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2009年5月20日 (水)

良い唐辛子と悪い唐辛子

俺たちは唐辛子は全て同じだと思っている。
もちろん、種類によって大きい唐辛子もあれば小さい物もある。
しし唐のように辛くない唐辛子もあれば、吃驚するほど辛い唐辛子
があるのは知っている。俺たちは唐辛子を使う量が限られている
から、唐辛子に余りこだわりを持たない。

「タイ人は唐辛子を沢山使うから、赤くて辛ければ、唐辛子なら
なんでもいいだろう」なんて俺たちは思ってしまう。
そうじゃない。唐辛子を沢山使うからこそ、唐辛子に対する選択眼
が鋭く厳しくなる。唐辛子ソースだからと言って、タバスコソースを
だしても「美味しくない」という。
日本人はタバスコソースを一滴、口にいれたら口の中が火事に
なり飛び上がる。とても味や香りの差を見極めることができない。
タバスコソース程度の辛さはタイ人にとっては辛さではないから
唐辛子の味や香りを吟味できる。

俺たちがこの料理にはこの味噌・醤油というこだわりを持つように、
タイ人はこの料理に使う唐辛子はこれと決まっている。
色味香り以外に赤い皮が簡単に粉になるかどうかも判断基準に
なる。日本の唐辛子は叩き潰しても皮が粉にならないから悪い
唐辛子だ。

輸入されたハラペーニョの酢漬があった。
ハラペーニョは余り辛味がない種類の唐辛子だが、日本人には
辛いだろうな。酢漬けの唐辛子なんてタイ人のお気に入りになる
わけない。俺が一人で消費することになる。
最初のうちは、「ああ、こんな味か。こんなもんか」と食っていた。
そのうちにハラペーニョの皮の固さが気になりだした。
皮が固くて口に残る。それが不快になりだした。
タイ人が唐辛子にこだわりをもつ気持ちがなんとなく分かった。
俺はこのハラペーニョを悪い唐辛子と評価した。
しかし、これを作り輸出した国ではこれは良い唐辛子であって、この
唐辛子でなくてはダメというのだろうな。
皮が柔らかだと煮崩れするからだめとか・・・・何か理由があるのだ
と思う。

2009/5/19

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