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2009年9月11日 (金)

タイ風のタジン料理

モロッコにタジン料理というのがある。土鍋を使った蒸し焼き料理と
思えば外れはない。使う土鍋が風変わりだ。
その土鍋の形をおでんなどを作る日本の土鍋で説明しよう。
鍋の部分が深皿になったと想像してくれ。
蓋を上に引っ張り揚げてとんがり帽子のようにする。
深皿にとんがり帽子を乗せた土鍋と思えばよい。
野菜や味付け肉を深皿に入れて、蓋をして蒸しあがるのを待つ。
味付けや飾り付けをモロッコ風にしたのがタジン料理だ。
モロッコの砂漠地帯や水が少ない場所で発達した料理がタジン料理
だろう。とんがり帽子の蓋に水蒸気が上るとそこで冷やされて水蒸気
は水になり鍋に戻る。少ない水分を有効利用する砂漠の民の知恵だ。

同じことをタイ料理の味付けでやったならどうなる?
俺はヌチャナートにタジン料理を説明した。
「わかったわ。やってみるわね。」
タイの香草などを臼にいれてポクポクと叩き潰しながら混ぜ合わせる。
これでタイ風のタジン料理ができあがるとほくそ笑んだ。
ウチにはタジン鍋はないから、普通の土鍋を使うことになる。
潰した香草を土鍋に入れる。当然のように水も加えてしまった。
タジン料理は水を使わず、野菜からでる水だけで蒸し焼きにするの
に残念だ。
「今日は水を使わないで蒸すんだよ」俺は抗議した。
「そんなことしたら・・・・・」どうのこうのと水を加える正当性を言う。
ここで議論しても結局は俺の負けになるから、黙り込む。
なんでヌチャナートはこんなに強くなったのだろう?

岐阜県産と書いた真っ赤な生唐辛子があった。
「日本の唐辛子だから、辛くないわよ」
唐辛子の三分の一ほどを齧ってみた。あんまり辛くない。
多分、日本人には辛いのだろうが、俺には辛味より香りと甘味を感
じた。
「辛くないね」
「タイの唐辛子もいれるわね」
「うん」
彩りに日本の唐辛子を、辛味付けにタイの唐辛子を使うことになった。

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長葱、玉ネギ、青梗菜など有りあわせの野菜と牛肉を土鍋に入れる。
「春雨も入れる?春雨をいれると美味しいわよ」
タジン料理のタイ版を作ろうと思っていたのに、もうめちゃめちゃだ。
モロッコには春雨なんてないだろうなと思いながらヤケクソで春雨を
いれることにした。
「できたわよ!これラオス料理よ!」
嬉しそうにニコニコ笑っている。
モロッコ料理にしようと思っていたのにラオス料理になってしまった。
期待していた料理とは違うものが出来てきた。
少々不満だが、これを食うことにした。
不味ければ文句を言うのだが、悔しいけど味はよくまとまっていて
旨い。文句を言わず、黙って食う。次回は水を使わないでタジン料理
に近い物を作るぞ!と食いながら誓った。

2009/9/10

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