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2009年11月28日 (土)

クンテンの海老

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川海老があった。川海老があるとタイの人々は踊り食いにする。
この海老の踊り食いをクンテンと言う。
ナンプラと唐辛子のソースの中で、ぴちぴちと跳ねる海老を捕まえ
て食べるのは面白い。海老を噛むとプチッと殻が破れて甘い汁が
でてくる。辛いナンプラのソースと一緒に食べると愉快だ。
最初のうちは面白いと思いながら海老の踊り食いを食っている。
今までは海老が跳ねていたが、今度は辛さで日本人が飛び上がる。

買ってきた川海老は新鮮だが活きたものではない。
この川海老をクンテンにするとヌチャナートが言う。
もう海老は踊らないが、ナンプラと唐辛子のソースで川海老の刺身
のようにして食べるつもりだろう。
「危ないよ。火をかけな。」
「この海老、何処でとれたの?」
「真水だよ。寄生虫がいるかもしれないよ」
「海じゃないのね」

クンテンは危ない食べ物だとタイの人も知っている。
俺がクンテンを食べたと聞いて「危ないわよ」と注意してくれたタイ人
がいた。その時は汚ない水の中に住んでいる川海老を食べるので、
病原菌があって危ないのだと思っていた。
一見汚そうに見える川の水だが、病原菌は意外に少ないらしい。
タイの川や湖沼では病原菌よりも寄生虫の方が多いようだ。
今はクンテンを食べて寄生虫に感染することを怖いと思うように
なっている。
クンテンにしようと思っていた川海老をフライパンで炒め
てヌチャナートは食べている。

2009/11/26

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サルバドール・ダリを真似して

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昔、サルバドール・ダリの展覧会を見に行った。
どんな絵があったのか覚えていないが、一つだけ覚えている写真
があった。それはダリと彼の妻が食事をした後の皿の写真だ。
ダリと妻は海老を食べた。
妻は食べた後の海老の殻を綺麗に並べている。
皿の上は整然としている。
それに対してダリの皿には海老の殻が乱雑に散らばっている。
この写真をダリが撮ったのか別の人が撮ったのか知らない。
ダリに関係するものだとこんな写真も展覧会にでるのだと妙に感心
した。

今日は鰯の丸干しを食った。
魚をあまり好まない俺は魚の食い方が下手で食った後も汚らしい。
今日は魚を綺麗に食ったつもりだった。
頭から尾まで真直ぐな骨がついている。
いつもは骨が折れてしまう。
二匹の魚を綺麗に揃えて並べておいた。
ダリを真似して皿の上の魚の骨の写真を撮ろうとした。

俺がもう充分に食べたと思った魚を見て魚が好きなヌチャナートが
言った。
「あら、頭を食べないの?あたしが頭を食べるわ」
綺麗に並べた魚をとって頭の部分を食べ始めた。
「ほら、こんなに肉があるでしょ。」
魚が好きな人は魚を綺麗に食べる。それはどこに美味しい肉が
あるかよく知っているからとも言える。
俺は綺麗に食べただろうと自慢したい気分だったのに、自尊心を
損なわれた。頭を揃えて綺麗に並べていた魚もこんなに乱雑に
なった。もうヤケクソで写真を撮った。

2009/11/28

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2009年11月26日 (木)

トムヤンクンが久し振りに

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どうも俺は海老とか蟹を余り好まないみたいだ。
俺の限られた範囲での経験だが、タイ人と食事をすると必ずトム
ヤンクンを注文する。最初はトムヤンクンは酸っぱくて辛くてよい
香りがすると喜んでいた。店によって入っている海老の大きさが
違う。俺は大きな海老よりも小さな海老の方が美味しいと思うよう
になっていた。

ヌチャナートが作るトムヤンクンもその時々で味が違う。
その違いを面白いと思いながら食っていたが、もともと海老をそれ
ほど好まないからトムヤンクンが出ても余り手をつけない。
俺が手をつけないからヌチャナートはトムヤンクンを作らなかった。
今日も「トムヤンクンを食べる?本当?お肉の方がいいんじゃ
ない?」
なんて心配しながらトムヤンクンを作っていた。

多くの日本人はトムヤンクンという料理を知っている。
食べたことがなくても、名前は聞いたことがある。
そんな人は「トムヤンクンを食べないなんて勿体無い」と思う。
俺にしてみればトムヤンクンは数あるタイの家庭料理の一種であり、
珍しい物ではなくなっている。
トムヤンクンのタイの家庭料理に於ける位置づけは少々高めだ。
珍しい料理ではないがしょっちゅう食べる料理でもない。
日本で言えばすき焼きのような位置づけかな?

今日の海老は頭がついている。俺は頭を残す。
「あら、頭を食べないの?あたしが食べるわ」
魚が好きな人は魚を綺麗に食べる。

2009/11/24

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チコリと白菜

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ヌチャナートに日本ではタイにはない食べ物を食べさせたい。
俺はタイでは日本にはない食べ物を食べたい。
まっ、これが普通の考え方だと俺は思うのだが、よその国の食い物
は口に合わない。
何処の国でも和食を食いたいなんて考える御仁がいる。
今ではタイの田舎でも擬似和食があるからその願望もまあかなえ
られる。

チコリはタイにはない。チコリをヌチャナートに食べさせるために
買った。
「これをサラダにして食べると美味しいよ」
「作り方、わかんないわ。自分でやってよ!」
「生で食えばいいんだよ」
サラダと言うと野菜、卵、魚、肉などを混ぜ合わせドレッシングで
和えて云々と考えいたようだが、生で食えばいいとわかり安心し
たようだ。冷蔵庫には市販のドレッシングがある。
チコリとドレッシングを和えるものと理解したようだ。

生野菜をドレッシングをかけずにポリポリとタイ人は食う。
あの生臭いもやしも生で食う。
チコリと一緒に白菜も買った。
生の白菜とチコリを切って一緒に盛り付けた。
こう盛りつけると何処から何処までが白菜で何処がチコリなのか分
かりにくい。この後、気になることを言った。
「あたしは普通に食べるわ。」
つまり、野菜を生で齧ることがヌチャナートにとっては普通の食べ方
なのだ。ドレッシングと和えて食べるのは普通でない食べ方という
ことなのだ。その違いに驚き、苦笑した。
そのくせ、野菜をドレッシングにつけて食べると
「いい香りよ、おいしいわ!」なんて言っている。
普通でないつまり異常な食べ方も美味しいと言うのだ。
人間の感覚ってわからないもんだ。

2009/11/25

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2009年11月24日 (火)

ゲンノーマイと四角豆

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ヌチャナートが好きな竹の子を使ったカレー、ゲンノーマイが出て
きた。ウチではよく作る料理だ。色気はあまり綺麗ではない料理だ
が、味の方はいい。辛味がきいている。
生の唐辛子が当然のようにまるごと入っている。
辛いものが苦手は人は生唐辛子をさけて食べれば良い。
いくら生唐辛子をさけてもスープの中に大量の唐辛子が入っている
から辛いのに変わりがない。
竹の子の他に何が入っているのか見たら、四角豆とパパイヤも
入っていた。四角豆をいつも生で食べている。
齧るとポキッと折れて食感がいい。
この豆は生で食べる物だと思っていたら、このように煮ても食べる
のだ。煮た四角豆は柔らかだ。生とは違う旨さがある。
俺は生より煮たほうが気に入った。
この豆を和風に味付けしたらきっと美味しい日本料理になる。
今日のゲンノーマイはその辺にあった野菜を適当にぶち込んだよ
うだ。家庭料理だから、それでいいのだ。

2009/11/23

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2009年11月22日 (日)

鮭のプラケムで茶漬

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鮭の切身が安売りに出ていた。そんな時は迷うことなく大量に買って
おき、塩漬けにしておく。
そんな塩漬けをタイではプラケムと呼んでいる。
プラケムは腐らないから食べたい時やおかずがない時に取り出して
食べる。魚から出た水は料理に使う。便利な保存食だ。

鮭のプラケムがあったことを思い出したら急に食いたくなった。
焼いた鮭のプラケムの赤い身を白いご飯にのせて食べる。
日本の塩ジャケとは違って身が柔らかい。

プラケムで飯を食っている間にふと「このプラケムを茶漬けにしたら
鮭茶漬けになるのではないか?」思
いついた。
さっそく試してみることにした。プラケムをご飯に乗せる。
茶漬けにはワサビが必要だからチューブ入りの練りワサビを加えた。
葱もいるな。ベランダの唐辛子の輪切りも加えた。これにお湯をかけ
て茶漬けにした。子供の頃から茶漬けと言っても茶や出汁などを
かけなかった。それが習慣になっているので茶だと渋味が気にな
る。白湯の方が旨いと思う。習慣と言うのは怖ろしい物だ。
熱湯をかけたのでワサビのにおいが鼻につんとくる。
葱の旨そうなにおいが食欲をそそる。

毎日がタイ料理で和食を食べないから、茶漬けも自然にタイ化して
いた。その証拠に無意識のうちに唐辛子を加えている。
茶漬けには海苔を散らすのに、刻んだ海苔を加えるのも忘れてい
る。これを日本人が見たらタイ版の茶漬けだ。
タイ人がこれを見たら和風のカオツムと思う。
箸でなくてレンゲで食べた。茶漬けはレンゲの方が食べやすい。
この食べ方は日本ではおかしな食べ方だが、タイでは普通の食べ
方だ。器に口をつけて箸で飯をかっこむのをタイ人がみたら
「なんと下品な食べ方」と誤解する。
日本人がそれを見ても下品とは思わない。
「美味しそうに食っている」「腹が減っているらしいな」「元
気な食べ方
だ」と好意的な見方をする。国民性の違いって面白い。

2009/11/22

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2009年11月19日 (木)

カイクア タイ風卵とじ

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卵が一個だけ残っている。
「ねぇー、カイクアを食べるでしょう?」
「でも卵は一個しかないよ」
「大丈夫よ」
その一個の卵でカイクアを作ってくれた。
卵とじのタイバージョンと思えばいいかな。
一個の卵に玉ねぎや肉を加えて増量し一人前の料理に仕上げて
いる。これには唐辛子が入っていないので辛みはない。
これならタイ料理が苦手な日本人でも食べることができる。
辛くないタイ料理もあるのだ。
但し、その数は少ない。
本当は辛くない料理も沢山あるのかもしれないが、多くのタイ人は
辛い料理を好むので辛くない料理はあ
まり出てこないのが真実だ
ろうな。

ある時、俺はタイ人と一緒に食事をしていた。胃潰瘍の彼の母親
は町のレストランにでてこれない。
彼の母親のために店でお持ち帰りの料理を作って貰うことにした。
医者は胃潰瘍の患者は辛いものを食べ
てはいけないと言う。
「辛いものは駄目だと言われているんだ」
それを聞いて俺は「タイ人でもやっぱりそうか」とにんまりした。
辛くない料理を選ぶのに長いことかかった。
俺はそれを見て、タイ料理には辛くない料理が少ないのだと思った。
少なくとも店のメニュウでは辛い料理が多いのだろう。

2009/11/17

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タイのお粥

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ちょっと飲んで帰宅した。夕食を食べるか聞かれた。
それほど食いたくない。
「お粥を作ってあげるわ。食べるでしょ?」
お粥と言われるとなんだか食いたくなった。
「うん」
ウチの料理だからもちろんタイ風のお粥になる。

熱帯のタイでは町で酒を飲むと、深夜までやっているお粥屋でお粥
を食べてから帰宅する。酔った頭もお粥を食べるとすっきりしちゃう。
好きなおかずを取り寄せてお粥に乗せて食べるのが彼等の習慣だ。
気温を見ると日本で言う熱帯夜なのだが、昼間が暑いから同じ
気温でもタイの深夜は涼しいと感じる。熱帯の涼しい夜に食べる
お粥の美味さは経験しないとわからない。
そんな習慣があるから、酔って帰宅したら寝る前にお粥を食べる
のが普通だとヌチャナートは思っている
らしい。
おかずなしの簡単なお粥を作ってくれた。
生姜と唐辛子が乗っている。この唐辛子がやたらと辛い。
お粥の熱さと唐辛子の辛味が合わさるから、辛味が強調される。
ふうふういうお粥にこのくらい唐辛子を乗せて食べてごらん。
日本の普通の辛さの唐辛子でも飛び上がると思うよ。

2009/11/18

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2009年11月17日 (火)

梅干はタイ人にとって果物

弁当の真ん中に梅干を入れる。
俺達は習慣的に弁当に梅干を入れている。その理由を深く考えな
い。弁当に入った梅干は塩味や酸味が柔らかになって美味しいから
入れることもある。梅干が入っていると飯が長持ちするので、
コンビニ弁当の場合は安全性を考慮して梅干を入れる。

梅は果実つまり果物だが俺達は梅干を果物とは普通考えない。
果物を乾燥させたり砂糖漬けにして食べることもあるが、果物は生
食するのが普通だ。生の梅にはシアンが含まれており毒だから生食
することはない。
生食することがないので梅干を果物と俺達は意識することがない。

俺達が果物と聞いて想像するのはリンゴ、蜜柑、梨、バナナ、パパ
イヤなど甘い物だ。そのような固定観念があるから、塩っぱくて酸っ
ぱい梅干はとても果物とは考えられない。

タイ語の果物という言葉は通常は俺達が考える果物の概念と同じ
だが、少々異なる概念がある。タイ語でいう果物という言葉には
人間は食べないが鳥が食べる赤い木の実なども含まれている。
つまりタイ語の果物という言葉には果実という意味も含まれている。
それは英語のfruitと同じ用法だ。
日本語で言う果物は甘くて生食するものだけをさす。
タイ語や英語の果物の概念は日本語の果実の概念にあたる。

この季節になると弁当に梅干を入れる必要もない。
ヌチャナートが弁当を作りながら聞いた。
「果物をいれる?」
果物を入れると聞かれたら、日本人はデザートは果物かなと解釈
する。俺は梅干を入れるかと聞いているのだと解釈した。
梅干はタイ人にとって果物なのだ。梅干を果物と言われてもちょっと
わからないでしょうね。
タイ人との生活が長くないと梅干は果物なんだと理解できない。
ウチでは梅干=果物だが、他のタイ人はどう言うのか俺は知らない。

2009/11/17

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パッカパオに似た物

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パッカパオが出てきた。これは美味しいタイ料理だ。
俺にとっては美味しい料理だが、辛味に慣れていない日本人には
辛くて食べられない料理かもしれない。
かなり辛味がきいている。俺はこれを食いながら日本の料理にこれ
と似たものがあるか考えた。

パッカパオを作っている時には目に見えない凄い煙がでる。
その煙は唐辛子からでるものだ。
屋台でこれを作っている料理人も時々、くしゃみをしながら作ってい
る。ウチで作る場合、真冬でもドアを開けて換気をよくして作る。
そうしないと調理中はくしゃみの連続となる。
調理には少々苦痛が伴うが、味わう人には喜びがある。

日本の料理にこれと同じように調理は大変だが美味いという料理
はあるだろうか?刺身や寿司を作るのにくしゃみはでない。
鰻の蒲焼は煙がでるが、苦痛が伴う煙ではない。むしろ日本人に
は好ましい香りだ。生魚や魚の干物を焼くと、くさいにおいはでる
がくしゃみはでない。
パッカパオのように調理が大変という料理は日本にはない。
こう考えてくるとパッカパオはちょっと特殊な料理だ。
俺の他にもパッカパオが好きな人がいると思う。

俺はパッカパオが好きだが、自分から注文しないことにしている。
ラープが好きな時代はしょっちゅうラープを作ってもらっていた。
ヌチャナートはラープを出せば俺が喜んで食べるのでラープをよく
作った。ある時からラープをあまり食べなくなった。
美味しいという感激が薄れてしまっている。
パッカパオもしょっちゅう食べていると、ラープのように食べなくなる
恐れがある。それで自分からはパッカパオを作ってくれと言わない
ことにしている。
パッカパオを何時までも美味しいと感じたいのなら、
時々食べるのがいい。

2009/11/17

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バナナの蕾のスープ

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俺達は未熟果は食い物ではないと思っている。少なくとも俺はそう
思っていた。だがタイ人は未熟果は野菜と考える。
青いパパイヤはサラダつまりソムタムにしたり、カレーに入れて食
べる。未熟のマンゴーは塩をつけて食べる。
マンゴーは甘い物と思っているから、甘味はなく硬い未熟のマンゴ
ーは不味いと思っていた。食いつけていると、未熟のマンゴーは
果物と言うよりスナック菓子のようだと思うようになった。
ポテトチップスのように油がないから、健康的な食べ物だ。
それによく噛む必要があるので、空腹感を忘れさせてくれる。
バナナの未熟果は蕾のようになっている。
これを取ってきて料理に使う。
日本では新鮮なバナナの蕾をなかなか手に入れることができない
が、缶詰なら簡単に手に入る。ウチでは缶詰を使う。
これをスープにする。生のバナナの蕾には渋味があるが、缶詰に
なると渋味がわからない。
まして辛いスープになると渋味なんて何処にあるのかわからない。
バナナの蕾と言っても、小型のバナナ型の果物と思ってはいけな
い。小型のバナナ型の果物を覆っている葉のようなものを食べる。
こうやって食べるとバナナの蕾は完全に野菜だ。

2009/11/15

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タイの麺

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今日はタイの麺だ。俺は麺類が好きだが、ヌチャナートは余り麺類
を食べない。自分が食べないから麺類を出すことが少ない。
タイから輸入した麺を買ったがなかなか使わない。湿気に注意すれ
ば腐ることはないから心配いらない。
どういう風の吹き回しか、タイの麺を取り出して料理を始めた。
麺が白いから赤い唐辛子が目立つ。唐辛子の量を見ただけで
辛そーっと思って手を出さない人もいる。
これが普通の量なんです。

麺で思い出すのがタイの屋台で麺を注文すると出してくる生もやしだ。
生のもやしには豆特有の生臭さがある。
俺はこのにおいが気になるのだが、タイ人は気にしない。
屋台ではプラスチック製の笊に盛った生もやしを手にとってむしゃ
むしゃ食べているのを見ると、タイ人はもやしの生臭さが気になら
ないのだとわかる。
いつもタイのインスタントラーメンを食うが、こういう手作りの麺も
いいね。

2009/11/14

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2009年11月16日 (月)

食物と健康広告Y169

広告の中に食べ物と健康の関係を見ている。これを食うと身体に
よいという食べ物の広告を集めている。
今日は今までになかった食べ物の広告があった。
この手の広告でよくあるのが、「誰それも使っている」という宣伝だ。
女優だれそれとか美人医師がどうの・・・・という類の宣伝だ。
新聞の三面記事に女が犯罪者や被害者だと必ず美女殺害事件
とか美人秘書詐欺なんて書かれる。
なんだか新聞の見出しに似たような広告が多い。

こんな観点から広告を眺めていると、食べ物と漢方薬の境界が分か
らなくなる。
朝鮮人参やハナビラタケなんて食い物じゃないと言えるかもしれない。
その辺は俺の独断で食い物のような名前の物は食い物に分類している。

「健康365」誌 2010年01月号 ㈱エイチアンドアイ
頻尿が止まった!尿もれが解消した!
排尿障害を解消!「朝鮮人参の果実」
頻尿・尿失禁が数日でよくなり朝まで熟睡できた、
安心して外出できたと「朝鮮人参の果実」が話題

ガン早期発見
注目の新療法で改善
◆抗ガン成分が4倍になって新登場!ガン改善力は学会でも発表!
「ハナビラタケ強化食」
●ハナビラタケはガン改善力があり動物で実験をしたらガンが数ヶ
月で軽快した
●ハナビラタケは人にも有効で抗ガン成分4倍の増強食が登場し
ガンを改善
●ハナビラタケ増強食を治療と併用したら初期の肺ガンが数ヶ月
で軽快し意欲満々
●大腸ガンの手術後、転移した肝臓ガンがハナビラタケ増強食で
改善し副作用も和らぐ
●ハナビラタケ増強食に切り替えたら子宮頸ガンが数ヶ月後に軽快
し数年後も再発なし
●ハナビラタケ増強食との併用で前立腺ガンは検査値が下がって
改善し体力も回復

高血糖・高血圧を下げる!糖尿病の合併症も改善
「日本山ニンジンの葉」
●日本山ニンジンの葉は末梢血管を拡張し血圧上昇物質も退け
て高い血圧を下げる
●180ミリの高い血圧が日本山ニンジンの葉で50ミリ以上下がり
頭痛・めまいも改善
●日本山ニンジンの葉は高い血糖値もよく下がり食後・空腹時・
HbA1cも改善する
●日本山ニンジンの葉で神経症・腎症など糖尿病の合併症を防い
だ、抑えた人が続出・日本山ニンジンの葉で頻尿・のどの渇きが
改善し数ヵ月で血糖値・HbA1cは正常

「わかさ」誌 2010年01月号 わかさ出版
血管年齢を若返らせコレステロール値を正しくするための記事と
して

腹八分食と高繊維食が効き朝食を和風オートミールにすれば悪玉
減らし効果抜群

シイタケ粉茶・ココア酢・メロンなど善玉コレステロールを増やす身近
な七大食品

新型インフルエンザに対して
低体温を正す朝ショウガ、粘膜を強める抗菌ハチミツが効くほか

「ゆほびか」誌 2010年01月号 マキノ出版
ウエスト14cm、7cm、6cm減!試した全員ウエストやせ!
お手軽レシピーも!
一日一枚で脂肪燃焼!
「こうや豆腐スクワット」

「壮快」誌 2010年01月号 マイヘルス社・マキノ出版
NY医大教授も若返った!25キロ、7キロ減
医師も血糖値血圧が正常化
シミシワが消え黒髪も復活
<ゴーヤ>は薬だ

人気のお笑い芸人が3人で25キロやせた!
お酒も肉も制限なし!
ウエスト12センチ縮小!血圧も正常化
夜キノコで14キロ、10キロ、9キロスルスルやせた

2009/11/16

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2009年11月14日 (土)

葱ぬたが好きな子供

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俺は子供の頃から葱ぬたが好きだった。葱ぬたは酒の肴にうまい。
ちょっと塩っぱい味噌と葱の香りがいい。
こんなものを子供の頃から好きだった。俺がこんな物を美味いと
言いながら食うのを見て大人は
「この子は酒飲みになるよ」と言っていた。その予言どおり、酒飲み
になっている。

俺が作った葱ぬたを食ってヌチャナートはその味が気に入った。
特に冬場の泥葱で作ったものをヌチャナートは好む。
「あの葱は太くて美味しいのよね」
「もうすぐ、泥葱が出てくるよ。寒くないと出てこないのだ」
今日はヌチャナートが葱ぬたのようなものを作った。
葱を焼いて酢味噌をかけている。
こんな食べ方も食がすすんでいいね。
葱ぬたを食いながら子供の頃に言われた「酒飲みになるよ」という
言葉を思い出していた。

2009/11/14

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チキンスープにクルトン

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チキンスープはタイでも食べる。
タイで出されるチキンスープに
はパクチーが浮かんでいる。
パクチーのにおいが嫌いな人はパクチーをどかして食べればいい。
あとはごくごく普通のチキンスープであって、何処の国にもある味に
なる。
欧米と違ってスープにクルトンを浮かせることはない。
「そうだ!スープにクルトンを浮かせたならヌチャナートは驚くぞ!」
チキンスープにクルトンを浮かせた。
写真を撮るまでに時間がかかり、クルトンがふやけている。
どんな反応を示すかと思ったら、
「ふん」と鼻を鳴らしただけで大きな興味を示さなかった。
スープにクルトンと言う組み合わせは、ヌチャナートにとっては感動
でも驚きでもない。考えて見ればそうかもしれない。
チキンスープにパクチーが浮かんでいても俺達は別に驚かない。
クルトンがチキンスープに浮かんでいるのを見てもタイ人は驚か
ない。ちょっとした違い、変化だから驚くには値しないのだ。
俺だけが驚くだろうと思っていた。

2009/11/12

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ラープガイ 鶏肉のタイ風サラダ

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あれだけ好きだったラープを食べなくなった。ヌチャナートがラープ
に苦い胆汁を加えてから食べなくなったのか?
いつから食べなくなったのか思い出せない。
初めてラープを食った時、「これは美味いタイ料理だ!」と感激した。
それが何時の間にやら食べなくなっていた。

久し振りにラープを食べることにした。
今日のラープは鶏肉と砂肝をつかったものだ。
唐辛子も薄荷の葉もベランダで栽培している物を使っている。
大量の唐辛子を使っていると見るか、ごく普通の量とみるかは生活
習慣によっている。こんな量はタイの家庭では普通の量だ。
薄荷の葉からでる香りがいい。
薄荷の香りというとチュウインガムや歯磨き粉の香りを想像するだ
ろう。生の葉からでる香りは歯磨き粉の香りと違ってもっと重たい感
じの香りだ。その香りが唐辛子、レモングラスなどなどの香りと混じ
って食欲をそそる。

2009/11/12

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要するにラッキョウ

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スーパーでヌチャナートが
「サミイ、玉ネギを食べるでしょ?」と話しかける。
玉ネギなんて売っていない場所だ。
よく見るとエシャロットがある。どうやらエシャロットのことを玉ネギと
呼んでいるようだ。エシャロットは未熟な玉ネギとヌチャナートは
考えているのだろう。確かにエシャロットも玉ネギも同じ仲間だが、
エシャロットは玉ネギとはちょっと違う。
カタカナフランス語でエシャロットと言うと何だか新しい食品のよう
に聞こえるが、要するにラッキョウのことだ。
ラッキョウといわないところが商売人のつけ目だ。

この生のラッキョウに味噌をつけて食べさせたら、ヌチャナートは
それを喜んだ。味噌に洋辛子を加えても美味い。
今日はナンプラと唐辛子を味噌に加えた。
こちらの味噌もラッキョウとよくあって美味しい味になる。
のん兵衛料理だ。
生のラッキョウを唐辛子味噌につけて齧りながら酒を飲んで飲み
すぎても知りませんよ。

2009/11/13

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焼魚を盛付ける

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鰯の塩焼きは大好きだ。ポルトガルでも鰯の塩焼きをよく食べる。
レモンの汁をかけて、生玉ネギと一緒に食べる鰯の塩焼きは美味
しい。ウチの場合はタイ風に唐辛子を使ったソースで食べる。
これも美味しい食べ方だ。

俺達日本人には魚の盛付けに決まった形がある。
魚の腹を手前にして頭を左に置くことになっている。
そんなことをタイ人は気にしないようだ。
こんな具合に魚を盛付けてきた。こんな盛付けは俺には落ち着か
ない盛付け方だ。
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盛付け方を気にしないで唐辛子ソースをかけて食べる。
ワタには苦味があるけど、この唐辛子ソースをかけると苦味なんか
消えてしまう。こんな食べ方をしたら日本人の口の中は火事になっ
てしまい飛び上がる。大根おろしと醤油の味もいいけど、こうやって
食べる鰯も一風変わった味を楽しめる。
この食べ方がタイ人の普通の食べ方だ。

俺は鰯の頭を食べ残した。
「あら、頭を食べないの?あたしが食べるわ」
魚が好きなヌチャナートは俺が食べない鰯の頭を食べてしまった。

ある調査によると日本の家庭は、買った食べ物の30%はゴミにして
いるそうだ。ジャガイモの皮、大根の葉・・・・まだ食べられるのに
賞味期限が過ぎたことで捨てられる食品・・・・などなどだ。
食べ物を捨てないようにすれば食糧自給率は高まる。
今日の鰯で残ったものは中骨と尾鰭だけなので、重量換算で97%
は食べたことになるな。
ゴミを出さなければ、エコにも繋がる。

2009/11/13

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2009年11月12日 (木)

パットウンセン、春雨の炒め物

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野菜を食おうと思い、野菜料理をお願いした。
こんな春雨を使った料理を作ってくれた。
オイスターソースを使って炒めている。
辛味がないから、これは日本人にもいける味だ。
このまま食べても美味しいのだが、俺には物足りない。
物足りなさを唐辛子を加えることで補った。
野菜からでた汁に旨味がある。
これをご飯にかけた味は誰でも気に入る。
ウチの料理はタイ料理だから、ご飯は皿に盛ってある。
皿に盛った飯を箸では食べにくい。
スプーンで食べることになる。
美味い汁をかけた飯をスプーンで食べている。

2009/11/11

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2009年11月11日 (水)

鯛の兜焼

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俺は魚を余り食べないから、魚が冷蔵庫にないのに気付か
なかった。
「ねぇー、ちょっとスーパーに寄っていかない?
お魚がないのよ。毎日、肉ばかりで飽きちゃったわ。」
そう言われて魚が切れているのに気付いた。
猫の餌にするイカや海老なら確かめているのに、ヌチャナートが
好きな魚については関心がなかった。

スーパーであれこれと魚を買った。
鯛の兜があった。タイでは鯛を食べない。少なくともヌチャナートは
日本に来るまで鯛を知らなかった。
「日本ではこんな物をこんな風にして食べるんだぞ!」
と驚かすつもりで、俺が鯛を兜焼にして出したら、ヌチャナートは
それが気に入った。それ以来、鯛の兜を見ると買う。
白身のあっさりしたところが気に入っているようだ。

「これ、どうやって食べる?焼く?煮る?」
「煮る」
「サミイは煮魚を食べないでしょ。あたしは○○を入れて煮るわ」
ああ、あのくさい奴をいれるのだな。あれは苦手だ。
俺が食わないと知っているのに煮るか焼くかと聞くことないよね。
鯛の兜焼にした。
「大根おろしは自分で作ってね」
大根はタイにもあるが、大根おろしはない。
だから俺が作ることにさせられている。

兜の下にはアラが入っている。アラを使って煮物を作っている。
ヌチャナートの煮物は毎日一回火を通せば腐らない。
香草が沢山入っているから腐りにくい。
さすがタイ料理だと笑ってしまう。

2009/11/09

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ゲンノーマイのぶっかけ飯

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ぶっかけ飯をやった。ぶっかけ飯なんて下品な言葉だが、飯の食い方として
は美味しい食べ方だ。屋台や食堂で食いたいおかずを指差すと、そのおかず
をご飯にかけてくれる。日本人はそれをぶっかけ飯と呼んでいる。
たしかに飯にぶっかけているのだが、もう少し上品な呼び方にすればいいの
にね。飯の上におかずをぶっかける中華料理といえば中華丼がある。
中国人はあれを中華丼とは言わないと思うが、日本では中華丼で通っている。
それを真似てぶっかけ飯をタイ丼と言えばいいじゃないかと思う。
似たようなぶっかけ飯は東南アジアのあちこちにある。
マレー丼、シンガポール丼と呼ぶのも大変だな。
やっぱりぶっかけ飯でいいか????

今日はゲンノーマイをぶっかけた。
竹の子を使ったタイのシチュウみたいなもんだな。
辛味がきつい。
「今日のゲンノーマイは辛いね」
「あら、辛かった?朝は辛く感じるのよ」
長い時間寝ていて、食事を取らないから、舌は辛味に慣れていない。
一日の最初に食べる朝食では辛味を強く感じるようだ。
朝からこんな辛い物を食うなんて日本の家庭では考えられないだろうな。

2009/11/11

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2009年11月 9日 (月)

トムカーガイ

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なんだか久し振りにタイ料理店で食べるような料理が出た。
毎日がタイ料理なのだが、家庭料理だから手抜きだったり、昨日の
残りものだったりする。この料理はタイ料理店へいけば、何処の店
のメニュウにもある料理だ。今日のトムカーガイはいつもより赤い。
「このトムカーガイは赤いね」
「そうね、トマトをいれたからよ」
辛味と酸味がきいている。酸味はタマリンドを使った。
タマリンドなんて買ってあったのを俺は忘れている。
さわやかな酸味だ。
香草が沢山入っているので複雑な香りがする。
日本の家庭の料理でもお店の味とウチの味がある。
今日のトムカーガイはお店のあじだ。

2009/11/8

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サダムが食べない

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ウチのサダムは蟹が好きだ。本物の蟹は高いから偽物の蟹をあげ
る。本当は蒲鉾なのだが、蟹の風味がついているカニボコをあげて
いる。これを蟹だと思ってサダムは食べているのかな?
蒲鉾と知っているのかな?カニボコも風味がメーカーによって違う。
サダムはあるメーカーのカニボコを食べるが、他のメーカーのカニ
ボコは食べない。本物の蟹ならちゃんと食う。
食わないカニボコがあるということはサダムは違いがわかっている
のだ。

新しいカニボコを買ってきた。
「サダムはこのカニを食べないのよ」
今回のカニボコはサダムのお気に入りにはなっていない。

また卵焼きのにおいがする。まあいいでしょ。
スプーンで卵焼きを切り取って、唐辛子ソースをかけながら食べ始
めた。卵の中に赤いものが入っている。
よく見るとサダムが食べないカニボコだった。
ヌチャナートはサダムが食べないカニボコをタイ風の卵焼きにして
俺に食べさせる。

2009/11/8

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タイラーメンと味の素

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日本の夏場は熱いラーメンの売上げは落ちると思う。
一年中が暑いタイではどうなんだろう?タイの気候は大雑把に
言って乾季と雨季しかない。
タイラーメンの売上げには季節変動があるのかな?
最近、日本のラーメンやタイのラーメンを食っていない。
特にこれという理由はない。ただ食わなかっただけだ。

俺はタイラーメンが好きだ。スーパーにタイのインスタントラーメン
があった。パッケージには漢字が印刷されている。
おかしな包装だ。タイ文字がちょこっと書かれている。
普通タイで見かける包装はタイ文字だらけだ。どんな流通経路なの
か分からないが香港の商社経由で輸入されたタイ製品だった。

「マ・マーを食べるでしょ?」
マ・マーというのはタイで人気のあるインスタントラーメンの商品名
だ。化学調味料をアジノモトと呼ぶのに似ている。
固有の商品名が普通名詞になっている。
味の素はアジノモトのブランドでタイでも売られている。
そう言えばヌチャナートも化学調味料のことをアジノモトと言う。

本当に久し振りにタイラーメンを食べることにした。
インスタントラーメンなのだが、俺が作るのとヌチャナートが作るの
では味が違う。同じように作っているように見えるのだが、俺が作る
と日本のラーメンのような味になる。
ヌチャナートが作るとタイの味になる。

2009/11/7

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2009年11月 7日 (土)

パットカイ、タイの卵焼

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これを卵焼きと言っていいのかな?
小麦粉の代わりに卵を使ったお好み焼きみたいだ。
ちょっと見た目が悪いが、味の方は合格。
珍しいことにナムプリックがない。
ナムプリックを作ってくれと頼むのも面倒だ。
俺は手元にあったアメリカの唐辛子ソースをつかった。
このハバネロを使ったソースをヌチャナートは好まない。
酸味が嫌なのかな?香りが好みに合わないのか?
俺にとっては美味いソースなんだがなー。
飯を食う時、唐辛子がないとどうも食いずらくなっている。
タイの卵焼きにアメリカのソースか。
おかしな組み合わせだ。

2009/11/7

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大根の葉の炒め物

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日本には大きな大根がある。タイにも大根はあるが、小さい。
ヌチャナートには驚異的な大きさなので大きな大根を喜ぶ。
「重たいわね」とか「大きいわね」なんて大根を手にとって笑っている。
「この大きい大根を買いましょうよ」
大根には葉がついている。
「この葉、いる?」
「いるよ。漬け物にすると美味しいよ」
以前、ヌチャナートが大根の葉を漬物にした。それが結構美味かった。
大根の葉をゴミ箱に捨てていく人がいる。
それなのになぜ農家は大根に葉をつけたまま出荷するのか不思議だ。
大根の葉は食べられる。それを捨ててはもったいない。

今日は大根の葉を炒めた。タイ人の料理だから、ナンプラの味付けだ。
それに赤い唐辛子を加えてある。
大根の葉のピリ辛炒めと言えばいいかな。

2009/11/6

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ゲソを焼く

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モンゴイカのゲソを串に刺して焼いた。味付けはナンプラを使い焼く
だけだ。これを唐辛子ソースをつけて食べる。
こんなものにまで唐辛子を使わなくてもいいと思うのだが、
唐辛子ソースで食べないと美味しくないとタイ人は思う。
まあ、俺も唐辛子ソースをつけて食べる。
それが習慣になっている。
唐辛子ソースで食べると、今までとは違う味なので「オヤっ!」と思うよ。

2009/11/6

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カオパット、タイ焼飯

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久し振りにカオパットだ。カオパットを頼むといつも馬鹿にされるの
で頼まない。ヌチャナートにとってカオパットなんて料理じゃないと
思っているようだ。そんなものを喜んで食べる俺を馬鹿にしている。
今日はどういう風の吹き回しか、ヌチャナートが
「カオパット食べる?」と聞いてきた。
本当はニコニコ笑って返事をするのだが、わざと気がないような顔で
嬉しさを隠して「うん」と答えた。
米粒がみんな離れている。これがカオパットの美味さだ。
今日はレモンが出てこない。レモンがなくてもかまわない。

2009/11/6

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野菜炒めタイスタイル

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野菜をもっと食えと野菜炒めがでてきた。
キャベツが安かったのでそれを俺に食わせる魂胆だ。
赤い唐辛子がキャベツの間にあるので、タイ料理かなと思える。
味付けはオイスターソースだ。
もうこれでどんな味付けか想像がつく。
醤油で炒めたものも美味しいが、オイスターソースで炒めたものも
いいね。

2009/11/5

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2009年11月 4日 (水)

ゲンオムヌア

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今日はラオス料理だ。ヌチャナートがラオスの料理だと言うからそう
断定できる。これを見てラオス料理だとすぐに分かる日本人は少な
いと思う。タイ料理だってバンコックとイサーンでは味が違う。
関東風と関西風の味の違いと同じだ。
毎日がイサーン料理だが、ごくまれにバンコック料理がでる。
その時は、”ああ、これはバンコックで食った味だ”と分かる。
イサーンの味とラオスの味の違いはわからない。
ヌチャナートには気の毒だが、みんなおんなじタイ料理に見える。
俺がこれを食っているとヌチャナートは笑う。
「サミイはラオス料理も食べるのね!」
子供の頃からヌチャナートが食べてきた当たり前の料理を日本人の
俺が受け入れるのが嬉しいのかもしれない。タイ人はラオス人や
ラオス料理を蔑視する。日本人が朝鮮人や支那人を蔑視して彼等
の料理も蔑視した時代の感覚に似ている。
俺にしてみればタイ料理とラオス料理の違いがわからないから
食っているだけだ。

野菜を食え食えと盛んに野菜の多い料理をヌチャナートは作る。
この料理も野菜が多い。俺も野菜を食うように努めている。
野菜を多く食うと便通がよくなるのは事実だ。
便もほどよい硬さですーっと落ちる。
昔の日本人は野菜を多く食っていた。
肉、魚の蛋白を多く取れと戦後の日本は教えてきた。
アメリカ人の食事が理想とされた。
今はアメリカ式の蛋白・脂肪の多い食事はメタボの根源だから悪者
扱いだ。

ラオスは貧しい国だ。ラオスの庶民はこのように野菜の多い食事を
しているはずだ。こういう食事の方が健康のためにいい。
健康であればパソコン、インターネット、携帯電話なんてなくても
いいじゃないか。
東京大阪間を新幹線で日帰りで往復するビジネスマンよりも、二週
間かけて歩いて大阪に向かった昔の人の方が健康だったと思うな。
こんなことを思いながらラオス料理を食っていた。

2009/11/02

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2009年11月 2日 (月)

タイ人が見た日本の料理

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「ねぇー、日本の料理 食べるでしょ?」
また、俺に気を使っている。俺は別に日本の料理を食わなくても
いい。辛いタイ料理だけで俺は平気なんだ。
気ぃー使う必要はない。
ヌチャナートの友達の日本人の旦那はタイ料理を食べない。
多くの日本人の旦那はタイ料理が苦手らしい。
そんな家では女房が食べるタイ料理と旦那用の和食を用意しなく
てはいけない。ウチの場合、
「タイ料理だけですむから簡単でいいわ」
とヌチャナートは喜んでいる。

日本人の旦那も女房となる女に出会った時は「辛い」とか「美味い」
と言いながらタイ料理を食べていたはずだ。
それが毎日、三食がタイ料理となると辛さや味の違いに耐えられ
なくなる。あるいはタイ料理を作る時の独特のにおいに耐えられな
くなる。それで女房と旦那は別々の飯を食うことになってしまう。

ヌチャナートが言う日本の料理ってなんだ?
またへんてこりんな料理を覚えてきて、作るのだろう?
俺はあまりよい返事をしなかった。
「醤油をつかうのよ。玉ネギとお芋を使うわ・・・・」
盛んに料理の宣伝をする。
「わかった。それを食べるよ。」
こんな肉じゃがが出てきた。豚肉ではなくて鶏肉を使っている。
確かに日本の味になっている。肉じゃがって和食かな?
肉を使う料理は明治以降に日本に入ってきたか創作された料理
だから、俺にとっては和食ではないように思えるんだ。
そんな歴史的背景を知らないタイ人には肉じゃがは日本の料理に
見えるんだな。ヌチャナートが日本の味を作るようになったのに、
俺の舌の方がタイ化している。
ジャガイモに唐辛子をのせて食べている自分に気付き思わず笑って
しまった。

2009/11/02

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パクチーは嫌い

俺達日本人の多くは特有の強い香りがするパクチーのにおいが
嫌いだ。俺もはっきり言ってあのにおいには参った。
しかしこのにおいに負けたならタイ料理を食えないと思い頑張った
よ。パクチーを食えるか食えないで勝ち負けはないのだが、俺には
負けてはいけないという思いがあった。
現地に長期に滞在する場合、現地の食べ物を食べていないと病気
になるのを経験的に知っている。
パクチーのにおいが嫌でパクチーを食えないとタイ料理が食えない
ことになる。タイ料理が食えないと病気になり、俺の心の中ではタイ
に負けたことになる。パクチーのにおいがタイ料理の当たり前の
においになっている今はパクチーのにおいが気にならない。

タイ人はパクチーが入った料理を平気で食べる。タイ人はパクチー
のにおいを気にしないか好んでいるも
のと俺達は勘違いしている。
日本の子供がニンジンやピーマンを嫌うように、タイの子供も
パクチーのにおいが嫌いなのだ。それを知って俺はなんだか安心
した。やはりパクチーのにおいを人間は本能的に嫌うのだ。
パクチーにす
れば強いにおいを出すことで動物に食われないように
する生存の知恵だ。人間にはあのにおいは毒を思わせる危険な
においだからパクチーを本能的に避ける。
それが何かの理由で食べ続けているうちににおいが気にならなく
なり、パクチーの薬効に気づくとあの悪
臭が良い香りに思えてくる。

パクチーを食わない子供にタイの親は
「パクチーは薬です」
「パクチーを食べると頭がよくなる」
なんて
言って子供にパクチーを食べさせているのかな?
そんなことを想像するとなんだかにんまりしちゃう。

2009/11/02

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ほうれん草の炒め物 タイスタイル

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野菜を食えと言ってほうれん草の炒め物を作ってくれた。
俺の大好きな炒め物だ。
ほうれん草の炒め物はアメリカ人も作る。
アメリカ人の場合はバターと塩コショウで炒める。
この単純な味付けも美味い。
ヌチャナートが作る炒め物にはバターではなく植物油を使う。
味付けはナンプラで赤い唐辛子を加える。
タイスタイルの炒め物もいいもんだ。
濃い緑に赤い唐辛子が綺麗だ。
この料理をほうれん草のピリ辛炒めなんて日本人は言うだろうな。

2009/11/01

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食べ物と健康Y029

昔から「これは何の薬」と言われる食べ物がある。俺が子供の頃、
俺の嫌いな食べ物がでた。お袋は「これは薬だから食べなさい」とか
「薬だと思って食べなさい」と言って無理矢理食べさせた。
俺も薬だと言われると食べなきゃいけない気になり、その食べ物を
食べた。今となってはその食べ物が何だったのか思い出せない。

本屋へ行くと「○○健康法」というタイトルで○の部分に食べ物の
名前が書いてある本が沢山ある。その食べ物の種類を見ている
だけで、何を食っても健康になるのではないかと思うようになった。
それで広告のなかに食べ物と健康の関係を探ることにした。
○○健康法もファッションがあり、ブームになると思うと消えてしまう。
最近のブームはなんといっても朝バナナ健康法だろう。
一時は店からバナナが消えたほどのブームだった。

なんだか最近の健康雑誌には○○を食うとよいという記事が少なく
なったようだ。

「安心」誌 2009年12月号 マキノ出版

ハチミツ水ダイエット 飲めば便がドッサリでると話題! おなかが
へこむ

「夢21」誌 2009年12月号 わかさ出版

世界も注目ニンニクにガンも腎不全も糖尿病も改善する新しい働き
が見つかった

冬に脳梗塞が多発する意外な原因はなんと風で外科式手洗いと
緑茶うがいで防げ
これは緑茶を飲めと言ってないが、食べ物と健康に関係している
から掲載することにした。

第二は欠陥が特に詰まりやすい糖尿病高血糖の退治で妙薬は
階段歩きキクイモ イモの根茎プレゼント

2009/11/2

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2009年11月 1日 (日)

唐辛子の使い分け

ウチが買い込んだ生唐辛子の量を見て、日本人は驚くが、タイ人は
驚かない。ヌチャナートが食べるソムタムには一人前に10本以上の
唐辛子が入る。これが普通の量なんです。
毎食、毎食どの料理にも唐辛子が入っているから、何時の間にか
唐辛子はなくなっている。唐辛子を使わない料理は殆どない。
必ずと言ってもよいほど唐辛子を使う。
ウチの料理はどれを食っても辛いわけだ。

普段の料理には唐辛子の色にこだわらない。赤でも青でも気にし
ない。料理の彩を考える時には唐辛子の色を使い分けるようだ。

一番簡単な唐辛子の使い方は唐辛子をそのまま齧る食べ方だ。
これ以上に簡単な食べ方はない。
生の唐辛子を皿の端にのせて、それを齧りながら食事をする。

”鼠の糞”と言うおかしな名前の唐辛子”プリッキヌー”は生で食べる
ことが多い。小型の唐辛子で強い辛味と香りを楽しめる。
タイ人が辛いという唐辛子ですから観光でタイへ行く日本人は真似
して食べないほうがいいですよ。
この後の旅程に影響がでるかもしれませんからね。

ナンプラにプリッキヌーをそのまま浮かべることもある。
これを肉や魚と一緒に食べる。

唐辛子は料理に使う他にソースを作るのにも使う。
輪切りにした生唐辛子をナンプラにいれてソースにする。
これを肉や魚と一緒に食べる。これが基本のソースと言ってもよい。
日本でこれに似たソースは山葵醤油か生姜醤油かな。

ちょっと手の込んだ物になると、ニンニクや香草、塩と一緒に
生唐辛子を叩き潰してなめ味噌みたいなも
のを作る。魚をこれに
加えて叩き潰すこともある。このとき、タイの臼を使う。
日本のすり鉢でも作れるが、タイの臼の方が便利だ。日本で言う
手前味噌というのか、家庭ごとに唐辛子味噌の味が違い、
「おらが家の唐辛子味噌が一番美味い」という感じだな。
辛さに慣れたなら、各家庭の唐辛子味噌の味比べをするのも楽しい。

唐辛子を塩漬醗酵させてから、酢で味を調えたタバスコソースのよう
な物はウチでは作らない。これだけ唐辛子を使うのに、アメリカで
売られている唐辛子ソースはタイ人の好みに合わないから不思議
だ。唐辛子ならなんでもいい、辛けりゃいいと言うもんではないんだ
な。唐辛子を沢山使うから、こだわりも強くなる。

乾燥唐辛子は焙煎してから叩き潰す。これをナンプラに入れて
ソースにする。焙煎するともの凄い刺激臭のある煙がでてくしゃみ
をするから換気が大切だ。唐辛子の焙煎専用の鉄鍋がある。
特別な鉄鍋ではない。100円ショップの鉄鍋を唐辛子の焙煎に使っ
てい
る。焙煎専用の鍋で料理を作ると辛すぎて食べられなくなると
言う。鉄に唐辛子の辛味がくっつくとは思えない。
タイの迷信ではないか?

酢あるいはレモン汁に唐辛子を浮かべたソースをよく作った。
これは便秘に効く。タイの屋台やレストランのどのテーブルにも置い
てある奴だ。このソースを肉にかけると酸味と辛味でよい具合になる。

いろいろな唐辛子ソースがあり、料理ごとに唐辛子ソースを使い分け
ている。最近は生唐辛子が簡単に手に入るけど、生唐辛子が手に
入らない時は乾燥唐辛子を使っていたと思う。

ウチではこんな風に唐辛子を使っている。特別な使い方はしていない。
ごくごく普通のタイの家庭料理で使う使い方だ。

生唐辛子を齧って口の中が火事になったと感じる人は、唐辛子ソー
スの味を見分けようなんて考えない方
がいいですよ。
無理して唐辛子ソースの味見をしているとお腹が吃驚して下痢を起
こしますよ。

2009/11/1

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箸とテーブルマナー

箸の置き方もタイと日本では違う。タイ人は箸を縦に置くが日本人は
横に置く。先日もタイ人と食事をしていたら、タイ人は器の上に箸を
縦向きにおいていた。それが一人ならこの人は特別か偶然だろうと
思う。二人とも同じように縦に箸を置いていたから、これはタイ人の
習慣と考えてもよい。

大昔の人は箸なんか使わなかった。日本に箸が入ってきたのは
平安時代に唐から伝えられたものらしい。唐の時代は中国でも箸を
横に置いていた。唐が滅びて、モンゴル系の民族が中国に入り支配
力をもつとモ
ンゴルの風習が中国に定着するようになった。
モンゴル系民族は羊を食べるのにナイフを用いる。彼等は
ナイフを
縦に置いていた。それを真似て中国人も箸を縦に置くようになった
という話がある。

日本にモンゴル系の民族が元寇として押し寄せてきた。
神風が吹いて元寇は日本に上陸出来なかった。もし元寇が日本を
侵略したなら、日本人も箸を縦に置くよ
うになった可能性がある。

何時頃からタイに箸を使う文化が定着したのか知らない。
もち米文化のタイ東北部では今でも手で食事をしているが、その他
の地域では箸を使っていたと推定でき
る。タイ人も中国人と同じよう
に箸を縦に置くことから、宋や元以降に中国の箸を使う文化がタイに
影響
を与えたのだろう。

モンゴル系民族の影響を受けて中国でも横に置いていた箸を縦に
置くようになった。今の中国や日本は欧米の影響下にある。
欧米のテーブルマナーではフォークとナイフを皿の両端に斜めに
乗せて置くと「まだ食べますよ」という
合図になっている。この習慣が
中国や日本の箸文化に影響がでないかな?餃子の皿に箸を斜め
に置くと「まだ食べるのだから、皿を下げないでね」という合図になる。
皿に箸をきちんと並べて置いておくと、まだ餃子が残っているのに、
皿を下げられちゃう。そんな欧米の習慣が箸文化にも影響を与える
のではないかと思っている。
多分、この文を読んでいる世代ではそんな変化はでないが、次世代
では欧米のテーブルマナーが箸を使う
社会に影響を与えるのでは
ないか?

2009/10/31

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太古の食事みたい

キッチンには大きな鍋が幾つもある。
「キッチンが散らかっているな。洗わない鍋かな?」
片付けようと思い蓋をとってみると鍋の中にはそれぞれ異なる料理
が入っている。これを見て、ふと太古の食事の姿を思い浮かべた。

現代はコンビニやスーパーで毎日異なる食べ物を買うことができる。
朝は焼き魚、昼はラーメン、夜はステーキと一日三食異なる食べ物
を食べることが可能だ。俺達は同じ物を食べ続けないという食習慣
が出来ている。いろいろな物を食べなさいと言う栄養学の教えの
せいかもしれない。

カレーが嫌いという男の話を聞いた。
彼は昼飯をカレーで済ませた。家に帰ると晩飯は子供が大好きな
カレーだった。翌朝は昨晩の残り物のカレーだった。
三回も続けてカレーを食べ続けると、もうカレーを見るのも嫌にな
る。
そんな話だった。三回続けてカレーという経験は誰にでもあるだろう。

狩猟や漁業の時代では毎回違う食べ物を食べるなんて贅沢はでき
なかった。一日猟をしても鹿やウサギなど獲物を見つけることが
出来ない。海に出て魚を求めても今日は大漁だが翌日はまるで魚
がかからないなんてこともある。
今日は嵐で漁に出られないことがよくある。

漁業でも農業でも季節によって得られる物が決まっている。
ある時期は鰺しかとれない、胡瓜しかないといった状況だった。
お天気しだいで食べ物が取れたり取れなかったりする。
虫や病気で枯れる物もある。茄子を食いたいと思っても昔は茄子は
夏しか取れなかった。
太古の人々にとって食うというのは今よりももっと切実な問題だった。
食べ物を大切にして、乾燥、塩漬けなどの保存技術を発達させた。
今のように数多くの鍋や調理器具を持つ家族はなかった。
油脂は貴重な物だから炒め物なんてなかなかできない。
焼くか大きな鍋で煮炊きをして食べていたのではないか?
そして同じ物を何日も続けて食べていたと想像する。
今日は鯖が大漁だとなると、何日も鯖を食べ続けざるを得なかった。
それが太古の食生活だと思う。

ヌチャナートの食事は太古の人々の食事に似ている。
買物に行くのはヌチャナートにとっては太古の人々が漁や収穫に
でるようなものだ。今日は大漁だというのは、大安売りに出会った
のに似ている。これは安いと思うとその品を大量に買い付ける。
昔は「おいおい、そんなに買って大丈夫かい?」と心配した。
もう今は心配する必要がない。買った物を絶対に無駄にしないで
使い切るのを知っているからだ。
魚なら塩漬けにしておく。野菜ならタイ風の漬物にする。
何ヶ月もたった後に塩漬けの魚を取り出して食べることがある。
熟成しているので、この魚がよい味になっている。
魚から出た水には塩分があるのでナンプラのように使っている。

大安売りの食べ物を全て大きな鍋で煮込んでしまうこともある。
唐辛子やその他の香草と一緒に大量に煮込んだ料理は簡単には
腐らない。熱帯でも腐りにくいタイ料理だから、温度が低い日本で
はもっと腐りにくい。それを温め直して何日も食べ続ける。
一度作っておけば、温めるだけで食べられるという手抜きでもある。
「アハハ・・・。簡単でいいわ!」笑いながら食べている。
そんな食べ方を見ていると、太古の人の食事風景を再現している
のではないかと思ってしまう。

2009/10/31

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