洋梨とタイの茄子
白人とタイ人がウチに来た。タイ料理を肴に酒を飲む。
日本に来て、初めて日本の梨を食べた時の話をしてくれた。
「日本の梨は香りが少ない。それに硬いし、口の中がざらざらする。
これは梨じゃないよ」と思ったそうだ。
俺が初めて洋梨を食った時のことを話した。
「洋梨は香りがいいけど、柔らかで口の中でぱかっと割れないのが
面白くない。それに砂粒のようなざらざらしたものがない。これは梨
じゃないよ」と思ったと俺が言う。
二人とも相手の国の梨を「これは梨ではない」と思ったことが一致し
たので笑った。
「梨というからいけないんだよ。別の果物と思えばいいんだよ。
そうすれば日本の梨も洋梨も美味しい果物となるよね」
「なるほど、そうだね」
緑色をしたタイの丸い茄子をだした。タイ人は唐辛子ソースをつけ
て美味しそうに食べている。
白人はタイ人の真似をしながら茄子を食べて考え込んでいた。
俺も同様に考え込んでいる。これの何処がうまいのだろう??
美味いとも不味いとも白人は言わない。
癖のない味だというより、茄子にはあまり味がないから美味いとも
言えないし、そうかと言って不味いとも言えない。
ナンプラや唐辛子の味で食べているようなもんだ。
これを茄子だと思うから無意識のうちに日本の茄子と比較している。
全く違う野菜と考えればいいんだ。
この茄子の味を日本の料理に例えれば冷奴に似ているかな?
豆腐にはこれと言った強い味はない。
醤油や、生姜、ネギの味で豆腐を食べているのに似ていると思うが
どうだろうか?
2009/7/24
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。


コメント