鰺の塩焼
この塩焼はごくごく普通の鰺の塩焼だ。
塩漬けにしておいたプラケムではない、生の鰺だ。
生の鰺に塩をかけて焼いた一膳飯屋で食う料理と同じだ。
適度な塩加減でうまいのだが、俺はこの魚の出し方が気に食わな
い。焼き魚を出す場合、頭は左にあって、腹は俺の方を向くことに
俺はこだわるからだ。一匹は俺のこだわりに合っているが、他の
二匹は違っている。それが気に食わない。
こんな小さなことでも文化の差について考えるものがある。
こういうことがあるから、外国人と一緒に生活するのも面白いのだ。
タイ人はあまり盛り付けにこだわらない。
「美味しければいいのよ。」「食べられればいいのよ」
そんな感じだな。
多分そんな考え方が根底にあるからだろう、タイ料理の盛り付け
には繊細さがない。日本人の目から見ると、そんな風に見える。
これはタイ人が持っている、タイ人が感じている繊細さを日本人の
俺にはわからないのかもしれない。
「この微妙な差を日本人はどうしてわからないのだろう?」
なんて考えて、タイ人は「日本人は鈍感だ」と感じているかもしれ
ないな。
今はまだ魚の向きなどを気にしているが、味の好みなどがタイ化
すると「もうそんなことどうでもいい!」なんてなるのかな????
2009/4/20
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