« ニンニクの薄皮 | トップページ | ウチの菜園 »

2009年9月30日 (水)

ニンニクのべとべと

ニンニクの薄皮を剥くのは面倒だ。
とにかく剥きづらいし、手にニンニクのにおいがつく。
俺はニンニクの薄皮を剥くのは苦手だが、ヌチャナートは素早く剥く。
薄皮を剥いていると、ニンニクの表面からべとべとした液が出る。
このべとべとした液が手につくと不快だが、その利用法をテレビで
見た。

ベトナムだかタイ、あるいはミャンマーだったかもしれない。
寺に行き、仏様に捧げる蓮の花や線香を求める。
すると二センチ四方ほどの小さな紙切れがついてくる。
紙切れは二枚の紙が合わさっており、間に金箔が挟まっている。
もちろん本物の金だ。この金を金額にすると何バーツになるの
だろう?多分十分の一バーツ程度だろう。

俺が子供の頃、「狸の金玉八畳敷き」と意味も分からず言っていた。
これは嘘だか本当だかわからないが、学校の先生がこんなことを
言った。
「金一匁を狸の皮に挟む。それを小槌で叩くと八畳ほどの大きさに
広がる。だから狸の金玉八畳敷きと言うのだ!」
そのくらい金は薄く延ばせるという話だった。
一匁ではなくあるいは一グラムといったかもしれない。
でもあの当時は尺貫法を使っていたから匁が正しいかもしれない。
一匁つまり3.75グラムの金を叩くと畳み八枚分にまで薄く広がるの
が正しいとしよう。
これから仏様に捧げる2X2㌢の金箔の値段が計算できる。

この金箔を仏像に貼るのだ。貼ると言っても仏像の上にそっと金箔
を下にして紙を乗せるだけだ。その後は、紙の上から金箔をこする。
もういいかなと思って紙を剥がすのだが金箔はなかなか仏像の上
に乗り移らない。幾ら一生懸命に金箔を仏像にこすり付けても金箔
は直ぐに剥がれる。
金箔を貼り付ける前に、ニンニクを仏像にこすり付ける。
ニンニクからべとべとの液がでる。これが接着剤の役目をはたして
金箔を仏像に綺麗に貼り付けることができると言うのだ。

日本の禅寺では葷酒山門に入るを禁ずと言う。
ニンニクや葱のような香りの強い物や酒を境内へ持ち込むことを
禁じている。しかし東南アジアの仏様はニンニクをこすり付けられ
ても文句を言わない。
タイの料理にはニンニクを沢山使う。そんな料理をお坊さんに届け
ている。ニンニクが入った料理を寺に持ち込んではいけないと言った
なら、タイのお坊さんは食い物がなくなってしまう。
だから仏像にニンニクをこすり付けても文句を言わない?
そんなことはないと思う。

そう言えば俺はタイの寺でニンニクを使っているのを見たことがない。
もしかすると俺の記憶違いかもしれないと思い直した。
俺が見たのは大きな神聖な岩でその岩に金箔を貼り付けて幸運を
祈っていたのかもしれない。金箔を仏像だか神聖な岩に貼り付ける
時にニンニクのべとべとを使うのは事実だ。
ニンニクのべとべとのこんな使い方があるのだと興味を持った。

2009/9/30

|

« ニンニクの薄皮 | トップページ | ウチの菜園 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/68615/31583852

この記事へのトラックバック一覧です: ニンニクのべとべと:

« ニンニクの薄皮 | トップページ | ウチの菜園 »