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2009年7月 5日 (日)

幻の糠漬けを求めて

大きな魚の切り身が糠漬けのようになっているのをタイの市場で
見た。塩辛のようにどろどろになった醗酵製品はよく見る。
米ぬかを使ったのかどうかわからないが、見掛けは糠漬けだ。
糠漬けは珍しい。それを求めることにした。
糠を掻き回すと白い蛆がわんさか出てきた!
「ウワーッ!」糠の中に隠れていた蛆が掻き回されて出てきた。
俺が驚く様子を見て、売り子の母娘は笑いながら
「マイペンライ」と言う。
蛆を見て、買うのをためらった。でもこれを食ってみたいという俺の
好奇心が勝った。家に持ち帰り、今日 発見した食品を見せた。
「こんな物を何処で見つけたのよ?」
「あそこの市場で売ってたよ」
ヌチャナートが魚を焼いてつまみ食いをした。
「あらっ!美味しいわよ。食べてごらんなさいよ!」
蛆を思い出しながら、おそるおそる食べた。
ヌチャナートが言う通り、美味しかった。
もしかすると蛆がわかないと、この味にならないのかもしれない。
不衛生に見えるが、蛆と醗酵細菌の共存でこの味になっている
可能性がある。
何処かの国の醗酵製品に蛆が不可欠というのがあった。
これもその類かもしれない。

その後、この糠漬けを買いたいと思って市場に行くが見つけること
ができない。確か、この市場のこの辺で見かけたのにあの母娘は
いない。市場にショバ代を払って正式に店を構えている母娘では
なさそうだった。
ゲリラ的に市場に入り込んで、商売をしていたのかもしれない?
他の市場でも糠漬けを求めて歩き回るが見つからない。
俺にとって、あの糠漬けの魚は幻の糠漬になっている。

2009/7/5

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