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2009年10月31日 (土)

サダムと唐辛子

ベランダの唐辛子が赤く色付いた。唐辛子の赤味は食欲をそそる
色だ。この唐辛子を一本食べることができる日本人は少ない。
タイで見た犬は唐辛子が入った辛い料理を食べる。
毎日、辛い餌を貰っているタイの犬は日本人より辛味に対する耐性
が強い。
犬が唐辛子を食べるのだから、猫はどうだろう?
切り取った唐辛子を飼い猫のサダムに見せた。
この赤味はサダムにも美味しそうな色に見えるらしい。
意外にもサダムは唐辛子に興味を示した。普段は唐辛子が入った
餌なんてあげていない。
辛味を知らないサダムがこの唐辛子を齧ったなら、ヒィーっと悲鳴
を上げるだろう。或は怒ったサダムは俺を引っ掻くかもしれない。
はらはらしながらサダムの反応を見ていた。
サダムは唐辛子が食べ物だと理解しているようだ。
盛んに唐辛子のにおいを嗅いでいる。嫌なにおいではなさそうだ。
煙草の煙のような嫌なにおいならそっぽを向く。
そっぽを向かないで、まだ唐辛子のにおいを嗅いでいる。
齧りつくかな?と思って見ていたが、やはり齧らなかった。
サダムは唐辛子を食べないと確認した。
無駄な実験でした。

2009/10/31

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2009年10月30日 (金)

烏賊の輪切り

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小さなヤリイカを買ってきた。サダムが大好きな餌だ。
猫に烏賊をあげてはいけないと言うが、ウチのサダムは烏賊を
食べる。日本の常識では猫に烏賊はダメだがタイではそんなことを
言わないようだ。ヌチャナートはサダムに烏賊をあげているが
サダムは腰を抜かさない。

買ってきたヤリイカは新鮮で美味そうだ。
「ねぇー、これ刺身で食べる?」
「うーん・・・・?」刺身を食いたい気持ちはわかない。
それに刺身を作るのはいつのまにか俺の仕事になっている。
刺身だと俺が作る人でヌチャナートが食べる人だ。
何を食おうか迷っていた。
「烏賊の・・・・を食べるでしょ?」
「うん」なんと言ったのかかわからないがヌチャナートにお任せだ。
何がでても俺は食う。それに俺の好みを知っているので、俺が食う
ものを作る。
烏賊の輪切りを茹でてナムプリックをかけただけのものが出てきた。
白い烏賊の身と赤いソースの色合いが気に入った。
小さな烏賊だから柔らかな身だ。
これを肴にして日本酒を飲むと、酒が進む。
のん兵衛料理だ。
「ヌチャナート、この料理の名前はなんて言うんだい?」
「うーん、なにかしら?」
どうやら決まった名前はないようだ。
考えながら、「あれかしら?これかしら?」と幾つかの名前をあげて
いた。名前なんかどうでもいい。
料理は楽しめればそれでいいのだと思うな。今回の料理にはタイ語
の名前がないので日本語で烏賊の輪切りとした。

2009/10/29

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タイの松前漬

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松前漬やそれに似た料理なんてタイにはない。「松前」なんて日本
の地名だ。タイの地名をつけたコンケン漬という料理ならあるかも
しれない。昆布とスルメだけの松前漬を作った。
この味はヌチャナートも気に入っている。
俺は考えた。タイ人だったなら、このままでは食べないはずだ。
きっと唐辛子とニンニクを加えるだろう。
俺は松前漬に唐辛子とニンニクを加えてみた。
黒い昆布に赤い唐辛子、それと白いニンニクが混じったものを見て
もヌチャナートは驚かない。日本人ならそんな松前漬をみたら吃驚
してしまう。いろいろな醗酵製品をこのようにして食べるから、違和
感がないのだと思う。
「味見してごらん」
「うん、美味しいわ」
やはり、こんな松前漬に美味しいという反応を示した。
日本からタイに帰国するタイ人、タイに住む日本人が増えている。
そのような人々が松前漬をタイで広める。
スルメや昆布はタイにもある。醤油の代わりにナンプラを使えば
松前漬ができる。もしタイで松前漬が広がるとこんな食べ方になる
と俺が想像して作ったものだ。

2009/10/29

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2009年10月29日 (木)

残り物でチキンスープ

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これは昨日の残り物で作ったチキンスープだ。
残り物に水と調味料を加えて味を調えただけのスープなんだな。
昨日の残り物を食うなんてイヤだと言う人もいる。
ウチはそんなことを言わない。
ちょっと手を加えただけで、昨日とは全く違う味を楽しめちゃうから
だ。これが家庭料理の良い所だ。
料理屋では売れ残った物を、まかない料理として料理人が食べる。
もしかすると客に出す料理よりも、売残りのまかない料理の方が
美味しいかもね。
このスープを見ると「えっ!?これが昨日の残り物?」と思ってしま
う。この料理だけを見た人には新しい料理に見える。
食べ物を無駄にしたくないと思っているから、出来る限り食って
生ゴミを出さないようにしている。別にゴミの減量に積極的に取り
組んでいるのではない。食べちゃうから生ゴミがでないだけだ。
残り物に更に火を通したから、野菜が柔らかになっているし野菜
の旨味もでている。

2009/10/29

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皿と茶碗と箸

飯を盛る茶碗はあったが使わないので捨てたか、どこかに仕舞い
こんだままになっている。
日本人だけと付き合っていた時には気付かなかったが、日本人は
茶碗には飯以外のものを入れない。
茶碗酒というけど、あれは湯飲み茶碗で飲む酒であって、飯を盛る
茶碗で酒を飲まない。味噌汁を茶碗に盛ることもない。
香の物などを茶碗に入れてだすこともあるけど、それは家族だけ
或は親
しい者の間だけで許されている。
客人にはそんな出し方をしない。
俺達の底辺には米の飯は神聖な物という考え方がある。
神聖な飯を盛る茶碗には飯以外のものを盛らないという考え方が
無意識のうちにできているのだろうな。

ヌチャナートはそんな日本人の習慣を知らないから、茶碗に料理を
盛ってだす。例えばトムカーガイなどを茶碗で出されると、俺は
なんだか落ち着かない。
俺には飯は茶碗に盛って食べる物という習慣が出来上がっている。
皿に盛られた飯を食うのはライスカレーか洋食屋で食う飯の場合
だけだった。

今はタイ料理を食っているから、飯は皿に盛られてくる。
それがウチの飯のデフォルトだ。これをフォークとスプーンで食べる
こともあるが、多くはステンレスのレンゲで食べている。
この食べ方も家族と言う中で許される簡略化した食べ方だ。
今日は何故だかスプーンの他に割箸もでていた。
肉を割箸でつまみ、皿に盛られた飯に乗せる。
ナムプリックをかけて飯を割箸で食っていた。
皿に盛られた飯を箸で食うのは実に食いづらいものだ。
食いづらいからタイ人は飯をスプーンで食べるのだと実感した。
日本人は食事にスプーンを使わない。箸だけで食事をする。
箸で飯を食う場合、茶碗は飯が食いやすい形になっている。
茶碗の形は飯を食いやすくするための形なんだと改めて認識した。

2009/10/29

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2009年10月28日 (水)

ひたし豆にナムプリック

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ひたし豆の塩味が薄い。これに醤油をたらすと旨くなる。
醤油ではあまりにも脳がなさすぎる。
そこでタイの調味料を使うことにした。
まず取り出したのがプウカオトングという調味料だ。(写真右の瓶)
英語では直訳してGolden Mountainと
書いてある。
日本のスーパーでよく見かけるマギー印の液体調味料と似た入れ
物に入っているのでマギーの製品と勘違
いする。
商品の説明は英語で醤油と書いてある。中国の醤油に似た味だ。
これを卵焼きにかけると旨い。卵焼きのこの食べ方をタイ人は好む。
実は俺も好きだ。この調味料をひた
し豆にかけてみた。
これは日本の醤油をかけたようで旨いので合格!

次にナムプリックをかけた。(写真中の器)このナムプリックは
ヌチャナートの好みの味だった。苦みが
入っているから食べちゃ
ダメよと言われていた奴だ。それを忘れて苦いナムプリックをかけ
た。酷い苦さ
だ。この苦さをヌチャナートは旨いと言う。
俺にはとても食えない!これは不合格にした。

次に取り出したナムプリックはニンニクなどを混ぜたナムプリックだ。
(写真左の器)豆の甘みと唐辛子
の辛味が合わさっていいもんだ。
こんな味を良いというのは俺だけかもしれない。
他の日本人は辛くて臭くてダメというと思うよ。ヌチャナートに言うと、
「あんなものを豆と一緒に食べるもんじゃないわ!」
と一笑に付された。
他の人がなんと言おうとも、俺にとって旨い味だからこれでいいのだ。

2009/10/28

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また野菜炒め

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野菜を食わなくてはいけない。野菜を食うと便秘にならない。腸の
中に棲む大腸菌は野菜が大好きだ。大腸菌がいるとアレルギーを
起こさない。

昔の日本人は現代人よりもっと野菜を食っていた。
嘘だか本当だか知らないが、野菜を多く食べていた日本の兵隊の
便の量は肉を食べる米国の兵隊の便の量
より多かったそうだ。
米国のスパイは日本兵が駐屯している場所のトイレを見て便の量
から駐屯している
兵隊の数を推定した。
少人数の兵隊しか駐屯していないのに、便の量が多いから大人数
がいるものと米国のスパイは勘違いした

そんな話を聞いた。

先日の野菜炒めと同じ味付けだ。牡蛎油を使っている。
これを炒めている時の香りは食欲をそそる。
辛味がないから日本人にもこの料理は受け入れられるはずだ。

2009/10/28

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タイ風鍋にする

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この鍋の写真をみても何がタイ風なのかわからない。
まずスープが違うのだ。このスープにはレモングラスや唐辛子が
はいっている。鉄鍋にスープを移す前に大きな鍋でスープを作った。
唐辛子を温めるから、唐辛子の刺激臭がする。
温めている間に何回もくしゃみをする。
それが治まると香りのよいスープが出来上がっている。
後は好みの肉と野菜を加えて煮込みながら食べる。
肉が小さいのはわけがある。
薄切り肉ではなくて塊肉を使った。肉を切ったヌチャナートが言う。
「この肉は固いわ!小さくするわね」大きいと噛みきれない。
そんなわけで小さな肉なのだ。
野菜もキャベツだけだった。ヌチャナートが野菜がどうのこうのと
言っていたが、俺は二台の携帯の操作で忙しかった。
返事をいい加減にしていたのでキャベツだけになってしまった。
まあいいでしょう。
煮えた肉やキャベツをナムプリックにつけて食べる。
タイのレストランならこのナムプリックにパクチーの葉を浮かせる
だろう。今日はパクチーがない。ウチで食べる料理だからパクチー
で飾らなくてもいい。
見かけは日本の鍋料理と同じだけど、味は完全にタイです。

2009/10/27

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ひたし豆とタイ

最近、俺は大腸菌とか雑菌に興味を持っている。多種類の細菌や
微生物を身体に取り込むとアトピー、花
粉症なんてアレルギー性
疾患にならないと言う。
バイキンは悪い物という考えが主流になっているが俺はその逆を
いっている。多種類のバイキンを持っている方が病気にならないと
信じている。
電車のつり革や便座も消毒してから使用する人がいる。
アンタは自分は清潔だと思っているはずだ。アンタが電車を降りた
後、次の人がアンタが使ったつり革を
消毒してから使っているのを
見たらアンタはどう思う?アンタも他人から見ると不潔なんだ。
人間は誰もが不潔で異なる細菌をもっている。
異なる細菌をあげたり、貰ったりするから病気にならない。
清潔が健康を守ると信じているが、とんでもない。
アトピーになるとかO157大腸菌でやられた人には大腸菌が少ない
そうだよ。普段から無菌状態で生活しているので、ちょっと異質な
細菌がくると体がやられる。
こんな人がタイへ行ったらどうなる?
もの凄い数の雑菌が漂う空気を吸い、細菌で汚れたまな板で調理
れた料理を食わなくちゃいけない。それと唐辛子の辛さで下痢の
連続だろうな。
「一流ホテルで食事をするから大丈夫」ですって?
とんでもない!流通の段階で既に材料は細菌に汚染されています。
「タイ料理は食べません。和食か欧米料理だけにします。」
俺の経験では何処の国でも現地の食べ物を食べない人は何故か
病院に行く確率が高い。
タイは不潔だから云々とタイの生活を非難すべきではない。人間の
体を無菌状態にしてはいけないのに、無菌状態にしてしまった
アンタが悪い。決してタイが悪いのではない。
あの不潔さを容認しないが、神経質になる必要もない。
大腸菌が沢山いれば、細菌同士で戦ってO157大腸菌なんて奴を
やっつけてくれる。細菌が人間を守ってくれると考えるとタイは有り
難い細菌の宝庫だ。
ああ、そうそうウチの料理の話をしなくてはいけない。
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体の中にいろいろな細菌を増やすには細菌の食べ物である野菜を
取るといい。そんなわけでひたし豆を作った。
こんなものをヌチャナートは知らない。説明するのも面倒だし、一度
現物を見ればヌチャナートは作り方がわかるから俺が作ることに
した。作ると言っても難しいことはない。
一晩、豆を水に漬けておき、翌日薄い塩水で茹でるだけだ。
「ヌー、味見してごらん。美味しいよ」
「本当、美味しいわね」
ひたし豆はヌチャナートのお気に入りになった。
次回はヌチャナートがひたし豆を作るはずだから、俺は食べる人に
なる。
「この袋に豆を入れてよ。歩きながら食べるわ」
ひたし豆が気に入った証拠だ。人気のない通りで笑いながらポリ袋
から豆を取り出してヌチャナートは食べている。
ひたし豆を食いながら考えた。これと同じ物がタイにあるかな?
あったような気がするが、なかったような気もする。
豆に似たものを思い出そうとするが思い出せない。落花生を塩茹で
したものなら食ったような記憶がある

インゲンのような生の豆類の料理はいろいろ食ったが、乾燥した豆
を使った料理を食った記憶がない。
何かの料理に使ってあったかもしれないが、意識していないので
思い出せない。
市場で日本の煮豆屋のような店を見たような気もする。
薄暗い市場の乾物屋で豆を見た気もする。余り興味を持っていな
かったのでどんな豆があったか思い出せ
ない。
日本では見かけない珍しい豆があるはずだ。
「ヌー、タイにこんな豆あるかい?」
「あるわよ。お粥に入れて食べるわ」赤だか黒い豆をお粥に入れる
そうだ。なんだか美味そうな気がする。

2009/10/26

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2009年10月27日 (火)

愛の野菜炒め

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俺が野菜を食べないから、野菜を食べさせようとしている。
これは愛情一杯の野菜炒めなんだ。
野菜は何を使うと聞かれた。ヌチャナートも考えるのが面倒なんだ
な。実は俺もそんなことを考えるのが面倒だ。
キムチと一緒に炒めるかとも聞かれた。それも美味そうだ。
でもなんとなく気が進まない。キャベツを炒めてもらうことにした。
肉が多いと野菜炒めは美味さが落ちる。肉はほどほどの量がいい。
オイスターソースで味付けしてある。
汁と野菜をレンゲにとってご飯にかける。
旨味を吸い込んだご飯と野菜を一緒に食べる。
俺ん家はタイ風にご飯を食べるから、ご飯は茶碗でなくて皿に盛る。
汁と野菜をご飯にかけるにも人それぞれ好みがある。
ご飯の山の頂点を凹ませて其処に汁と野菜をかける人がいる。
俺はご飯の山の裾を一口分だけレンゲで押して広げる。
広げたご飯の上に汁と野菜をかける。この方法だとご飯が最後
まで白いから俺には美味そうに見える。
ご飯の山の頂上から食べて行くとご飯に色がついて汚らしく見えて
くるのがイヤなんだな。
野菜炒めの食べ方にもこだわりがある。

2009/10/26

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タイ風松前漬

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これはちょっと大袈裟な名前だ。松前漬に赤唐辛子を加えただけで
タイ風なんて言っていいのかな?小鉢にちょこっと入れた松前漬に
これだけ唐辛子を日本人は入れないからタイ風と言ってもいいかな?
この唐辛子の量は日本人の考える量ではない。
これを見てもヌチャナートはなんとも言わない。
当たり前だと思っている。俺も唐辛子が多いとは思わない。
ごくごく普通の量だと思っている。俺も唐辛子ボケ、タイボケに
なっている。松前漬は日本の料理だが、タイ人にも受けるはずだ。
少なくとも魚が好きなヌチャナートは松前漬を好むはずだと推定し
た。松前漬を食べるのは初めてだが、ヌチャナートは美味しいと
言いながら食べている。唐辛子抜きでも食べるだろう。
もしヌチャナートが自分で味付けをしたなら、唐辛子の他に生ニン
ニクの薄切りを加えるだろう。ニンニクを加えるとますますタイ料理
に近くなる。
松前漬に唐辛子とニンニクを加えて食べている人いるかな?

2009/10/26

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三つ葉の炒め物

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香りがいい三つ葉は俺の好物だ。三つ葉はタイにはない。
俺は三つ葉のことを日本のパクチーとヌチャナートに説明している。
正確ではないがほぼ正しい説明だ。
三つ葉の香気はセロリに似ている。セロリのにおいをもっと強くした
のがパクチーだろう。パクチーほど強い香気になると、そのにおい
が嫌いという人が出てくる。俺も昔はパクチーのにおいは嫌だった。
今はもうそのにおいに慣れっこになり別にどうということもない。
安いからと言って大量に三つ葉を買い込んだ。
これは分あり商品だ。売残り商品ですぐに食べないと腐ってしまう。
それを承知で買ってきた。
これを一度に食べ切るには炒めるのが早い。
これってタイ料理かな?タイ人が作ったからタイ料理?
日本でもこのように三つ葉を炒めて食べるのかな?
俺が知っている食べ方は澄まし汁の浮き身にして香りを楽しむこと
だけだ。炒めるとあんなにあった三つ葉がたったこれだけになる。
香りと歯応えを楽しみながら三つ葉を食べる。
残った汁にも旨味がある。この汁は捨てないで何かに使おう。

エコなんて難しく考えることはない。
残り汁、余り物を上手に使ってゴミにださなければ良いだけの話だ。

2009/10/25

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冬瓜と海老

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ヌチャナートが冬瓜の切り売りを買ってきた。大きな冬瓜は食いきれない時
があるから、切り売りは無駄がでなくて便利だ。
「これ、日本語でなんというの?」
「トウガンだよ」
日本語でなんというのか知らなくとも、現物を見て美味しい料理を作ること
ができる。料理と言っても作れる料理はタイ料理だけだ。
ヌチャナートの手にかかると野菜でも魚でも缶詰でもみんなタイ料理に化け
てしまう。この冬瓜もタイ料理になった。
透き通るように煮えた冬瓜と海老の赤味が調和している。
ちょっと冬瓜を食うと、口の中で冬瓜はとろける。
これはいい。後で食べよう。
他の食い物を食べてから、冬瓜を食べようとしたら、ヌチャナートが一人で
食べてしまった。

美味しい物を先に食べるか、後から食べるかという問題がある。
今日の経験からも、美味しい物は先に食べるべきだと思うな。

2009/10/25

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2009年10月26日 (月)

猫とレモングラス

レモングラスはタイ料理に欠かせない素材だ。
園芸店で苗を売っている。
それを買ってきて鉢に植えると冬でも枯れずに育つ。
適当に水をやっていれば枯れないレモングラスは栽培も楽だし虫も
つかない。タイ料理が普及したとはいえ、まだまだ近所のスーパー
でレモングラスを買えない。
レモングラスを買うためにタイ料理の素材店にでかけるのも面倒だ。
たまには変わったタイ料理でも食べたいという家庭なら鉢植えの
レモングラスがあると便利だ。

ウチの飼い猫サダムフセインはレモングラスが大好きだ。
しょっちゅうレモングラスを齧っている。
このレモングラスを人間も使っている。
人畜共用のレモングラスだ。
ウチにあるレモングラスだけでは足りないので買い込む。
レモングラスはイネ科の植物でススキのような姿をしている。
茎がすっと立って、その先に細い葉が伸びている。
この葉の部分をサダムは齧るが茎の部分は齧らない。
茎はサダムの背丈より高い。
サダムは垂れ下がった葉を食べようとするが、風が吹くと葉が揺れ
るので食べにくい。風で揺れにくい葉の付け根あたりを齧る。
葉の先端から食べてくれればいいのに、葉の付け根に近い
部分から食べるから、葉の先端は弱ってくる。

日本はIT産業などで進歩しているだけでなく農業技術も素晴らしい。
サダムちゃんと仲間達のためにレモングラスを品種改良してもらえ
ないかな??
猫の為に背が高くならないレモングラスが欲しい。
そんな品種改良をしてくれる人はいないだろうな?

2009/10/26

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2009年10月25日 (日)

ムウピンと蒲鉾

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紅白の蒲鉾を買ってきた。これでタイ風サラダを作るという。
蒲鉾で歯応えがいいちょっと甘くて辛いタイ風のサラダができる。
サラダを作りながらヌチャナートがムウピンがどうのこうのと言った。
ムウピンというのは豚挽き肉をバナナの葉で包んだタイのソーセイ
ジのことだ。そんなものはウチにはない。何を言っているのだ?
「ムウピンなんてないよ。」
「これよ!この名前はなんて言うの?」蒲鉾を手にとって見せた。
「それはムウピンじゃないよ。魚だよ。蒲鉾って言うんだ」
「ああ、そうだったわね。蒲鉾ね。」
蒲鉾のことをムウピンと言われてちょっと考えてしまった。
たしかに蒲鉾の歯応えはムウピンにちょっと似ている。
日本人がムウピンを食べたなら、タイ蒲鉾と言うかもしれない。
小さな烏賊とカニ蒲鉾も加えてタイ風サラダが出来上がった。
これをタイの友達が集まっているお祭広場に持って行った。
日本人も参加している。周囲の日本人にこのタイ風サラダを味わっ
てもらった。珍しい味に舌鼓をうったが、暫くすると辛さに悲鳴を
あげる。
「後から辛味が効いて来るよ!」
「あら、ほんとね!」
野菜や蒲鉾の陰に隠れて見えなかった唐辛子を食ってしまった人
が、
「うわー!当たった!」と大騒ぎをする。
お店ではなかなか味わうことのできない、ごくごく普通のタイの家庭
料理を食べながら日本人もお祭を楽しんだ。

2009/10/24

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2009年10月22日 (木)

タイカレーになった

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俺はタイカレーというのはインドカレーの変形だと思っていた。
黄色くて特有な香りを想像していた。
それなのにタイカレーはインドカレーとはまるで違う。
初めてタイカレーを食った時、俺はこれがカレーかよ?となんだか
騙された気がした。今はタイカレーが大好きだ。
「こんなもんカレーじゃねぇーよ!」と思っていたのに、それが好きに
なるから不思議なもんだ。タイ人と一緒に住んでいたなら、何時でも
タイカレーを食べられると思うだろうが、そうではないんんだ。
ヌチャナートはなかなかタイカレーを作ってくれない。
本当に気分が向いた時だけだから、なかなかタイカレーを食う機会
がない。

豚肉をどのように食いたいか聞かれた。脂肪を取りすぎるのはいけ
ない。トンカツもいいけど・・・・脂っこいからダメだ!
ちょっと考えていつも油がすくない、ムーピンつまり豚の串焼きに
している。いつもムーピンにするから、俺がムーピンが大好きなの
だとヌチャナートは勘違いしているようだ。
「ねえー、これどうする?」豚肉を冷蔵庫から取り出して、これをどう
食いたいか聞いている。
「ムーピンにする?それともラオス料理にする?」
ラオスの料理にしてもらうことにした。タイ人なのにラオス料理という
とちょっと変だと思われるかもしれない。タイ東北部の料理はラオス
の料理とほぼ同じなのだ。
「タイカレーの方がいい?」今日は珍しいことを聞く。
「うん、タイカレーの方がいいな」
濃いココナッツクリームも買ってある。安いココナッツクリームは水が
多い。タイカレーを作るにおいが立ち込めてきた。
ウチのタイカレーを食った日本人が言った。
「どうしてもこの味が作れないのよね」
そうなんだ。日本人だと同じ材料を使ってもタイの味にならない。

2009/10/21

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2009年10月20日 (火)

ローストビーフとナムプリック

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この料理をカタカナ英語で言えばローストビーフだ。味付けはタイ
なのでヌアピンとタイ語で言う方
が正しい。ヌアピンと言ってもどんな
料理か想像がつかない。ローストビーフと言えば牛肉の料理だ

とわかってもらえる。
両手で抱えるほどの大きな肉の塊を焼けば本格的だけど、ウチの
場合は小さな肉で焼く。小さな肉の塊を早く焼けるように切り開く。
それを味付けしてから焼く。
焼いた後はこのように一口大に切り分ける。西洋の場合は大きな
肉の塊のままだして、ナイフで切り分けて食べる。
フォークとスプーンしか出さないタイの食文化では、食卓で料理を
切り分ける習慣がない。食べやすいようにあらかじめ切っておく。
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西洋風のローストビーフの食べ方はホースラディッシュと一緒に
食べる。ホースラディッシュなんて使わないタイ人は唐辛子を使った
ナムプリックと一緒に食べる。
このナムプリックを見ると、見ただけで辛そうと思うだろ。
実際、辛い。辛いんだけど香りがいい。香りで食べてしまう。
こうやって食べるのが当たり前になっているので、辛いだろうかなん
て疑問も感じない。
そんな辛いもんと一緒だと肉の味が分からないだろうと言われる。
この唐辛子の辛味と香りがあるから肉の味が引き立つのだとタイ人
は感じる。どっちが正しいのか決める必要はない。
自分が美味しいと思う食べ方で食べるのが正しい食べ方だ。

2009/10/19

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筍の缶詰でスップノーマイ

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スップノーマイを作る時、タイから輸入した筍の缶詰を使っている。
筍を缶から取り出すと、フォークで筍を縦方向に引っ掻く。
そうすると、筍が細く切れて筍の千切りが出来る。
なんでそんなことをするのか分からなかったが、それにはそれなり
の理由があるのだろう。
その理由については深く考えなかった。
日本人が筍の千切りを作る場合は包丁を使うだろうなといつも思っ
ていた。習慣の差かな?

今日はスップノーマイの中に千切りになっていない筍が入っていた。
その筍を齧るともの凄く硬い。筍を横方向に噛み切ろうとしている
から硬い。縦方向なら指で簡単に筍を細く引き千切れる。
そうすると噛み切れる硬さになる。
フォークで筍を引っ掻くのは食べやすくするためなんだと初めて分
かった。鋤のような形のフォークの刃と刃の間隔は筍を千切りに
する幅にぴったりだ。
フォークで筍を引っ掻けば食べやすい幅の千切りが簡単にできる。
生活の知恵だ。

食べながら考えた。
タイ東北部でも今日ではフォークとスプーンで食事をするが、それ
以前は手で食事をしていた。タイにフォークが入ったのは比較的
近年だ。筍をフォークで千切りにするのも近年のことと推定でき
る。
フォークがタイ社会に導入される前は、筍の千切りは日本人と同じ
ように包丁を使うか、指で千
切っていたと思う。

2009/10/18

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2009年10月19日 (月)

俺のソムタム

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こっちが俺のソムタムだ。俺のソムタムにはベランダで取れた唐辛子
を二本入れてある。ベランダの唐辛子は辛味が少ないとヌチャナート
は言う。俺には辛味が少ない方がいいだろうというヌチャナートの心
づかいだ。たった二本だけの唐辛子だが、タイ料理を食べ慣れない
人には超激辛だろうな。

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こっちがヌチャナートのソムタムだ。
唐辛子の量が俺とは全く違うから俺のソムタムより赤味が多い。
それに俺の嫌いなプードンなどを加えている。
プードンはそのにおいで俺は参ってしまうほどくさい。
「辛くていいわー!」と言いながらヌチャナートは食べている。
ヌチャナートが辛いと言うものは俺には手がでない。
手が出ないというより、手を出さないことにしている。
あんな物を食ったなら、辛味で腸が驚いて下痢になる。
毎日タイ料理を食っている俺でも手を出さない。
辛い物が好きだと言う日本人が知っている辛さとこの辛さは大違い
だ。

ベランダの苦瓜の葉を取ってきた。
ヌチャナートは苦瓜の葉でソムタムを包んで食べている。
葉を取るのに一枚々取らずに一本の茎を千切ってきた。
茎の途中に苦瓜の黄色の花が咲いていた。
花の下には小さな苦瓜の実がなっていた。
小さいな実ながらも表面に凸凹があるので笑った。
俺のソムタムも美味いと言いながらヌチャナートは食っている。
でも辛くてくさいヌチャナートのソムタムの方がもっと美味しいと彼女
は思っているはずだ。タイの田舎で食べられる郷土料理と同じ物を
食べてヌチャナートは喜んでいる。

2009/10/18

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2009年10月18日 (日)

またソーセイジ

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ソーセイジは焼くだけだから手間がかからない。
胡瓜と唐辛子と薄切り生姜を合わせて盛り付ける。
ヨーロッパ風のソーセイジだがこう盛り付けるとタイ料理に見えて
くるから不思議だ。この組み合わせでないとタイ人はソーセイジの
正しい食べ方と思わない。
生姜はともかく生唐辛子と一緒にこのソーセイジを食べるなんて
日本人には考えられない。
「そんな食べ方をしたら唐辛子の辛味でソーセイジ本来の味が分か
らなくなる。これは異端の食べ方
だ!」と日本人は思う。
しかしタイ人に言わせると
「唐辛子がソーセイジの旨味を引き出す。唐辛子がなかったなら味
にならない!」となる。
山葵抜きの寿司、クリームなしのコーヒーが唐辛子抜きのソーセイ
ジに相当するみたいだ。
唐辛子を食った後に、胡瓜を食うとこれまた美味い。
胡瓜が口の中の火照りを冷やしてくれる。

2009/10/17

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タイ風トンポーロ

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今日はトンポーロを作ると言う。久し振りのトンポーロだ。
日本の街角からは醤油のにおいがする。
タイの街角ではどこからともなくトンポーロの臭いが漂ってくる。
俺は日本のにおいは醤油でタイのにおいはトンポーロだと思って
いる。トンポーロと言えば日本では豚のバラ肉を使ったものだけだ。
タイでは色々な肉を使う。豚の足なども煮込む。
ぐつぐつ煮ている間はトンポーロ特有の香りがする。
かなり特徴的な香りだから近所に広がっている。
この香りを悪臭・異臭と感じるご近所さんもいるだろうな。
トンポーロの香りを知っている人は何処かでトンポーロを作っている
と思うだろう。
煮上がった肉を取り出して胡瓜と一緒に盛り付けた。
ヌチャナートは煮込んだ汁と一緒に盛り付けない。

2009/10/16

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料理の敵性語

これはウチで食べた料理の話ではないが、食い物に関係している
のでここに掲載することにした。
本を読んでいたら太平洋戦争中の食べ物の話がでていた。
当時は米英と戦っていたから英語は敵性語ということで使用を禁じ
られ日本語に置き換えられた。
野球でもストライクが「よし」ボールが「だめ」なのは知っていた。
食べ物に使われている英語も禁止されたそうだ。たしかに洋食に
は英語が多く使われている。それら英語も使うことが禁止された。
サイダーは「噴出水」と言い、フライは「洋天」と言ったそうだ。
牡蠣フライは「牡蠣洋天」となったそうだ。
あんまり美味そうな命名ではない。
洋天というのは西洋の天麩羅という意味だと解釈できる。
天麩羅というのもポルトガル語が日本に入った外来語だから「天」
とつけるのもおかしい。それでも無理矢理そんな言い換えをして
いた。無駄な努力だと思うが、その時代はそうすることが正しいと
大多数が考えていたのだろう。
少なくとも軍部は国民にそれを押し付けていた。
じゃー、カレーライスは何と言ってたのか興味をもった。
調べて見るとカレーライスのことは「辛味いり汁掛け飯」と言っていた。
全く食欲が沸かない言葉だし、長ったらしい。
キャベツを「甘藍(かんらん)」レタスを「萵苣(ちしゃ)」というのは
敵性語だからかな?
それとも昔からあった和名なのかな?

2009/10/16

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ゲンガイウンセン 春雨入りチキンスープ

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ラオス風のチキンスープだ。はっきり言ってラオス料理とタイ料理の
区別がつかない。ヌチャナートはこれはラオス料理だと言っている。
もともとタイとラオスは同じ国だったから、料理が似ていてもおかし
くない。日本で言えば関東風の料理と東北風の料理程度の差と
思えばいいだろう。
ご飯が少ないので春雨で増量した。

2009/10/15

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2009年10月16日 (金)

食物と健康広告X169

最近の健康雑は編集方針が変わったようだ。例えばニンジンを食う
と肩こりによいとか、ガンになら
ないという内容の広告が減った。
今日見た広告ではそんな記事が全くない雑誌もあった。
その代わりにお呪いや体操の記事を載せている。
時代の変化の兆しかもしれない。
今回はシルク微粉末の効果を強調している雑誌があるのが特長
だな。そう言えばニンジンを食うと糖尿病に悪いと言うような、これ
を食うと健康が悪化するという広告は
まだ見ていない。
これも面白い現象だ。
面白い現象と言えば「美人の医者も使っている」とか「女優や歌手も
使っている」という広告が多い
。食べ物と健康の関係は美人だろう
が職業がなんであろうが関係ないのだがな・・・・。

「健康365」誌 2009年12月号 ㈱エイチアンドアイ
専門医も使う「ラフマ葉エキス」でやる気がわいて元気がでた!
不眠・うつが軽快

男性は大半、女性は大多数が数ヵ月で毛が生える太くなる黒くなる!
食べる養毛剤「シルク微粉末」
・シルク微粉末は毛根へ素早く届き吸収率が驚くほど高く男性の
大半が数ヵ月で発毛
・更年期・原料の女性が悩む薄毛にシルク微粉末は効果で太く硬く
なり改善率は高い
・高血圧の人でもシルク微粉末は使え抜け毛・薄毛を黒髪に変え
高い血圧も下げる
・シルク微粉末は抜け毛だけでなく毛髪の色素成分を活性化して
白髪解消に効果大
・額と後頭部の薄毛がシルク微粉末で黒く太く生え変わって地肌が
隠れ白髪も減少
・更年期後に増えた薄毛がシルク微粉末で改善し白髪も減って艶
のある黒髪が復活

「わかさ」誌 2009年12月号 わかさ出版
この号には食い物と健康関連の記事はない。
マッケンジー体操が腰痛によいという特集記事がある。

「ゆほびか」誌 2009年12月号 マキノ出版
この号にはこれを食うと何によいという記事はない。
ハワイのお呪いの言葉で引きこもりが治るなんて記事がある。

「壮快」誌 2009年12月号 マイヘルス社・マキノ出版
一晩で作れる<リンゴ酢>で16キロ女優も3キロ減
血糖値血圧が正常化
ひざ痛頑固な便秘も解消

美人歯科医、人気タレントも実行!
体温アップで免疫力が向上!
腰痛、ひざ痛が消えた!
<ショウガ>は薬だ

男も女も<シカの尾>で性力大爆発
潤いが戻った!
回数が増えた!
20歳若返った

歌手も愛飲!
宿便がドカンと出て20キロ15キロ13キロ痩せた!
薄毛に黒髪が復活!
<海藻青汁の粉末>

2009/10/16

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2009年10月14日 (水)

ソーセイジをタイ風に

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これは日本のソーセイジなんだが、タイ風に食べるとこんな具合に
なる。ソーセイジには胡瓜が必ずついてくる。
タイの胡瓜がないので日本の胡瓜で代用する。
胡瓜の皮を縞状に剥くのがタイ的食べ方だ。
たしかに日本の胡瓜も美味いが、俺はタイの胡瓜も好きだ。
生姜の薄切りがある。絶対にかかせないのが唐辛子だ。
ソーセイジと生姜、ソーセイジと唐辛子を組み合わせて食べる。
口直しに胡瓜を齧る。ソーセイジに胡瓜・唐辛子なんて組み合わせ
もする。こんな食べ方もいいもんだ。
ケチャップやマスタードと一緒に食べる日本的というのかアメリカ的と
いうのかそんな食べ方に慣れ
た人は、こんな食べ方に違和感をもつ。
でもタイではこれが普通の食べ方なんだな。
中に唐辛子が入り、酸味があるチェンマイ風ソーセイジもこれと同じ
食べ方をする。
ソーセイジにケチャップなんて発想はタイの庶民にはない。
こうやってソーセイジを食べる物だという固定観念ができている。

簡単に真似できるから、やってみたらいかがですか?
いつもと違う酒の肴になります。
胡瓜の皮を写真のように縞状に剥くと異国風な感じが出ます。
生姜はともかく、唐辛子で悲鳴を上げても知りませんよ!
その分だけ酒が進みます。

2009/10/13

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2009年10月13日 (火)

もやし炒め アラタイ

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「野菜を食べなくちゃダメよ」と言いながら作ってくれた料理だ。
この料理はタイ風のもやし炒めと言えばいいだろう。
肉は入れないで卵だけを入れた。低カロリーなのがありがたい。
このもやし炒めには辛味は全くない。俺がいつも辛いタイ料理を食べている
のでたまには辛くない料理を作ろうと気を使っているところがある。
そんな気を使わなくてもいいんだけどな。
俺は辛い料理が好きというのではない。辛い料理が当たり前になっている。
料理というのは辛い物なんだと思うようになっている。
俺にとってタイ料理は食べ続けているうちに普通の料理になってしまった
だけだ。多くの人は子供の頃から食べている料理にこだわってしまう。
食習慣を変える事ができない。日本人は和食に、ドイツ人はドイツ料理に
こだわる。
「たまにはタイ料理もいいが、これが毎日じゃな?」となる。
俺のように食生活を完全に変えてしまう人間は珍獣の部類に入る。

2009/10/12

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2009年10月12日 (月)

魚好きな人

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魚好きな人は魚を綺麗に食べる。皿に残るのは骨と頭と尻尾だけ
だ。皿が汚れていない。俺のように魚を余り好まない奴の皿には
食べ残しが一杯ある。骨にはまだ食べられる肉が残っている。
はらわたなどが皿にべたっとついている。
見た目が実に悪い。たまには魚が美味いと感じる時がある。
そう感じた時の皿には残り物がないから、皿が綺麗だ。
多くの場合、俺の皿には食べ残しがある。
「あら、それを食べないの?食べられるのよ。もったいないわ。」
ヌチャナートは俺の皿から食べ残しを摘んでぱくっと食べる。

秋の味覚・秋刀魚を焼いた。魚好きな人は食べるだけでなく魚の
上手な焼き方を知っている。
魚好きなヌチャナートは、秋刀魚を綺麗に焼き上げた。
焼いた後の魚の盛り付けにヌチャナートはこだわらない。
魚を余り好まないのに、俺は魚の出し方にこだわる。
今日は偶然かもしれないが、腹が自分に向いていて、頭が左向き
になっている。腹がこっちで頭が左向きでないと俺は機嫌が悪くな
る。そんな時は盛付を直してから食べる。

いつもは「レモンが欲しいか」と聞くのだが、今日は何も聞かない。
「レモンが欲しい」と言うのも面倒なので、そのまま何もかけずに
食べる。皮には塩が沢山ついている。塩分の取り過ぎはいけないと
知っているが、この皮の部分が美味い。皮ごと食べてしまう。
普段は食べないワタも食べる。秋刀魚は骨と肉が簡単にはがれる。
気がついたら、秋刀魚は頭と骨と尻尾だけになっていた。
うまいと思いながら食べると、自然に綺麗な食べ方になる。

2009/10/11

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ナムプリック 唐辛子味噌

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「キロ単位で生唐辛子を買ってどうするの?」誰でもそう思うだろう。
”ただであげるから、この生唐辛子を持って行って”なんて言われて
も日本人は持って行かない。
ウチにそんな話が持ち込まれたなら喜んで貰ってくる。

台所から唐辛子のいい香りがしてきた。
「ねぇ、サミイ見て!」嬉しそうに唐辛子を炒めている。
俺にとっては唐辛子を炒める時にでる香りは良い香りだが、これを
嫌がる人がいるかな?
炒めた後は他の香辛料と混ぜて臼でポクポクと叩き潰す。
これで300グラムほどの生唐辛子がなくなった。これだからキロ単位
で唐辛子を買ってもすぐに無くなる。
この小さな器に入れたナムプリックは1~2回の食事で使い切る。
冷蔵庫に入れてあるナムプリックも6、7回の食事でなくなるだろう。
ほーら、唐辛子が沢山入っているでしょ!
辛味と旨味が混じり合っている。もちろん辛いが、見た目から思う味
より辛味を強く感じない。

「あら、これは辛くていいわ!」辛さがいいと評価している。
唐辛子を多用している民族は唐辛子の味・香・辛さにこだわる。
この三つがほどよくバランスが取れていないと美味しい唐辛子では
ない。

ある冷夏の年だった。キムチの漬込みシーズンが始まった韓国では
良質な唐辛子が不作で出来なかった。
韓国の唐辛子の場合、味・香・辛さの他に赤い色が大切だ。
綺麗な赤い色がでる唐辛子が手に入らないので大騒ぎをしている
ことを、記者はおかしそうに報じていた。
美味しいキムチを作るために良質の唐辛子を求めて市場を駆け
巡る主婦の姿を想像できるかな?もし良い唐辛子が手に入らない
と、不満足なキムチを食べ続けなくてはいけない。
タイ人の唐辛子に対するこだわりをみていると、韓国での唐辛子
騒動は充分に理解できる。場合によってはタイ人も赤い色が強く出
る唐辛子を求めるが普段は赤い色にこだわらないようだ。
食文化の差を面白いと思いながら見ている。

「これ、タイの唐辛子と同じよ!」ナムプリックを味見して言う。
今回求めた唐辛子はヌチャナートの好みにあったようだ。
美味しい唐辛子、不味い唐辛子と言われても日本人にはなかなか
分からないよね。

2009/10/11

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2009年10月11日 (日)

ヤムクラポンパ

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秋刀魚の水煮缶詰を使ったサラダだ。缶詰もこうすると立派な料理
になる。新鮮な唐辛子とレモングラスを入れた。
ミントの葉もベランダから摘んできたものを入れた。
それにニンニクの薄切りも加えた。
甘酢をかければ出来上がり。こんな料理は日本にはない。
うーん、タイ料理だ!と思わず唸ってしまう。
この彩が好きだ。料理って見た目も大切なんだな。
美味いと思いながら食っていると、唐辛子が効いてきて汗が出る。

2009/10/11

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野菜炒め ア・ラ・タイ

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野菜や果物を余り食わない俺のための料理だ。
タイ語で牛肉炒めと言っているが、野菜を多めにしているので
日本語の野菜炒めの方が料理名としてはふさわしい。
「野菜を食べなさいね」そんなことを言いながら作っていた。
ナンプラと牡蠣油の味付けだからタイ風野菜炒めというところだ。
この味付けは好きだ。

ベランダで取れた唐辛子を加えてある。
この唐辛子は余り辛くないと言っているが、そんなことはない、
やはり辛い。普通どおりの辛さだ。
唐辛子ボケをしている俺には辛くない料理だが、お隣さんに持って
行ったなら、きっと辛すぎると言われる。
この料理は辛さを除けばお隣さんでも食べられる料理だ。
いつもいつも俺には辛くない料理だが、お隣さんや普通の日本人
には辛すぎる料理なんだろうなと思いながら食っている。

2009/10/10

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オレンジジュース

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俺は余り果物を食べない。食べない理由はとくにない。
ただ食べないだけだ。食えば美味いと思う。でも余り食べない。
タイの果物も余り食べない。
グアバなんか美味いと思って時々食べるが、それもほんの少しだ。
青いマンゴーに塩をつけて食べるのも美味いと思い始めた。
最初は不味いと思っていたが、タイ料理を食べるようになると青い
マンゴーと塩の組み合わせも美味
いと感じ出した。
なにか栄養学的、生理学的に体液のバランスをとる仕組みが働く
のだろう。それで美味いと感じるようになるのだと思っている。
未熟の葡萄を塩漬けにしたものは好きだ。酸っぱいけど実がこりこり
していてうまい。これを食うと通じがよくなるという。
トイレのない長距離バスなどで移動中はこれを食わない方がい
い。
余り果物を食わない俺を心配してヌチャナートがジュースを作って
くれた。
「果物はビタミンがあるのよ。果物を食べないとダメよ!」
温州みかんを絞ったジュースだ。ジュースなら簡単に飲める。
一気にジュースを飲む。

2009/10/10

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家庭用唐辛子!

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これは業務用ではなくてウチで使うために買ってきた生唐辛子です。
全部で4キロあります。これを食べてしまいます。
昔はこんなに買ってきたら、驚きましたが、なんだかんだと言って
使い切るのがわかっているから今
はもう驚きません。
タイ人がどの位、唐辛子を使うかおわかり戴けるでしょ。
これを見てもタイ人は少しも驚きません。
これってごくごく普通の家庭の消費量なんですね。
唐辛子がなかったなら、タイ人の食生活は成り立たないのです。

2009/10/10

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2009年10月10日 (土)

ウチの唐辛子

先日の台風でベランダで育てている唐辛子が倒れた。
倒れた唐辛子は実を多くつけているものばかりだ。
頭でっかちだから倒れたとも言えるが、倒れた原因は他にもある。
ウチでは唐辛子の葉も食べるから茎に葉が少ない。
唐辛子は茎の上に実をつける。茎の上に重心がかかる。
そこに台風がやってきたから、頭が重い唐辛子は倒れてしまった。
葉を食べずにいたら、重心がさがり台風に負けなかったはずだ。
倒れた唐辛子を起こして支柱をつけた。

俺は唐辛子が赤くなるのを待っていた。
緑の葉の中に真っ赤な唐辛子があると綺麗だ。その光景を楽しみ
たかった。だけど、ヌチャナートはまだ青い唐辛子をとって食べて
しまう。運のいい?唐辛子は赤くなった。
「明日は赤くなった唐辛子をとってね」
赤くなった唐辛子をそのままにしておくと美味しくないらしい。
赤くなったなら直ぐに唐辛子を取るのが秘訣のようだ。
その理由は分からないが、俺の推測ではそのままにしておくと香り
が減るあるいは皮が硬くなるからだろう。
皮が硬いと何故いけないのか日本人には分かりづらい。
タイ料理では唐辛子を叩き潰して使うことが多い。皮が硬いと叩き
潰しても皮が潰れないので美味しくない。
香りが減る、皮が硬くなる、その二つが直ぐに唐辛子を摘む理由
だろう。こういうことは唐辛子を多用するタイ人でなくてはわからない。
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今日はウチで取れた赤い唐辛子をソースに使った。
これをムーピンと一緒に食べる。

2009/10/9

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ムーピン ベトナム料理か

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豚の肩肉を厚切りにしてナンプラなどで味付けをしておく。
それをグリルで焼いたものだ。これをタイ語ではムーピンと言って
いる。こんな料理は世界中にあるからそれほど珍しい物ではない。
何処の国でもその国で最も使われている調味料で味付けして焼い
ている。日本なら醤油か味噌で味付けして焼く。
ベトナムでもニョクマムと言われる魚醤油で豚肉を味付けして焼く
だろう。

俺はタイの魚醤油ナンプラとベトナムの魚醤油ニョクマムは別物
だと思っていた。その違いは使う魚の種類が違う、あるいは醗酵
方法が違うと推定していた。いつも使っているナンプラのラベルを
見たらベトナム語でニョクマムと書いてある。
ナンプラもニョクマムも同じなのだ。
そうするとこれはタイ料理でもあり、ベトナム料理であるとも言える。
小さな驚きだった。

ムーピンの食べ方は唐辛子ソースをつけて食べるだけだ。
そんな簡単な食べ方なのだが、ここで長い間にできた習慣の問題
が浮上する。フォークか箸で肉をとって唐辛子ソースにつけて食べ
るのが俺の習慣だ。そうするとヌチャナートが怒る。
「そんなことをするとソースがすぐに駄目になるわよ!」
肉を自分の皿にとってから、ソースを肉にかけて食べろというのだ。
俺達には二度手間になるので面倒な食べ方だ。
これも大切なタイの食事作法だ。これを守らないとタイでは無作法な
人と誤解される。

2009/10/9

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小さな茄子

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小さな茄子を買ってきた。タイにも色々な茄子がある。
この小さな茄子を日本では漬物にする。色よく濃い紫色に漬かった
茄子を一口で食べるのが好きだ。この茄子を煮物や炒め物にした
ものを俺は知らない。この小さな丸い茄子をタイ人はどのようにする
のか楽しみだった。
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ところが塩と出汁を加えて煮ただけの茄子を出してきた。
「これ、美味しいわよ」
食ってみると、美味いことは美味いのだが、薄味で物足りない。
それにこれでは何がタイ風なのか分からない。
もっとタイらしい物を期待していたのに、単なる茄子の塩茹でだ。
俺が不満そうな顔をしているのでヌチャナートは塩茹での茄子を
引き取ってこんな物にしてきた。
茄子を香草と叩き潰した。これならタイ風と言える。
うーん、しかしだな・・・・こんな風にするのなら何も小さな茄子をつか
わなくてもいいのではないか?

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2009/10/9

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2009年10月 9日 (金)

鶏の足と手羽

ヌチャナートが鶏の足を買ってきた。
買ってくるといつも素早く調理にかかる。その理由はわからない。
腐りやすいから?鶏の足は嵩張って冷蔵庫に入らないから?
そのどちらかの理由だろう。鶏の足の下準備が面倒なんだ。
爪の部分を取り除かなくてはいけない。
一本々爪を切り取る。慣れているからヌチャナートの作業は早い。
叩き切った爪がとんでもない方向に飛ぶことがある。
前もって用意した香草と一緒に鶏の足を煮込む。
後は煮えるのを待つだけだ。

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一度では食いきれないほど沢山作る。残ったものは火を通せば腐ら
ない。その日に食べなくとも必ず火を通す。
「いちど作っておけば後が楽よ」手抜き料理になる。
「日本人は鶏の足を食べないでしょ?」おかしそうにヌチャナートは
笑う。
「・・・うん」鶏の足を食っているので返事が遅れる。
「タイ人は好きよ!」
タイの友達がウチに来ると鶏の足をだすことがある。
みんなそれを美味しそうに食べる。
鶏の足をゲテモノと考えていないようだ。食べられる部位の一つと
考えている。ごくごく自然に鶏の足を食べている。
その一方で日本人は「なぁーに、これ?」と気味悪そうに食べる。
コラーゲン食品だから手や口の周りがべとつく。
それをナプキンで拭きながら食べると結構うまいもんだよ。

タイ人は鶏の足も好むが鶏の手羽も好む。手羽に串をさして焼き鳥
にして食べる。日本では手羽は安い肉になるが、タイでは手羽は他
の部位よりも高値で売られている。
値段から見てもタイ人は手羽を高級な部位と考えていることがわかる。
肉の部位は地域によって評価が違うことがこの例からわかる。

エコだ循環型社会だというのなら、鶏の足や手羽も食べるべきだ。
鶏の足も売れるようになれば鶏肉の値段が下がる。
食べられる物を無駄にしてはいけない。

2009/10/8

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ドイツ風食べ方

ソーセイジを焼いた。ウチの場合いつもは唐辛子ソースで食べる。
今日は唐辛子ソースがない。なにか刺激がないと物足りない。
ドイツ人はソーセイジには必ず辛子をつけて食べるのを思い出して、
冷蔵庫から練り辛子を取り出した。
チューブを絞って辛子を皿の縁にのせた。
いつもと違う味が新鮮だ。このドイツ風の食べ方もいいもんだ。
昔はいつもこんな食べ方をしていた。それが何時の間にかタイ風
の食べ方になり、辛子をつけて食べることを忘れていた。
タイ風に唐辛子で食べるのが普通だと思うようになっている。
このように辛子で食べるのもいいもんだと思っていたら、辛子が鼻
にツンときた。このツンと来る感じは山葵に似ている。
辛子の刺激は山葵に似ているなんて忘れていた。

2009/10/8

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2009年10月 7日 (水)

汚さと健康

汚いことは健康に悪いと俺達は学校の先生に教わってきた。
最近、別々の機会に続けざまに汚さと健康の関係の話を聞く。
こんな話を聞くと、はたして汚いということは健康に悪いのだろう
か?と疑問を感じてきた。程度の問題はあるが、汚いことは健康の
ために必要なのではないかと思い始めた。

うとうとしながらインドを貧乏旅行していた男の話を聞いていた。
牛は草食動物だから糞の中には消化されない草の繊維が混じって
いる。インドでは牛の糞を燃料にしてパンを作る。そのパンの中に
時々草の繊維が混じっている。これを食っても誰も病気にならない。
人間の身体って案外丈夫にできているのだ。

汚い川の水で顔を洗ったり、水浴びをしている光景をタイでよく見
る。インドネシアで似たような経験をした医者の話ではそんな生活
をしていながら住民はコレラや赤痢の
ような水に起因する病気に
かからないという。この川の水には多種類の細菌がいる。細菌同士
で生存
競争をするため人間の病原菌が繁殖できないので病気に
ならない。住民の多くに不潔の象徴のような
回虫が寄生している。
これがまた病気を防ぐという話だ。

タイの田舎の食生活は極めて不衛生だ。汚れたまな板、包丁で
料理を作る。食器の洗浄も不十分だ。衛生管理が行き届いた工場
で作られた氷も流通過程が不衛生だから、間違い
なく汚染されてい
る。その氷を入れてビールなどを飲む。
唐辛子など香辛料を加えて細菌の活性を弱めた料理が多い。
不活性の細菌を常に取り込んでいるので
病気に対する強い耐性が
できる。牛の天然痘を接種して発病を予防する種痘の原理と同じだ。
細菌の巣窟である醗酵食品もよく食べる。これらの細菌が病原菌を
やっつけてくれる。
蛆虫がうじゃうじゃいる漬物樽から魚の漬物を取り出す。
「うわぁー!汚ねぇー!」と驚く材料や環境で料理が作られるがタイ人
は病気にならない。病気になるのは普段から電車のつり革やトイレ
の便座を消毒して使っている日本人だけだ。無菌状態
にすると身体
に耐性がなくなり、タイの料理を食うと下痢をする。

人糞を肥料に使っていた日本では生野菜を食うと危険だと知って
いるので日本人は煮たり漬物にして
野菜を食っていた。
それでも多くの人が回虫をもっていた。
太平洋戦争が終わり、進駐軍が日本にやって来た。何も知らない
進駐軍は日本の野菜でサラダを食っ
たからたちまち回虫が寄生
した。驚いたGHQのマッカーサー元帥は日本政府に回虫駆除を
命じた。吉田首相は法律を制定して回虫駆除を進めた結果、日本人
に回虫がいなくなった。

回虫が居なくなった時期とアトピーとか花粉症が出始めた時期が
一致している。お腹の中の回虫が病気に対する耐性を作ってくれて
いたのだ。これを聞いて医者に「回虫の卵をください」と言っても、
医者は回虫の卵をあげると法律違反になる
からそんなものをくれ
ない。

人間も自然界の一部だから、黴菌や寄生虫、その他の動植物と
共存しなくていけない。
健康であるためにはある程度の不潔さも必要なんだ。

2009/10/7

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2009年10月 6日 (火)

インゲンのソムタム

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これを俺は食べない。豆の生臭さがイヤなんだ。
もしかすると腐った魚?も入っている。
腐ってはいない。醗酵させているんだ。あの魚がくさいんだ。
好きな人は美味しいというのだが、俺はダメだ。
俺がこれを食わないと知っているからヌチャナートは自分の好みの
味にしている。

あの魚のにおいを嗅いだだけで食べる気がしなくなる。
食べ物の好みというのは、味よりも香りに影響される。
逆に言うと香りを好めば、味を受け入れるということになる。
食わないでこのソムタムを不味いなんて言う資格はない。
好きな人にはとても美味しく感じる料理なんだ。
タイ人はこの料理が好きだ。

2009/10/5

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タイ流鍋料理

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今日も手抜き料理の鍋にするという。鍋料理と言っても味付けは
タイ流になる。日本では鶏の水炊きなんてものを食べるが
ヌチャナートは鶏は美味しくないという。
タイの鍋料理の代表タイスキで鶏肉を食ったと思うが・・・・?
まあ、それも好みの問題だからいいでしょう。
そのうちに鶏の水炊きは美味しいなんて言い出す時がくる。

鍋料理の出汁を作るにはレモングラス、コブミカンの葉、タイの白い
生姜、玉ネギなどを加えてぐつぐつ煮る。これでいい香りの出汁が
できる。
後は肉や野菜を煮込んで唐辛子ソースと一緒に食べる。

2009/10/5

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焼茄子をタイ風に

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日本にもタイにも焼茄子料理がある。
食べる人は美味しいと言っているが、焼茄子の皮むきをする人は
大変なんだ。熱い!
手を水で冷やしながら皮を剥かなくてはいけない。
ピンセットで剥けばいいと思うが、茄子の皮は意外と硬くてピンセット
では剥けない。やはり指で剥くのが一番早い。
ここまでは日本もタイも同じだ。
日本では、焼茄子におろし生姜と醤油をかけて食べる。
この食べ方も俺の好みにあう。
タイ料理ではナンプラに唐辛子他をかけて食べる。
こっちの食べ方もいいね。
この味は日本人にはきついかもしれない。
七色唐辛子を日本人は辛いと言うが、タイ人は全く辛くないと言う。
日本人に丁度良い辛味は七色唐辛子だから、おろし生姜の代わり
に七色唐辛子と青い葱を焼茄子にかけてもいいのではないか?
南蛮流焼茄子なんて創作料理になる。
こんな料理のアイデアがでるのも毎日タイ料理を食べているから
だろうな。

2009/10/5

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2009年10月 5日 (月)

パクチーを植える

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根付のパクチーを手に入れた。パクチーの根はタイ料理の大切な
素材だ。そんなことを知らない日本人はパクチーの根なんて捨てて
しまう。切り取った根をヌチャナートは取っておいて、料理に使う。
取り分けたパクチーの根をウチのキッチン菜園ではなくてベランダ
菜園に植えた。三四日するとなんだか、濃い緑の部分ができている
のに気付いた。
その緑の部分が葉の形になっている。新しい命が出始めている。
これが何処まで大きくなるのか知らないが、間違いなく大きくなり
そうだ。

園芸店でパクチーの種、つまりコリアンダーの種を買ってきて何度
も植えた。大きく育つのだがヌチャナートは
「このパクチーは美味しくない」という。品種が違うから好みに合わ
ないのだと思って別の物を植えたがやはり美味しくないと言う。
最近はもう種からパクチーを育てることがない。
それにパクチーが簡単に手に入るようになったから、自分で育てる
必要性が低くなった。こんど植えた根から大きくなるパクチーなら
美味しいというのではないか?
ベランダ菜園にタイの香草が増えている。
新鮮な香草でつくるタイ料理を食べる楽しみが増えた。

2009/10/5

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クイティオ

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俺は麺類が好きだ。タイラーメンのバーミーナムなんて大好きだ。
いつもは「タイラーメンが食いたい。タイのやきそばが食いたい」と
言っても無視される。タイの乾麺を買ってあるが、ヌチャナートは
それを料理しようとしない。
それなのに今日はクイティオを作ると言い出した。
いつも自分が食いたいものを作り、それを俺に食わせているから
罪滅ぼしのつもりなのか?有りあわせの肉を使ったクイティオだ。
スイートバジルをやたらに入れた。
「よく掻き回して食べてね」
睡眠不足でそれほど食欲がない。食欲がないと掻き回すのも力が
入っていない。
「こうやって掻き回すのよ!」
レンゲと箸でヌチャナートは麺を掻き混ぜた。
タイラーメンの臭いが湧き上がる。

2009/10/4

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タイ風フォンジュウと伝統

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毎日の料理って献立を考えるのが面倒だよね。
カレーとかおでんとか特にこれが食べたいという物があれば、それ
を作ればいいのだから簡単だ。ただ単に腹がすいた、何か食いたい
という時は一番厄介だ。
「旬の秋刀魚にする?」と言われても、
「うーん、それもなー?」となる。
「焼肉?」「うーん、どうかな?」
何を食ったらいいのか自分でもわからない。そんな時って誰にも
ある。大勢の家族の献立を考える主婦は大変だと思う。
たまには手抜き料理を作る気持ちがわかる。
俺も今日は何を食いたいという特定の料理がない。

「サブサブにしない?」
これが食いたいと言うものがないから、そう言われても食欲を刺激
しない。サブサブというのは日本語の”しゃぶしゃぶ”がタイ語に
訛ったものだ。”しゃぶしゃぶ”と”すきやき”の合いの子のような
”タイスキ”という料理がタイにはある。
「タイスキにしようよ」
サブサブと言われたのに、どうして俺がタイスキと言ったのか?
ここで俺がサブサブと言ってもタイスキと言っても出てくるものは同じ
だからだ。サブサブと言っても醤油にポン酢なんてタレは出てこない。
ウチの場合、唐辛子で赤くなったタレが出てくる。
肉をしゃぶしゃぶと熱い出汁につけて唐辛子のタレで食べたなら、
どう見てもしゃぶしゃぶではない

タイスキと言ってもサブサブと言っても同じ事になる。
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「鍋はどれを使うの?」
どれを使うと言っても、ウチには鉄鍋と縁のかけた土鍋しかない。
鉄鍋を取り出している時、フォンジュウ鍋があることを思い出した。
長いこと手入れもせず、使っていないので、赤いはずの銅が黒ずん
でいる。
「この鍋はどうだい?」
「あらいいわね」
黒ずんではいるが銅のフォンジュウ鍋が気に入ったようだ。
これでタイスキをやることにした。
フォンジュウ鍋にパクチーの根が入ったスープを入れて温める。
パクチーの根の香りがタイ人には大切なのだ。
しゃぶしゃぶやすきやきには使わないパクチー、バイホーラパーと
言ったタイ風な野菜を加える。
タレも唐辛子が一杯入り、パクチーが浮かんでいる。これは完全に
タイスキだが、使っている鍋が違うからタイ風フォンジュウと呼ぶ
ことにした。

食いながら思った。食卓に乗せて調理しながら食べるための鍋には
邪魔くさい、こんな長い取っ手を付けないのが普通だ

フォンジュー鍋ってどうして取っ手がついているのだろう。
小さい子供は取っ手に服や手をひっかけて危険ではないか?
そんな危険をはらんでいるのに、フォンジュウの本家スイスの伝統
は変化を好まず危険を放置してい
るのが面白い。
取っ手のない丸鍋でフォンジューを食べたなら、スイス人は美味しい
と感じない。
美味しさを感じるのは味・香り・色だけではない。
料理にはこのような伝統的な形も美味しさを作り上げている大切
な要素なんだ。

2009/10/4

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2009年10月 3日 (土)

コーラとサリン

ミネラルウオーターに炭酸ガスを吹き込んだ炭酸水で酒を割って
飲むと美味い。ウイスキー、焼酎、清酒・・・・といろいろな酒を炭酸
で割る。ワインを炭酸水で割るとタイの女が好むスパイの味に似た
物を作れる。それでいろいろな炭酸水を買って味見している。
大雑把に言ってどれも同じような味だ。
しかしだ、なんでこうも炭酸水の値段にばらつきがあるのだろう?
100%天然果汁のジュースなら果物の種類や産地により値段の差
が生じるのは理解できる。
ミネラルウオーターも産地によって原価が違うかもしれない。
人工的に炭酸ガスを発生させるのではなく、炭酸ガスは空気から
取り出すのだから多分原価は世界中何処でも同じだろう。
それなのに、炭酸水の値段はブランドによって倍以上の開きがある
のはどうしてだろう。
「ウチの炭酸水は泡が小さく・・・・・」なんて書いてある。
炭酸入りの飲料と言えば何と言ってもコーラがその代表だ。
化学の本を見ると炭酸ガスは無色で刺激臭があるガスと書いてあ
る。炭酸ガスは我々が呼吸している空気の中に含まれている。
俺達が吐き出す息のなかにも炭酸ガスが含まれている。
炭酸ガスに刺激臭があるのなら、息をするたびに刺激を感じる
はずだが俺達は刺激を感じない。
コーラを飲んでゲップをすると、鼻につんとくる。
あれは胃袋で気体になった炭酸ガスが鼻腔から排出されるのだ。
炭酸ガスが鼻を通過するとき、鼻がつんとする。ちょっと痛い感じだ。
その刺激がどうやらそれが炭酸ガスのにおいらしい。
まあ、これは理解できる。
俺には理解できないガスのにおいが一つある。
それは地下鉄サリン事件で有名になったサリンガスのにおいだ。
化学の本を見るとサリンは無色無臭と書いてある。
サリンガスを発生させるとサリンは無色だというのは簡単にわかる
と思う。においはどうかとサリンガスを吸ったなら死んでしまう。
どうやってサリンが無臭だとわかったのか?
サリンを吸った人が死ぬ前にサリンは無臭だといったのか?
サリンは無臭だと確認した人は凄いな。

2009/10/2

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挽肉のパッカパオ

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挽肉を小判型にすればハンバーグだし、それを団子にすればミート
ボールになる。トマトソースと合わせてミートソースにもなる便利な
食材だ。俺が挽肉を買うとヌチャナートは変な顔をする。
そう言えばウチのタイ料理では挽肉料理が少ない。
挽肉でタイ風のハンバーグを作ったこともあるけど、ミートボールは
あったかな?パッカパオを作ったこともあるのを思い出した。
そうだ今日はパッカパオを作って貰おう。
これを食う人は美味いというけど、これを作る人は大変なんだ。
作る人より、作る人の傍にいる人の方が大変だ。
唐辛子から出る煙でくしゃみをする。
もうすぐ美味い料理がでてくると我慢する。
見た目も綺麗な料理だ。いかにもタイ料理という感じがする。
味付けも完全にタイだ。
これは飯のおかずだけでなくのん兵衛料理にもなる。
辛味のあるこのつまみは酒を美味しくさせてくれる。
複雑な香りも酒を楽しくさせる。
これさえあれば、他の肴はいらない。

2009/10/2

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ポルトガルとタイの鶏の足料理

ポルトガルでは鶏の足をトマトソースで煮込んだものをパンと一緒
に食べる。鶏の足にはコラーゲンが沢山あるので、手や口の周り
がベタベタして気持ちが悪い。この料理はポルトガル人にとっては
日本人の立ち食い蕎麦みたいなものと俺は解釈した。
鶏の足なんて日本人の俺にはゲテモノでよくこんな物をポルトガル
人は食うもんだと思った。
ヨーロッパの中では貧しい国だからポルトガル人はこんな物まで
食わなくてはいけないのか?なんて思った。しかしこれは彼等の
食文化だからこの文化を尊重しなくてはいけない。
今は環境問題が大きく取り上げられている。このように食用可能な
ものは何でも食べてしまうのが正しい食べ方と思うようになった。

タイでも鶏の足をよく食う。市場で唐揚した鶏の足を買って食いなが
ら市場を見物するのも楽しい。
ウチでも鶏の足をいろいろな料理にして食うことが多くなった。
タイ人の友達もウチの鶏の足料理を美味しそうに食う。
「美味しい?」
「うん」手をべたべたにしながら笑っている。
俺もお付き合い程度に鶏の足を食っていた。
食っているうちにその美味さがだんだん分かってきた。
べとべとするので鶏の足は食べにくいが食うとたしかに美味い。
煮てもうまいし、揚げてもうまいと思うようになっている。

鶏の足を煮込む時はちょっと驚く。
なにしろ他の肉と違って嵩張るから、大きな鍋で煮込むことになる。
「えっ!?そんなに煮るの?」
と驚くが食うと肉はホンの少ししかない。
大きな鍋で煮込んだものもすぐに空になるのが面白い。

鶏の足を盛り付ける時は右足と左足を同じ数だけ盛り付けなくては
いけない。右足と左足の数が違うとびっこになるという迷信がタイに
ある。
これは嘘、俺の口から出たでまかせだ!
右だろうが左だろうがそんなことを誰も気にしない。

鶏の足を肉屋さんはモミジと言っている。
その形が紅葉の葉に似ているからだ。
俺はこのような優雅な表現が好きだ。
鶏の足と言ったらそのものをそのまま表現しているだけだ。
モミジというと何だか美しい食い物に聞こえる。
このような表現は日本語だけだろうか?

2009/10/2

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2009年10月 2日 (金)

タイ風チキンソーセイジ

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鶏肉を使ってウチでソーセイジを作ることにした。
味付けはもちろんタイ風だ。
材料を仕込んで熟成させてから蒸しあげる。
豚肉を使ったソーセイジはタイにもあるが鶏肉はないようだ。
チェンマイ風のソーセイジとネムからヒントを得てウチで工夫した
料理だ。こんなことを言うと偉そうに聞こえる。商業的には作られて
いないが、多分タイの田舎でひっそりと似たようなものは作られて
いるはずだ。都会では見られないが山岳民族がこれと同じ物を保存
食として作っているかもしれない。

写真撮影用にパクチーと唐辛子の葉を飾りにしてタイ風を強調して
みた。このソーセイジはヌチャナートのお気に入り料理だ。

2009/9/31

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ヤムプラムック タイ流サラダ 

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ウチの愛猫サダムフセインはイカが大好きだ。
寝ていてもイカを茹でるにおいがすると目をあける。
大きなあくびしてからのっそりと足元に寄って来て「早く、くれよ」と
催促する。それから偽物の蟹、蒲鉾に蟹の味付けをしているから俺
がカニボコと呼んでいる奴も大好きだ。
ブランドによって食べるカニボコと食べない奴がある。
高級ブランドを好むわけではない。味か、においで好き嫌いが決ま
っているようだ。

「ねぇー、このイカ、美味しそうよ。ヤムを作るわ。食べるでしょ?」
サダムのために買って来たイカではないのか?
そういえば暫く、ヤムを食っていない。
ヤムと言われたら食いたくなった。
今日はイカの他にカニボコと自家製チキンソーセイジも加えた。
サダムちゃんごめんね。君のイカとカニボコを食っちゃった。
カニボコが入ると見た目がいい。寿司だねにカニボコを使うほどカニボコはタイ人が大好きな食べ物だ。
ソーセイジも甘辛いドレッシングと合っている。

ヤムプラムックは彩りも綺麗だし、甘味、辛味がほどよく調和して
いるなんて今は思う。昔は辛い、辛いと言いながら食っていた。
「辛いけどうまいな」なんて思っていた。
多分、今日の味も辛いのだろう。辛味ボケになっているから辛さが
わからない。

2009/10/1

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目玉焼きのタイ風食べ方

目玉焼きの食べ方にもタイ風の食べ方がある。
俺達の場合、目玉焼きに塩をかけて食う。
これがタイ人になると醤油に似た調味料をかけながら食う。
その調味料がないから昆布つゆで代用することにした。
昆布つゆをかけても美味しい。
俺は辛味がほしくなりタバスコソースをかけようかなと思っていた
その時、ヌチャナートが
「生唐辛子、いるでしょ?」と言う。
「うん」
やはり、タイ人は唐辛子がないとダメなんだ。
俺もタイぼけしているからかな?タバスコソースをかけようと思って
いたところだ。液体調味料かけて唐辛子と一緒に食べるのが目玉
焼きのタイ風食べ方だ。
こんな食べ方は日本人にはちょっと無理だろうな。

生唐辛子の食べ方もいろいろある。目玉焼きと食べる場合、どう
やって生唐辛子を食べるのか興味が
あった。
唐辛子を刻んでナンプラにいれる?
ニンニクと叩き潰して持ってくる?

俺は冷凍庫の生唐辛子を出してくるのだと思った。
ヌチャナートはベランダへ行き、鉢植えの唐辛子を一つ摘んで洗い
もしないで唐辛子を二つに折って
目玉焼きの上に乗せた。
何も手を加えずに唐辛子をそのまま食べるのだ。
「生の唐辛子は美味しいわよ。」
うん、たしかに新鮮な唐辛子の香りはいい。
取立ての唐辛子の皮は張りがあって噛み心地もいい。
目玉焼きのタイ風食べ方を楽しんでいた時、ヌチャナートが言った。

「日本の唐辛子は辛くないわ」
そうかな?食ってみると、やはり辛い。これはタイの唐辛子のはず
だ。ウチには二種類の唐辛子がある。
大粒の唐辛子と小粒の唐辛子だ。園芸店で買った唐辛子の苗が
育った物。多分これが小粒の唐辛子だ。
タイの食材店で買った唐辛子からこぼれた種を蒔いたら、その種が
発芽して育った奴もある。大粒の唐辛子はタイの種が育った物だと
思う。タイの種でも日本の土壌で育つと辛味がなくなるのかな?
俺にはタイの唐辛子と変わらない辛さに見えるが・・・・
ヌチャナートの偏見かな?

2009/10/2

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ウチの菜園

最近、キッチン菜園が流行っている。ウチもやっている。
キッチンではやらないがベランダに鉢をおいていろいろなものを植え
ている。今、盛んに育っているのは唐辛子だ。
これが赤くなると綺麗なんだが、ヌチャナートは青いものを摘んで
食べてしまう。唐辛子の葉も当然のように食べる。
唐辛子の葉の佃煮、葉唐辛子は俺は子供の頃から好きだった。

苦瓜も植えてある。鉢植えの苦瓜だから大きな実はできない。
小型の実が美味しいと喜んでいる。そんな小型の苦瓜を売っている
八百屋があった。その話をすると
「あら、どうして買って来なかったの?」と言われた。
大きな苦瓜より、小型の方が美味しいらしい。
苦瓜の葉も当然のように食べる。葉がないから実は大きく育たない。
こんな小さな実だが、そのままにしておくと黄色からオレンジ色に
なり爆発する。

空芯菜のもやしがあった。その根の部分を植えておいたら育った。
茎と葉を切って食べた。根を残しておいたから、また葉が出てきて
大きくなった。二回ほど食べたら、ヌチャナートは空芯菜を掘り起こ
して捨ててしまった。

先日買ったパクチーには根がついていたのでそれも植えてみた。
はたして根付くだろうか?

パクチーラオにも根がついていたので植えておいたら、根付いて小さ
な葉がでている。

園芸店で買ったレモングラスも元気だ。
株分けをするとぐんぐん伸びる。レモングラスは何度も冬を越して
いるから霜にも強いことがわかっている。
飼い猫のサダムはレモングラスが大好きだ。他の香草は齧らない
がレモングラスを齧る。お洒落をするために?猫は毛並みを整える。
すると抜け毛が胃袋に入る。抜け毛を取り出すために猫は草を
食べるそうだ。サダムがレモングラスを食べだしたなら、ゲッゲッと
やるから要注意だ。

スイートバジルを貰った。この葉を料理に使ったあと、茎を挿して
おいた。すると、これも根付いて葉を伸ばしている。
貰った時は茎は赤い。これが根が出て土から養分を吸うようになる
と茎は緑色になる。
画面の左に赤い茎がある。これはまだ根付いていない。
右側には葉が出た緑の茎がある。こっちは完全に根付いている。
だんだん寒くなって霜が降りる。はたしてスイートバジルは冬を越せ
るかな?

P1120687pct13


ニンニクやタイの紫玉ネギを植えたこともある。
新鮮な香草がベランダで手に入る。
タイの田舎ではちょっとその辺を歩いて香草や野草などを摘んで
きて食べる。そんな生活を思い出すのだろうか、ヌチャナートは香草
を摘んではいつも嬉しそうに笑う。

2009/10/2

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