« 屋台料理と安全 | トップページ | タイ風のタジン料理 »

2009年9月10日 (木)

ワカシのパーピン

鰤の子供をワカシと関東では呼んでいる。魚屋の売り子と冗談を
言いあって笑っていた所にヌチャナートがやって来た。
「ヌー、この魚を買おうか?」ワカシが一山幾らで売られている。
「これ、貰っていくよ」
「まいどあり!」
面白い客だと思ったのだろう、売り子はワカシを一本おまけにつけ
てくれた。こんなにワカシを買って食いきれるのだろうかと普通の人
は心配する。魚を漬けて保存食にするから、ウチでは心配はいら
ない。昔の日本ではいろいろな保存食を家庭で作っていた。
それをウチでは今でもやっている。但しタイバージョンでやっている
のが笑える。

家に戻るとさっそくワカシを捌いて、塩漬けにする。
その時、ご飯粒を一緒に入れる。これが乳酸醗酵を助けるのだと
思う。こうしておけば腐らない。思い出した時に取り出して焼いて
食べることが出来る。そんな魚の保存食がウチには沢山ある。
魚の種類によって塩漬だけのこともあるし、ニンニクや唐辛子を
加えることもある。何時の間にやら鰺の保存食がなくなると、鮭の
保存食が出来上がっている。お買い得の魚があると、買い求めて
保存してあるから、いつもウチには魚の保存食があるとみて間違い
ない。

P1120517pct13

なんだか焼き魚が食いたくなった。
ワカシの塩漬けを焼くことにした。
焼き魚は手がかからないからヌチャナートは喜ぶ。
いい塩加減だ。生とは違う旨味が保存している間に出来上がって
いる。
俺はワカシの皮を剥いで食べていた。
「子供みたいな食べ方するのね。」
ヌチャナートは俺が食べ残した皮を摘んで食べた。
皮の下には脂があって旨いのは知っているが、なんだか食べたく
なかった。
「この料理は何て言うの?」
「パーピンよ」パーピンを直訳すると焼き魚だ。
俺は魚の漬物の名前を知りたかった。
日本なら地方ごとに独特なつけ方をして西京漬、三五八漬とか
いろいろな名前がある。そんな名前を知りたかった。
タイでも地方によって漬け込み方法が違うはずだ。
ヌチャナートだっていろいろな漬け方をしている。
漬け込み方法の違いをタイ人は名前をつけて区別しないのかな?

2009/9/10

|

« 屋台料理と安全 | トップページ | タイ風のタジン料理 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/68615/31315921

この記事へのトラックバック一覧です: ワカシのパーピン:

« 屋台料理と安全 | トップページ | タイ風のタジン料理 »