竹の子の皮と梅干
俺は竹の子の皮の中から、柔らかの物を探していた。
良さそうなものを一枚抜き出した。
俺が脇に置いた竹の子の皮をヌチャナートは捨てようとした。
「それはダメだよ」危うく捨てられそうになった。
子供の頃、竹の子の皮に梅干を包んでしゃぶった。
それをもう一度やりたくなった。
子供の口の中で竹の子の毛がちくちくする。
竹の香りが口のなかに広がる。
皮の裂け目から梅干が少しでて口に入る。
適度な酸味と塩味が美味いと思った。
しゃぶっているうちに、梅干の赤い色が竹の子の皮に移る。
それが嬉しくて面白い。
もっと赤くしようと、一生懸命に皮をしゃぶる。
俺は子供の頃を思い出しながら、竹の子の皮をしゃぶった。
それを見てヌチャナートは
「バッカみたい!」と言った。
タイ人はこんなことをやらないのだ。
2009/4/17
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