焼鳥もジューシー
カタカナ英語やカタカナ仏語が氾濫している。
例えばブルーシャトーなんて半分が英語で半分が仏語なんてものも
ある。言葉の遊びと思えばカタカナ英語の氾濫も許せる。
しかし風味については日本語で表現すべきだと俺は思っている。
俺達が幾ら英米人の言葉を真似しても英米人の風味の感覚に入り
込むことができないからだ。
最近、風味の表現にジューシーというカタカナ英語が流行っている。
俺は英米人が言うジューシーの感覚を理解するのに苦労した。
テレビなどでジューシーと言っている場合、「美味しい」の代替用語
のようだ。美味しいと言うよりジューシーと言った方が格好良いと思っ
ているのかな?
焼鳥屋なんてものは俺のような貧乏人が行く店が多い。
そんな店は格好良さとか英語とは無関係に見える。
焼鳥を齧って串をグィッと引き抜いて酒か焼酎をあおって帰る店だ。
そんな焼鳥屋にこんな看板があった。
焼鳥にもジューシーなんてカタカナ英語が使われるようになったのだ。
「ハツもと」と言うのだから、この肉は心臓だろう。
でもどんな部位か?「もと」と言うのだから、心臓に繋がる部分だろう。
心臓に血液が入る部位かそれとも心臓から血液が出て行く部分か?
あんまり深く追求すると美味い物も不味くなる。
ジューシーに焼くというのはけっこう難しい。
半生焼けでないとジューシーと言える状態にならない。
でもそんなモツ肉と言うのはちょっと危険じゃないかな????
2010/1/26
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