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2009年8月 9日 (日)

地図とタイ人

バンコックのタクシーの運転手、会社のお抱え運転手は地図が読め
ないと言った内容の記事をウエブ
のあちこちに見る。
それはバンコックだけの話ではない。
俺の経験則だが、タイ人は一般に地図の読み方を知らない。
運転手だけではなく、観光客を相手にするホテルのフロントでも
同じだ。ワットポーとか王宮などの観光地ならどうやって行くのか
フロントは教えてくれる。仕事で訪ねる会社、観光客が行かない
自分の目的の場所などを住所を示して行き方を聞いても、フロ
ント
の人間は答えられない。

日本に来たタイ人も当然、地図が読めない。タイ人と待ち合わせを
するのは大変だ。一時間位の誤差は誤差のうちに入らない。
多くの場合、誤差は前にずれることはない。
約束の時間+1、2時間と思わなくてはいけない。
時間の問題は比較的簡単な問題だ。大変なのは場所だ。
携帯で「何処にいる?」と聞くと「ここにいる」と答える。
「ここって何処だ?」
「むにゃむにゃ・・・・」
自分がいる場所を伝えることができない。
地図を読む習慣がないから、目標物を何にしたらいいのかわから
ない。日本に住むタイ人の多くは日本語を話すが日本語が読めな
いから、自分がいる場所の住所が分からな
い。これじゃ、電話で
自分の居場所を伝えることができない。

タイ人の家を訪ねることになった。旦那が日本人なので住所を聞い
た。ウエブで地図を見て、頭に地図を入れる。
何号棟の何号室と聞いてあるから、何階に行けばよいかわかる。
その棟の下まで来た。ヌチャナートは電話をかけて場所を聞こうと
する。
「電話の必要はないよ。場所は分かるよ」
それでも電話をかけようとする。
「必要ないってば!」ヌチャナートは不満げだった。
エレベータに乗り、廊下を歩いて部屋番号を探す。
ちょうどタイ人が部屋から廊下に出てきた。
タイ人は近くに来たら電話がかかってくる物だと思っていたらしい。
電話で尋ねることもしないで、家を見つけたのでヌチャナートもタイ
人も驚いている。
「サミイは頭がいいのね」こんなことは日本人の常識だ。

またある時は電話で住所を聞いただけで、その場所についた。
俺を見た多くのタイ人はどうしてそんなことができるのか不思議
がっていた。住所と地図があれば日本では何処にでもいける。

俺の考えでは、タイ人が住所を聞いただけで目的の場所に行けな
いのは社会的不備があるからだ。
タイの住所のつけ方は概ね欧米式だ。つまり何々通りの何番地と
なっている。欧米の場合は、各四つ角に通りの名前を示す札が
あるが、タイで俺が経験した範囲では、四つ角に必
ずしも通りの
名前を示す札があるとは限らない。
通り名を書いた札の数が少ない。地図を見れば通り
の名前は見つ
けることができる。ここから三つ目の通りがソムチャイ通りだと地図
で確認する。三つ目の通りに来ても通りの名前を示す札がないから、
本当にここがソムチャイ通なのかわからない

欧米の場合、各戸、各ビルに番号がでている。その番号を辿って
いけば目的の場所に到達できる。俺が経験したタイの町の場合、
必ずしも家やビルごとに番号が表示されていない。
例えばウエブに美味しい店が紹介してある。店の住所と電話番号
がある。住所を頼りに店を探す。ソムチャイ通123番地と言っても
ここから右に行くのか左に行くのか分から
ない。こんな事情がある
から、タイ人でも住所と地図だけでは目的の場所へ行けない。
日本人が住所を聞いただけで目的の場所へ行けるのはタイ人には
驚異に値する。

2009/8/9

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