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2009年7月25日 (土)

隣のにおい

ご近所から夕飯を作るにおいがしてきた。
「ご近所さんが食事を作っているわ。これなんのにおい?」
このにおいはどこから流れてきたものかわからないが、お隣さんの
においとしておこう。ヌチャナートには日本の料理のにおいだと
わかるが、お隣さんが何を作っているのかわからない。
「これは魚を醤油で煮ているにおいだよ」
「あら、どうして分かるの?」
「わかるさ!」
日本の料理ならにおいだけどんな料理かわかる。
俺たちがタイに行く。いろいろな料理のにおいがしてくる。
「ああ、タイのにおいだ!」と感じるけど、それがどんなタイ料理
から来ているのかわからない。
「ヌチャナートがタイにいる時、お隣から料理のにおいがしてくると
しよう。お隣が何を食べている
かすぐにわかるだろ?」
「わかるわよ。”今日は何を食べているなんて”こと簡単にわかるわ」
「それと同じだよ」
「・・・」
においで料理の種類を見分けるのは慣れの問題だ。
俺は魚を煮ているにおいというところまではわかる。
においの専門家なら、「カレイを煮ているにおい」と魚種まで当てる
ことができるのだろうな。

2009/7/26

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余りにも普通なタイ料理

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こんな料理を出しながらヌチャナートは笑っていた。
「これってタイの普通の料理よ。」
「ふーん」
「お金のない人は肉を少ししかのせないわ」
肉を唐辛子ソースにつけてご飯に乗せる。
肉からたれた辛いソースが飯に浸みこむ。
その飯と肉を一緒に食べる。
ヌチャナートは「茄子も一緒に食べると美味しいわよ」と言っている
が、俺は別々に食べる。
生の茄子を唐辛子ソースにつけて食べる。
この食べ方がタイの普通の食べ方だ。
これを旨いと言うのだが、俺にはその美味さがわからない。
癖のない茄子の味、パリッと割れる感触、それがいいのかな?
生の胡瓜に味噌をつけて食べるのに似ているか?

ウチでは毎日がタイ料理と聞くと、多くの日本人はタイ料理店で食
べる言わば「着飾った、よそ行きの料理」を毎日食べているのだと
思う。
この考えは日本をちょっと知っている外国人が日本の家庭では毎日
がすき焼き、刺身、寿司を食べていると勘違いしているのに似てい
る。ウチで毎日食べているタイ料理は「普段着の料理」なんだ。
タイの田舎で日常的に出される、余りにも普通な家庭料理だ。
「あたしね、日本では日本の料理だけを食べるもんだと覚悟して
いたのよ。タイで食べているのと同んなじ物を食べるなんて思わ
なかったわ。」
今日の料理の素材はナンプラだけがタイの物だ。
風変わりな茄子も国産だ。ニンニク、唐辛子は中国産で普通のスー
パーで買える物だ。だから簡単にタイ料理が作れる。

2009/7/23

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日本の即席麺

先日、日本の即席麺を食べている時、ヌチャナートがぽそりと言った。
「日本の即席麺はおいしいわ。タイの麺は美味しくないでしょ?」
「いや、そうかな?」
麺が好きな俺はタイの即席麺もうまいと思って食べている。
あの辛味が病みつきになっている。

ヌチャナートの言葉で昔のことを思い出した。
今から20年以上前の話だ。
日本のスーパーがタイから即席麺を輸入した。
醤油味とみそ味があった。
値段は覚えていないが、当時の日本製品の半額以下だったような
気がする。安い値段に釣られてタイ製の即席麺を買った。
それが実に不味かった。何でも食う俺が不味いというのだから、
相当な不味さと言える。
醤油味はみそ味のような味がする。
みそ味は醤油味のような味がする。
味噌と醤油が味の上で区別できない。
余りにも不味い麺なので記憶に残っている。

その記憶があるから、今のタイの即席麺は旨いと思う。
タイの麺を食いながら技術の進歩は凄いと思った。
タイの麺が美味くなった影には日本企業の力があったのだ。

2009/7/22

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2009年7月23日 (木)

長い豆のソムタム

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これはヌチャナートのソムタムだ。俺が食わないから思いっきり不味
いソムタムにしている。俺には不味くて食えないのだが、タイ人には
飛び切り美味しいソムタムだ。
腐った魚や蟹をここに入れたから、俺はそのにおいに耐えられない。
このにおいはタイ人には食欲をそそる醗酵臭だ。
においを嗅ぐだけで「美味しそー!」となる。
戴いた赤くて長い豆をソムタムにしている。
一人で美味しそうに食べているヌチャナートを見て俺はため息をつく。

2009/7/22

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長い豆

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ヌチャナートが嬉しそうに新聞紙の包みを渡す。
「ねー、これを開けてみて!」
新聞紙の包みを開けると、こんな長い豆がでてきた。
お友達から貰ったのだそうだ。
緑色の長い豆は見たことがあるが、こんな赤い豆は見たことがない。
タイの市場をほっつき歩いていたから、多分見ているはずだ。
似たような物が沢山あるので、タイで見ると珍しくない。
珍しくないと思うと、印象に残らない。
このように長い白い豆もあるそうだ。
食べ方は通常の豆と同じで煮たり炒めたりする。
日本人にはこの豆の姿が珍しい。

2009/7/22

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春雨とチキンスープ

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鶏肉が少々残っていた。この肉をお湯に入れた。
「ヌチャナート!チキンスープが欲しい。」
こう言うとタイ風のスープが出来てくる。
どんなスープになるかはヌチャナートの気分しだいだ。
今日は、スープに春雨を入れた。
緑の葉が入っている。彩りとして綺麗だ。
「ヌー!この葉は何の葉なの?」
「唐辛子の葉よ」
ベランダで栽培している唐辛子の葉を摘んできたのだ。
種蒔きが遅かったから、まだ唐辛子は成長段階だ。
それなのに、もう葉を摘んでしまう。
これじゃ、唐辛子は実をつけないのではないか?
俺たちは唐辛子の葉なんてあまり使わないが、タイ人はいろいろな
料理に使う。

欧風のスープならクルトンが入るが、タイ風のスープだと春雨が入
ると考えたら良いのかな?春雨もいいもんだ。

2009/7/22

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ラープ

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これもヌチャナートだけの料理だ。
どうしたのだろう、俺はラープを食わなくなった。
かんかん照りの太陽の下の屋台でもち米と一緒に出されたラープ
に感動したのに、今は食べたいと思わない。あの時の感動は今でも
思い出す。
「これは美味い!でも辛いな!」
美味いからもっと食いたい。おかしな表現だが、本当に頑張って
食った。頑張る価値がある辛さだと思った。とうとう辛さに耐え切れ
なくて食べるのを止めた。

今日のラープは千枚を使っている。俺が食べないと知っているの
で、ヌチャナート好みの味になっている。辛さもタイ人が辛いと思う
辛さになっているはずだ。辛さに慣れていない日本人がこれを食べ
たなら、腸が吃驚して下痢を起こす。

2009/7/22

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パッカパオ

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ヌチャナートは牛肉を見て、ラープを作ると言い出した。
「ラープを作るけど、食べる?」
「ラープか?あんまり好きじゃないな」
あれだけ好きだったラープなのだが、何故か食べなくなってしまっ
た。俺が好きなパッカパオを作ってもらうことにした。
戴いた赤くて長い豆をパッカパオに入れる。
出来上がるとヌチャナートは笑い出した。
「赤い豆が黒くなっちゃったわ!」
皿を見て俺もその彩の悪さに笑ってしまった。
見かけは悪いけど、味は良い。
この料理はよく火が通っているから、不衛生なタイの屋台で食べて
も安全だ。毎日、こんな料理を食べているから、俺は鈍感になって
いる味と香りだ。
これを食べる日本人は異国情緒たっぷりの料理と感じるだろう。

2009/7/22

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好みの変化:タイ人の場合

誰でも年齢と共に食べ物の好みに変化がでる。子供の頃は苦くて
不味い水だったが、大人になるとビ
ールは旨い飲み物になる。
子供の頃は大好きだった大福餅は大人になると甘いので食べない。
大人になってからも食べ物の好みは変化する。今まで納豆を食べ
なかったのに、なにかがきっかけで
納豆を食べたら病みつきになる。
こんな例は枚挙に暇がない。
日本の年寄りの場合、特定の食品を好むという傾向はない。
あえて考えれば、多くの年寄りは歯が悪くなっているので、ご飯が
柔らかになる。塩分が控えめになることかな?

タイ人の場合も年を取ると食べ物の好みに変化がでる。
「タイの年寄りは西瓜とバナナが好きよ」
「ふーん、バナナも好むようになるのかい?」
「そうよ」
年寄りが西瓜をおかずに飯を食っているのをみたことがある。
俺はそれを笑ったが、それを見ていたタイ人は誰も笑わない。
西瓜で飯を食う年寄りを見るのはタイでは当たり前の光景らしいと
その時、感じた。
バナナを年寄りが好むというのは知らなかった。
多くの種類のバナナがタイにはある。
タイの年寄りが好むバナナはどんなバナナなのだろう。
日本のように生食するバナナもある。焼いたり、油で揚げて食べる
小さなバナナもある。ヌチャナー
トに聞いてみた。
すると完熟したバナナならどんなバナナでも食べるそうだ。
「完熟したバナナは甘くて美味しいでしょ」確かに甘くてよい香りが
する。
「お菓子は食べないのかい?」
「食べるわよ。」
「・・・・」
「でもね、お菓子を買うお金を持っていないのよ」
「なるほど」
「バナナだったら5バーツでこんなに買えるでしょ」
両手を広げてみせる。

どうしてタイの年寄りは西瓜とバナナを好むようになるのか?
若い頃は辛い物を好んでいたので、その反動だろうか?
西瓜を好むのは水分を無理なく補給するためだろうか?

2009/7/23

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2009年7月22日 (水)

ソーセイジの行方

俺がタイで泊まる安ホテルの朝食に出されるハムやソーセイジは
見ただけで粗悪品と分かる物だ。他に美味しいタイ料理があるの
で、ハムやソーセイジには手を出さない。
スーパーで売っているソーセイジは綺麗なパッケージに入っている。
真空包装されて見かけは立派だが製品はお粗末だ。
仏教国でありながら、肉食を禁じていないから、タイでは肉を昔か
ら食べている。肉食の習慣がある国では絶対に肉を無駄にしない。
タイも例外ではない。
そんな伝統がある国なのに、欧風のソーセイジは何故か不味い。
もっと美味しいソーセイジができてもいいのにと思うが、美味しい
ソーセイジはない。
タイ風のソーセイジなら安くて美味しい物がある。

ウインナーを冷蔵庫からだしておいた。
タイの屋台がやるようにこのまま油であげるかな?
それともフライパンで炒めるかな?
ウインナーやフランクフルトのようなソーセイジをタイ人は区別せず、
どちらもひっくるめてホット ドッグと呼んでいる。
ホットドッグなんてヌチャナートはタイでも日本でも余り食べることが
ない。以前、ホットドッグを野菜と煮込んだことがあった。
あれは旨かった。
このソーセイジがどんな料理になるか、その行方が楽しみだった。
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今日はウインナーを輪切りにしてカオパットに入れて出した。


2009/7/22

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辛いか辛くないか?

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この料理は日本人に合わせて辛くないものにしたそうだ。
表面に見える唐辛子だけでも1,2本分はある。
当然、見えない部分にも唐辛子は入っている。
少なく見積もっても3本はある。
この位の大きさの器に盛った料理のなかに3本の唐辛子が入った
なら、日本人は極辛から超辛と表するだろう。
ヌチャナートに言わせると「辛くない味にした」そうだから、笑っちゃ
う。普段ヌチャナートが唐辛子を食べる量から見ると、これは僅か
な量だ。
辛い、辛くないを決めるレベルが俺達とは異なっている。
普通の日本人が辛くて食えないレベルが、タイ人の標準的辛さなん
だろうな。そのタイ人の標準から見るとこの料理の辛さは低くて辛く
ない。それでも唐辛子が最低3本は入っている。

タイ料理ってどの位辛いのか想像がついただろうか?

2009/7/21

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茄子のグローバル化

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嬉しそうにヌチャナートが話す。
「あのね、茄子が手に入るのよ」
「ふーん」
「あそこ、なんて言うの?」
「・・・・」
「あー、千葉よ。千葉で作っているのよ」
「・・・・」
俺は日本で見られる普通の紫色の茄子だと思っていたから、話に
興味をもたなかった。

ヌチャナートから電話がかかってきた。
「ねー、サミイ!重いのよ。助けに来てよ!」
迎えに行くと重そうに袋を提げている。
”ああ、話をしていた茄子を手に入れたのだな”と思っただけで特に
気にも留めなかった。手提げ袋を持ってあげて家に帰ると、
ヌチャナートは弾んだ声で言う。
「綺麗な茄子よ。見て御覧なさい。」
見ると、俺が想像していた日本の茄子ではなくて、緑色のタイの
茄子だった。
「これ美味しいのよ。あまーいのよ!」
茄子が甘いというのは初めて聞く言葉だ。
苦味や渋味などがないということだろう。
日本と違ってタイにはさまざまな茄子がある。
その中でもこの茄子は最も人気のある茄子だ。
ナムプリックをつけて生でこの茄子を齧る。生で茄子を食べる習慣
は日本にはない。ヌチャナートが甘いというから、無意識のうちに
砂糖や果物のような甘さを期待していた。そんな甘さが茄子にある
わけがない。苦味とか渋味、いがらっぽさなどそんないやみがない
単純な味だ。それだから食べやすいので、甘いと表現したのだろう。
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生の茄子の食べ方はこのように切る。ぱかっと茄子が割れる。
割った茄子に唐辛子をつけて食べる。
なんで唐辛子をつけるのか?味噌でも良いと思うが、タイ人は
唐辛子で食べると美味しいと感じるか
ら唐辛子をつけるのだろう。

数年前にはこんな茄子は飛行機で取り寄せ、タイ食材店でしか手
に入らなかった。しかも、こんな新鮮なものは手に入らなかった。
違法滞在も含めて、日本に住むタイ人の人口が増えたので、この
ような茄子も日本で栽培し販売でき
るようになった。
茄子の世界もグローバル化しているのだ。

2009/7/21

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2009年7月21日 (火)

朝顔に間違いない

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俺にとって空芯菜が朝顔の仲間というのはちょっと信じがたいこと
なんだ。朝顔と言うのは夏の朝に咲く花だ。それを食べてしまう
なんて・・・・。

空芯菜のカイワレを買って食べた。根の部分は食べない。
普通は捨ててしまうところだが、キッチン菜園を思い出した。
根の部分を鉢に植えておいたら、芽が出て葉が伸びた。
葉の形を見て驚いた。それはまさしく朝顔だった。
やっぱり空芯菜は朝顔の仲間なんだ。
昨日は二つ三つしか朝顔の葉はなかった。
今日は数が増えている。
明日はもっと数が増えるか?もう駄目だろうな?
それにしても捨てるはずの根の部分から新しい野菜が生まれる。
なんだか得した気がする。

2009/7/21

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辛いか辛くないか?

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この料理は日本人に合わせて辛くないものにしたそうだ。
表面に見える唐辛子だけでも1,2本分はある。
当然、見えない部分にも唐辛子は入っている。
少なく見積もっても3本はある。
この位の大きさの器に盛った料理のなかに3本の唐辛子が入った
なら、日本人は極辛から超辛と表するだろう。
ヌチャナートに言わせると「辛くない味にした」そうだから、笑っちゃ
う。普段ヌチャナートが唐辛子を食べる量から見ると、これは僅か
な量だ。辛い、辛くないを決めるレベルが俺達とは異なっている。
普通の日本人が辛くて食えないレベルが、タイ人の標準的辛さなん
だろうな。
そのタイ人の標準から見るとこの料理の辛さは低くて辛くない。
それでも唐辛子が最低3本は入っている。

タイ料理ってどの位辛いのか想像がついただろうか?

2009/7/21

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ラーメンをタイ風に

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俺がバーミーナムを作ってくれと頼んでもなかなか作ってくれないの
に、昨日からラーメンを食うと言っていた。ヌチャナートにとって日本
のラーメンや、タイのバーミーナムは食事や料理ではないらしい。
俺がそんなものを好むのが不思議に感じるようだ。
そんなヌチャナートが自分からラーメンを食うと言い出した。
何か異変の前兆かもしれない。明日、日食が起きることと関係して
いるか?まさかそんなことと関係していない。
たんなる気まぐれだ。

ウチには何種類もの麺がある。どの麺を使うか聞いてきた。
俺は日本のラーメンを指定した。

先日、俺が箸の出し方について日本式とタイ式の差を説明して
おいた。それを思い出したのか今日は日本式に箸を置いている。
ラーメンの器の上に箸を乗せることは余りないが、もし乗せるとすれ
ば横向きに乗せる。器の耳の部分に注目すれば、今日はちゃんと
横向きに箸が乗っているのがわかる。
焼豚を乗せているのも日本のラーメン風だ。

ここまでは日本風だなと思っていた。
「ねー、レモンいる?」
「ああ、そうだね。レモンが欲しいな」
この一言でタイの感覚にスイッチが切り替わった。
「お酢でもいいかしら?」
「ああ、いいよ」
「唐辛子はそこにあるからね」
「うん」
「よく掻き混ぜて食べてね」
もう完全にタイの屋台でバーミーナムを食べている感覚に戻って
しまった。

2009/7/21

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2009年7月20日 (月)

鯛お頭のタイ料理

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鯛のお頭はヌチャナートの大好きな部分だ。
誰かも言っていたが、たしかにお頭は身と違って部分ごとに味が
違うので食べる面白みがある。
お頭を買ってくると直ぐに塩漬けにしておく。
鮮度がいいうちに塩漬けにした方が美味しく仕上がる。
塩漬けにすると、そのまま放っておく。
気が向いた時に取り出してきて調理する。

俺はいつも焼いてから食べる。
ヌチャナートは今日はお頭を野菜と一緒に蒸し上げている。
ベランダからサラネーをとってきてナムピックにたっぷり乗せる。
箸で肉を穿り出す。それをナムピックと一緒に食べる。
サラネーの特徴のある香りが口の中で広がる。
この香りを嗅ぐとタイ料理を食べていると実感する。
完全にタイの田舎料理、タイ庶民の家庭料理の味になっている。

写真を見ただけでは日本の鯛の兜焼きと変わらない。
鯛のお頭を焼いただけでタイ料理だなんて言うのは詐欺だなんて
言われるかもしれない。塩漬け保存した鯛の味、唐辛子加工品の
ナムピックの辛味、サラネーの香り、それらがまとまると日
本人には
作れない料理になり、「うん、これはタイ料理」と認定しちゃう。

魚を余り好まない俺だが、ヌチャナートに付き合ってお頭を食べて
いるうちに、お頭の旨さが分かっ
てきた。
手の込んだ宮廷料理は続けて食べると飽きてしまう。
毎日々食べる家庭料理って、飽きがこないことが大切な要素だ。
家庭料理がこのような単純な味のものになってしまうのは日本も
タイも同じだ。

2009/7/20

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やはり朝顔だ

最近は何処のスーパーでも空芯菜があるから珍しくない。
まだ空芯菜が普及していなかった頃の話だ。

英語では空芯菜のことを朝顔と呼んでいる。
レストランの英語で書かれたメニューに朝顔の炒め物というのが
あった。
「これは旨い!」朝顔の炒め物は俺のお気に入りになった。
こんな旨い野菜の実物を見たかった。
朝顔の炒め物を食べてから、タイの友人に頼んだ。
「畑に朝顔があったら教えてくれ」
畑に朝顔を見つけて、友人は詰まらなさそうに言った。
「あれが朝顔ですよ」
「えっ?あれが?」
今度はこっちが驚いた。朝顔と言うのだから蔓がのびて、可憐な花
が咲き・・・・と想像していた。
俺が見た朝顔はまるでほうれん草か小松菜のようだった。
こんな野菜をどうして朝顔と呼ぶのか不思議だった。

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空芯菜のカイワレを買った。
根の部分を切り取って鉢に植えておいたら芽が出てきた。
これは野菜になりそうだ。芽がどのようになるか見守ることにした。
葉が出てきた。その葉を見るとまさしく朝顔だ。
こんな新しい発見をすると子供の時に感じた驚きの混じった感動
をおぼえる。

2009/7/20

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日食が近づく

ヌチャナートに近々大きな日食が起こると説明した。
「ああそうなの。」
何かを思い出してヌチャナートは笑いながら話し出した。
「あのね、タイでは蛙が太陽を食べちゃうと信じているのよ」
俺も釣られて笑った。
「日本ではどう信じているの?」
「うーん、わからないな」
こういう話って好きだな。

2009/7/20

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2009年7月19日 (日)

深酒の後のお粥

ああ、深酒をやってしまった。二日酔いで頭が痛いなんてことは
ないが、いつもの時間に目覚めない。飯も食う気がしない。
ごろーんとだらしなく横になって本を読んでいる。
「ねえー、お粥食べる?何か食べないと身体に悪いわよ」
「いらない」本を読み続ける。
「お腹が空いたら、言ってね。お粥を作ってあげるわ」
「うん」返事をするのも面倒だった。とにかくこの一冊を読み終えた
い。最近、図書館から借りた本だとか、古本屋で買った本が溜まっ
ている。それらを読まなくてはいけない。やっと一冊を読み終える
と腹が減っている。
「ヌー、お腹、すいた。お粥が欲しい」
すぐに鶏粥ができてきた。小さなタマネギ、生姜と赤い唐辛子が
入っている。
「掻き回してから食べてね」
お粥の熱さと唐辛子の辛さで汗がでる。
俺自身というか、俺の口の中は辛いと思っていないのだが、体が
唐辛子に反応して汗がでる。どうしてタイ人は辛い物を食べても汗
をかかないのだろう?タオルで汗を拭きながら、お粥を食べている
滑稽な姿に自分でも可笑しくなる。

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2009/7/19

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キッチン菜園なんて

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ウエブで見たのかな?キッチンでみずみずしい野菜を作っている
写真を見た。俺もその真似をした。ニンジンの一部を残しておき、
それを水につけた。
そうすると新たな茎が伸びてきた。やがて葉になる部分ができて
きた。水を切らさないように心がけていた。
茎はどんどん大きくなった。しかし何も栄養剤を加えない水道水だ。
葉になる部分は黒ずんできた。
水耕栽培をするにはそれなりの肥料と管理が必要だ。
俺は小松菜やほうれん草のような大きな葉がでることを期待して
いた。出てきたのは細い茎だ。小松菜のようになるには月単位の
時間が必要だ。それに広い場所も必要だ。
捨てるもので新しい野菜を作るなんて理想と現実の差が大きい。
何日もかけて、一口分の野菜を作るのは馬鹿々しい。

カイワレなどは水耕栽培して根がついたまま出荷されている。
根の部分は細かい穴の開いたプラスチックにしっかりと絡まって
いる。このプラスチックを捨てないで水につけておけばまたカイワレ
ができるという。早速実験をしてみたくなった。ニンジンと違って
カイワレなら直ぐに大きくなる。

空芯菜のカイワレを売っていた。空芯菜もカイワレにできるなんて
想像もしていなかった。ヌチャナートはそれを見て
「空芯菜よ、買いましょうよ」と言う。
タイでは空芯菜のカイワレがあるのか?
茎や葉の状態から空芯菜と判断したのかわからない。
パッケージには漢字で空芯菜と書いてあるが、ヌチャナートは漢字
を読めない。カイワレの姿・形から空芯菜と判断したのだ。
俺はこれを買って、根を水耕栽培すると言った。
ヌチャナートはそれを聞いて一笑した。
「バカね!土に植えればちゃんとした野菜になるわよ!」
水耕栽培できるのだから、土に植えればちゃんと野菜になるはず
だ。切り取った根を鉢に埋めておいた。茎がでるかどうか半信半疑
だった。今朝、鉢をみると、ちゃんと茎がでていた。
これが何処まで伸びるかわからない。
捨ててしまう部分から新しい野菜ができるなんて、なんとなく嬉しい。

P1110835pct13

2009/7/19

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