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2009年6月27日 (土)

和食のつもり

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本当にヌチャナートは魚が好きだ。魚だったならなんでも食べる。
魚を見て、これは焼いたら美味しい。これは煮よう。
こっちは塩漬けにしておいて、後から食べると美味しい。
そんなことを瞬時に判断する。
「おいしそうな鮪があったわ」
見ると鮪のアラだった。
「これは煮ると美味しいのよ」なんて言いながら醤油で煮始めた。
「生姜が入った方がいいわよね」
「うん」
出来上がった物を見ると唐辛子もたっぷり入っている。
タイ人に近い辛味感覚になっている俺には辛味を感じない。
多分、激辛と言われる味かもしれない。
熱い飯と食べると美味しい味にまとまっている。
ヌチャナートはこれを和風の味だと思っているはずだ。
「これは日本の料理かい?」
「そうよ。」
やっぱり和風だと思っている。
日本人が見たら、タイ料理だと思うのではないか?

2009/6/26

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ウチの外国料理

こんなタイトルにしてから、考えてしまった。
外国の料理ってなんなの?
それは食べる人の出身国によって違ってくる。
「オタクの料理は毎日エスニック料理なんですね」なんて言われる。
刺身や冷奴は俺にとっては和食だが、ヌチャナートには外国の
料理、エスニック料理だ。
ヌチャナートの目から見たウチの外国料理を考えてみた。

ウチで一番多くでる外国料理はラオス料理だ。
今はラオスという国名ができているから、ラオスはタイとは別の国
のように思える。フランスや英国の植民地政策がなかったなら、
タイもラオスも同じ国だったから、ラオス料理は外国の料理とは
言えないかもね。関東と関西の違い程度と思っていい。
でもタイの料理とは一線を画しているらしいから(日本人にはその線
が見えない)ラオス
料理は外国の料理と言えないこともない。

次に多い外国の料理は日本料理だ。和食と言っても刺身が多い
から料理とは言えない。
カンボジア料理・ベトナム料理もごくまれに作る。
ミャンマーやマレー料理はない。
インドネシア、フィリッピンの料理なんてない。
ミャンマーから西の国、インド、中近東、欧州の料理は全くない。

お隣さんから見れば、ウチは毎日、外国の料理を食っている。
ヌチャナートから見れば、毎日タイ料理を食べている。
この食生活を俺たちがバンコックに住んでいると仮定して考えて
みよう。フジスーパーなどで鰺の開きや味噌を買って、コシヒカリ
など日本の米で飯を炊き、沢庵をボリボリ齧りながら飯を食って
いるようなもんだ。

2009/6/26

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2009年6月26日 (金)

ゲンオンマクア ラオス風シチュウ

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「ごはん、すぐ作るからね」そう言うと食事の準備に入った。
調理の手順が体に刻み込まれているのだろうか、無駄な動きが
ない。ニンニクの甘皮、あのとり難い薄い皮もするりと剥きとる。
鍋を火にかけると、そのまま煮えるのを待つ。
達人というのは手をかけなくてはいけないところは徹底的に手を
かける。手をかけなくてもいいところは、手を抜く。
それを心得ているから、楽をしながら料理ができるのだな。

ゲンオンマクアと呼んでいるラオス風のシチュウができてきた。
タイの東北部ではラオス料理をよく食べる。
ラオス料理を出す時、ヌチャナートはいつも笑いながら言う。
「これラオス料理よ。サミイはタイでなくてラオス料理を食べるのね」
どうして俺がラオス料理を食べるとおかしいのだろうか?
タイ人はタイ料理とラオス料理の違いが分かるのだろうけど、
俺たちにはわからない。俺たちにはタイ、ラオス、カンボジア、ベト
ナム料理の区別がつかない。みーんな同んなじタイ料理だ。
東南アジアの皆さん、ごめんなさい。本当にわからないのです。

ラオスであろうとタイであろうと俺には変わりがない。
出された料理を食う。日本の濃い紫の茄子が入っている。
柔らかに煮えている。これ以上カロリーをとってはいけないと思い
ながらも食べてしまう
。食べながらなんとなく違和感を感じた。
「もしタイなら、緑の茄子を使うんだろう?」
「そうね」
もし、タイでこのシチュウを食べたなら、ピンポン玉のような緑の
茄子がシチュウに入っ
ている。
茄子の色の違いが違和感の原因だった。

2009/6/25

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珍しいサラダ

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こんなサラダの何処が珍しいのだ?
そう思う人が多いと思う。ウチの料理では珍しいのだ。
ウチで食べるサラダはいつもタイ風のサラダであってこんな洋風の
サラダはない。ドレッシングをかけて食べるサラダなんて久しぶりだ。
この前、洋風サラダを食べたのがいつだったのか思い出せない
ほど前に食べたことがある

「タマネギ入れる?」
「ああ、入れてくれ」
タマネギも水にさらしてからサラダに加えた。
俺たちにはこんなことは当たり前のことのように思える。
普段は食べることがない、洋風サラダを作るのにちゃんとタマネギ
の取扱を心得ているヌ
チャナートに驚いた。
「なんでそんなことに驚くの?」と疑問に思う人もいるだろう。
洋風のサラダはヌチャナートにとっては異文化の料理だ。

俺はタイ風サラダを食うが自分で作ったことがない。
紫色のタイの小さなタマネギをタイ風サラダに使う。
この時、小さなタマネギを水にさらしてから使うのか、水にさらさずに
使うのか俺は知ら
ない。俺たちにとって異文化のタイ風サラダに
おけるタマネギの正しい取扱を俺たちは知ってい
るだろうか?
ねっ!そう考えると俺が驚いた理由がわかるでしょ?

2009/6/25

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2009年6月25日 (木)

パットカイ タイ風スクランブルエッグ

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卵かけご飯が静かなブームになっている。ブームの背景を不景気
だから、安くて旨い料理
を求めていると見る人がいる。卵を使った
いろいろなタイ料理を作るが、ヌチャナートは卵かけご飯を知らない。

特売で目玉商品の卵を買ったから、また今日も卵だ!
まだまだ卵料理が続くはずだ。
卵料理は簡単に作れるからヌチャナートの手抜き料理にな
る。
その犠牲者が俺だ。
卵かけご飯をヌチャナートに教えたら、更に手を抜いて
「卵をか
けて食べてね!」と言って何もしなくなる恐れがある。
卵かけご飯はヌチャナートが見ていない時にそっと食べよう。

今日の卵焼きはちょっと違う。
豚挽き肉、玉葱、長葱と一緒に卵を炒めたものだ。
英語で言えばscrambled egg、日本語なら炒り卵とかカタカナ英語で
スクランブルエッグ
と言ったところだ。
見かけ、彩りが悪いが食ってみると意外と旨い。
「黒いけど、美味しいでしょ?」
素直に旨さを認めた。唐辛子が入っていないから、辛くない。
これならお隣さんでも食べられる。
日本人が作らないタイプの炒り卵なのできっと珍しがる。

タイの屋台料理に関する本などにはタイのオムレツとして
カイヤッツァイが紹介されてい
る。パットカイはでているだろうか?
あまりにもタイの田舎の家庭料理すぎるので、本には紹介されて
いないかもしれない。

2009/6/25

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ヤムクラポンパ タイ人が作るツナサラダ

ウチが缶詰を買い溜めしている理由は二つある。
その一つが保存食、二つ目は缶詰でしか手に入らないタイの食材
を買っておくことだ。保存食として買ったツナ缶があった。
これでヤムクラポンパと呼ぶサラダを作った。
直訳
すれば魚缶詰サラダだ。
日本では缶詰は完成された食品だから、そのままあるいは醤油を
かけて食べる。
タイでは缶詰は半完成食品、つまり素材だからこれに手をかけて
調理をする。この違いに気付いた時、面白いと思った。

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ヤムクラポンパは生のニンニクが大量に入り、赤い唐辛子がきいて
いるサラダだ。サラネーの緑が料理の色を引き立て、食べると香り
が口中に広がる。

「美味しいね」
「美味しいわね。タイではこれを食べられない人が多いのよ」
「・・・・?」
「一缶5バーツとか10バーツの安い缶詰しか買えないのよ」
「・・・・・?この缶詰は幾らだい?」
「知らないわ。みたことないもの」
「・・・・」
「30バーツ位かしら」
これが本当だとすると約100円になる。そう考えるとタイでは高価
だ。このツナ缶は100円だか105円で買ったものだと思う。
日本とタイの値段が同じだなんて不
思議だ。しかもこの缶詰の原産
国はタイとなっている。原産国と消費国で値段が同じとは考えら
れない。自分達の国で作った缶詰を自分達国民が食べることが
出来ない、この矛盾に驚く。

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運転しながら聞いたある話を思い出した。
日本では鮪と鰹は完全に別なものとして扱っている。
外国では両者を区別しない。
鰹の缶詰もツナ缶として扱われているとのこと。
それで缶詰のラベルを見た。そこに描かれた魚はなんだか鰹みた
いだ。ツナ缶だと思って買ったのだが、ライトツナ缶となっている。
これはやっぱり、鰹の缶詰かな?そこで図鑑などで調べてみた。
後ろのヒレが長く伸び黄色だから、どうやらキハダマグロ
のようだ。
キハダマグロの缶詰をライトツナと呼ぶようだ。
表示に偽りはない。

俺としてはこれが鰹だろうと鮪だろうと気にしない。
安くて安全な素材で美味しい料理ができれば、それでいい。

2009/6/24

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2009年6月24日 (水)

カイダオとムウトート

俺はまた犠牲者になるのを覚悟しながら言った。
「ヌー、卵が安いよ。買うかい?」
「幾ら?あら、ほんと!安いわ。買いましょう」
女は迷わない。即決で2パック買った。これから卵料理が続くな。
卵料理は簡単に作れるので、それを作っては俺に食わせる。
ヌチャナートが手を抜くと俺が犠牲になる。

「今日はカイダオよ!」
まるで宣戦布告のようにきっぱりと言う。
反対は許さない雰囲気だ。

カイダオと言うのは卵焼きだ。
卵焼きをタイ人が作るとこんなだらしない形になる。
欧米の影響を受けている日本の卵焼きは平で丸い形になるように
作る。きちんと丸くするための器具まで考案されている。
このだらしない形の卵焼きを切ると、黄身は半熟でじゅるじゅると皿
にたれてくる。
この位の火加減が一番美味しいとタイ人もちゃんと知っている。
俺たちの感覚では見た目が悪い卵焼きだが、焼け具合がちょうど
よい。
「そのナムプリックをつけて食べてね」
このナムプリックは俺が作ったものなのに、自分が作ったような言い
方をする。卵焼きに唐辛子なぁー??
これって日本人の食べ方じゃないな。
長い間に、これが俺の普通の食べ方になっている。

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ムウトートなんてタイ語を使うと知らない人は高級な宮廷料理だと
思ってしまう。豚バラ肉をナンプラと胡椒で味付けしてフライパンで
炒めただけの簡単な料理だ。
似たような料理を王宮でも食べていると思うが、イベリコ豚とかどこ
そこの黒豚なんてブ
ランド物を使っているのかな?
タイ王宮とイベリコ豚という組合せは俺たちの持っているタイに対
するイメージからかけ
離れている。御料牧場のような王室専用の
場所で育てた豚を使うのだろう。
王宮のことはさておいて、ムウトートを味噌をつけて食べた。

この味噌も俺が作ったものだ。
焼鳥を注文すると、皿の角にちょっとだけ味噌が乗っている。
この味噌が気に入ったが、ヌチャナートは作り方がわからないと
いう。
「うーん?難しい味ではない。
こんな簡単な日本の味をヌチャナートにはつくれないのか
?」
タイ人なら簡単に作ってしまうナムチムを俺たちが作れないのと
同じかな?そんなことを思いながら作った味噌だ。
そこそこの味になっている。
後は好みに合わせて、甘くしたり、辛くしたり・・・・でよい。
ムウトートと味噌も良い組合せだ。

2009/6/24

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メロンの安売り

人通りの多い商店街の入口に車を止めてメロンを売っている。
目に付くのは大玉のメロンだ。
へたくそな文字で「メロン2ヶ500円」と書いてある。
「ヌー!メロンが二玉五百円だって」
ヌチャナートも大玉のメロンを見ていたようだ。
あれが二玉で五百円なら誰が見ても安い。
でも客がたかっていない。
「五百円ちょうだい、メロン買ってくるわ」
これから歩き回らなくてはいけない。重たいメロンを持ち歩くのは
俺で、食べるのはヌチ
ャナートだ。割の合わない役ばかりやらされる。
買物はヌチャナートに任せて先を歩いていた。
笑いながら追いついたヌチャナートの手にはメロンがない。
「二つで五百円のメロンはこんな小さいのよ」
拳骨を作って見せた。大玉のメロンはおとりだった。
看板に偽りはないが、詐欺みたいだ。
こんな商法はタイにもあるのだろう。
アハハ・・・と笑うだけでヌチャナートは怒っていなかった。

2009/6/21

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2009年6月23日 (火)

レトルトカレー タイ風

レトルトパウチのレッドカレーがあった。名前からして面白そうなの
で好奇心から買って
みた。
レッドカレーというのだから、タイカレーだと勝手に想像した。
パッケージのデザインもタイ風ではないが、熱帯風だ。
たけのこ、ココナッツミルク入りと書いてある。
日本で食べられているインドカレーには筍をいれることはない。
間違いなくタイカレーだと確信した。

熱湯の中でパウチを温め、開封すると俺が嫌いな加熱臭がある。
これは計算にいれてある。じゃあ、味は?
味としては旨い。だが、タイカレーの特徴がまるでない。
インドカレーにココナッツを入れて赤く染めた感じだ。
「ヌチャナート、これを味見してごらん」
「うん、美味しい。タイの味じゃないわ」
俺と同じ事を言う。

辛さの目安が5段階表示されている。
これは一番辛い5になっていた。
ぜんぜん辛くない。辛味なんか全くない。
タイの幼児に食べさせるような料理だ。
俺の辛味に対する感覚は日本人の標準からかけ離れてしまった
のかなー。

原材料名を見た。玉葱、たけのこ、ニンニク、ココナッツ・・・・。
赤い色はパプリカ色素を使っているのだ。
魚醤末というのがあった。末というのだから粉末だ。
魚醤というのはナンプラのことだ。
ナンプラを噴霧乾燥などして粉末にしたものを使っているのだろう。
レトルト食品なんだから、液体のナンプラを使えば良いのに。
その方が味もいいし、安価なはずだ。
乾燥に使うエネルギーもいらないし・・・・。
なんで魚醤末を使ったのか、開発者の意図がわからない。
ここに使われている魚醤末はタイかベトナムのものだろう?

タイでは魚醤末なんて何に使うのだろう?
しばし、魚醤末の用途について考えた。
タイのインスタントラーメンに調味料の小袋がついている。
多分、あの小袋の中に魚醤末が入っているのだろう。

2009/6/23

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タイ風秋刀魚の塩焼

魚の塩焼きにタイ風も和風もないと思うだろうな。
俺もそう思っていた。
だがヌチャナートが秋刀魚を焼くとこんな風になる。
食べることがない頭を最初から切りとって焼く。
頭がない分、エネルギーの消費も少ないから合理的だ。
これがタイ風秋刀魚の塩焼きだ!!

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うーん、でもなぁー?????
俺たちって伝統的に尾頭付きの魚を崇めてきた。
典型的な例は目出度い席でだされる尾頭付きの鯛だ。
秋刀魚の塩焼きだってちゃんと尾頭付きで焼くのが和風の焼き方
だ。味の方は頭があっても、なくても変わらない。
レモンを絞って酸味をかけると、味がしき締まるのも同じだ。
だが、頭がない秋刀魚の塩焼きを出されるとなんとなく落ち着か
ない。

俺たちは頭と尻尾がついた魚の方が切り身より上位の魚として
きた。鰯の目刺しの頭も食べるかな?
たいがいの人は目刺しの頭を食べない。
それなら食べない頭を最初からとってしまえばいいのにと思う。
頭がなければ乾燥時間も早まるしな・・・・・。
でも目刺しには必ず頭をつけなくてはいけない重大な理由がある。
頭をとってしまうと、目がなくなり、目刺しにならないからだ。

2009/6/22

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2009年6月22日 (月)

大衆的な味

「ウチじゃ毎日タイ料理ですよ」
「トムヤンクンなんていうタイ料理は美味しいじゃないですか」
なんてよく言われる。確かにトムヤンクンは美味しい料理だ。
酸味と辛味がきいて、海老の甘味がある料理は世界的にも珍しい
料理だ。でもなぁー、トムヤンクンなんて料理を毎日食っていたら
飽きが来ちゃうよ。たまに食うから旨いのだ。俺はトムヤンクンは
タイの懐石料理だと思うようになっている
。いくら綺麗で旨くても
懐石料理は続けて食いたくない。鰺の塩焼きなら毎日食っても
きない。ウチで毎日食っている料理はタイの大衆料理だ。

大衆的な味というのは飽きが来ない。飽きが来ないから普遍的に
なる。俺は日本における大衆の味と言うのは日本古来からの食べ
物の味だと思っていた。
確かに漬物や納豆などは昔からある日本の味だ。
現代の我々が大衆的な味と思っている物の中には日本に昔から
ある料理ではないものが意
外と多いのに驚いた。

大衆料理の筆頭とも言えるものにカレーがある。
カレーはインドが起源の料理なのに、日本の大衆料理になっている。

ラーメンも日本人が大好きな大衆料理だ。ラーメンは中国から伝
わった。俺が子供の頃はラーメンとかメンマなんて言葉はなかった。
支那ソバとか支那竹と言っていた。ラーメンは余りにも日本の社会
に溶け込んでいるので
、今の小中学生はラーメンは日本の料理だ
と勘違いしていると思う。

牛丼は限りなく和食に近いが、文明開化の頃、洋食からヒントを得
て考案された料理だか
ら洋食と言ってもいい。

カレーもラーメンも牛丼も起源は外国で日本で独自に発展をとげた
から、今では和食に近
い物になっている。カレーを食べたインド人、
ラーメンを食べた中国人が、カレーやラー
メンを和食だと思っても
不思議はない。

ハンバーグはアメリカでは大衆食だが、日本では大衆食と言える
か?銀座のマクドナルド第一号店で買って食べたハンバーグは謂
わばファッションだった。こ
の時代はまだハンバーグは大衆食では
ない。今はマクドナルドの店舗数が増え、有効な宣
伝に押されて
食わされているのがハンバーグではないか?
消費量から見ると、ハンバーグ
は大衆食と言える。
一日一度はハンバーグがないとダメだなんて言う人が日本人の中
に出ているかな?マスメディアでの宣伝がなくともカレーやラーメン
は存続している。ハンバーグはそうは行かない。
カレーやラーメンほどの市民権をハンバーグはまだ持って
いない
思う。

駅の立ち食い蕎麦、コンビニのお握りも紛れもなく純粋な日本の
大衆食だ。統計的に調べたわけではないが、現代の日本における
大衆食は外国勢に押されている。
食の世界では政府がグローバル化を叫ぶ前からグローバル化し
ていた。

2009/6/22

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カイチオウ タイの卵焼き

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ウチでは卵を常温で保管している。それを見た人が言った。
「昔は卵を洗わなかったが、今は卵を出荷前に洗う。そのため、
卵が腐りやすくなった。卵は冷蔵保管しなくてはダメだ」と言う。
流通段階でもスーパーでも卵は常温で保管されている。
だから卵は常温保管でもいいとは思っていない。
卵は冷蔵保管した方が安全だ。

日本よりはるかに暑いタイでも卵は常温保管されている。
卵の殻の中は無菌状態だから、暑くても腐りにくい。
タイで卵を買う場合、絶対にこれだけは注意しなくてはいけない
ことがある。彼らには先入先出の習慣がない。
信用の置ける店で買わないと、運が悪いと、とんでもない古い物を
買うことになる。

卵の安売りがあり、大量に買い込んだ。
最初はせっせと食っていた。食べ物を無駄にしてはいけないという
根性が染み付いた貧乏
人の典型的食生活だ。
毎日が卵という生活も飽きる。もう卵を見るのもイヤ!
それほど酷くはないが、卵を食べるのを中休みしたら、卵がある
ことを忘れていた。常温保管した卵が二つだけ残っている。
「これでカイチオウを作ろうよ」
卵を割り、青ネギ、トマト、ニンニク、唐辛子などを加えてタイの
卵焼き、カイチオウを
作った。食うと唐辛子に当たりピリッとする。
俺にはピリ辛程度だが、激辛かもしれない。
こういう卵焼きは日本にはない。
この料理は唐辛子やニンニクの量を調整すれば日本の普通の
家庭料理になると思うな。

2009/6/22

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パットウンセン 春雨の炒め物

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春雨を豚肉と一緒に炒め、ナンプラで味付けしてある。
「ああ、タイ料理だな。」と感じる。
こういう料理は高級料理店では出て来ない。飽きがこない大衆的な
味だ。毎日、食べる味は繰り返し出て来ても食べることができる味
でなくてはいけない。この料理はその条件を満たしていると思う。
ウチの食生活はタイの食生活と同じだと感じている。
「毎日、タイで食べている料理と同じよ」とヌチャナートも言っている。
確かに、タイ料理なのだが、(外国人でも食べられる)タイ料理という
カッコつきのタイ
料理だ。俺たちには辛すぎたり、臭さ過ぎるタイ料
理を彼らは外国人の俺たちには最初か
らださない。
タイ料理なら何でも知っているなんて思ったならとんでもない。
追求していくと深みにはまるほど奥が深いのがタイ料理だ。

2009/6/22

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たまり醤油とタイ人

名古屋周辺の人に言わせると、たまり醤油でないと刺身はうまく
ないとなる。大豆麹を使った たまり醤油は独特のこくと旨さがある。
刺身はたまり醤油で食べないと旨くないと言う人の気持ちは分かる。
日本の薄口醤油、濃口醤油と同じように色の薄い醤油と色が黒い
醤油がタイにもある。
たまり醤油の味は色が黒いタイの醤油の味に似ている。

関東以北では濃い口醤油を使っている。薄口醤油でも旨さは変わ
らないのだが、関東人には色が薄いとなんだか元気がないみたい
で物足りない。ウチでは俺の習慣から濃い口醤油だけを使っている。
ある時、たまり醤油を見つけた。これを買ってきてヌチャナートに
味見をさせた。
「あら、この醤油おいしいわ。タイの黒醤油に似ているわね」
ちょっと味見しただけでたまり醤油が気に入ってしまった。

魚が好きなヌチャナートは刺身が大好きだ。
ヌチャナートはファッショナブルな食事として刺身や寿司を無理して?
食べるタイ人とは
違うようだ。なま魚なんて日本に来るまで食べた
ことがないのに、刺身の旨さをわかって
しまう。
刺身とヌチャナートの波長があったと言えばいいかな。
魚をあまり好まない俺はヌチャナートに付き合わされて刺身や寿司
を食わされているうち
に、刺身などはあまり食べなくなっている。
旨そうな刺身があると、ヌチャナートは買い込んでくる。
「脂がのって美味しいわよ。食べて御覧なさい」なんて日本人の俺
に言う。
買ってきた刺身をたまり醤油にたっぷり山葵をいれて食べる。
「この醤油は綺麗で美味しいわよ」
たまり醤油の味を知ったヌチャナートはもう濃口醤油を使う気がな
い口ぶりだ。

キッコーマンはタイにもある世界的な醤油ブランドだ。
ヌチャナートの反応から判断して、タイ人の好みはキッコーマンの
ような濃口醤油ではな
くて、たまり醤油だ。
たまり醤油がタイで飛躍する機会があると俺は見た。

2009/6/21

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2009年6月21日 (日)

特別なパッカパオ

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特別なパッカパオなんて言うと、タイの王様が召し上がっている
料理と同じ物なのかと勘
違いされるかもしれない。
この料理も間違いなく特別なのです。冷蔵庫にあった鶏肉と挽
肉の
残りで作ったパッカパオですから、絶対にこれと同じ味の物を二度
と作ることができ
ません。もう少しこれらの肉の存在に気付くのが
遅かったなら、廃棄物になるところでし
た。だから特別でしょ?

「パッカパオを食べるでしょ」
天気は悪いし、あまり食事をする気にもならない。
できてきた物を食べる。食べると予想外に食が進む。
その理由の一つが唐辛子の辛味だ。
辛い刺激があると、食欲がなくても自然に飯を食ってしまう。

俺はパッカパオを食べながら何故タイ料理が辛いかその理由に
ついて考えている。暑さで食欲がなくなっても辛いと食欲が出て
食べられる。食欲を刺激するために、辛い食事にする。
これも充分に納得できる理由だ。

唐辛子にはハラが減っても空腹感を感じさせなくする作用がある
そうだ。熱帯の中で生活していると、体力を使うのですぐに腹が減
る。唐辛子があると、そんなに簡単に空腹感を抱かない。
貧しい農民にはありがたい話だ。
唐辛子を食っていれば満腹感が持続する。
これもなんだか納得できるな。
なぜタイ料理には唐辛子が沢山使われるのか?

「ちょっと待てよ!」
唐辛子がタイに入ってきたのは16世紀だ。
それ以前のタイ料理は唐辛子がなかったはずだ。
唐辛子がない時代も彼らは胡椒等を使った辛い料理を食べていた
のか?唐辛子が伝えられる以前のタイ料理はどんな味だったのか
調べて見るのも面白い。

ウチだけの特別なパッカパオを食いながらこんなことを考えていた。

2009/6/21

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