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2009年6月13日 (土)

お煎餅もジューシー

俺はこのブログの中で、風味は日本語で表現すべきとたびたび
言ってきた。最近、風味を「ジューシー」とか「スパイシー」なんて
カタカナ英語で表す傾向が強い。
それに俺は危機感を抱いている。風味を表すカタカナ英語が氾濫
しているが、「スパイシ
ー」の意味が分からず、ウエブで検索して
いる人も多い。
「香り高い」「香り豊な」「ピリッとした」「辛味の利いた」など日本語で
表現すれば、
悩んでウエブで検索し確認する必要もない。

幼稚園生ほどの子供が何かを食べて「ジューシー」というテレビ
コマーシャルがあった。
日本語環境の中で育った子供達は
「ジューシー」という英語が持つ意味、言葉の背景を知
らない。
彼等は「ジューシー」は「美味しい」と同意語だと思っている。
「ジューシー」は「ジュース」の派生語だから、水分に関係していると
英語圏の子供なら
無意識のうちに分かっている。
「ジューシー」を「美味しい」の同意語だと勘違いした日本語圏の
子供は、水分がないお
煎餅やクッキーを食べても「ジューシー」
なんて言い出すようになる。「くさや」「烏賊の塩辛」「明太子」を
食って旨いと思ったなら「ジューシー」というよ
うになる?
これって、どうみてもおかしいよね。

風味を表す言葉は他の言語に翻訳できない物がある。
日本で発生した食品ではないチーズやワインの風味を表す言葉の
中には日本語にできない
ものがある。それは専門家の領域なので、
それらの言語の使用については専門家に任せよ
う。
「みずみずしい」「さっぱりした」「芳醇な」と言った一般的な風味の
表現は日本語でや
るべきだ。

それにしても風味を表すのにどうしてカタカナ英語でなくちゃいけ
ないのだ。「ジューシー」でなくてタイ語でチャムと言ってはいけない
のか?フランス語・ドイツ語
もいけないのか?どう考えてもおかしい。
俺は日の丸を掲げた右翼でも国粋主義者でもない。
日本人が持つ味覚は日本語でなくては表現できない。
美味しさを正しい言葉で表現して後世に伝えていかなくてはいけ
ないと思っている。

2009/6/13

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ヤングコーンの炒め物

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ヤングコーンの缶詰があった。多分、俺が買ったのだと思う。
何か具体的理由、例えばあれが食いたい、こうして食いたいと
いった理由があって買った
物ではない。
ただ単に保存食として買ったのかな?
あれば、何かに使うだろう程度の気持ちで買ったのだろう。
買ってあることも忘れた。忘れていても缶詰だから、腐ることはない。
ヤングコーンは俺の好きな食べ物の一つだ。
この感触とちょっと青臭い香りが好きだ。
「これを食べようよ」ヤングコーンを取り出した。
「炒め物にするけど、食べる?」
「うん」
野菜と一緒に炒め物にした。少量の豚肉が冷蔵庫にある。
これを加える。サービスのつもりで肉を多くすると、野菜炒めは旨く
ない。豚肉をガーリックと一緒に炒める。俺はこの時に立ち上がる
香りが好きだ。今は少なくなっているが、昔はこの香りは嫌われた。
この香りは人種差別に繋がっていたと言っても分からない人の方
が増えた。何処かにこの問題について書いておいた。
手元にある野菜を切ってヌチャナート流に炒める。
オイスターソースを加える。
このタイ製のオイスターソースはヌチャナートのお気に入りだ。
「これがあると味が引き立つのよね」
出来上がった物はラーメン屋で食う野菜炒めと見かけは似ている。
味はタイの屋台で食うのと同じだ。
こういう、庶民の味って飽きがこない。
野菜からでた汁がいいんだよな。この汁を飯にかけるのが好きだ。
オイスターソースを使った野菜炒めからでる汁は甘味があるんだ。

2009/6/12

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2009年6月12日 (金)

塩漬鯖 プラケム

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冷蔵庫におかしな包みがある。
「これ、何んだい?」
「ああ、それっ!お友達に貰ったプラケムよ。」
また、くさい塩漬魚を持ってきた。少々うんざりする。
日本の社会で、日本人の女房と、日本の普通の食生活をしている
人には俺のうんざりする
気持ちはわからない。
味噌だって醤油だって、外国人から見ると凄ーく、くさいのだ。
日本人にはそのくささが分からない。むしろ食欲をそそるいい
においだ。
欧米のチーズはくさいから嫌いだという日本人がいる。
そんな人にとっては冷蔵庫にチーズがあるだけでイヤだ。
くさい食べ物はもう見るだけでもいやになる。
俺がうんざりする気持ちがわかるかな?

「これ美味しいわよ」
ヌチャナートはプラケムをフライパンで炒めだした。
熱をかけると悪臭が酷くなる。
「できたわよ。味見して御覧なさいよ。美味しいから」
可愛い恋女房が作った料理に手をつけないで「いらない」と言えば
ヌチャナートでなくと
も怒る。ちょっとだけ、手をつけて
「こりゃダメだ」と言えばいい。
食べない言い訳を作るために、ちょっとだけ食ってみた。
予想したとおりの香味だった。香りの部分はくさくていただけない。
俺にとっては悪臭だよ。しかし味の方は醗酵した魚の旨味が強烈
にでている。このプラケムは好きな人にとっては、とても旨い味だ
ろう。その気持ちは充分に分かる。

「プラケムでご飯を食べてね」白い飯を皿に盛ってきた。
魚をおかずにご飯を食べるには、飯は茶碗に盛らないといけない
気がする。ウチにはタイ料理しかないからご飯もタイ流に皿に盛る。
皿に盛られた飯を見て苦笑する。
この他にお菜をつくる気はなさそうだ。プラケムをお菜に飯を食う。
「くせぇーなぁー!」慣れるしかないなともう諦めた。
プリッキヌーがある。プリッキヌーとプラケムを一緒に食べた。
そうするとプリッキヌーの辛味と香りでプラケムが持つくさみが消え
た。あるにおい「A」を別のにおい「B」で包み込み、あるにおい「A」を
感じさせなくマスキ
ング効果だ。プリッキヌーの辛味でプラケムの
臭みを感じさせなくなっているのかもしれない。
もともと旨味の強いプラケムだ。くさみを感じなくなれば旨味だけを
感じる。
「おっ!こりゃ旨い」新発見だ。
これなら、プラケムを食える。ヌチャナートは俺の食い方を見ていた。
「プリッキヌーと一緒だと美味しいでしょ」
「うん」素直に美味しさを認めた。
「これは淡水魚かい?」
「海の魚よ。鯖よ」
これが鯖か?鯖の変貌に驚く。

2009/6/12

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スペアリブのトムチュート

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何を思ったのか駅ビルの地下にいた。そこには食品を扱う店があ
る。目的もなく商品を見ていた。スペアリブが目に入った。
これをフライパンで炒めて醤油と砂糖を加える。醤油が肉の周りに
絡みつく。これにニンニクを加える中華料理がある。
これが好きだった。スペアリブを見たら、そんな中華料理を思い出
し、食いたくなった。待てよ、今は毎日がタイ料理だ。多分、そんな
味を好まなくなっていると思う。
以前、ヌチャナートがスペアリブを使って美味しい料理を作ってくれ
た。ヌチャナートにスペアリブ料理を作ってもらおう。

「何、買ってきたの?」
スペアリブってタイ語でなんというのか知らない。
この辺りの豚肉だよと言いながら胸を撫でた。
肉を見て「ああ、豚の骨ね」なんて言う。
確かに、豚の骨だけど、豚の骨と言われると豚骨スープに使う
ぶっ太くて固い骨を思い浮かべる。これは軟骨だから、別の言い方
があるはずだ。この表現でタイの一般社会、市場で通じているの
だから、このままでいいのでしょう。

「ねぇー、これとパクドンでトムチュートを作るけど食べるでしょ?」
以前、食べて旨いと思った料理はこれだったかな?
あの臭い、パクドンを使うのかな?
そうしたら、高菜の漬物の缶詰を取り出した。
「ああ、これなら臭くないからいいや」
俺は安心した。

ヌチャナートはスペアリブを切っている。
「あら、良いお肉ね。美味しそうよ」
新しい牡蠣油を味見して「これは使えるわ」と言う。
今日、買ってきた牡蠣油を加えた。
以前買った安い牡蠣油は不味い。
値段を抑えるため、牡蠣を減らし増量にカラメルを使っていた。

肉を高菜と一緒に煮込んで味見をする。
パソコンを叩いているうちに、料理が出来上がってきた。
ちょっと酸味のあるスープだ。
軟骨の周囲についた肉を齧る。こうやって齧りながら食う肉が旨い。
野獣になった気分だ。こりこりした骨の感触もいい。

以前食った美味しいスペアリブ料理はこれだったのかな?
どうもよく思い出せないが、これも旨い。

2009/6/12

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唐辛子の選別

俺たちが唐辛子を買って、置いておく。
我々の通常の食生活では唐辛子なんて余り使わない。
長いこと乾燥唐辛子を置いておくと、赤い色が褪めて白っぽくなる。
白っぽい乾燥唐辛子は古い物だと俺は認識していた。

唐辛子を選別していた。面白そうなので俺もタイ人に加わった。
単純な作業だから、女達は手を動かすが、それ以上に口が動く。
何処へ行っても女はお喋りだ。
沢山の乾燥唐辛子を手にとって見ると、それぞれ色が違う。
真っ赤なものもあるが、黄色っぽいものもある。
俺は橙色、黄色、白い乾燥唐辛子を古い物、悪い物としてはね
のけていた。それをタイ人は薄ら笑いを浮かべて、俺を馬鹿にした
ように見ている。

唐辛子の色についてタイ人はあまりこだわりを持たない。
収穫時期になると、その時、その畑でできている物を全て摘み取る
みたいだ。色なんて気にしないから、真っ赤なもの、橙、黄色、緑
それらを一緒くたに摘み取って乾
燥させる。
日本人のように、これはまだ青いから三日後に摘み取るなんてこと
はしない。いろいろな色が混ざった生唐辛子を乾燥させるから、
赤いものから白っぽいものもできあ
がる。
そんなことを知らなかったから、赤以外の唐辛子を取り除いていた。
後になってタイ人が馬鹿にしたように、薄ら笑いを浮かべる理由が
わかった。

2009/6/12

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加賀太きゅうりのソムタム

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「全農いしかわ」から出荷された加賀野菜の加賀太きゅうりを戴い
た。ラベルに食べ方が書いてある。炒め物、煮物、酢の物・・・・。
このラベルを見なかった俺は「変わった形の青いパパイヤだ」と
思っていた。

ヌチャナートがソムタムを作っていた。
俺がパパイヤだと思っている加賀太きゅうりの表面をナイフで叩い
ている。次にそれを削ぐ。小さな切れ端を摘んで食べた。
パパイヤだと思っていたから、味がなんだか変だ?
俺が変な顔つきをしていたのだろう。
ヌチャナートはすぐに俺の気持ちを察した。
「テンチャンよ」
「えっ?!・・・・」
テンチャンなんて知らない。名前からしてウリ科の野菜と推定した。
俺が怪訝な顔をしているので、加賀太きゅうりと書いてあるラベル
を見せた。これはきゅうりだったのだ。
確かに、きゅうりの形と色をしている。
「テンチャンはタイにあるのかい?」
「いっぱいあるわよ!」
日本じゃ、特別な野菜になっているけどタイじゃ当たり前の野菜な
んだ。それはそれでいい。

ヌチャナートは嬉しそうにソムタムを作っている。
加賀太きゅうりを臼に入れてポクポクと叩いている。
それに腐った魚?を加えている。
俺から見ると腐った魚だが、ヌチャナートには美味しく醗酵した、
漬けた魚だ。俺には悪臭だがヌチャナートには食欲をそそる芳香
だ。

俺はこんなもん、食わない。ヌチャナートは俺が食べないことを知っ
ているので、好きなだけ唐辛子を加えた。
「ああ・・・、いい辛味!」
美味しそうに、加賀太きゅうりを食べている。俺はため息をついて
いる。あの腐った魚さえいれなければ俺も食える。
そういうソムタムもあるけど、腐った魚がはいらないと美味しくない
という。

「全農いしかわ」の皆さーん!
加賀太きゅうりはソムタムに使えますよ!
食べ方にタイ料理のソムタムを加えてくださーい!

2009/6/11


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タイ流高菜の漬物考

タイの食材屋へ行くと高菜の漬物が缶詰になったものを売ってい
る。砂糖が入っているので甘い漬物だ。
俺たちはこれの使い方を知らない。
漬物と言えば醤油と味の素をかけて食べる物としか考えない。

高菜の漬物の缶詰を見ながら漬物に対する日本人の考え方とタイ
人の考え方の差について
考えてしまった。

漬物は野菜の保存食という考え方は日本もタイも同じだ。
野菜をつけることにより、生野菜にはない美味しさを作り出すという
考えも同じだ。だが、漬物の食い方には差がある。

日本の場合、漬物は保存の利く加工食品という色合いが強い。
加工食品つまり手をかけずに直ぐに食べられる食品だ。
漬物に醤油をかけて飯のおかずにするのが日本流だ。

これがタイになると、漬物は加工食品ではなくて料理を作るための
素材、食材となる。
生野菜=>漬物・保存・醗酵=>調理という料理を作る過程の
一段階と言う位置づけだ。
漬物と肉などを使ってトムチュートなんていうスープを作る。
トムチュートなどを作るために野菜を漬けたと考えてもいい。

普段は余り気にしない、高菜の缶詰のラベルを見た。
タイ製品なのにラベルにタイ文字がないのも珍しい。
ラベルは英仏中日語で書かれている。
品名は日本語では高菜となっている。別に驚かない。
中国語では酸菜心、咸酸菜と書いてある。ああ、なるほどそんな
もんか。
英語ではsour mustard green in brine
仏語ではfeuilles de moutarde au vinaigre
高菜の英仏語を見ると、高菜はマスタード、つまり辛子菜の一種
なんだ。えっ!なに?高菜って辛子菜の一種なの?
予想もしない言葉に出会って俺は驚いた。
ラベルに嘘は書いてないとは思ったが、一応ネットで調べてみた。
たしかに高菜は辛子菜の一種となっている。

2009/6/12

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鼠の糞が生で流通

ちょっとショッキングなタイトルにしちゃった。ごめんね。
本当に鼠の糞が流通するわけがない。鼠の糞とタイ語でいう唐辛子
のことだ。沖縄の島唐辛子と同じ物らしい。
この鼠の糞が生で流通している。緑のままの場合もあるし、赤い
場合もある。タイ人は赤でも緑でも、色は気にしないようだ。

唐辛子は茄子科の植物だから、茄子のヘタのようなものがついて
いる。ヘタからは枝のような棒が伸びて茎に繋がっている。
鼠の糞の流通段階では棒を付けたままのようだ。
少なくとも今回入手した鼠の糞には棒がついていた。
俺はその商習慣を別に疑問にも思っていなかった。
ヘタをとってから売っている物があるかどうかも気にしていなかった。
食卓に出されたものを漫然と食べていた。

冷蔵庫に入れてあった鼠の糞を取り出すと、傷みかけている。
「ねぇー、サミイ!こうやってヘタをとってよ。こうすると長持ちする
のよ」理由は分からないが、唐辛子のヘタをとると長持ちするらしい。
そんなこと知らなかった。
タイ人にすればそんなことは常識なのかもしれない。
我々日本人は生の唐辛子なんて、しし唐以外に食べることはない。
普段使う唐辛子は駅の立ち食い蕎麦や牛丼屋で使っている粉に
なった七味唐辛子が多い。
漬物に入れるため、全体を乾燥させた唐辛子を使うこともある。
あの辛い唐辛子を生で使うことはない。
経験がないから唐辛子を新鮮に保つ方法を知らない。
また知る必要もない。

鼠の糞だって最初からヘタをとって流通させれば、市場で長く商品
価値を保てる。
なぜヘタをつけたまま流通させるのか理由がわからない。
ただ単にヘタをとる手間を省いただけかなぁー?

唐辛子のヘタをとると新鮮さが持続することを学んだ。

2009/6/12

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2009年6月11日 (木)

ラッタナー 餡かけソバ

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いつものように質問から始まった。
「なに食べたい?」
「うーん、そうだな・・・?」
ちょっと考える。これは食事前の通過儀礼か儀式のようなものだ。
実際は考えていない。考えている振りをしているだけだ。
頭に浮かんだ料理の名前をあげる。
「パットメーがいいな」
それが食いたいのではない。ただの思いつきだ。
「ラッタナーはどう?」
「ああ、それにしようか」
料理が決まると、ヌチャナートはちょこちょこと作り始めた。
「できたわ。お酢をかけると美味しいわよ」
暑いタイでは辛い料理も多いが、酸っぱい料理も多い。
酸味はライムを使うことが多いが、タマリンドも使う。
ウチの場合、酢で酸味をだすのは珍しい。
酢の中に唐辛子が浮かんでいる。
日本のラーメン屋に行くと固いヤキソバに餡をかけたラッタナーに
似た料理がある。それも酢をかけて食べるが、酢に唐辛子は入って
いない。麺と肉、野菜などを皿の端の方から少しずつ取り分けて
食べていた。
皿の中央部分に手をつけないで、中央部は今の形のまま残したい。
こうやって食べると最後まで綺麗な姿で食べられる。
この食べ方はヌチャナートの食べ方と違う。
俺の食べ方が気に食わないらしい。ヌチャナートは酢をかけたら
全体をよぉーく掻き混ぜて食べろと言う。
この食べ方は皿の上が見苦しくなる。俺はそれがイヤなんだが、
ヌチャナートの言うように全体を掻き混ぜてから食べた。
そうやらないと怒られちゃうのだ。

2009/6/10

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タイ料理の地域差

毎日いろいろなタイ料理を食べている。ヌチャナートはトムヤンクン
を作るから、海老と・・・・を用意するなんてことはしない。
冷蔵庫を開けて材料を見てこれをこうしたら美味しい料理になると
直ぐに思いつく。料理が決まると、ちょこちょこと素早く作ってだす。

ある時、タイ南部出身の方の家にお邪魔した。
出された料理はウチの味とは違っていた。こんな味の料理はウチで
は作らない。

ウチの前にローズマリーが植わっている。タイ中部出身の人は、
料理に使うといってローズマリーを持って行った。
ウチでは一度もローズマリーは使ったことがない。
タイ南部の料理で使うらしいサフランもウチでは使ったことがない。
タイ北部で使う食材も買ったけれどなかなか料理を作らない。
「今度、作ってあげるわ」とは言っている。やっぱり自分が生まれ
育ったタイ東北部とラオスの料理しか作らない。
「なんでここでラオスがでてくるの?」と不思議に思うかもしれません。
フランス植民地の歴史を見れば、タイ東北部とラオスの料理は同じ
だとわかります。歴史のことは他のウエブを見てください。
ごくたまーに、バンコック風の料理を作ることがある。

タイと一口に言っても広ぉーござんして、地域ごとに味が違う。
唐辛子で麻痺した舌で強烈な香草の香りの料理を食べると全て同
じように見えてしまう。地域毎の味の違いを見分けられるようになる
には覚悟と経験が必要になる。

多くの日本人はプーケットなどタイ南部の観光地に出かける。
南部で、南部だけで多く見る料理を「これがタイの料理だ!」と決め
付けた書き込みがウエブにある。そのように書かれるとタイ全土で
そのような料理を食べていると勘違いしてしまう。
タイも日本も地域によって味も料理も違う。
ウチの料理はタイ東北の田舎料理だということを改めて確認した。

2009/6/10

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2009年6月10日 (水)

ぐしゃっとしたカオパット

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カオパットというのは飯粒がパラパラに離れており、ちょっと固い
くらいが旨い。今日はカオパットにした。
「トマト、入れるでしょ?」
「うん」
日本のラーメン屋の炒飯にトマトが入っているか?
タイではトマトを入れる。「えっ!焼飯にトマト?!」なんて驚かない
でください。トマトケチャップで味付けした焼飯をオムライスなんて
言っているでしょ。それと同じです。
冷蔵庫から小さなトマトを取り出した。
ちょっと多すぎるのではないかな?
ニンニクや玉葱を炒りだすと、美味しそうなにおいが立ち込める。
トマトを全部入れちゃった。
そして飯を入れて炒め出した。
「出来たわよ。食べて!」
「・・・・・」
「レモンいるでしょ?」
カオパットにレモンの汁をかけると酸味がでて味が引き立つ。
黄色いレモンではなくて緑色の小さなライムをタイでは使う。
香りは違うが同じ酸味がする。
炒飯にレモン汁をかけるのもタイ風だが、もうひとつタイのカオパット
には特徴がある。必ず、胡瓜をつけることだ。
胡瓜がないと落ち着かないらしい。胡瓜もタイの物は日本の物より
小さい。噛んでも気持ちよくぽきっと折れない。しかし甘味が日本の
物よりもあり、美味しい。
「唐辛子はそこにあるからね」
「うん」
食べ始めた。思ったとおり、ぐしゃっとしたカオパットだ。
こんな飯をタイの屋台でだされたなら、間違いなく俺は
「バァーロー!こんなもん食えるか!」
なんて言うはずだ。
ヌチャナートが作った飯なので「旨いよ」なんて言っている。
惚れた弱みだ。

2009/6/9

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2009年6月 9日 (火)

椎茸と健康6089

昔、椎茸健康法というのがあった。
保健雑誌にもしょっちゅう椎茸健康法の記事があった。単行本が
何冊もでたと記憶している。食い物健康法は流行り廃りがある。
いつのまにやら椎茸健康法が廃ってしまった。
今日、ここに椎茸がガン予防になるという記事がでた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090608-00000032-san-soci

来月か再来月号の健康雑誌には椎茸健康法というのが華々しく
載るのではないかな?ミニが流行ると次はマキシになる。
そしてミニに戻る女のファッションと食い物健康法も似ているな。
昔流行した椎茸健康法が復活する。

2009/6/8

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今日も野菜炒め

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最近、野菜炒めが多くでる。嫌いではないからまあいいでしょう。
今日も余り物の野菜を集めて野菜炒めだ。
野菜を食うと便秘にならない。繊維質が多く、腸壁を刺激するため
だろうな。野菜炒めを食った。味がなんとなく物足りない。
唐辛子ソースを取り出して、それをかけながら食った。
こうすると味がまとまる。
それはそれでいいのだが、皿の野菜炒めを見た。
肉と野菜の間に赤い小さなものがあちこちにある。
これは生唐辛子だ。
多分、この一皿に1,2本は入っているはずだ。
一本でも唐辛子が入ったなら、俺は辛いと感じていたはずだ。
この味はピリ辛どころではない、激辛に相当するはずの唐辛子量だ。
それなのに、俺は唐辛子の辛味を感じない。
俺の辛味感覚は完全におかしくなっている。

2009/6/9

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ハーブの鉢植え

ベランダの鉢にいろいろなハーブを植えている。
俺たち日本人はハーブの種類ごとに鉢を変える。
そしてハーブの名前を書いた札を鉢に刺す。
あるいは鉢の右半分はバジル、左半分はパクチーと種類ごとに
まとめて植える。

日本の植林も同じだ。この山は杉の山。こっちはヒノキと山ごとに
樹木を植えている。山ごとに単一の樹木しかない。
俺のハーブの植え方も日本の植林方法と同じように、鉢別にハーブ
の種類が違う。

一つの山に単一の樹木を植林するのではなく、いろいろな樹木を
植えるとその山、その土壌に適した樹木がすくすくと伸びる。
その方が自然を早く形勢するという。
そんな植林方法に注目が集まっている。

ヌチャナートは一つの鉢にディル、唐辛子と何種類ものハーブを
植える。混植だな。
ハーブの植え方としてはこの方がいいのかもしれない?
自然界ではタンポポやススキの間に唐辛子が生えていたりする。
ヌチャナートの混植は自然界を人為的に再現している。
何種類ものハーブを一緒に植えると、虫がつかないのかもしれない。
熱帯のハーブについては俺よりヌチャナートの方が詳しい。
ハーブの種類ごとに別々の鉢に植える単植がいいのか、一つの鉢
にいろいろなハーブを植える混植がいいのか?
成り行きをみてみよう。

2009/6/9

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自由の女神と温泉饅頭

ウチの料理とニューヨークの自由の女神には接点がない。
なにか接点がないものかと暇にあかせて考えたがやはりない。
ニューヨーク市にはタイ料理店がある。
タイ料理店の経営者とヌチャナートが知り合いなら、無理矢理自由
の女神とウチの料理をこじつけることも可能だが、それもできない。
アメリカでタイ料理のコックをやっている男とネットで知り合った。
彼がバンコックに来た。俺も丁度その時、バンコックに居たので彼と
会ったことがある。アメリカと言うだけで、このつながりもニューヨーク
の自由の女神と関係ない。

ところでどうしてあの像を「自由の女神」と言うのだろう?
英語ではStatue of Libertyと言っている。「自由の像」と言う意味で
女神と言う神格を意味する言葉がない。
高々と松明を持ち上げている右手は太くて男の腕のようだ。
左手に持っている物はなにか?聖書か?
見方によってはお土産の温泉饅頭の箱に見える。
顔は女のような優しい顔だ。服も女みたいだ。
胸の膨らみもない。そう見ているとなんだか男でも女でもない中性
の仏像みたいだ。この像はたしかスエズ運河が開通した時に運河
の入口にあったか建てる予定だった。
その時、既に自由の女神と言っていたのかな?

フランス革命を描いたドラクロワの「民衆を導く自由の女神」は肌け
た服からオッパイが見えているから女だと分かる。
この絵のフランス語の原題も「民衆を導く自由」であって、女神という
言葉はない。
どうして日本語にした時、女神という言葉が入ったのだろう。

ちょうど20年前に天安門事件があった。あの時の学生は張りぼての
自由の女神像を飾っていた。調べるとあれは「民主の女神」と言って
いたようだ。中国人も日本人もあの像を女神と感じるようだ。
アメリカ人やフランス人にとってあの像は自由と言う抽象的概念を
具象化しただけなんだけどなぁー。あれを女神と神格化したら、
キリスト教の考えとあわないよな。

自由の女神像についてネットで調べると情報は沢山ある。
あの像はフランス人が設計し、トルコの太守が資金をだしてスエズ
運河のエジプト側の町ポートサイドに建てる予定だった。
それが英国とトルコのごたごたで太守は金を出せなくなった。
困ったフランス人はアメリカ独立記念100年を祝ってニューヨークに
建てることに計画を変更した。
資金集めに苦労したが、現在の地に建てることに落ち着いた。
そんなわけで左手に持っている物は温泉饅頭でも聖書でもなく、
アメリカの独立宣言書なんだそうだ。
もし予定通りエジプト側に建てたなら、左手に持つものはコーランと
言うだろうな。エジプトもアメリカもダメで草津温泉に建てることに
なったなら、温泉饅頭だな。

2009/6/9

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向日葵、南瓜、西瓜の種でダイエット

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日本人はこんな物をみんな捨ててしまう。中国やタイでは向日葵、
南瓜、西瓜の種も食べる。向日葵の種なんてペットショップでリス
の餌として売られているから、人間の食い物ではないと思っている
人が多いのではないか?

ある時、会社の若い女が向日葵の種をとって食べた。
「うっ!不味い!」
彼女は向日葵の種を殻ごと食べた。リスだって殻は吐き出している。
この女はリスの脳力以下だ。

俺は今、これらの種を愛している。その理由は実に「食べにくい」
からだ。食べやすくするため殻を剥いて中の実だけを取り出して
売っている。それだと食べ過ぎてしまう。
これらの種の中の実を難しい言葉ではナンと言ったっけ?
たしか核と言ったな?違ったかな?俺は天神様と言っている。
梅干の種を齧って割る。その中に入っている白い身を俺は子供の
頃天神様と言っていた。
天神様というのは菅原道真のことだよね。梅干の種と菅原道真の
関係が分からない。もしかすると菅原道真は梅干の種の中身が好
きだったからかもしれない。受験の神様が梅干の種を齧っていたと
想像するとおかしいやら馬鹿々しくなる。
梅干の種だけでなく、向日葵、南瓜、西瓜の種の殻を破るのは面倒
だ。苦労して殻を破り、中の白い身を食べると旨い。
油が多い。苦労する割りに得られる物は少ない。更に悪いことは
周囲が散らかることだ。それでイヤになって食べるのを止める。

「ハラ減った!何か食いたい!」
そんな時に向日葵の種などを食べるといい。食べずらいからちょっと
食べると、もう食べるのがイヤになる。時間をかけてゆっくり食べて
いるから少量の食べ物で満腹感をえているのかもしれない。
食べずらいゆえに、少量で満腹感を得てしまうので、それ以上食べ
なくなる。殻付きのこれらの種はダイエット食品になるのではないか
と思っている。

2009/6/8

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自覚とダイエット

あるタイの女だ。立っている時は寸胴だ。
年齢相応のスタイルと思えばけして見苦しくない。
座るとオッパイから下の脂肪が腰の辺りに集まる。
腰の辺りで肉が両脇にはみ出す。

彼女はジムに通っている。
ジムで汗を流しているから、彼女は自分では細いと思っている。
太っているなんてこれっぽっちも思っていない。
ヌチャナートと友達は彼女の自己評価を聞いて彼女が居ない場所
で笑っていた。
「あの人、自分が痩せていると思っているのよ!」

それで俺は理解した。
はたから見ると、太っているのに、自分から見ると太っていない。
自己評価が太っていない、太っているという自覚がない。
これじゃ絶対にダイエットは無理だ。

ダイエットで痩せたいと思うのなら、太っているという自覚を持たなく
てはいけないとつ
くづく感じた。

2009/6/8

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レモングラスと食糧自給率

園芸店でレモングラスを買ってきて鉢植えにする。
東京近辺ならレモングラスは外に置いて冬越しさせることもできる。
初夏に株分けして増やす。
よい香りがするからだろうか、猫のサダムはレモングラスの葉を
齧るのが好きだ。俺たちもそれを切り取って料理に使っている。

あちこちでタイ食材店やタイ料理屋ができては消えている。
日本人が経営しているタイ食材店だったが売り上げは伸びなかった
ようだ。ある時、机に新聞紙を広げ、売残りのレモングラスを切って
いた。それを俺が見ると、店主は気まずそうな顔をした。
今までは枯れたら捨てていたのだろう。
「ああ、彼は何も知らないのだ。誰かにレモングラスを乾燥させれば
売れることを教わったのだな」と俺は当然のことと思った。
店主はこれを恥ずかしい行為だと思っていたようだ。
まもなく、その店は閉ざされ再び開くことはなかった。
レモングラスは生だけでなく、乾燥したものも使うことを店主は知ら
なかったのだ。彼の店で売っている袋詰めのタイ料理ミックスには
乾燥したレモングラスが入っているんだけどなぁー。

今も台所にはレモングラスがほったらかしてある。
レモングラスなんて枯れて乾燥しても問題ないからだ。

タイの人々は食材を乾燥させたり塩漬けにして保存する知恵を数多
く持っている。昔の日本人もそんな知恵を持っていた。
インスタント食品とコンビニ、ファーストフードの発達で今の日本人は
食材の保存技術を忘れ、失ってしまった。
日本政府は食糧自給率の向上云々と難しいことを言っている。
家庭で出来る食材の保存加工方法を復活、普及させれば食材の
無駄、輸入量が減り、自給率の向上に繋がると思う。

2009/6/8

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2009年6月 8日 (月)

タイ風ニラ炒め

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見たところは何処がタイ風なのかわからないだろうな。
西洋料理では月桂樹の葉を入れる。タイ料理では月桂樹の代わり
にコブミカンの葉を入れる。
コブミカンの葉が見えるからタイ風と言ってもラーメン屋で食べる
ニラ炒めと見かけは余り変わらない。
これと同じニラ炒めをラーメン屋の親父が作ってだしたなら、
「おい、親父!枯葉が入っていたぞ!」
なんて文句を言われちゃうかな?
ニラを炒める前に唐辛子、ニンニク、ショウガなどを叩き潰して基本
の味を作る。この叩き潰す音が遠くまで聞こえる。
この音は生活音の一種だ。この叩き潰しがなかったなら、タイ料理
は作れない。ご近所さん許してください。
叩き潰した基本調味料と一緒に炒めたニラは良い香りがする。
この味と香りに慣れっこになっているので、これをよい香り、食欲を
そそる香りと感じてしまう。他の人には異臭だろうな。
ここに入っている肉?
ラープを作ると言っていたのに、作らないので残った肉です。

2009/6/8

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2009年6月 7日 (日)

ナムプリックと卵焼き

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ほんのちょっぴり残った豚肉を使って卵焼きを作った。
タイ風のオムレツとも言えない。
日本には本来こんな料理はないから西欧風に見える。
これにナムプリックをつけるととたんにタイ料理になってしまう。
唐辛子、ニンニクなどを叩きつぶしたものだ。
俺にはちょっと辛味があると感じるが、多くの人には激辛だろうな。
この辛味と香りだけで飯が食えちゃう。
卵焼きにナムプリックを乗せて食うと、刺激があっていい。
今日の白飯はかために炊き上がっている。
冷たい水が欲しくなった。
水を飲み、また辛いナムプリックと飯を食う。

2009/6/6

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トムヤンクン・タイ餃子とネム

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今日はタイの友達が来る。タイ人の宴会は延々と続く。
酔うと大声になるのは日本人もタイ人も同じ。
ヌチャナートも料理の腕を振るう。友達も家庭料理を持ち寄る。

大きな海老をタイムサービスで安売りをしていたので買い求めた。
定番メニュウのトムヤンクンを大海老で作った。
この土鍋がヌチャナートのお気に入りらしい。
これに入れると美味しそうに見えると考えている。
俺には日本の土鍋にタイの料理を入れるのは不釣合いに見える。
器がどう変わっても美味しさに変化はない。
女房の好きな土鍋に入れたトムヤンクンを食べよう。

土鍋の右下にあるのが、タイ餃子だ。
実はタイ餃子なんてものはない。俺が勝手に命名した。
タイに進出した日本のラーメン屋が餃子をタイで広めている。
餃子はタイ人にとって新しい料理だ。
もともと餃子は中国東北部や満州の料理だ。
中国料理の影響をタイ料理は受けているが、地理的に中国南部の
料理の影響が強い。
そのため、餃子はタイに入ってこなかったと推定している。

何を感じたのか、ウチに来たタイ人は餃子を作り始めた。
可哀想なのは彼女の旦那だ。
「先週、一週間毎日餃子だったよ」
もう食い飽きたという顔をしながらグチをこぼした。
彼女は自信作が出来た。
電話でヌチャナートに「餃子を持って行くね」と話していた。
自信作の餃子を食った。お世辞抜きに旨い。
だがなぁー、餃子の包み方が悪い。
餃子は三日月形に包む物だ。彼女の包み方はイタリアのラビオリ
の包み方だ。
「あら、そうなの?知らなかったわ。形なんか気にしないで包んだわ」
だから焼き上がりが日本の餃子とは型が違う。
これを持参のタレにつけて食べる。
ナンプラにちょこっと酢が入り、ごま油で香り付けがしてある。
それに唐辛子がどさっと入っている。
このタレも旨い。おかしな形の餃子をこのタレにつける。
「これはタイ餃子だ」と言えば、タイを知らない人は本気にする。

土鍋の上に見えるのがネムだ。
豚赤肉でネムを作った。まだ醗酵が十分に進んでおらず酸味が
少ない。あと、二三日置いた方が美味しくなる。
今回は肉を大きくぶつ切りにしたものを使った。
いつもは挽肉か粗切り肉を使う。
ぶつ切り肉のネムも旨い。こっちの味が癖になりそうだ。

2009/6/6

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パーニンのプラケム

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安いからとパーニンを沢山買い込んできた。
もう俺は「そんなに買い込んでどうするんだ?」なんて心配しない。
これを漬け込んで保存食品にするのを知っているからだ。
ある時はプラソムに、またある時はプラケムにする。
これは熱帯に住む人々の知恵で、こうしておけば絶対に腐らない。
ヌチャナートは魚を塩で漬け込んでいる。
食べる時の美味しさを思い浮かべて、嬉しそうに笑いながらパーニン
を漬けている。

タイ語でプラニンとかパーニンと呼ぶこの魚は英名はtilapia、和名
イズミダイというアフリカ原産の魚
だ。これの刺身は旨い。
パーニンはもともとはタイにいなかった。
日本の皇室がタイの王室に贈ったものが、タイの湖沼、河川に繁殖
し、重要な蛋白源になっている。

昨晩、塩漬けにしておいた魚を取り出して水に漬けて塩抜きをして
いた。これを焼いて出した。
これだけを食べるとまだ少々塩辛い。
これをもち米と一緒に食べると、この塩味が丁度よくなる。

漬け込んで醗酵しているので、生魚にはない旨味が出来ている。
ちょっとクサヤに似た味がある。
香りはクサヤほど強烈ではないが、似ている。
一部の人に嫌われる香りは、一部の人は大いに賞賛する。

2009/6/6

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鯛のタイ風蒸し煮

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魚が好きなヌチャナートは肉売り場はさっさと通り過ぎるが、
魚売り場だとゆっくりと歩く。
商品を吟味するというより、色・姿形が異なる魚を見て楽しんでいる
ようだ。魚を見ながらも、頭の片隅には猫のサダムが好きな烏賊を
買わなくてはいけないと書き込んである。
俺が頼んだ物を忘れても、サダムの好物を買い忘れない。
日本に来た頃はタイでは見られない魚を見て、驚いたり、楽しんで
いた。もう慣れっこになっているはずなのに、それでも魚売り場を楽し
そうに見ている。鯛を見つけた。
「あら、美味しそうなパータイよ」
これを見た瞬間に、この鯛をどう調理するのか考えがまとまっている
ようだ。

鯛を野菜と一緒に蒸し煮にした。
このような料理は世界中何処にでもある。
ウチの料理ではタイの香草を使っているので、タイ風蒸し煮と呼ぶ
ことにした。香草の使い方が、この料理の特徴だ。
白身の魚に香草の香りが浸み込んでいる。

2009/6/6

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ラープもある

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ラープもカノムチンもある。
いろいろな料理を用意した。
ヌチャナートはこれをいとも簡単につくってしまうのにいつも驚かさ
れる。

タイの女は酒を飲み、料理を食いながらよく笑う。
辛い料理を食い、俺は汗を噴出す。
汗を拭いながら、酒を飲んでいる。
日本人がいるからと辛味に妥協がない。
ウチの料理は彼等がタイで食うのと同じ辛さの料理だ。

2009/6/6

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ウチの買物

ウチは近くのスーパーで食材を購入する。
最近は椰子の実、青いマンゴー、パパイヤもスーパーで買える。
普通のスーパーで買ったパパイヤでソムタムを作っている。
醗酵させた蟹や魚をいれたソムタムを俺は食べないが、タイの
ソムタムと同じだと言う。

中国人や韓国人の店主が多い商店街がある。
ここでは日本人が余り食用にしない糸瓜、パクチーなどの食材が手
に入る。いろいろなモツ、苦い胆汁、ソーセイジ作りに欠かせない
豚腸などなどをこの商店街で買える。
この商店街を歩く日本人はそのような食材を見ても目に入らない。
気付いても食べ方がわからないから、買わない。
ヌチャナートにとってはありふれた食材だからすぐに気付く。

コブミカンの葉のようなタイ料理独特な食材はあちこちにあるタイの
食材店で買う。タイ料理独特な食材の市場は小さい。
タイの香草・野菜を輸入している業者は何社もないでしょう。
どの食材店も同じ輸入業者から買っていると思う。
長期の休日とか通関の手間などによって新鮮なものが入手できない
ことがある。何度も食材店に通っていると、入荷直後の物を手にでき
ることもあれば、黄色くなり始めたものしかな
いなんてことを経験
する。これはその時の運です。

ジャックフルーツやバナナの蕾などはタイの食材店で缶詰を買うしか
ない。缶詰だから、何処で買っても同じ味だ。保存が利くから買い込
んでおく。絶対に欠かすことができないナンプラも腐らないから買い
溜めしておく。何度もタイ食材店に足を運ぶ必要はない。

タイの小さな紫色の玉葱や安い中国産ニンニクも時間が経つと芽が
出てしまう。それはベランダの鉢に植えておく。そうすると青々とした
芽が伸びる。これを薬味・食材として使っている。
これ以上新鮮な物はない。時期が来て、掘り起こすと球根ができて
いるから、それも食べちゃう。

その辺の空き地をよく見ると、サラネーが生えている。
サラネーは近所に生えていたものを取って来て鉢に植えた。
これが元気で香り高い青い葉をつけ、根を伸ばす。
サラネーなんて言うと、なんだか特別な物に感じる。
要するにこれは薄荷だ。
園芸店で買ってきたスペアミントだかペパーミント種の薄荷も植えて
いる。

園芸店では色々な香草を売っている。レモングラス、バジルなどタイ
料理によく使う香草を買ってきて植えてある。

猫は腹に溜まる毛玉を出すために草を齧る。ウチの飼い猫サダム
フセインはレモングラスが好きで、時々齧っている。
レモングラスは人畜共用の香草だ。

タイ食材店で買ってきた乾燥唐辛子から種を取り出して蒔けば芽が
でる。プリッキヌーは園芸店で沖縄島唐辛子の種を買ってきて植え
る。沖縄島唐辛子と言っているが、原産地タイとなっている。
空輸されたプリッキヌーを買わなくとも、自分の家で作れる。

最近は冬でも新鮮な唐辛子をスーパーで見かけることがある。
見かけると買っておく。これは冷凍保存できる。

カオニョウ(もち米)は俺とヌチャナートで意見が分かれる。
俺は日本のもち米を買う。ヌチャナートはタイ食材店でタイのカオ
ニョウを買う。カオニョウも輸入業者は少ないから、どのタイ食材店
で買っても同じ物だろう。
「タイのカオニョウの方が柔らかで美味しいわよ。」
タイのもち米には外米臭がある。
ヌチャナートにはそれがいい香りなのだろうが、俺には不快なの
だ。日本のもち米には和菓子のにおいがある。

2009/6/6

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上野アメ横

東京なら上野のアメ横でタイ料理に使えるいろいろな食材を買える。
ヌチャナートは安い、安いといっていろいろなタイ料理の食材を
アメ横で買ってきた。一緒にアメ横に行った白人が俺に語った。
「アメ横は電車賃と時間を考えると安くないよ。」
うーん、確かに白人の言うとおりだ。
そりゃそうなんだけど、主婦にとっては目の前にある安い商品は
魅力なんだ。宝島でお宝を発見した感覚かな?
「安いわ!」「買わなきゃ損しちゃう!」あと先を考えずに夢中で買う。
「サミイ!重たいから迎えに来てぇー」
案の定、携帯に呼び出しがかかった。

アメ横の近くの人なら、アメ横は賢い主婦のお買物の場だ。
遠くの人にはアメ横は日々の買物の場ではない。
珍しい食材などを見つける珍材ハンティングの場、買物を楽しむ
遊園地とアメ横を見るとよい。
金・時間・効率でアメ横を考えたら馬鹿々しい場所だ。
お買い物天国、食材ディズニーランド、テーマパークかアミューズ
メントパークとアメ横を考えるとよい。

重たい思いをしてアメ横から買ってきた食材だ。
安いからと言って腐らせたなら、何にもならない。
「ほらこれで○○円よ。こんなにあるわ!」
嬉しそうに、ヌチャナートは食材を塩漬けにしたり保存加工をして
いた。

2009/6/6

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