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2008年9月13日 (土)

食後の水

俺には食事の後に水を飲むという習慣がない。
何人かで連れ立って昼飯を食いに行くとしよう。
飯を食った後、お茶を飲みながらちょっと談笑したりタバコを吸うこと
がある。お茶が飲みたくて、飲むのではなくてなんだか口寂しいから
飲む。店が無料でお茶を出してくれるから、ただの物だから飲む。
そんな程度だ。

これがタイに行くとちょっとちがう。
道路端の屋台やごく普通の食堂で何かを注文すると、必ず
「水はどうします?」と聞かれる。
飲料水は日本と違ってタイは有料だ。
店は売り上げを伸ばしたくて「水を薦めているのだ」と勘違いしていた。
食事の後に水を飲む習慣のない俺は、喉が渇いている場合以外は
水を注文しなかった。日本では水は「おひや」と言って無料だ。
金を払って水を飲むのは馬鹿馬鹿しいという気持ちもあったかな?
「水はどうしますか?」とタイ人が言う場合、たんなる水からビール
まで含まれる。
「お飲み物はどうしますか?」と解釈すべきなんだろうな。
昼間はペプシとかミネラル水を頼む。夜だったならビールだな。

食事の後に俺が水を飲まないのを知って、ヌチャナートはいつも言う。
「食事の後に、水を飲まないと駄目よ!」
そう言って、いつもなにか水分を無理矢理飲まされる。
それを繰り返しているうちに、なぜ食後に水を飲むのかわかって
きた。多分、あの辛いタイ料理を食べると、胃がやられるのだろう。
それで水を飲んで刺激を和らげたり、胃で食べ物が消化されるのを
助けたりするのだろう。食後に水分をとると健康によいと経験的に
彼等は知っているので、食後に必ず水を飲むのだ。

食後の水の習慣があるから、どの店でも料理を注文すると
「水はどうします?」と聞くのだ。料理の注文だけを受けて、
「ありがとうございます」と言ってウエイトレスが下がってしまい、
水の注文を聞かなかったなら、客は戸惑うことになる。

日本で言えば、「ラーメン」と注文を受けて「醤油ラーメン」か
「塩ラーメン」か確認しないようなものだろうか?


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2008/9/13

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もち米の香り

町を歩いていたら、何か食べ物の香りがする。
「なんだこのにおいは?」
かすかに香ってくるにおいを嗅ぎ分けた。
「ああ、これはもち米のにおいだ」
先日も もち米のにおいに気づいた。あの時はタイ料理屋から臭って
くるにおいだ。今、俺が歩いている近辺にはタイ料理屋なんてない。
それなのに、なぜもち米のにおいがするのだ?
そうだ、和菓子屋がこの辺にあるはずだ。
和菓子屋ならもち米を沢山使う。
周囲を見回すと和菓子屋があった。

今、自分が嗅いでいる和菓子屋のにおいとタイ料理屋のにおいを
比べてみた。身びいきかもしれないが、和菓子屋から漂ってくるもち米
のにおいは甘い。タイ料理屋から漂うもち米のにおいは外米臭が
ある。香りは別にして味の方は日本のもち米もタイのもち米もどちらも
甘くて美味しい。

俺達には異臭と感じられる外米臭はタイ人には良い香りとなるらしい。
もち米がもつ外米臭はあまり強くないのでそれほど違和感を感じない。
タイでタイのもち米を食べると、周囲が同じようなにおいなので、
外米臭なんてものがわからなくなる。


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2008/9/13

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カオパット、タイの焼飯

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昨晩のご飯がちょっと残っていた。新たにご飯を炊くのも面倒だ。
残飯をお粥にしても美味しい。カオパットにしても美味しい。
カオパットの場合、炊きたての飯よりも残飯で作る方が飯粒がぱらぱら
になりやすいのでもっと美味しい。
ヌチャナートが残飯の処理方法を聞いてきた。
「ねぇー、カオパットにする?」
「そうだね」
「あら、ここに美味しいチキンスープがあるわ。これでお粥にすると美味
しいわよ。お粥にする?」
そういわれるとお粥も美味しそうに聞こえた。
一度カオパットにすると言ってお粥にするのは男らしくない?
武士に二言はない?
そんな偉そうな口をききたいのではない。カオパットにしようかそれ
ともお粥にしようか考えるのが面倒なだけだ。
カオパットにすると決めたのだから、カオパットにこだわった。

今日のカオパットにはもやしが入っている。
もやしを入れたならカオパットが水っぽくなり、米のパラパラ感が
なくなるはずだが、上手く調理してある。
ちゃんと飯粒が離れる。
「レモンが欲しいでしょ」
「うん」
ヌチャナートは他の料理を作っていて、俺のレモンのことなんか忘れて
いるようだ。
俺はレモンがでてくるのを待っていたが、とうとう最後まで出てこな
かった。ナンプラと唐辛子をかけながらカオパットを食べる。
最後に冷たい水を飲み干す。

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2008/9/13

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2008年9月12日 (金)

焼肉のタレとタイ人の好み

テレビで焼肉のタレの宣伝をやっている。「黄金の・・・」なんて名前を
つけている。それを見て、ヌチャナートは素っ気なく言った。
「甘いんでしょ。美味しくないわ!」
何度か、買ったか戴いたかで日本の焼肉のタレをヌチャナートは幾つ
も味見した。
日本の焼肉のタレは例外なく甘い。

食べ放題の焼肉屋へ行く。辛いと言われるタレも甘味が強すぎる。
日本人が辛いと感じる程度の辛さだから、ヌチャナートにも俺にも辛さ
は感じない。
「焼肉屋のタレは美味しくないから」と言って自家製のタレを焼肉屋へ
持参する。焼肉はタレで勝負だ。好みのタレでないと焼肉は美味しく
ない。お店には悪いけど、タイ風のタレを持参して食べる。
「こんなことしているの、あたし達だけよね」
ヌチャナートも可笑しそうに笑いながら、自家製タレに焼肉をつけて
食べている。

昔、ヌチャナートはエバラ焼肉のタレを美味しいと言った。
エバラ焼肉のタレをタイへ持って行って、タイ人に試食させた。
今はもうそんなことはできないだろう。機内持ち込みは完全に駄目だ。
預ける荷物でも液体は爆弾と思われて断られるかな?

焼肉屋に電話をかけて、焼肉セットの出前をタイの田舎で頼んだ。
七輪、炭、焼鍋、肉、野菜、スープなど全部持ってきてくれる。
火をつければ直ぐに食べられる。食べ終わると七輪などを持ち帰って
くれる。実に便利なシステムだ。
近所の人々を呼んで出前の焼肉をエバラ焼肉のタレで試食した。
食事に招待されたら、よほど口に合わない物以外は「美味しい」と
外交辞令で評価するのが普通だ。
まして、ただ酒、ただ飯だ。「美味しい」とお世辞で言う。
お世辞ではなくとも、珍しい日本の味だし、受け入れ可能の味だから
「美味しい」という評価になる。
その時の写真を見ると、エバラ焼肉のタレにパクチーを入れてある。
パクチーが入らないとタイ人には焼肉のタレにならない。
それを配慮したのだろうな。タイ人も美味しいと言っていたが、タイ人の
好みの味とはちょっと違っているはずだ。
焼肉のタレをタイで売るにはもう少し、タイ人の好みに合わせた味に
する必要は感じた。

その当時は日本の焼肉のタレも珍しかったので、ヌチャナートは
エバラ焼肉のタレを美味しいと言っていた。
日本での生活が長くなるにつけて、刺身や鮨のような日本の味を好む
ようになるものもある。その逆に焼肉のタレのように、最初は好んだが、
だんだん飽きがきて遠ざける味もある。
味の好みや、その変化を見ていると面白い。

2008/9/12


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炎の朝顔

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この野菜は空芯菜と言う名前で日本では売られている。数年前まで
この野菜はスーパーで見かけなかった。
初めて、空芯菜を日本で見た時、ヌチャナートは飛びついた。
空芯菜もたくさん出回り見慣れると、値段が安い時でないと飛びつか
ない。主婦の変貌に驚かされる。

空芯菜と言うのは朝顔科の野菜らしい。英語でも朝顔と言っている。
茎が空洞になっているから空芯菜と中国語では言うようだ。

レストランでメニュウを渡された。タイ語はわからないから英語部分を
読む。メニュウに朝顔の炒め物というのがあった。
朝顔の炒め物を食って、大袈裟に言えば旨さに感動した。
感動のあまり、朝顔の畑を見たくなった。
俺を畑に案内してくれた。
「これが朝顔ですよ」タイ人は詰まらなさそうな顔をしている。
畑にある朝顔はまるで菜っ葉のようだった。
俺は夏の朝に咲く朝顔を想像していた。
「きっと、畑に蔓が広がり、所々に花が咲いているのだろう」
そんな想像をしていたから、菜っ葉のような姿を見てがっかりした。

この朝顔を炒める時はたいてい大きな炎を上げながら調理する。
タイ語ではパクブンファイデンと言って「炎の朝顔」とでも訳せる。
海老や蟹料理のように材料が高価ではないので「炎の朝顔」は安い
料理だ。濃い緑の野菜に油がからみ、表面が光っている。
真っ赤な唐辛子が彩りを鮮やかにする。
味付けは店によって違うが、どの店でもそれぞれの美味しさがある。
俺にとって安くて美味しいタイ料理と言ったら、「炎の朝顔」を一番に
あげる。


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2008/9/12

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2008年9月10日 (水)

タイ風卵焼き

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この卵焼きはタイ人が普通に考える卵焼きだ。
日本人が作る卵焼きは目玉焼き、いり卵、白身と黄身を掻き混ぜて
ふわっと仕上げるのが卵焼きだ。
欧米流の作り方を日本ではする。

あるタイのホテルの朝食ビュッフェで見た光景だ。
日本で言うバイキングスタイルの朝食だ。
幾つもの出来合いの料理を好きなだけ持っていく。
しかし、卵料理は客の好みに合わせてコックが作ってくれる。
白人女がコックに卵焼きを注文した。
女は注文どおりの卵焼きができないのでいらいらしている。
タイ人のコックは英語がよく分からないらしく、言われたとおり何度も
卵焼きを作る。白人女は怒る。卵が硬くなりすぎて怒っているのか?
なぜ怒っているのかわからない。
見ていてコックが可哀想だったが、俺も朝の予定があったので、
その場を去った。

ウチじゃあ、卵焼きというといつもこんなものになる。
これはこれで旨いから俺は別に文句を言わない。

2008/9/8


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野菜炒め:タイスタイル

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「今日は野菜だけよ」なんて言いながらピーマンを切っていた。
玉ネギとキャベツ・豚肉と一緒にピーマンを炒めた。
ナンプラで味付けしてあるから、タイスタイルといえる。
ピーマンの香りがいい。
「味見してないから、わからないわよ」
「ああ、良い味がでているよ」
いつもの通り唐辛子と一緒に食べる。
ここまでくると、唐辛子があると美味しいと感じるのか、唐辛子がない
と食べられないのかわからなくなる。
多くのタイ料理は塩味が薄いから塩っ気が欲しくなる。
日本人なら醤油をかける。タイ人はナンプラをかけるか唐辛子と
一緒に食べる。
俺は唐辛子と一緒に食べた。

2008/9/9


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鶏に似ている

おかしな食べ物の話になった。ようするにゲテモノ料理の話だ。
「犬を食べたことあるかい?」
「ないわ。タイでも食べる所があるわよ」
「韓国じゃ、犬肉を食べるよね」
「ヘビは?」
「食べたことがあるよ」と白人が言う。
「蛙をタイで食べたことがあるよ。あれは美味しいね」
「蛙の肉は柔らかいのよね」
皆は経験したゲテモノ料理の話をしていた。
ワニを食べたなんて話も飛び出した。
全員の共通した感想はどの肉も鶏肉に似ているということだ。
「アハハハハ・・・・!何だかわけのわからない肉は皆んな鶏肉に
似ていると表現するんだね!」
白人はそう言って可笑しそうに笑っていた。

2008/9/7


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2008年9月 7日 (日)

苦瓜の芽が出る

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ベランダの鉢を見た、見慣れぬ芽がでている。
また雑草の芽がでてきたのか?
ヌチャナートがなにかを植えたのか?
そんな話を聞いていない。
そういえば、ここに何かを植えたことを思い出した。
「何を植えた?」
自分が手を汚して植えたものなら、覚えているだろう。
「そうだ、確かに何かを植えた。何だっけ?」
何か赤い物が浮かび上がった。赤い物の思い出を手繰っていく
とあることを思い出した。
「あっ!そうだ!苦瓜が爆発したんだ!」
赤くなった苦瓜が爆発し、赤い種を撒き散らした。
その芽が今、出てきたのだ。

自分が植えたのではない、自然に蒔かれた種なのでなかなか
思い出せなかった。
「こうするとまた芽が生えてくるのよ」
そんなことをヌチャナートが言ったのを思い出した。
俺は手を出さず、自然のままにしておいた。
飛び散った苦瓜の種をめがけて鳥がやってきた。
種は赤い果肉に包まれているので、鳥は種をすぐに見つけた。
鳥には苦くないのだろうか?
苦い物は鳥にも嫌われるはずだ。赤く熟した苦瓜だから、苦味
は消えているのかもしれない。
枇杷でも柿でも青いうちは鳥はこないのに、赤く熟し食べ頃に
なると鳥がやってきて片っ端から食べて行く。
苦瓜の種は鳥に食べられてしまい、なくなっていたと思っていた。
種の幾つかは土の中に入り芽を出してきたのだ。
真ん中に一つと、左下にまだ種の殻を被ったものが一つある。

これからだんだん気温がさがる。
霜が降りたなら、この苦瓜も枯れてしまうだろう。
何もせず、手を加えなくとも、タイなら新しい苦瓜が育つ。
農業技術が日本で進歩するのは気候と大いに関係があるのだ
と改めて感心した。


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2008/9/7

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