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2009年12月31日 (木)

こんぺい糖は戦闘食

赤とか青に着色されたこんぺい糖を当たり前のように俺達は食べて
いる。こんぺい糖を着色するのは軍事的必要性で産まれたものだと
は知らなかった。

日本人は白米が最高の食い物であると信じていた。
しかし、長期航海などで白米だけを食べていると脚気になり戦闘能
力が低下する。脚気を防ぐため、米以外の食べ物を研究する必要
があった。戦争が外地で行われ、長期化し、しかも糧食の補給が困
難と言う状態を想定しなくてはいけない必要性
がでてきた。
各兵員に戦闘食を携行させればいいじゃないかと考えるが、これは
簡単なようで困難な課
題だ。

最初に考えられた戦闘食は昔から武士が用いた飯を乾燥させた
糒(ほしいい)だった。糒を食べるには水が必要だ。
戦争が中国大陸から樺太・千島、東南アジアまでを想定しなくては
いけない
時代になる。砂漠地帯、氷雪地帯、熱帯雨林地帯では安
全な水を得ることが困難になるから、糒は戦闘
食に適していないこ
とがわかった。

欧米の戦闘食を研究した結果、乾パンを戦闘食にした。
戦闘食はカロリーが高く、軽量で、長期保存が可能であり、かつ連続
して食っても食い飽きない要件を
満たさなくてはいけない。
バターのような脂肪を加えれば美味でカロリーが高くなるが保存性
に問題がでる。糖分を加えれば美味くなるが、直ぐに食い飽きるの
で長期間同じ物を食うことが不可能だ。薄味にすれば長期間同じ
物を食うことができるがカロリーが不足する。
カロリーの不足を補うためにこんぺい糖を乾パンと一緒に付けた。

乾パンとこんぺい糖の組合せで長期間食い飽きないかという実験を
冬季の蒙古で行った。周囲が雪と氷で零下40度の厳寒の中で乾パ
ンとこんぺい糖を食べる実験をした。真っ白な環境の中で白いこん
ぺい糖を見ると余計に寒く感じて不評だった。
翌年はこんぺい糖に色をつけた。
雪と氷の環境の中で赤や青いこんぺい糖は宝石のように輝いてみ
えて大好評だった。それ以来、こんぺい糖に色をつけるようになった。
こんぺい糖の色は戦闘を維持するためにつけられたものだった。

2009/12/30

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