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2009年8月17日 (月)

日本とタイのエスカレータ

昔、北米のデパートで「エキスキューズミー、左に立ってください」と
白人に注意された。
「おお、なるほど、片側があけば急ぐ人が便利をする」
いいアイデアだとその時は感心した。
北米のデパートなんて、日本の都心のデパートや駅と違って込み
合うことはない。片側を開けておいてもなんら問題はない。
その方が北米では社会的によい仕組みかもしれない。

ここ10年ほど前からかな?二人並びのエスカレータの片側に乗り、
片側を開ける乗り方が流行してい
る。今じゃそれがマナーだとされ
るようになっている。エスカレータの会社はこのような乗り方は片側
に重心が傾き、危険度が増すと指摘している。
日本人の殆どは前の人の段から一段あけ一段おきに乗る。
しかも一段に一人しか乗らない。エスカレ
ータの乗り口には長い
行列ができている。エスカレータを駆け上りたい人は、その行列の
後ろを回らなくてはいけない。
行列の間を通り抜けるのはちょっとためらうのが日本人の感性だ。
例えば行列の右側から歩いてきて、左の列に割り込む人がいるか
ら行列の後ろの人はエスカレータに
なかなか乗れない。

デパートなどでは行列が出来ても安全上それほど問題にならない。
ラッシュ時の駅のホームで行列が出来ると危険だ。
段を開けずに二人で並んで乗れば、多くの人が早く目的の場所に
到達できる。エスカレータを駆け上らなくてはいけない事態にならな
いように、個人で努力すべきだ。
年寄りが辛そうにエスカレータを上っているのを見ると気の毒になる。

エスカレータは階段ではなく、電車やバスと同じく乗り物だ。
乗り物だからいつ急停止するかわからない。
エスカレータを歩くのは危険ですとアナウンスがあっても歩いている。
こんな習慣は絶対に止めるべきだ。
俺も片側に乗ることに賛成したが、社会的にその習慣が定着すると、
弊害が大きいことに気付き、こ
の習慣は改めるべきだと思うように
なった。一段に一人しか乗らないなんてエネルギーの無駄だ。
あるデパートでは店員が「二人乗りしてください」と声を嗄らしてい
た。またある大型商業店のエスカレータにも
「二人並んでお乗りください」と貼紙がでている。

エスカレータで歩くのは止めよう。
昔のように、二人並んで乗ろう。その方が社会全体のためによい。
これが日本のエスカレータで感じたことだ。

タイの田舎にあるショッピングセンターのエスカレータは長いこと壊
れたままになっている。エスカレータの階段はちゃんと動いている。
階段と手を置くレールは並行して動く物だ。その手を置くレールが
動かないのだ。いつもの習慣でレールに手を置く。
たいてい軽くレールを握る。身体は上に動くが、レールが階段と
共に
動かないから手は体の下方に行くことになる。倒れそうになって、
慌てて手を離す。日本なら、人が怪我をする恐れがあるそんな
故障はすぐになおす。それが何年も放置されたままになっている。
そのショッピングセンターに行くのは、電気店やパソコン店が集合
しており小さな秋葉原という感じ
だからだ。
当然、エアコンが効いている。
「腹が減ったな、なにを食おうか?ちょっと暑いから、屋台はごめん
だ」なんて思う時、エアコンが
効いたこのショッピングセンターに来
て飯を食う。そうすると、壊れたエスカレータで倒れそうになる。
何度も経験しているのに、出来上がった習慣でレールに手を置い
てしまう。

2009/8/13

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