深酒の後のお粥
ああ、深酒をやってしまった。二日酔いで頭が痛いなんてことは
ないが、いつもの時間に目覚めない。飯も食う気がしない。
ごろーんとだらしなく横になって本を読んでいる。
「ねえー、お粥食べる?何か食べないと身体に悪いわよ」
「いらない」本を読み続ける。
「お腹が空いたら、言ってね。お粥を作ってあげるわ」
「うん」返事をするのも面倒だった。とにかくこの一冊を読み終えた
い。最近、図書館から借りた本だとか、古本屋で買った本が溜まっ
ている。それらを読まなくてはいけない。やっと一冊を読み終える
と腹が減っている。
「ヌー、お腹、すいた。お粥が欲しい」
すぐに鶏粥ができてきた。小さなタマネギ、生姜と赤い唐辛子が
入っている。
「掻き回してから食べてね」
お粥の熱さと唐辛子の辛さで汗がでる。
俺自身というか、俺の口の中は辛いと思っていないのだが、体が
唐辛子に反応して汗がでる。どうしてタイ人は辛い物を食べても汗
をかかないのだろう?タオルで汗を拭きながら、お粥を食べている
滑稽な姿に自分でも可笑しくなる。
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