みたいだ。タイの市場だと思って商店街を見回すと、そんな雰囲
気もある。お気に入りの店があって、必ず其処で買物をする。
八百屋、魚屋など同業者が沢山あるので、値段を見比べている。
「こっちのお店の方が安いから、こっちで買いましょう」なんて主婦
らしいことを言う。
今日はこの店の筍が一番安い。新鮮な筍を求めた。
「また、今日も筍料理か?」先日も筍、今日も筍と観念した。
作って貰うのだから、文句は言えない。
「今日は筍を食べないわ」ほっとした。
「ノーマイドングを作るわ」
ノーマイドングというのは筍を醗酵させた漬物のようなものだ。

家に帰ると早速、作業にとりかかった。
筍の皮を剥いて、筍をささがけに切る。
塩を加えて揉む。
それを器に入れて醗酵を待つ。
一週間ほどで筍が酸っぱくなったら食べられる。
こうしておけば、筍は一年はもつという。

この筍をいろいろな料理に使う。

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2008/4/25

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小鯵の丸干し

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小鯵が安かった。それを見るとヌチャナートは直ぐに小鯵を求め
た。普通の日本人は「いくら安くても、あんなに沢山はいらないわ」
となる。
「毎日、鯵ばかり、食べられないわ。」
鯵のたたき、鯵の唐揚・・・・・あんまりメニュウがない。
直ぐに飽きてしまう。

ヌチャナートは安く大量に買い込んだ鯵を保存食品にする。
一部は冷凍保存にしておく。
時々、冷凍庫から鯵をとりだして魚の舐め味噌のようなものを
作る。

鯵を塩漬けにして、プラケムにする。
こうしておけば腐ることがなくいつまでも食べられる。
料理を作るのが面倒な時に、プラケムを取り出して食べる。
プラケムはタイの貧乏人が食べる。
長く保存したプラケムは旨いよ。貧乏人の食べ物なんて馬鹿に
してはいけない。餅米を手で丸めてこの塩っぱいプラケムに押し
付けて食べると、誰でも好きになる。
魚を余り好まない俺が旨いというくらいだ。

冷凍とプラケムだけでは味の変化はない。
小鯵に塩を振って水気をだす。
塩が染み込んだ小さな鯵は開きにしない、そのまま丸干しにする。
丸干しを焼いて食べた。塩味がちょうどいい。
鯵の身を崩す。唐辛子ソースを乗せて、ご飯と一緒に混ぜる。
幸せな気分になる。

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2008/4/26

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ホイアップン(リンゴ貝)・ホヤ

東北地方の人々はよくホヤを食べるが関東地方になると食べる
人は少ない。独特の臭みと苦味があるので、関東地方では嫌わ
れている。このように癖のある食べ物は好きな人にはたまらない
ほど旨い食べ物なんだ。おれ自身はホヤを余り好まないが、
これが好きだという人の気持ちはよく分かる。

ホヤを見かけてヌチャナートは「あの貝を買いましょうよ」と言う。
ウチの公用語はタイ語だ。
俺のいい加減なタイ語では突然「貝」と言われてもなんのことやら
わからない。俺の頭では「貝には硬い蓋があるもの」と固定概念
ができている。ホヤを貝と言われて戸惑った。

貝でなかったなら、ホヤは魚か?
魚ではないな。どちらかと言うと貝に近いのかな?
タイ人はホヤのことを貝と呼ぶと覚えておこう。

昔、ヌチャナートにホヤを食べさせたことがある。
「なあーに、これ?美味しくないわ」と言っていた。
それなのに、ホヤを買おうという。
「昔、食べて美味しくないといったじゃないか。」
「美味しいわよ」

先日の宴会でタイ人がホヤを持ってきたらしい。
その時、ホヤを食べて美味しかったというのだ。
ホヤの生態は知らない。多分ホヤは冷たい海にいるのだろう。
だから、東北地方の人が好んで食べるのだ。
関東の海にもホヤが沢山いるのなら、関東でもホヤを食べるだ
ろう。タイの海にはホヤはいないと思う。

美味しいホヤの食べ方をタイ人から伝授してもらったらしい。
「酢・塩・砂糖と”なんとか”をいれるのよ。醤油もちょっといれる
のよ」
その”なんとか”が何なのか良くわからない。
日本語を聞いたのだろうが、ヌチャナートはその言葉を忘れて
いる。ヌチャナートは一生懸命”なんとか”について説明する。
俺にはナンなのかさっぱりわからない。
うろ覚えの日本語の単語を言う。
「これに近い名前よ」
そんな名前の食材は日本にはない。
料理の色・味などを聞きながら謎の食材を推定した。
多分、みりんのことだろう。

ヌチャナートは調味料を作り始めた。
みりんを味見して、調味料に加えた。
次に、ホヤの殻を剥き黄色い身をよく水洗いした。
それを一口大に切って調味料に加えた。
「明日になったら食べられるわ」
「ヌー、これをタイ語でなんて言うんだい?」
タイにはないホヤをタイ人がなんて呼ぶのか興味があった。
「ホイアップンよ」
「えっ?!なんだって?」
俺は驚くと同時に笑い出してしまった。
「ホイ」は貝で「アップン」はリンゴの意味だ。
直訳するとリンゴ貝だ。
面白い名前をつけたものだ。言われてホヤの姿を思い浮かべ
た。リンゴと言えばリンゴに見えないこともない。
海鼠のことを英語で「海の胡瓜」というのに発想が似ている。

翌朝だった。
「サミイ!貝が冷蔵庫にあるわよ。味見してよ」
「貝が?」俺はホヤのことをすっかり忘れている。ましてホヤの
ことを貝と言うなんて忘れている。
「昨日買った貝よ」やっとホヤを思い出した。
味付けされたホヤを食べた。独特の香りがある。ちょっと苦い。
酒の肴になるな。好きな人は好きだろうな、この味は。
「どう、美味しい?」
「うーん?食べられるよ」
「酸っぱい?」
「ちょっとね。」
「もう一日待った方がよさそうね」
俺をリトマス試験紙のように、味見試験に使ったのだ。
それを確認するとヌチャナートは猫を抱きながらごろりと横に
なった。

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伝統料理について

伝統料理について考えてみよう。

犬肉料理は韓国の伝統料理だ。
タイの一部の地域でも犬肉料理を食べている。
伝統料理が地域に留まっている間は問題はない。
韓国人が多く住む米西海岸で犬肉料理を食べたなら問題がでる。

鯨は日本の伝統料理だ。
日本人は鯨を食べるがタイ人は鯨を食べない。
ヌチャナートに鯨を食べさせたことがある。
「この肉、なあーに?」
一度も食べたことがない鯨肉を食べて不思議な味と臭いに疑問
を感じた。
「鯨だよ」
鯨と知るとヌチャナートはそれ以上は食べようとしなかった。
ウチの料理に鯨がないのはヌチャナートのゲテモノ感覚による
ものもある。

蛙料理はタイの伝統料理だ。
俺だってタイで蛙のシチュウを食べた。何も知らずに食べている
と、旨かった。蛙肉を見た途端に食欲が失せたがタイ人は美味
しそうに食べている。

アフリカの何処かでは牛の首に矢を放ち、首から噴き出る血を
受ける。血と乳を混ぜたものを飲んでいる。
牛はかすり傷を受けた程度で平然と草を食っている。
これなんかも見方によっては残酷だ。
生き血を飲むなんてドラキュラのようで反キリスト教的行為だ。
これが彼等の伝統食であって、牛の生き血を飲むことで健康が
保たれる。この伝統食にはその地域で生きる人々の知恵が隠さ
れている。

フランス人が食べるカタツムリは食ってみると旨いものだ。
カタツムリ料理はフランスの伝統食だ。
しかし日本人の感覚では気持ちが悪い食べ物だ。

昆虫食も世界中に広がっている。
タイではいろいろな昆虫を食べている。昆虫食はタイの伝統食だ。
俺達には気持ちが悪いゲテモノだが、タイの人々には美味しい
スナックのようだ。
イナゴなど昆虫を食べているが、安全かな?
考えてみるとイナゴは農薬を溜め込んでいるのではないか?
農薬に汚染されているのではないか?
これらの昆虫は主食のように食べる物ではない。
わずかしか食べないから、安全性を問題にする必要はないの
かな?

各国で食べられている伝統料理はそれぞれ尊重すべきだと思う。
その逆に伝統的に食べない物も尊重しなくてはいけない。
典型的なものは回教徒の豚肉、ヒンズー教徒の牛肉などだ。

食も立派な文化だ。
外国人がなんと言おうとも、どう見ようとも、自分の国の伝統的
食文化を大切にすべきだと思う。

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2008/4/24

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ゆで卵の型

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卵を固茹にする。卵の殻を剥く。殻剥きした卵を型に入れる。
型が冷えるのを待つ。型から取り出すとこんな物ができる。
手に入れた型は自動車と魚だった。
ちょっと可愛いゆで卵ができた。

自家製トマトソースをつけて食べる。
ちょっと楽しい、ゆで卵だ。

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2008/4/26

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2008年4月25日 (金)

茄子のサラダ

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この料理をタイ語でなんと言ったかな。茄子のサラダとしておこう。
薄荷の葉を散らして香りがよい仕上がりになっている。
「美味しいわよ」
うん、確かにいい味ができている。
この味のベースに魚が使われている。俺はこの魚の臭いが気に
なる。
「魚くさいよ」
「あら、そう」
魚が好きなヌチャナートにはこの臭いが気にならない。
俺はこの料理に手をつけない。
ヌチャナートは一人で美味しそうに食べている。

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2008/4/24

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パッカパオ

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今日はパッカパオを作ると言い出した。
「辛さはどうする?ちょっとにする?」
「タイの辛さにしてくれよ」
日本のタイ料理屋は辛さを抑えれば日本人の味覚に合うと
思っている。辛さを抑えると全体の香りのバランスが崩れる。
タイ人が普通の辛さと思う辛さを求めた。
最初のうちは肉の脂で辛さを余り感じない。
食べているうちにだんだん汗がでる。
汗を拭きながら食べる。
辛くて口の中が火事になるということはない。
旨さに負けて更に食う。
食えば汗がでる。腹が減っているからまだ食欲がある。
食う。汗。食う。汗。食う。汗。
辛いけど、旨いから食える。
「この料理は日本人は食えないよね」
「サミイだけよ、この料理を食べられるのは」
そうかもしれない。この味は相当に辛いのかもしれない。
「タイで食べるのと同じよ」
パック旅行で出される、タイ料理は観光料理なんだろうな。
まがい物のタイ料理だ。
観光客が来ない田舎の店ではよくても悪くても地元の味を出し
てくれる。
本物のタイ料理の味が今日のパッカパオにあった。

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2008/4/24

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2008年4月24日 (木)

はすいも

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俺は「はすいも」というのを知らなかった。
ヌチャナートが見つけて「あらっ!」と言った。
「これはなんだい?蓮かい?」
「違うわよ。おいもよ」
「芋?」
「そうよ。サミイは見たことあるわよ」
どうやらサトイモのような芋のことらしい。
切断面を見るとストローのような太い穴が開いた繊維が並んでいる。
「生で食べられるわよ」
齧るとちょっと甘味がある。
この茎を乾すと芋茎になるのだろう。
鶏肉と一緒に「はすいも」を煮てもらうことにした。
出来上がったものは芋茎の料理と同じ味がした。
芋茎と違って綺麗な緑色をしているので、見た目が綺麗だ。

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2008/4/23

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2008年4月23日 (水)

外国での食べ物

外国に住むと食い物で苦労することがある。
旨そうだと思って食ったら、苦くて食えない。
酸っぱいとか、甘すぎるなんてものはまだいい。
臭くて食えないというのもある。
においで駄目な食べ物はなかなか受け入れられない。
そのような臭い食い物は何かがきっかけとなって好きになる。
好きになると病みつきになる。
例えばドリアンのきつい臭いはなかなか受け入れられない。
ドリアンが好きになった人は「こんな美味しい果物はない」と思う。
あの悪臭が芳香になってしまう。

偏見で食わなかった物を食ったら旨いので好きになるなんて物
もある。
例えば俺の経験だがタイには豚の血を固めたものがある。
「血を食うなんて気持ち悪い」と日本人は思う。
食ってみると蒲鉾みたいで旨いのだ。これには驚いた。

住んでしまえば、旨いもの、不味いもの、食える物、食えない物が
自然にできてくる。短期の外国旅行で不味いもの、食えないもの
に出会っても怒ったり、相手を不快にさせてはいけない。
外国に来たからできた経験と笑って喜ぶべきだ。
どんなに不味くても食べ物を地面に捨てたり、踏み潰すなんて
してはいけない。
「これは不味いよ。ダメダメ!」
と日本語で言い、笑いながら手を振ってダメと合図をする。
これで怒る人はいない。みんな笑顔で反応してくれる。
通じない言葉で「ダメだった?まずかった?ごめんね」
なんて声をかけてくれる。俺はそんな経験を楽しいと思っている。

それが嫌ならカップヌードルを持ち歩き、日本料理店で食事を
するしかない。それじゃ外国旅行の意味が薄れると俺は考える。

イラン人から聞いた話だ。チーズだと思って豆腐を買って失敗
したそうだ。豆腐に似た色、姿のチーズがあるから勘違いする
のも止むを得ないな。

俺も似たような経験がある。レストランに入ったらピーマンらしき
ものがあった。
「所変われば品変わるだ。この国のピーマンはちょっと先が尖って
いるのだ」俺はそう思い込んだ。
「あれが食いたい」と指差した。
ピーマンだと思った物はタイでも見たことがない大型の唐辛子
だった。いくら知らなかったとはいえ、自分が注文した物を残す
のは店に失礼だ。
俺も意地があるから唐辛子を食い終えた。
「変な日本人がこの店に迷い込んできて、唐辛子を食っている。」
店の者は俺が唐辛子を食うのを見ていたようだ。
唐辛子を食い終わると、甘いメロンを一切れくれた。
メロンを食ってほっとした。
これも楽しい思い出だ。

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2008/4/22

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アラック、アラビアの酒

イラン人と話をしていたらアラックが話題になった。
アラックというのはアラビアの酒だと言った物の、俺はアラビア
の定義を知らない。
一体アラビアというのは何処にあるのでしょうね?
俺は勝手にアラビアの範囲は東はイラン西はモロッコと決めて
いる。イベリア半島や東欧諸国をアラビア人が占拠したが追い
出されてしまったから、その地域はアラビアの範囲にいれない。
アラビア語を話し回教を信奉している浅黒い肌の人々を
アラビア人と定義している。
肌が真っ黒なアフリカの回教徒はアラビア人ではないと決め付
けている。アラビア語を話していても肌が黒い人はアラビア人
ではない。
根拠も理由もない。俺が勝手にそう思っているだけだ。
間違っている、差別だと言われれば反論する材料がないから
「ああそうですか」と言う。
俺は勝手にイラン人をアラビア人としているが、イラン人は
アラビア人ではなくてペルシャ人だと思っている。
ウイキペディアでも見ればアラビアの定義が書いてあるでしょう。

アラビアの俺の定義はそんなところで、次に進もう。
回教徒は酒を飲まない。コーランが酒を飲むなと言っている
からだ。サウジアラビアなどに酒を持ち込み、見つかると直ぐに
没収される。没収されると、目の前で瓶を割られる。
空港内は酒の臭いでむんむんしているという話を聞いたことが
ある。

それなのにイランにはアラックという酒がある。
その昔、南蛮船でアラックが日本に持ち込まれ「荒木酒」と言わ
れていた。日本の醸造会社で「アラク」とかいう名前で焼酎をだし
たことがある。あの焼酎はまだあるのかな?

俺はアラックの原料はナツメヤシと記憶している。
イラン人に聞いたらアラックの原料はいろいろあり、葡萄も使う
そうだ。
「葡萄も?それじゃブランデーじゃないですか!」
「生の葡萄じゃないんですよ。干し葡萄を使うんですよ」
「ふーん」
ニュージーランドだったかな?
干し葡萄にして葡萄の糖分を高めてから甘いワインを造って
いたな。イランでも同じように干し葡萄からワインを作っている。
ニュージーランド?と違うのは葡萄の糖分を全てアルコールに
変えてから、蒸留してブランデーにしているのだと彼の話から
わかった。どうやらペルシャ語でアラックというのは蒸留酒の
総称のようだ。干し葡萄で作る蒸留酒もアラックだし、ナツメヤシ
で作るのもアラックだ。米から作るのもアラックなんて呼んでいる
らしいと理解した。
つまり「アラック」というのは日本語の「焼酎」にあたると考えれば
いいだろう。曖昧な記憶だが日本の醸造会社がだした「アラク」は
ナツメヤシを原料にしていたと思う。
その昔、南蛮渡来の「荒木酒」はどんな味だったのだろうか?
ナツメヤシの酒だったのか?コニャックのような芳醇な香りだっ
たのか?
米焼酎の独特の強い香りだったのか?

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2008/4/22

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トムカーガイとタマリンド

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今日はトムカーガイがでた。この酸っぱいシチュウは俺の好みに
合う。ヌチャナートは酸味を好まない。
日本人が美味しいと評価するオレンジでも「酸っぱいわ」と言う。
今日の料理は酸っぱすぎるのではないかと心配している。
俺には丁度良い酸味だ。
ココナッツの油の味と酸味が合わさって調和がとれた味になって
いる。

先日、ふとタマリンドがないことに気づいた。
以前はよくタマリンドを使っていたのに、最近はずーっと使って
いない。
「あれー、タマリンドがないね」
「マナオがあれば、いらないわよ。」
マナオはレモンのことだ。
レモンで酸味を調節していたのだ。

タイの食材屋でタマリンドを買ってきた。
今日のトムカーガイはタマリンドで味付けした。

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2008/4/22

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シャンパンと和食

先日の新聞にシャンパンは和食に合うと書いてあった。
名門シャンパン会社の社長が言う宣伝文句だ。
「冷たい刺身でシャンパンを飲んだら、シャンパンが可哀想だ。」
生臭い魚の臭いがついた口でシャンパンの繊細な香りがわかる
か?山葵の辛味はシャンパンの甘味と合わない。
なんて言ったならシャンパンは売れなくなる。
社長の立場としては「和食とシャンパンは合う」といわざるを
えない。好奇心が強い俺は社長の本当の気持ちを知りたい。
社長の本心は
「シャンパンの美味しさを味わうにはカーマンベールチーズ一切れ
があればいい。」
なんて所じゃないかな とゲスは勘ぐっている。

味の好みとか味の組合せなんて時代によって変わるのだ。
ついこの間までは鰹の叩きには人肌の燗酒が一番旨いと言って
いた。今は土佐の鰹にシャンパンの組合せがお洒落で美味しい
となっているだけの話だ。また時代が変わると
「鰹にシャンパンだって?!バーカ!鰹にはマオタイだよ!」
なんてことになる。
あっ、断っておくけど、俺はフランスのシャンパンに恨みはない。
俺はちゃんと知っているシャンパンは香りの良い旨いぶどう酒
だということを。今まで見向きもされなかったシャンパンと和食の
組合せがよいとフランス人が言うことに戸惑いを感じるだけだ。

俺はゲスだから更に勘ぐりをいれる。タイは貧乏国だと日本人は
思っている。タイの富裕層はとてつもなく大きな金を持っている
ことを普通の日本人は知らない。
日本の庶民が高いと思うシャンパンをタイの富裕層はトラックごと
買える。富裕層が消費するシャンパンは日本より多いかもしれ
ない。この社長はタイに行って
「タイ料理とシャンパンはあう」
なんて言っているのではないか?ゲスはこんなことしか考えない。

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2008/4/22

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好みは変わる

焼酎は今では若い女も飲む。焼酎を飲みすぎて酔いつぶれる
女もいる。焼酎なんて酒は労働者の酒だった。
昔のロンドンではジンは労働者が飲む下等な酒とされていた
のに似た現象が日本にもあったのだ。

俺は子供の頃、焼酎と言う漢字が読めなかった。
焼酎と書いた看板を見ると「ヤキザケ」って何だろうと不思議に
思っていた。酒を焼いてどうするのだろう?
どうやって酒を焼くのだろう?子供らしい疑問をもっていた。

通常のサラリーマンが飲む酒は清酒と決まっていた。
清酒にも格付けがあって一級酒は二級酒よりも上等とされて
いた。格付けを受けないで市場に出荷される物は自動的に
ニ級酒になる。そうすると一級酒よりも旨い二級酒が出回る
ことになった。その事実が格付け廃止につながった。
味が分からない連中は一級酒は二級酒より旨いと思い込ん
でいた。そんな時代のことだ。
焼酎なんて下等な酒とみなされていた。

焼酎に絡んだこんな映画を見たことがある。題名は覚えてい
ない。相撲の親方だか興業主が元力士が住む町に巡業にくる。
親方だか興業主が泊まっている宿に元力士が訪ねる。
元力士は一升瓶を持ってきた。
その一升瓶に入っているものは清酒ではなく焼酎だった。
元力士は落ちぶれて清酒を買う金がない。
「申し訳ない。恥ずかしいが焼酎しか買えない」
元力士は焼酎は無礼と考え頭を下げる。
「いや、そんなことはいいんだ。あの横綱との取り組みは素晴ら
しかったな」
親方は言う。元力士は金星をとった取り組みを宿屋で再現した。
「あの時、横綱はこうきましてね。」
横綱の攻めを堪えている足に力がはいった。
旅館の畳の表面がぴりぴりと裂けてしまうほど足に力が入って
いた。元力士が焼酎を恥ずかしそうに差し出したことと、畳の
表面が裂けたことを鮮明に覚えている。

焼酎なんて日陰者の酒だった。
今じゃお天道様の下を堂々と歩いている。
旨いものが正当に評価される時代がきたことを嬉しく思う。
俺達の周囲には偏見で不当に評価されている食べ物が沢山
ある。それらが皆な陽の当たる場所にでてきたら、俺達の
食生活はもっともっと豊に変化に富んだものになる。
動植物の生態系もかわり、エコロジカルな世界になると思う。

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2008/4/22

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2008年4月22日 (火)

ラオス風筍料理

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タイ東北の料理にはラオス料理が沢山入っている。
ラオスとタイ東北部では言葉はほぼ同じだ。
言葉が同じだと料理も似たようなものになる。
タイ東北の料理とラオス料理の差は、日本で言えば仙台の料理
と青森の料理ほどの差と考えればいいだろう。

筍を使ってラオス風の料理を作った。
情けない話だが俺にはタイ料理とラオス料理の区別がつか
ない。ヌチャナートが「これはラオス料理」と言うから「ああ、
ラオス料理なんですね」と理解している。
ヤナンの葉のエキスを入れているのでスープの色が黒くて見か
けが悪い。その見かけとは裏腹に味はいい。
「あたし用に作ったから辛いわよ。味見してみる?」
一匙だけスープを口にした。辛いスープが喉にあたった。
「うっ!」と咳き込むのを慌てて止めた。
言われたように、辛いスープだ。
辛さの他に旨さがある。その旨味の調和が取れている。
旨さに釣られてもう一匙スープを取る。
今度は喉に当たらなかった。
これはいい味だ。今度は筍と一緒にスープを食べた。
タイの田舎料理、お袋の味と考えればいいのだろう。
王宮料理の店では食えない味だ。

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2008/4/21

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筍のトムチュート

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新鮮な筍が出回っている。ヌチャナートは筍を買ってきた。
筍の皮を剥きながら楽しそうだった。
「ねぇー、サミイはこれをどう食べたい?」
そんなことを聞かれても考えるのが面倒だ。
「なんでもいいよ」
「トムチュートにする」
「うん」承諾する時、俺はいつも日本語で”うん”と言っている。
ウチではこれが習慣になっているので、タイ語で「カープ」とか
「チャイ」なんて返事をすると、かえって異様に聞こえるみたいだ。
これで今日は筍のトムチュートがでることになった。
今日のトムチュートは日本人向けの味になっている。
さっぱりとしたいい味に仕上がっている。
挽肉の肉団子を入れてある。
筍と肉団子の組合せがいいというわけではない。
冷蔵庫に入れておいた挽肉をそろそろ食べないと悪くなってしまう。
腐ってしまう前に食べないといけない。
そんな単純な理由で肉団子と筍のトムチュートになった。

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2008/4/21

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イラン人とタイ米

日本の米はジャポニカ種で小粒で短い。
それに対してタイの米はインディカ種なので細長い。
日本の米は粘り気があり、甘味が強い。
タイ米はさらさらしており、甘味も弱い。
タイ米で寿司を握ろうとしても粘り気がないから握れない。
そんなわけで日本人にはタイ米は不味い米ということになっている。

タイ人の米の食べ方はお采をご飯の上に乗せて、飯とお采を一緒に食べる。
あるいはお采をご飯の上にぶっかけて、かき回してから食べる。
飯粒の味を味わいながら食べる日本の食べ方とは違う。
ぶっかけ飯だと米の味をじっくり味わえないし、味わう必要がない。
お菜の旨さ、辛さ、塩分で飯を食べる感じだ。

終戦直後の日本は食糧難だった。タイから米を輸入した。
外国の米だから、これを外米と言っていた。
日本で取れる米は内地米と言っていた。
内地米なんて言葉はもう死語だ。
その証拠に「ないちまい」を漢字変換すると「泣いちまい」なんて
でてくる。この外米が臭かった。ひどい臭いだった。
食い物がなく腹をすかせているのに、「ひどい臭い」「まずい米」
と感じたのだから、相当にひどい米だったと思う。
その当時の新聞が臭いの原因について書いていたのを覚えて
いる。「外米はゴム袋にいれて輸入されるので、ゴムの臭いが
移行した」と説明していた。
その時は「そうなのか?」と納得していた。

タイ人にとってタイの米は美味しい米だ。
炊き上げるとジャスミンの花の香りがするという高級米がある。
日本で言えばコシヒカリといったところだ。
そんな高級米を英語ではジャスミンライスと呼んでいる。
米を常食にする国民は米の味に五月蝿い。
タイ人も米の品質を何等級かに分類している。

タイの東北地方では米は餅米を常食にしている。
俺がタイへ行くと「日本人は餅米を食べないから」と言って普通
の米を炊いてくれる。蝿を追い払いながら飯を食う。
タイ政府の力で蚊の撲滅は進んだが、タイの田舎では蝿はまだ
まだ沢山いる。食事を始めると蝿がどこかから集まってくる。
タイの田舎ではこれは当たり前だ。
タイ人の習慣に従い、ぶっかけ飯で食事をする。
ある時、ふと外米のことを思い出した。
飯だけを味わってみることにした。そうすると、あのいやな外米
の臭いがした。外米の臭いはゴム袋の臭いが移行したのでは
なくて、この米特有な臭いなのだと理解した。

10数年前、日本は冷夏に襲われた。米は大不作だった。
タイから米を輸入したが、タイ米は不味いと言って誰も買わない。
困ったスーパーは日本米と抱き合わせでタイ米を売っていた。
そのうちにタイ米が馬鹿安の値段で売られた。
俺は安いタイ米を喜んで買って食べていた。
日本人にとってタイ米は不味い米なんだ。

イラン人と話をする機会があった。イラン人も米を良く食べる。
彼はイランの米は美味しいという。
そういう話を聞くとなんとなく嬉しくなる。彼は話を続けた。
イランの米はインディカ種なので細長い。
ある時、イランは米飢饉になった。
そこでイラン政府はタイから米を緊急輸入した。
タイの米もイランの米も同じインディカ種だ。
同じ種類の米なのにタイから輸入した米は不味いとイラン人
にも不評だったという話だ。
「うわぁー、日本人と同じ感じ方だ。」
俺はイラン人の話を聞いて思わずニヤリと笑ってしまった。

タイ人にとってタイ米は美味しい米なのに、日本人にもイラン人
にもタイ米は不味い米だ。
これで分かることは何処の国の人にとっても自分の国で取れる
米が一番美味しい米なのだ。

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2008/4/21

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2008年4月21日 (月)

ポークソテーかムウピンか

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見た目は西洋料理のポークソテーだ。ポークソテーというのは
バターを溶かしたフライパンで豚のロース肉を焼き上げたも

を言う。これは塩コショウをした豚のロースをグリルで焼いた
ものだからポークソテーではないな。
やはりタイ料理に属してしまう。ムウピンと言うべきだろうな。
今日のムウピンはちょっと焼きすぎだ。肉が硬くなっている。

「ナイフ、いるでしょ?」
ヌチャナートは西洋人のように俺がナイフで肉を切って食べると
思ったらしい。俺はそれを断ってタイ式にフォークとスプーンで食
べることにした。フォークで肉を押さえ、スプーンの縁で肉を切る。
これで結構、肉が切れる。
不思議に思うかもしれないが肉は切れる。
考えてみれば、人間の歯でも噛んでいるうちに肉は切れるの
だから、スプーンで肉が切れてもなんら不思議はない。

一口大の肉をナンプラと唐辛子のたれにつけて食べる。
これが辛いのだ。汗がでてくる。
軍鶏のチキンスープと一緒に食べる。
西洋っぽいタイ料理だ。これも楽しい料理だ。

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2008/4/21

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薄味タイカレー

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今日は久しぶりにタイカレーを作ってくれた。
乾燥させた唐辛子を昨日から水につけてふやかしていた。
こうすると辛味が抜けるとか言っていた。
いつものように唐辛子といろいろな香辛料を臼で叩き潰して
いる。豚肉を香辛料と一緒に炒めている。
扉を開けないと家の中は香辛料の煙で一杯になる。
味見をしては唐辛子やその他の味を調節している。
ココナッツを加えて出来上がったようだ。

旨いと思ったが何時もの味と違う。
「ああ、俺も辛さの中で味の違いを見分けるようになったのだ」
ちょっと前までは辛さで舌が馬鹿になり味なんて分からなかった。
「ヌー、今日のカレーはココナッツの味がないよ」
「少なかったかしら?」
ココナッツが多いと濃厚な味がする。
濃厚さはないが、今日のカレーはさっぱりとした美味しさがある。
薄味タイカレーと言えばいいだろう。
これを「さっぱりした味」と言ってもタイ料理を食べ慣れていない
日本人にはわからないだろう。辛さで汗を流すだけだろう。
食べ終わると拷問から抜け出したと思うのだろうな。

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2008/4/20

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