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2009年11月28日 (土)

クンテンの海老

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川海老があった。川海老があるとタイの人々は踊り食いにする。
この海老の踊り食いをクンテンと言う。
ナンプラと唐辛子のソースの中で、ぴちぴちと跳ねる海老を捕まえ
て食べるのは面白い。海老を噛むとプチッと殻が破れて甘い汁が
でてくる。辛いナンプラのソースと一緒に食べると愉快だ。
最初のうちは面白いと思いながら海老の踊り食いを食っている。
今までは海老が跳ねていたが、今度は辛さで日本人が飛び上がる。

買ってきた川海老は新鮮だが活きたものではない。
この川海老をクンテンにするとヌチャナートが言う。
もう海老は踊らないが、ナンプラと唐辛子のソースで川海老の刺身
のようにして食べるつもりだろう。
「危ないよ。火をかけな。」
「この海老、何処でとれたの?」
「真水だよ。寄生虫がいるかもしれないよ」
「海じゃないのね」

クンテンは危ない食べ物だとタイの人も知っている。
俺がクンテンを食べたと聞いて「危ないわよ」と注意してくれたタイ人
がいた。その時は汚ない水の中に住んでいる川海老を食べるので、
病原菌があって危ないのだと思っていた。
一見汚そうに見える川の水だが、病原菌は意外に少ないらしい。
タイの川や湖沼では病原菌よりも寄生虫の方が多いようだ。
今はクンテンを食べて寄生虫に感染することを怖いと思うように
なっている。
クンテンにしようと思っていた川海老をフライパンで炒め
てヌチャナートは食べている。

2009/11/26

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サルバドール・ダリを真似して

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昔、サルバドール・ダリの展覧会を見に行った。
どんな絵があったのか覚えていないが、一つだけ覚えている写真
があった。それはダリと彼の妻が食事をした後の皿の写真だ。
ダリと妻は海老を食べた。
妻は食べた後の海老の殻を綺麗に並べている。
皿の上は整然としている。
それに対してダリの皿には海老の殻が乱雑に散らばっている。
この写真をダリが撮ったのか別の人が撮ったのか知らない。
ダリに関係するものだとこんな写真も展覧会にでるのだと妙に感心
した。

今日は鰯の丸干しを食った。
魚をあまり好まない俺は魚の食い方が下手で食った後も汚らしい。
今日は魚を綺麗に食ったつもりだった。
頭から尾まで真直ぐな骨がついている。
いつもは骨が折れてしまう。
二匹の魚を綺麗に揃えて並べておいた。
ダリを真似して皿の上の魚の骨の写真を撮ろうとした。

俺がもう充分に食べたと思った魚を見て魚が好きなヌチャナートが
言った。
「あら、頭を食べないの?あたしが頭を食べるわ」
綺麗に並べた魚をとって頭の部分を食べ始めた。
「ほら、こんなに肉があるでしょ。」
魚が好きな人は魚を綺麗に食べる。それはどこに美味しい肉が
あるかよく知っているからとも言える。
俺は綺麗に食べただろうと自慢したい気分だったのに、自尊心を
損なわれた。頭を揃えて綺麗に並べていた魚もこんなに乱雑に
なった。もうヤケクソで写真を撮った。

2009/11/28

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2009年11月26日 (木)

トムヤンクンが久し振りに

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どうも俺は海老とか蟹を余り好まないみたいだ。
俺の限られた範囲での経験だが、タイ人と食事をすると必ずトム
ヤンクンを注文する。最初はトムヤンクンは酸っぱくて辛くてよい
香りがすると喜んでいた。店によって入っている海老の大きさが
違う。俺は大きな海老よりも小さな海老の方が美味しいと思うよう
になっていた。

ヌチャナートが作るトムヤンクンもその時々で味が違う。
その違いを面白いと思いながら食っていたが、もともと海老をそれ
ほど好まないからトムヤンクンが出ても余り手をつけない。
俺が手をつけないからヌチャナートはトムヤンクンを作らなかった。
今日も「トムヤンクンを食べる?本当?お肉の方がいいんじゃ
ない?」
なんて心配しながらトムヤンクンを作っていた。

多くの日本人はトムヤンクンという料理を知っている。
食べたことがなくても、名前は聞いたことがある。
そんな人は「トムヤンクンを食べないなんて勿体無い」と思う。
俺にしてみればトムヤンクンは数あるタイの家庭料理の一種であり、
珍しい物ではなくなっている。
トムヤンクンのタイの家庭料理に於ける位置づけは少々高めだ。
珍しい料理ではないがしょっちゅう食べる料理でもない。
日本で言えばすき焼きのような位置づけかな?

今日の海老は頭がついている。俺は頭を残す。
「あら、頭を食べないの?あたしが食べるわ」
魚が好きな人は魚を綺麗に食べる。

2009/11/24

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チコリと白菜

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ヌチャナートに日本ではタイにはない食べ物を食べさせたい。
俺はタイでは日本にはない食べ物を食べたい。
まっ、これが普通の考え方だと俺は思うのだが、よその国の食い物
は口に合わない。
何処の国でも和食を食いたいなんて考える御仁がいる。
今ではタイの田舎でも擬似和食があるからその願望もまあかなえ
られる。

チコリはタイにはない。チコリをヌチャナートに食べさせるために
買った。
「これをサラダにして食べると美味しいよ」
「作り方、わかんないわ。自分でやってよ!」
「生で食えばいいんだよ」
サラダと言うと野菜、卵、魚、肉などを混ぜ合わせドレッシングで
和えて云々と考えいたようだが、生で食えばいいとわかり安心し
たようだ。冷蔵庫には市販のドレッシングがある。
チコリとドレッシングを和えるものと理解したようだ。

生野菜をドレッシングをかけずにポリポリとタイ人は食う。
あの生臭いもやしも生で食う。
チコリと一緒に白菜も買った。
生の白菜とチコリを切って一緒に盛り付けた。
こう盛りつけると何処から何処までが白菜で何処がチコリなのか分
かりにくい。この後、気になることを言った。
「あたしは普通に食べるわ。」
つまり、野菜を生で齧ることがヌチャナートにとっては普通の食べ方
なのだ。ドレッシングと和えて食べるのは普通でない食べ方という
ことなのだ。その違いに驚き、苦笑した。
そのくせ、野菜をドレッシングにつけて食べると
「いい香りよ、おいしいわ!」なんて言っている。
普通でないつまり異常な食べ方も美味しいと言うのだ。
人間の感覚ってわからないもんだ。

2009/11/25

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2009年11月24日 (火)

ゲンノーマイと四角豆

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ヌチャナートが好きな竹の子を使ったカレー、ゲンノーマイが出て
きた。ウチではよく作る料理だ。色気はあまり綺麗ではない料理だ
が、味の方はいい。辛味がきいている。
生の唐辛子が当然のようにまるごと入っている。
辛いものが苦手は人は生唐辛子をさけて食べれば良い。
いくら生唐辛子をさけてもスープの中に大量の唐辛子が入っている
から辛いのに変わりがない。
竹の子の他に何が入っているのか見たら、四角豆とパパイヤも
入っていた。四角豆をいつも生で食べている。
齧るとポキッと折れて食感がいい。
この豆は生で食べる物だと思っていたら、このように煮ても食べる
のだ。煮た四角豆は柔らかだ。生とは違う旨さがある。
俺は生より煮たほうが気に入った。
この豆を和風に味付けしたらきっと美味しい日本料理になる。
今日のゲンノーマイはその辺にあった野菜を適当にぶち込んだよ
うだ。家庭料理だから、それでいいのだ。

2009/11/23

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2009年11月22日 (日)

鮭のプラケムで茶漬

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鮭の切身が安売りに出ていた。そんな時は迷うことなく大量に買って
おき、塩漬けにしておく。
そんな塩漬けをタイではプラケムと呼んでいる。
プラケムは腐らないから食べたい時やおかずがない時に取り出して
食べる。魚から出た水は料理に使う。便利な保存食だ。

鮭のプラケムがあったことを思い出したら急に食いたくなった。
焼いた鮭のプラケムの赤い身を白いご飯にのせて食べる。
日本の塩ジャケとは違って身が柔らかい。

プラケムで飯を食っている間にふと「このプラケムを茶漬けにしたら
鮭茶漬けになるのではないか?」思
いついた。
さっそく試してみることにした。プラケムをご飯に乗せる。
茶漬けにはワサビが必要だからチューブ入りの練りワサビを加えた。
葱もいるな。ベランダの唐辛子の輪切りも加えた。これにお湯をかけ
て茶漬けにした。子供の頃から茶漬けと言っても茶や出汁などを
かけなかった。それが習慣になっているので茶だと渋味が気にな
る。白湯の方が旨いと思う。習慣と言うのは怖ろしい物だ。
熱湯をかけたのでワサビのにおいが鼻につんとくる。
葱の旨そうなにおいが食欲をそそる。

毎日がタイ料理で和食を食べないから、茶漬けも自然にタイ化して
いた。その証拠に無意識のうちに唐辛子を加えている。
茶漬けには海苔を散らすのに、刻んだ海苔を加えるのも忘れてい
る。これを日本人が見たらタイ版の茶漬けだ。
タイ人がこれを見たら和風のカオツムと思う。
箸でなくてレンゲで食べた。茶漬けはレンゲの方が食べやすい。
この食べ方は日本ではおかしな食べ方だが、タイでは普通の食べ
方だ。器に口をつけて箸で飯をかっこむのをタイ人がみたら
「なんと下品な食べ方」と誤解する。
日本人がそれを見ても下品とは思わない。
「美味しそうに食っている」「腹が減っているらしいな」「元
気な食べ方
だ」と好意的な見方をする。国民性の違いって面白い。

2009/11/22

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