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2009年11月 7日 (土)

パットカイ、タイの卵焼

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これを卵焼きと言っていいのかな?
小麦粉の代わりに卵を使ったお好み焼きみたいだ。
ちょっと見た目が悪いが、味の方は合格。
珍しいことにナムプリックがない。
ナムプリックを作ってくれと頼むのも面倒だ。
俺は手元にあったアメリカの唐辛子ソースをつかった。
このハバネロを使ったソースをヌチャナートは好まない。
酸味が嫌なのかな?香りが好みに合わないのか?
俺にとっては美味いソースなんだがなー。
飯を食う時、唐辛子がないとどうも食いずらくなっている。
タイの卵焼きにアメリカのソースか。
おかしな組み合わせだ。

2009/11/7

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大根の葉の炒め物

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日本には大きな大根がある。タイにも大根はあるが、小さい。
ヌチャナートには驚異的な大きさなので大きな大根を喜ぶ。
「重たいわね」とか「大きいわね」なんて大根を手にとって笑っている。
「この大きい大根を買いましょうよ」
大根には葉がついている。
「この葉、いる?」
「いるよ。漬け物にすると美味しいよ」
以前、ヌチャナートが大根の葉を漬物にした。それが結構美味かった。
大根の葉をゴミ箱に捨てていく人がいる。
それなのになぜ農家は大根に葉をつけたまま出荷するのか不思議だ。
大根の葉は食べられる。それを捨ててはもったいない。

今日は大根の葉を炒めた。タイ人の料理だから、ナンプラの味付けだ。
それに赤い唐辛子を加えてある。
大根の葉のピリ辛炒めと言えばいいかな。

2009/11/6

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ゲソを焼く

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モンゴイカのゲソを串に刺して焼いた。味付けはナンプラを使い焼く
だけだ。これを唐辛子ソースをつけて食べる。
こんなものにまで唐辛子を使わなくてもいいと思うのだが、
唐辛子ソースで食べないと美味しくないとタイ人は思う。
まあ、俺も唐辛子ソースをつけて食べる。
それが習慣になっている。
唐辛子ソースで食べると、今までとは違う味なので「オヤっ!」と思うよ。

2009/11/6

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カオパット、タイ焼飯

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久し振りにカオパットだ。カオパットを頼むといつも馬鹿にされるの
で頼まない。ヌチャナートにとってカオパットなんて料理じゃないと
思っているようだ。そんなものを喜んで食べる俺を馬鹿にしている。
今日はどういう風の吹き回しか、ヌチャナートが
「カオパット食べる?」と聞いてきた。
本当はニコニコ笑って返事をするのだが、わざと気がないような顔で
嬉しさを隠して「うん」と答えた。
米粒がみんな離れている。これがカオパットの美味さだ。
今日はレモンが出てこない。レモンがなくてもかまわない。

2009/11/6

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野菜炒めタイスタイル

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野菜をもっと食えと野菜炒めがでてきた。
キャベツが安かったのでそれを俺に食わせる魂胆だ。
赤い唐辛子がキャベツの間にあるので、タイ料理かなと思える。
味付けはオイスターソースだ。
もうこれでどんな味付けか想像がつく。
醤油で炒めたものも美味しいが、オイスターソースで炒めたものも
いいね。

2009/11/5

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2009年11月 4日 (水)

ゲンオムヌア

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今日はラオス料理だ。ヌチャナートがラオスの料理だと言うからそう
断定できる。これを見てラオス料理だとすぐに分かる日本人は少な
いと思う。タイ料理だってバンコックとイサーンでは味が違う。
関東風と関西風の味の違いと同じだ。
毎日がイサーン料理だが、ごくまれにバンコック料理がでる。
その時は、”ああ、これはバンコックで食った味だ”と分かる。
イサーンの味とラオスの味の違いはわからない。
ヌチャナートには気の毒だが、みんなおんなじタイ料理に見える。
俺がこれを食っているとヌチャナートは笑う。
「サミイはラオス料理も食べるのね!」
子供の頃からヌチャナートが食べてきた当たり前の料理を日本人の
俺が受け入れるのが嬉しいのかもしれない。タイ人はラオス人や
ラオス料理を蔑視する。日本人が朝鮮人や支那人を蔑視して彼等
の料理も蔑視した時代の感覚に似ている。
俺にしてみればタイ料理とラオス料理の違いがわからないから
食っているだけだ。

野菜を食え食えと盛んに野菜の多い料理をヌチャナートは作る。
この料理も野菜が多い。俺も野菜を食うように努めている。
野菜を多く食うと便通がよくなるのは事実だ。
便もほどよい硬さですーっと落ちる。
昔の日本人は野菜を多く食っていた。
肉、魚の蛋白を多く取れと戦後の日本は教えてきた。
アメリカ人の食事が理想とされた。
今はアメリカ式の蛋白・脂肪の多い食事はメタボの根源だから悪者
扱いだ。

ラオスは貧しい国だ。ラオスの庶民はこのように野菜の多い食事を
しているはずだ。こういう食事の方が健康のためにいい。
健康であればパソコン、インターネット、携帯電話なんてなくても
いいじゃないか。
東京大阪間を新幹線で日帰りで往復するビジネスマンよりも、二週
間かけて歩いて大阪に向かった昔の人の方が健康だったと思うな。
こんなことを思いながらラオス料理を食っていた。

2009/11/02

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2009年11月 2日 (月)

タイ人が見た日本の料理

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「ねぇー、日本の料理 食べるでしょ?」
また、俺に気を使っている。俺は別に日本の料理を食わなくても
いい。辛いタイ料理だけで俺は平気なんだ。
気ぃー使う必要はない。
ヌチャナートの友達の日本人の旦那はタイ料理を食べない。
多くの日本人の旦那はタイ料理が苦手らしい。
そんな家では女房が食べるタイ料理と旦那用の和食を用意しなく
てはいけない。ウチの場合、
「タイ料理だけですむから簡単でいいわ」
とヌチャナートは喜んでいる。

日本人の旦那も女房となる女に出会った時は「辛い」とか「美味い」
と言いながらタイ料理を食べていたはずだ。
それが毎日、三食がタイ料理となると辛さや味の違いに耐えられ
なくなる。あるいはタイ料理を作る時の独特のにおいに耐えられな
くなる。それで女房と旦那は別々の飯を食うことになってしまう。

ヌチャナートが言う日本の料理ってなんだ?
またへんてこりんな料理を覚えてきて、作るのだろう?
俺はあまりよい返事をしなかった。
「醤油をつかうのよ。玉ネギとお芋を使うわ・・・・」
盛んに料理の宣伝をする。
「わかった。それを食べるよ。」
こんな肉じゃがが出てきた。豚肉ではなくて鶏肉を使っている。
確かに日本の味になっている。肉じゃがって和食かな?
肉を使う料理は明治以降に日本に入ってきたか創作された料理
だから、俺にとっては和食ではないように思えるんだ。
そんな歴史的背景を知らないタイ人には肉じゃがは日本の料理に
見えるんだな。ヌチャナートが日本の味を作るようになったのに、
俺の舌の方がタイ化している。
ジャガイモに唐辛子をのせて食べている自分に気付き思わず笑って
しまった。

2009/11/02

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パクチーは嫌い

俺達日本人の多くは特有の強い香りがするパクチーのにおいが
嫌いだ。俺もはっきり言ってあのにおいには参った。
しかしこのにおいに負けたならタイ料理を食えないと思い頑張った
よ。パクチーを食えるか食えないで勝ち負けはないのだが、俺には
負けてはいけないという思いがあった。
現地に長期に滞在する場合、現地の食べ物を食べていないと病気
になるのを経験的に知っている。
パクチーのにおいが嫌でパクチーを食えないとタイ料理が食えない
ことになる。タイ料理が食えないと病気になり、俺の心の中ではタイ
に負けたことになる。パクチーのにおいがタイ料理の当たり前の
においになっている今はパクチーのにおいが気にならない。

タイ人はパクチーが入った料理を平気で食べる。タイ人はパクチー
のにおいを気にしないか好んでいるも
のと俺達は勘違いしている。
日本の子供がニンジンやピーマンを嫌うように、タイの子供も
パクチーのにおいが嫌いなのだ。それを知って俺はなんだか安心
した。やはりパクチーのにおいを人間は本能的に嫌うのだ。
パクチーにす
れば強いにおいを出すことで動物に食われないように
する生存の知恵だ。人間にはあのにおいは毒を思わせる危険な
においだからパクチーを本能的に避ける。
それが何かの理由で食べ続けているうちににおいが気にならなく
なり、パクチーの薬効に気づくとあの悪
臭が良い香りに思えてくる。

パクチーを食わない子供にタイの親は
「パクチーは薬です」
「パクチーを食べると頭がよくなる」
なんて
言って子供にパクチーを食べさせているのかな?
そんなことを想像するとなんだかにんまりしちゃう。

2009/11/02

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ほうれん草の炒め物 タイスタイル

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野菜を食えと言ってほうれん草の炒め物を作ってくれた。
俺の大好きな炒め物だ。
ほうれん草の炒め物はアメリカ人も作る。
アメリカ人の場合はバターと塩コショウで炒める。
この単純な味付けも美味い。
ヌチャナートが作る炒め物にはバターではなく植物油を使う。
味付けはナンプラで赤い唐辛子を加える。
タイスタイルの炒め物もいいもんだ。
濃い緑に赤い唐辛子が綺麗だ。
この料理をほうれん草のピリ辛炒めなんて日本人は言うだろうな。

2009/11/01

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食べ物と健康Y029

昔から「これは何の薬」と言われる食べ物がある。俺が子供の頃、
俺の嫌いな食べ物がでた。お袋は「これは薬だから食べなさい」とか
「薬だと思って食べなさい」と言って無理矢理食べさせた。
俺も薬だと言われると食べなきゃいけない気になり、その食べ物を
食べた。今となってはその食べ物が何だったのか思い出せない。

本屋へ行くと「○○健康法」というタイトルで○の部分に食べ物の
名前が書いてある本が沢山ある。その食べ物の種類を見ている
だけで、何を食っても健康になるのではないかと思うようになった。
それで広告のなかに食べ物と健康の関係を探ることにした。
○○健康法もファッションがあり、ブームになると思うと消えてしまう。
最近のブームはなんといっても朝バナナ健康法だろう。
一時は店からバナナが消えたほどのブームだった。

なんだか最近の健康雑誌には○○を食うとよいという記事が少なく
なったようだ。

「安心」誌 2009年12月号 マキノ出版

ハチミツ水ダイエット 飲めば便がドッサリでると話題! おなかが
へこむ

「夢21」誌 2009年12月号 わかさ出版

世界も注目ニンニクにガンも腎不全も糖尿病も改善する新しい働き
が見つかった

冬に脳梗塞が多発する意外な原因はなんと風で外科式手洗いと
緑茶うがいで防げ
これは緑茶を飲めと言ってないが、食べ物と健康に関係している
から掲載することにした。

第二は欠陥が特に詰まりやすい糖尿病高血糖の退治で妙薬は
階段歩きキクイモ イモの根茎プレゼント

2009/11/2

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2009年11月 1日 (日)

唐辛子の使い分け

ウチが買い込んだ生唐辛子の量を見て、日本人は驚くが、タイ人は
驚かない。ヌチャナートが食べるソムタムには一人前に10本以上の
唐辛子が入る。これが普通の量なんです。
毎食、毎食どの料理にも唐辛子が入っているから、何時の間にか
唐辛子はなくなっている。唐辛子を使わない料理は殆どない。
必ずと言ってもよいほど唐辛子を使う。
ウチの料理はどれを食っても辛いわけだ。

普段の料理には唐辛子の色にこだわらない。赤でも青でも気にし
ない。料理の彩を考える時には唐辛子の色を使い分けるようだ。

一番簡単な唐辛子の使い方は唐辛子をそのまま齧る食べ方だ。
これ以上に簡単な食べ方はない。
生の唐辛子を皿の端にのせて、それを齧りながら食事をする。

”鼠の糞”と言うおかしな名前の唐辛子”プリッキヌー”は生で食べる
ことが多い。小型の唐辛子で強い辛味と香りを楽しめる。
タイ人が辛いという唐辛子ですから観光でタイへ行く日本人は真似
して食べないほうがいいですよ。
この後の旅程に影響がでるかもしれませんからね。

ナンプラにプリッキヌーをそのまま浮かべることもある。
これを肉や魚と一緒に食べる。

唐辛子は料理に使う他にソースを作るのにも使う。
輪切りにした生唐辛子をナンプラにいれてソースにする。
これを肉や魚と一緒に食べる。これが基本のソースと言ってもよい。
日本でこれに似たソースは山葵醤油か生姜醤油かな。

ちょっと手の込んだ物になると、ニンニクや香草、塩と一緒に
生唐辛子を叩き潰してなめ味噌みたいなも
のを作る。魚をこれに
加えて叩き潰すこともある。このとき、タイの臼を使う。
日本のすり鉢でも作れるが、タイの臼の方が便利だ。日本で言う
手前味噌というのか、家庭ごとに唐辛子味噌の味が違い、
「おらが家の唐辛子味噌が一番美味い」という感じだな。
辛さに慣れたなら、各家庭の唐辛子味噌の味比べをするのも楽しい。

唐辛子を塩漬醗酵させてから、酢で味を調えたタバスコソースのよう
な物はウチでは作らない。これだけ唐辛子を使うのに、アメリカで
売られている唐辛子ソースはタイ人の好みに合わないから不思議
だ。唐辛子ならなんでもいい、辛けりゃいいと言うもんではないんだ
な。唐辛子を沢山使うから、こだわりも強くなる。

乾燥唐辛子は焙煎してから叩き潰す。これをナンプラに入れて
ソースにする。焙煎するともの凄い刺激臭のある煙がでてくしゃみ
をするから換気が大切だ。唐辛子の焙煎専用の鉄鍋がある。
特別な鉄鍋ではない。100円ショップの鉄鍋を唐辛子の焙煎に使っ
てい
る。焙煎専用の鍋で料理を作ると辛すぎて食べられなくなると
言う。鉄に唐辛子の辛味がくっつくとは思えない。
タイの迷信ではないか?

酢あるいはレモン汁に唐辛子を浮かべたソースをよく作った。
これは便秘に効く。タイの屋台やレストランのどのテーブルにも置い
てある奴だ。このソースを肉にかけると酸味と辛味でよい具合になる。

いろいろな唐辛子ソースがあり、料理ごとに唐辛子ソースを使い分け
ている。最近は生唐辛子が簡単に手に入るけど、生唐辛子が手に
入らない時は乾燥唐辛子を使っていたと思う。

ウチではこんな風に唐辛子を使っている。特別な使い方はしていない。
ごくごく普通のタイの家庭料理で使う使い方だ。

生唐辛子を齧って口の中が火事になったと感じる人は、唐辛子ソー
スの味を見分けようなんて考えない方
がいいですよ。
無理して唐辛子ソースの味見をしているとお腹が吃驚して下痢を起
こしますよ。

2009/11/1

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箸とテーブルマナー

箸の置き方もタイと日本では違う。タイ人は箸を縦に置くが日本人は
横に置く。先日もタイ人と食事をしていたら、タイ人は器の上に箸を
縦向きにおいていた。それが一人ならこの人は特別か偶然だろうと
思う。二人とも同じように縦に箸を置いていたから、これはタイ人の
習慣と考えてもよい。

大昔の人は箸なんか使わなかった。日本に箸が入ってきたのは
平安時代に唐から伝えられたものらしい。唐の時代は中国でも箸を
横に置いていた。唐が滅びて、モンゴル系の民族が中国に入り支配
力をもつとモ
ンゴルの風習が中国に定着するようになった。
モンゴル系民族は羊を食べるのにナイフを用いる。彼等は
ナイフを
縦に置いていた。それを真似て中国人も箸を縦に置くようになった
という話がある。

日本にモンゴル系の民族が元寇として押し寄せてきた。
神風が吹いて元寇は日本に上陸出来なかった。もし元寇が日本を
侵略したなら、日本人も箸を縦に置くよ
うになった可能性がある。

何時頃からタイに箸を使う文化が定着したのか知らない。
もち米文化のタイ東北部では今でも手で食事をしているが、その他
の地域では箸を使っていたと推定でき
る。タイ人も中国人と同じよう
に箸を縦に置くことから、宋や元以降に中国の箸を使う文化がタイに
影響
を与えたのだろう。

モンゴル系民族の影響を受けて中国でも横に置いていた箸を縦に
置くようになった。今の中国や日本は欧米の影響下にある。
欧米のテーブルマナーではフォークとナイフを皿の両端に斜めに
乗せて置くと「まだ食べますよ」という
合図になっている。この習慣が
中国や日本の箸文化に影響がでないかな?餃子の皿に箸を斜め
に置くと「まだ食べるのだから、皿を下げないでね」という合図になる。
皿に箸をきちんと並べて置いておくと、まだ餃子が残っているのに、
皿を下げられちゃう。そんな欧米の習慣が箸文化にも影響を与える
のではないかと思っている。
多分、この文を読んでいる世代ではそんな変化はでないが、次世代
では欧米のテーブルマナーが箸を使う
社会に影響を与えるのでは
ないか?

2009/10/31

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太古の食事みたい

キッチンには大きな鍋が幾つもある。
「キッチンが散らかっているな。洗わない鍋かな?」
片付けようと思い蓋をとってみると鍋の中にはそれぞれ異なる料理
が入っている。これを見て、ふと太古の食事の姿を思い浮かべた。

現代はコンビニやスーパーで毎日異なる食べ物を買うことができる。
朝は焼き魚、昼はラーメン、夜はステーキと一日三食異なる食べ物
を食べることが可能だ。俺達は同じ物を食べ続けないという食習慣
が出来ている。いろいろな物を食べなさいと言う栄養学の教えの
せいかもしれない。

カレーが嫌いという男の話を聞いた。
彼は昼飯をカレーで済ませた。家に帰ると晩飯は子供が大好きな
カレーだった。翌朝は昨晩の残り物のカレーだった。
三回も続けてカレーを食べ続けると、もうカレーを見るのも嫌にな
る。
そんな話だった。三回続けてカレーという経験は誰にでもあるだろう。

狩猟や漁業の時代では毎回違う食べ物を食べるなんて贅沢はでき
なかった。一日猟をしても鹿やウサギなど獲物を見つけることが
出来ない。海に出て魚を求めても今日は大漁だが翌日はまるで魚
がかからないなんてこともある。
今日は嵐で漁に出られないことがよくある。

漁業でも農業でも季節によって得られる物が決まっている。
ある時期は鰺しかとれない、胡瓜しかないといった状況だった。
お天気しだいで食べ物が取れたり取れなかったりする。
虫や病気で枯れる物もある。茄子を食いたいと思っても昔は茄子は
夏しか取れなかった。
太古の人々にとって食うというのは今よりももっと切実な問題だった。
食べ物を大切にして、乾燥、塩漬けなどの保存技術を発達させた。
今のように数多くの鍋や調理器具を持つ家族はなかった。
油脂は貴重な物だから炒め物なんてなかなかできない。
焼くか大きな鍋で煮炊きをして食べていたのではないか?
そして同じ物を何日も続けて食べていたと想像する。
今日は鯖が大漁だとなると、何日も鯖を食べ続けざるを得なかった。
それが太古の食生活だと思う。

ヌチャナートの食事は太古の人々の食事に似ている。
買物に行くのはヌチャナートにとっては太古の人々が漁や収穫に
でるようなものだ。今日は大漁だというのは、大安売りに出会った
のに似ている。これは安いと思うとその品を大量に買い付ける。
昔は「おいおい、そんなに買って大丈夫かい?」と心配した。
もう今は心配する必要がない。買った物を絶対に無駄にしないで
使い切るのを知っているからだ。
魚なら塩漬けにしておく。野菜ならタイ風の漬物にする。
何ヶ月もたった後に塩漬けの魚を取り出して食べることがある。
熟成しているので、この魚がよい味になっている。
魚から出た水には塩分があるのでナンプラのように使っている。

大安売りの食べ物を全て大きな鍋で煮込んでしまうこともある。
唐辛子やその他の香草と一緒に大量に煮込んだ料理は簡単には
腐らない。熱帯でも腐りにくいタイ料理だから、温度が低い日本で
はもっと腐りにくい。それを温め直して何日も食べ続ける。
一度作っておけば、温めるだけで食べられるという手抜きでもある。
「アハハ・・・。簡単でいいわ!」笑いながら食べている。
そんな食べ方を見ていると、太古の人の食事風景を再現している
のではないかと思ってしまう。

2009/10/31

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