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2009年9月26日 (土)

タイの迷信:食後すぐ寝る

暑くもない寒くもない天気の良い日だ。こんな気持ちの良い天気は
今だけだ。ゆっくり昼飯を食った。
「あたし寝るわ。サミイは眠くないの?」
「飯を食ってすぐに寝ると牛になるって日本では言うんだ。
タイも同じかい?」
「タイでは蛇になるって言うわ」
どうやらタイも日本も食事をしてすぐに寝るのはよくないと考えて
いるらしい。蛇とか牛になると脅すのは、何かを禁じているのだろう。
例えば食後すぐに寝ると消化不良を起こす。あるいは肥満になると
か理由があると思う。理詰めで説明するより、蛇とか牛になるって
脅したほうが手っ取り早い。

食後すぐに寝るのを禁止する迷信には地方によって言い伝えが
違う。俺が子供の頃に住んでいた地域では食後すぐに寝ると牛に
なると言っていた。日本の何処かの地域では食後すぐに寝ると
「クダン」になると言う。クダンになると脅された男の話を思い出
した。
恐ろしいクダンという化け物は顔が人間で胴体が牛なんだそうだ。
たしかそんな話だった。
彼はどうしてクダンになると言うのか大人になるまで考えもしな
かった。そんな迷信を忘れかけていた。
ある時「件」という漢字を思い出した。
「件」と言う漢字は「ケン」とも読むし「クダン」とも読む。
この漢字を分解するとニンベンつまり「人」と「牛」になる。
子供の頃に脅かされたクダンという化け物の話は「件」という漢字
がもとになっていたのだと分かり笑ってしまったと言う話だ。

2009/9/25

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ハラールとコッシャー

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ブラジル産の鶏肉を買った。いつものブランドではない。
俺はブランドに拘らない。一袋二キロ詰めだから、小さな鶏肉なら
一袋に入っている本数が多い。
鶏肉の大きさも本数も俺は気にしない。大きくても小さくてもいい。
真空パックされている包装にはポルトガル語、英語、日本語が書か
れている。今ではそんな包装は珍しくない。
たいして気にもしないでビニール袋を捨てようとした。
袋の中ほどにブラジル産と書いてある。
その左側にHALALという文字がある。その下には俺が読めない
アラビア文字が書いてある。おそらくハラールと書いてあるのだろう。
ハラールというのはイスラムの戒律に従って作られた清浄な食い物
のことだ。
敬虔なイスラム教徒はハラール食品だけを食わなくてはいけない。
俺達が普段食っている物はイスラム教徒から見ると不浄な食い物
だ。

以前タイでハラール食品を見た時、ショックを受けた。
仏教徒の国なのになんでハラール食品が必要なんだ?
一瞬疑問に感じたが、タイ南部にはイスラム教徒が多く住んでいる。
食品会社は彼等の為にハラール食品であることを示す必要がある。
タイで見たハラール食品は丸の中にハラールと書いてあった。
ちょうどJASマークのような感じで、そのマークを見ると有り難い
お墨付きという感じがした。今回のお印は英語とアラビア語で
ハラールと書いてあるだけだから有り難味がない。
JASの場合は認定機関があり、審査を受けなくてはいけない。
ハラールの場合も審査を受けなくてはいけないのだろうか?
多分、審査・認定機関があって承認をうけないとハラールと書け
ないと思う。日本にもイスラム教徒が増えている。
ハラール食品が必要になったのだ。時代の流れを感じる。

ユダヤ人も宗教的に清浄な食品を求める。
彼らは清浄な食品をコッシャーと呼んでいる。
外国ではコッシャーと書かれた食品を目にしたが、日本では見た
ことがない。見たことがないというより、気にしたことがないから目に
入らなかっただけかもしれない。
コッシャー食品なんてものも目にするようになるだろう。
今度から、食品の表示にもっと注意してみよう。

グローバル化というのはこんな所にも現れるのだと溜息がでた。

2009/9/26

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イカ墨ソース

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レトルトパウチ入りのイカ墨ソースがあった。
日本ではイカの墨は料理に使わない。俺が知っている日本における
イカ墨の使い道は小田原蒲鉾で蒲鉾に絵を描くとき黒い着色料とし
てイカの墨を使うことだけだ。
俺達日本人はイカの墨なんて食い物とは思っていない。
俺の知っている範囲でもタイ人もイカの墨を食い物にしない。
ヌチャナートは魚が好きだ。はたしてイカの墨を食べるだろうか?
俺達が昆虫を食べるには抵抗感がある。ヌチャナートがイカの墨を
食べることには俺達が昆虫を食べる時の強い抵抗感はないはずだ。

スパゲッティを茹でてイカ墨ソースを混ぜ合わせた。見た目は真っ黒
で食欲をそそらない。食ってみるとトマトの香りがいい。
口の回りにイカの墨が黒くつく。
それを見てヌチャナートが笑う。
ヌチャナートもスパゲッティを食う。想像したように抵抗感はない
ようだ。
「タイ人はこのスパゲッティを食べるかね?」
「どうかしらね?」
美味しいとは言っていたが、すぐに食べるのを止めた。
「もういいわ。残りを食べてね」
黒いスパゲッティが入った皿を俺によこす。
お気に入りの味ではなかったようだ。
実は俺もこの味に不満があった。辛みがないのだ。
俺はタバスコソースを振りかけながら食った。
イカ墨ソースの色にヌチャナートは抵抗感はもたない。
もともとスパゲッティなんて食べない人種だ。
他に食い物がなければこれを食うだろう。
俺でさえ辛みがないと食えない。
ヌチャナートには唐辛子をどっさり加えてだせばよかったかな?

2009/9/25

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2009年9月25日 (金)

卵かけご飯は伝統食か

何故か分からないが、突然ある食べ物が食いたくなる時がある。
毎日がタイ料理なんだが、普段はあまり和食を食べたいと思わない。
和食が食いたいと思うなら、和食の作り方をヌチャナートに教えなく
てはいけない。
ヌチャナートはそんな作り方はすぐに覚えるし、上手に作ると思う。
だが盛り付けはできない。「
そんなことないでしょう?」と思うでしょう。
俺達は意識していないが、盛り付けというのは伝統・習慣で暗黙の
了解事項なんだ。つまりお約束を知らないから、なんとなくちぐはぐ
な盛り付けになる。例えば小鉢に盛るのが普通な料理を、小皿に
もって出されるとちぐはぐな感じで美味しくない。
タイ語で和食の作り方を教えるのも面倒だな。
黙っていてもタイ料理がでてくるから、それを食べている方が簡単だ。
そんなわけで毎日がタイ料理になっている。

生卵が目に入った。電気釜から湯気が上がっている。
急に卵かけご飯が食べたくなった。
あつあつのご飯に生卵をかけて食べる美味さを思い出した。
卵かけご飯なんてタイ人はやらない。
タイ人は温泉卵になる前、ほんの一部だけが固まったゆで卵を飲む
が、それをご飯にかけて食べない

そんなタイ風の半生卵だか半ゆで卵をご飯にかけてみようか?
それも美味そうだが、やはり生卵の卵かけご飯にした。
卵かけご飯は立派な伝統的和食だと食いながら思った。
「えっ?!これが和食?」
日本人以外に生卵をご飯にかけて食べる民族はいるか?
多分、いないと思う。
日本人しか好まないから、卵かけご飯は立派な日本の伝統食だ
ろうな。

2009/9/24

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2009年9月23日 (水)

パットカイムーハム ベーコン入り卵焼き

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こんなもんが出てきた。タイ風ベーコン入りの炒り卵と言えばいい
だろう。ごくごく普通のタイの家庭料理だ。
ヨーロッパ風の肉製品はタイにもあるが、俺達が美味いと言える
ような肉製品はタイの庶民の手の届かない高価な商品だ。
庶民が食べる肉製品は日本の魚肉ソーセイジより質が落ちる
フランクフルトソーセイジだ。それを彼らはホットドッグと呼んでいる。
本物のハムやソーセイジなんて庶民は知らない。
ヌチャナートも例外ではない。ベーコンを食って豚肉だと分かる。
塩漬けの豚肉だからベーコンのことをハムだと思っている。
ハム=塩漬け肉と定義すればベーコンも塩漬け肉だからハムの
一種だ。ベーコンもロースハムも区別せずにムーハムと呼んでいる。
最初のうちは「これはハムでなくてベーコンだよ」と言っていたが、
最近は面倒なので注意しない。
慣らされちゃったのだ。

2009/9/23

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パッカパオパームック モンゴイカの炒め物

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モンゴイカをタイのハーブと一緒に炒めたものだ。
唐辛子と一緒に炒めるから、毒ガスではないだろうが刺激臭が漂う。
くしゃみをする。
戴いたハーブを加えている。ハーブの名前は忘れた。
ヌチャナートは俺がこのハーブの香りを好むと思っている。
「サミイの好きなスイートバジルの香りに似ているわよ。気に入ると
思うわ。」
全然似ていない。俺はあまりこの香りが好きになれない。
どちらかと言うと嫌いに近い香りだ。
俺達が代表的なタイのハーブと思っているパクチーだって最初は
イヤな香りだった。そのうちにパクチーの香りが気にならなくなった。
今はイヤだと思っているこのハーブの香りをいつの日か良い香りと
思うようになるかもしれない。
「うーん?」
「あら!ダメなの?」
不思議そうな顔をしながら、ヌチャナートは食べていた。

2009/9/23

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ウチの和食

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豚肉をセロリと一緒に炒めたものだ。味付けは醤油だ。
いつもタイ料理ばかりなので、日本の食事を作らないと気を使って
くれた料理だ。心遣いは嬉しいが、出てきた料理に笑ってしまう。
セロリなんてまだ和食の材料ではない。
そんなことにヌチャナートは気付いていない。
醤油で味付けをすれば和食になるとヌチャナートは思っている。
しかしなー、これはどう見ても和食ではない。
鉢に植えた唐辛子が実をつけた。
新鮮な唐辛子が何時でも手に入るのでヌチャナートは喜んでいる。
「唐辛子、いるでしょ?」
唐辛子を摘んで持ってきた。
バーロ!和食に生唐辛子をつけるか!声に出さず心で叫んだ。
このおかしな和食に唐辛子を合わせて食べると、どう見てもタイ料
理だ。俺が文句も言わず食べているのを見て、ヌチャナートは旦那
に和食を作ってあげたと満足げだ。

俺達はナンプラで味付けをすればタイ料理だと思っている。
それと同じようにヌチャナートは醤油で味付けをすれば和食だと
勘違いしているようだ。これは半分は当たりで半分は間違いだ。
料理って味付けだけでなく、盛り付け、歴史、伝統などが重なり
合った総合的文化だと思う。ヌチャナートは何処かで見たか食った
かした料理の形だけを真似して和食だと思っている。
この料理には日本人の心の味がないから和食じゃない。

ここまで書いて思い出したのが、タイの日本料理店で見た光景だ。
カツ丼をフォークとスプーンで食べている女がいた。
それはタイ料理では普通の食べ方だが、和食を食べる食べ方で
はない。なんとなく戸惑いを感じ、このカツ丼は和食ではないと
思った。

2009/9/23

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2009年9月22日 (火)

これも茄子

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初めてこの茄子を見た時、緑色の葡萄だと思った。
なんでタイカレーの中に葡萄が入っているのだ?
食ってみると葡萄ではない。全く甘味がない。
口の中でプチッと割れる。
一体、これは何なんだ?
英語が分かる女にこの不可思議な物の正体を聞いた。
「これは茄子よ」こともなげに言われた。
「えっ?茄子?」
茄子と言われて食ってみると確かに茄子のような気がしてきた。

2009/9/20

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カタカナフランス語

日本にはカタカナ英語が氾濫している。ちゃんとした日本語がある
のに、なんでもかんでもカタカナ英語にしている。カタカナ英語に
すると格好いい、高級だなんて思っているのだろうか?
例えば運転手といわないでドライバーと言っている。
ロケットやロボットなど日本語にないものならカタカナ英語でも仕方
がないと思う。文明開化期の日本人は「free」という当時の日本に
はない抽象的概念に「自由」という訳語をつけていた。
なんでもカタカナ英語にしちゃう今の日本人はちょっと横着なので
はないかな?

先日のカシスといい今日のクレソンといい日本にはカタカナフランス
語も結構沢山入っているのに気付き今更ながら驚いた。
ムラサキイガイもフランス語でムール貝と呼んでいるな。
ムールだけでムササキ貽貝のことなのに、わざわざ「貝」という言葉
をつけているのが面白い。
これをカタカナ英語でマッスルと言っても日本人には通じない。

ヌチャナートと話をする場合、このカタカナフランス語をタイ語にしな
くてはいけない。俺はカタカナフランス語を頭の中で英語にしてから
英タイ辞書で調べるという二重の手間をかけている。
仏タイ辞書があれば一発でタイ語を見つけることが出来る。
辞書を買う必要があるかな?
仏タイ辞書はタイで入手できる。見たことがある。
今まで必要性を感じたことがないので、値段を調べたことがない。
それほど高価ではないはずだ。
多分英タイ辞書と同じかちょっと高いだけだろう。
しかしだ、フランス語のスペルがわからないと辞書を使いこなせない
よな。カシス・クレソン・ムール程度なら俺でもなんとかなるが、それ
以上になるとフランス語のスペルがわからない物もある。
今回はたまたまカタカナフランス語に続けざまに出会った。
カタカナフランス語をタイ語に変換する頻度はそれほど高くない
はずだ。辞書を買うのは止めて、今まで通り、仏=>英=>タイの
手順でやろう。

2009/9/22

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クレソンとタイ人

クレソンがあった。これはヌチャナートが好むはずだ。
想像したとおり、ヌチャナートは初めて食べるクレソンの香りを喜ん
でいた。
「美味しいわね。ソムタムに入れるわ」なんて言っていた。
ソムタムに入れても旨いかもしれないな。
多分、タイ人好みの味になるだろうと想像した。
「この野菜の名前はなんて言うの?パクチー?」
「うーん?パクチーファラングかな????」
それでもいいだろう。この種の野菜はなんでもパクチーだ。
パセリやセロリなど新しい西洋野菜は外国のパクチーという意味で
パクチーファラングなんて呼んでいる。クレソンに対する正確なタイ
語を知りたくて辞書を取り出した。

クレソンというのはカタカナフランス語だ。
英語じゃなんて言ったっけ?
油が切れた脳味噌を回転させて英語じゃクレソンをなんと呼ぶのか
思い出す。たしか英語ではcressだったはずだ。
cressからタイ語を探った。
「この野菜の名前は・・・・だよ」
と言っても、「あらそう」と軽く受け流された。
まあそれはそれでいい。
クレソンはタイ人の好みの味だと分かっただけで充分だ。

2009/9/21

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カシスアイスクリーム

ヌチャナートがアイスクリームを食べたいと言いだした。
店にはいろいろな種類のアイスクリームが並んでいる。
その中から好きな物を自分で選べばいいのに、俺に選ばせる。
「自分で食いたいものは自分で選べよ!」と思いながらも、どれが
いいか考えた。考えるのも面倒になり、色で選ぶことにした。
白いバニラと赤いカシスを選んだ。
「この赤いのはなあに?」
カシスって言っても通じない。こんな果物はタイにはないからだ。

はたしてカシスのタイ語は辞書にあるのだろうか?
俺が今持っている辞書は小さな英タイ辞書と携帯電話の英和英
辞書だけだ。和英でカシスを調べて、次に英タイ辞書で調べれば
いいと簡単に考えた。
カシスはフランス語だから、「カシス」と和英に入力しても当然英語
は出てこない。カシスの英語名を忘れた。いくら頭を叩いても英語
がでてこない。以前は使っていた言葉だから英語が出てくるはず
なのに、出て来ない。

困った時のインターネットだ。
家に戻ってインターネットの仏英辞書で調べるとカシスはcurrantと
なっている。currantに相当する日本語はスグリだ。
これでタイ語がわかると喜んだ。
ウチにある和タイにはスグリなんて言葉はない。
手持ちの英タイ辞書でcurrantを調べると、currantとはこんな物と
いう長たらしい説明が書いてある。タイにはない果物だからしょう
がない。別の英タイ辞書を見ると簡単な単語が書いてあった。
念のため幾つかのオンライン英タイ辞書でも調べると
ผลการค้นหาคำว่า = currant
ลูกเกด
なんてものが見つかった。
「この果物はลูกเกดだよ」と言っても、そんなものを見たことがないの
でヌチャナートには分からない。
「それって梅みたいなもの?」なんて言う。
食べたアイスクリームにはかなり酸味があったから梅と勘違いした
ようだ。
「違うよ」
分からないのが当然だと思っていたが、一生懸命に単語を探した
のに、梅と勘違いされるとなんだか気が抜けてしまった。

2009/9/20

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2009年9月20日 (日)

ヤムマクワ 焼茄子サラダ

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俺は焼茄子が大好きだ。いつから好きになったのか?
大人になって酒を飲むようになってから好きになった気がする。
焼きたての熱い茄子の皮を剥いて醤油をかけて食べるのも旨い。

焼茄子はタイにもある。
大きくて細長い緑の茄子を青空市場では焼いて売っている。
田舎の青空市場だから、多くはガラクタが並んでいる。
時々、面白い物がある。
市場で売っている焼茄子などを試食しながら、掘り出し物を探すの
も面白い。

「茄子を食べるでしょ?どうやって食べる?」
「うーん?焼く!」
俺は焼茄子を生姜と醤油で食べる物だと勝手に思い込んでいた。
そんな和風の料理をヌチャナートが思いつくわけがない。
「できたわよ」
出された料理を見るとタイ風の料理だった。
日本語にすれば焼茄子サラダだろう。タイ語でヤムマクワと言って
いる。生ニンニクや唐辛子の辛味とちょっと甘味があるドレッシング
で食べる。柔らかな茄子が口の中でとろける。
辛味を感じる。それがいいのだ。

2009/9/18

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秋刀魚とタイの常識

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秋は何と言っても秋刀魚の季節だ。
魚が大好きなヌチャナートは秋刀魚がお気に入りだ。
美味しそうな秋刀魚を見つけると「これ買いましょうよ!」と言う。
庶民が行くタイの市場では秋刀魚はなかったと思うが、金持ちが
行くスーパーでは冷凍の秋刀魚はあ
ったと思う。
どの魚も氷付けにして売っているが、地元で取れた魚は別だが、
輸入魚の鮮度は悪い。
体もキラキラと光っていないから、買う気にならない。

塩焼きにした秋刀魚にスダチの汁をかけ、大根おろしと醤油で食べ
るのが日本人の常識だ。ウチじゃスダチの代わりにレモンをかけ、
秋刀魚を青葱、生ニンニクが入った唐辛子ソースにつけて
食べる。
「えーっ!?秋刀魚に唐辛子?!」と驚くかもしれない。
これがタイの常識的食べ方だ。
大根おろしなんてものをタイ人は知らないから、秋刀魚を大根おろし
と一緒に食べると美味しいなん
て発想はタイ人にはない。
俺は慣れっこになっているから、「この秋刀魚は旨いね」なんて言い
ながら唐辛子ソースをつけなが
ら食べている。
初めてこんな食べ方をした人は、唐辛子の刺激で秋刀魚の味なん
て分からない。ただただ悲鳴を上げるだけだ。

「キー・パーが苦くて美味しいのよ。」
キー・パーを直訳すると魚のウンチだ。
この場合は魚のワタのことだ。
タイ語のウンチという言葉には面白い使い方があるから、いつか書
こう。

魚が好きな人は秋刀魚のワタが美味しいという。
俺はたまには秋刀魚のワタを食べる。
多くはワタを食べ残す。
ヌチャナートは俺が食べ残したワタを食べる。
秋刀魚のワタを食べながらヌチャナートが言う。
「なんで、この美味しいとこを残すの?」
魚好きな人には美味しいワタを食べないなんて理解できないようだ。

2009/9/17

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