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2009年1月 9日 (金)

ゲテモノとは何かな?

我々はグルメ・グルメと踊らされた。
そして飽食し、まだ食べられる物を大量に捨ててきた。
そのつけが回ってきている。

美味と言われる平目のエンガワは高価だ。
一皿百円の回転寿司で平目のエンガワなんて出せるわけがない。
回転寿司でエンガワを食えるのが不思議だと思わないか?
平目のエンガワとは回転寿司では言っていない。
ただ単にエンガワと言っているが、俺たちは平目だと勝手に思い込
んでいる。その謎をテレビが暴いていた。
平目に似たカレイを使うのだ。
あるカレイを食い尽くすと別の種類のカレイを求めていく。
こうして次々と新しい食材が回転寿司に現れる。

昔、オヒョウという大きなカレイが出回っていた。
最近、オヒョウを見なくなったと思ったら、食い尽くしてしまったらしい。
食い尽くす前に養殖の技術が確立できればいい。
養殖できないと我々の食生活はどうなるのだろうか?
そうなると、今は無尽蔵に見える昆虫が大切な食糧源になるのかも
しれない。食糧としての昆虫を養殖する農家が出てくるかもしれない。
そんな気がしてきた。

先日、沖縄出身のタレントが蝉を食べるという話をしていた。
蝉の胸部分が美味しいと彼は言う。
彼の場合、蝉を新聞紙などで包んで焼いて食べたが、今の高校生
は天麩羅にして食べるそうだ。

蜂の子を食べる地方もある。
蛆虫の姿をした蜂の子を食べるのはちょっと勇気がいるが、ハチミツ
で育っているので甘い。蝉も蜂の子も今の日本ではゲテモノ扱い
している。社会全体が昆虫食を認めているタイでは、昆虫は立派な
食材であってゲテモノではない。
昆虫を食べるのは貧困からではなく、美味しいと思うから食べている。
誰もが美味しいと思うから、昆虫食が社会に根付いている。
昆虫を集めて売る商売も成り立っている。
今の日本では昆虫を食べるというと眉をひそめる人が多い。
回転寿司で今まで使われていなかった食材が次々と登場するのを
見ると、もしかすると日本でも昆虫を食べるのが普通の姿になるの
ではないかと思うようになった。
今は昆虫はゲテモノ扱いされている。そのうち、お天道様の下で
堂々と食材と言うようになるかもしれない。

それじゃあ、一体ゲテモノって何なのだろう?
中東では羊は美味しい肉となっている。
タイでは羊は食べない。日本でも羊はジンギスカンで食べるくらい
だから、羊はゲテモノに近い。鯨を取ることができなくなっている
ので、日本では鯨肉は高級品扱いだ。
鯨肉なんて食べないタイ人は鯨肉をゲテモノ扱いしている。

ゲテモノかゲテモノでないかは社会の中で多数派になるか、少数派
になるかの違いなんだな。もともとエンガワというのは平目の物を
さしていた。今の日本で多数派はカレイのエンガワだ。
平目のエンガワは少数派になっている。平目のエンガワを食べる
と言うとゲテモノ食い扱いされる日が来るかもしれない。

2009/1/9


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