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2009年7月22日 (水)

茄子のグローバル化

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嬉しそうにヌチャナートが話す。
「あのね、茄子が手に入るのよ」
「ふーん」
「あそこ、なんて言うの?」
「・・・・」
「あー、千葉よ。千葉で作っているのよ」
「・・・・」
俺は日本で見られる普通の紫色の茄子だと思っていたから、話に
興味をもたなかった。

ヌチャナートから電話がかかってきた。
「ねー、サミイ!重いのよ。助けに来てよ!」
迎えに行くと重そうに袋を提げている。
”ああ、話をしていた茄子を手に入れたのだな”と思っただけで特に
気にも留めなかった。手提げ袋を持ってあげて家に帰ると、
ヌチャナートは弾んだ声で言う。
「綺麗な茄子よ。見て御覧なさい。」
見ると、俺が想像していた日本の茄子ではなくて、緑色のタイの
茄子だった。
「これ美味しいのよ。あまーいのよ!」
茄子が甘いというのは初めて聞く言葉だ。
苦味や渋味などがないということだろう。
日本と違ってタイにはさまざまな茄子がある。
その中でもこの茄子は最も人気のある茄子だ。
ナムプリックをつけて生でこの茄子を齧る。生で茄子を食べる習慣
は日本にはない。ヌチャナートが甘いというから、無意識のうちに
砂糖や果物のような甘さを期待していた。そんな甘さが茄子にある
わけがない。苦味とか渋味、いがらっぽさなどそんないやみがない
単純な味だ。それだから食べやすいので、甘いと表現したのだろう。
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生の茄子の食べ方はこのように切る。ぱかっと茄子が割れる。
割った茄子に唐辛子をつけて食べる。
なんで唐辛子をつけるのか?味噌でも良いと思うが、タイ人は
唐辛子で食べると美味しいと感じるか
ら唐辛子をつけるのだろう。

数年前にはこんな茄子は飛行機で取り寄せ、タイ食材店でしか手
に入らなかった。しかも、こんな新鮮なものは手に入らなかった。
違法滞在も含めて、日本に住むタイ人の人口が増えたので、この
ような茄子も日本で栽培し販売でき
るようになった。
茄子の世界もグローバル化しているのだ。

2009/7/21

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