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2010年2月28日 (日)

赤貝のサラダ

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小さな赤貝はタイにもある。その赤貝をタイ人は喜んで食べる。
赤貝の貝殻には深い溝がある。その溝に黒いものがついてい
る。これを洗って取ろうとするがなかなか取れない。
俺は意地になってブラシでこすって黒いゴミを取り除いた。
そんな俺をヌチャナートは「馬鹿なことをやっている」と冷ややかな
目で見る。ヌチャナートは鍋にお湯を沸かしている。
その湯で赤貝を茹でるのだと思ったのに、火を止めてしまった。
なにをやるのだ?とヌチャナートの次の動きを見ていた。
すると赤貝をその湯に入れて掻き回していた。
茹で上げるのではなく湯がくだけだ。
すると貝はちょっとだけ口を開ける。指に力をこめて開けた口を無理
やり開かせる。赤貝をお湯に入れるのは茹でるためではなく、赤貝
を剥きやすくするためなのだ。貝は殆ど完全に近い生だ。
口を開けると赤い血のようなものが出てくる。
日本人が魚の刺身を食べるように、タイ人は赤貝の刺身を食べて
いると考えればいい。これを唐辛子ソースとともに食べるのが普通
だが、今日はサラダにすることになった。
こんな料理は日本人には思いつかない料理だ。

2010/2/27

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2010年2月25日 (木)

有りあわせの物で

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その辺にある有りあわせの材料を持ってきて炒めただけだ。
有りあわせの材料で適当に作った料理だが、タイ人が作るとタイの
味になる。日本人なら醤油を使う所をタイ人はナンプラを使うから味
に違いがでる。お約束なのかどうか知らないが、必ず唐辛子が入る。
俺も今では何にでも唐辛子を入れる。

例えばこんなことがあった。
欧風の鶏のトマト煮込の材料を買って来た。
ヌチャナートに「これを使って料理を作ってくれ」と頼んだが作って
くれない。しょうがないから自分で作ることにした。
味見をしたら、全く辛くない。物足りない味だ。
俺は唐辛子を加えた。こうなると欧風の味ではない。
でも俺は辛味が加わった味を好んだ。
俺は完全に唐辛子中毒になっているのだ。

炒めた料理を飯と一緒に皿に盛りつける。
これがタイらしい盛り付けなんだ。
日本人は料理を皿に盛り、ご飯は茶碗に盛る。
料理と飯は別の器に盛りつけるのが日本風の盛付だ。
同じ皿に料理も飯も盛り付けてしまうのがタイのやり方だ。
こんなタイの盛り付けは日本人には汚らしく見えるのかな?
ぶっかけ飯と品の悪い言葉を使う。
言葉は悪いけど、「ぶっかけ飯」と言われる物を食うと美味い。

ここに盛った飯は日本の米だ。日本の米は料理からでる汁と混ぜ
合わせてもすぐには汁を吸い込まない。
タイの米だと料理からでる汁をすぐに吸い込む。
米の種類が違うからだろうな。

2010/2/24

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唐辛子ソースの使い方

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実にいろいろな唐辛子ソースがタイにはある。
俺たちにはどれもこれも辛くて同じように見えてしまう。
見た目だけでも味の違いを想像できるソースもある。
しかしどれを食っても辛いだけで、この唐辛子ソースがどの料理に
合うか分からない。この料理にはこの唐辛子ソースが美味しいと
タイ人は唐辛子ソースを使い分けている。
その辺の微妙な差は俺たちにはなかなかわからない。
俺が一つの唐辛子ソースをつけながら飯を食っていると、
「こっちの方が美味しいわよ」と別のソースをだされる。
どちらも辛いだけで「うん、なるほどこっちの方がうまい」なんてこと
にならない。

こんな野菜炒めが出てきた。
「唐辛子ソースと一緒に食べてね」
冷蔵庫には二種類の唐辛子ソースが入っている。
俺は冷蔵庫の唐辛子ソースでなくて、別のソースの方が美味そうだ
なと思った。でも自分で作るのが面倒だ。
それで冷蔵庫の唐辛子ソースを使うことにした。
冷蔵庫にあるあの唐辛子ソースではこの料理に合いそうもないな
と思っていた。ヌチャナートが
「こっちのソースにしなさい」とソースを取り出した。
それは俺が「この料理にはこっちの唐辛子ソースがいい」と思った
奴だった。
俺も唐辛子ソースと料理の組合せが分かってきたのか?

グルメと称する人なら唐辛子ソースと料理の相性がすぐにわかる
のかな?一口、二口だけ食べてどっちが美味いという比較なら
誰にでもできる。いかにグルメでも辛さに飛び上がっていたら、
ソースと料理の相性なんてわからないのではないだろうか?
一皿の料理を辛くて食いきれないという人には唐辛子ソースと
料理の相性を云々できないと思うが違うだろうか?

2010/2/23

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タイ料理じゃない

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俺は毎日ヌチャナートが作る料理を食っている。
殆どの料理が辛い料理だと言って間違いはないと思う。
ガイピンとタイ語で言っている辛くない焼鳥もあるが、辛くない料理
の数は少ない。その焼鳥を唐辛子ソースをつけて食べるから、結局
は辛い料理になる。
俺は毎日がタイ料理だと思って食っていた。
日本人の目から見ると全てタイ料理なんだけどな。
しかし、ヌチャナートの目から見るとウチの料理はタイ料理ではない。
全てタイ東北部の料理でタイ料理とは一線を画しているらしいのだ。
俺はいつもタイの田舎料理を食っていたのだ。
それでも俺の目から見るとタイ料理だ。
ヌチャナートは自分が作る料理はタイ東北部の田舎料理、ラオスの
料理と言い、タイ中央部のタイ料理或は王宮料理と完全に区別して
いるようだ。そんな区別は俺にはわからない。
極端な話、辛ければ全てがタイ料理なんだ。そうだよね!

今日はこんな料理だ。
「これはタイ料理よ」
「・・・・・????」
「いつも田舎の料理かラオスの料理よ。」
「・・・?」
「サミイはタイの料理が好きみたいね」
そんなこと言われても困る。
どうやら俺はタイ風の料理つまりタイ中央部の料理の味付けを好
んでいるらしい。タイ中央部の料理を作って出すと、俺は喜んで食
べているようなんだ。俺には全くわからない。
毎日タイの田舎料理を食っているうちに、タイ料理にも好みの傾向
が出来上がっているようだ。ヌチャナートは
「タイ料理なんて美味しくないわ。田舎やラオスの料理の方が美味
しいわよ。」なんて言う。
子供の頃に刷り込まれた味の記憶が一番美味しい料理になるの
はタイ人も日本人も同じだ。

2010/2/22

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どうやって食べるか

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冷蔵庫から豚肉を取り出した。これをどうやって食べるか決めなく
ちゃいけない。
俺「ポローにしようよ」
ヌ「なに言ってんのよ!簡単なものにするわよ!」
そう言ってヌチャナートは肉に塩やニンニクで味付けした。
後はフライパンで炒めるだけ。
なにしろヌチャナートが料理の実権を握っているから、逆らえない。
逆らえないと諦めて「なんでもいい」と言うと不満なんだな。
しょうがないから、「あれとかこれ」と言う。
そう言うと俺の希望を無視する。
自分の好きな料理だけを作るのなら、俺に「何が良い?」なんて
聞くなよ。出てきた豚肉の炒め物なんだが、これがいい味なんだ。
ニンニクがかりっと揚がっていて、口の中で香ばしいかおりがする。
それに唐辛子の辛味が実によく合う。

2010/2/22

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2010年2月22日 (月)

小さなホタテ

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小さなホタテがありました。嵩張るし、食べる所も小さい。
それに食べ終わった後にゴミが沢山出る。エコの時代にふさわしく
ない食材です。これを蒸してタレをつけて食べるのですが、タイの
唐辛子ソースとわさび醤油を用意しました。俺は唐辛子ソースを、
ヌチャナートはわさび醤油で食べています。
なんだか逆な感じがします。

2010/2/20

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わさびとタイ人

タイでいつも辛い料理を食べさせられました。
なんとかタイ人に食べ物で仕返しをしたかったんです。
「日本にも辛い物があるんだぞ!」「日本人はこんな辛いもんを食っ
ているんだ!」と単純に威張りたかったんです。
この気持ち、わかってもらえるかな?
そこでわさびをタイ人に食わせることにしたんです。
初めてわさびを食べたタイ人は鼻につんと来るわさびの香りに驚き
ます。
「辛いか?」
「辛くないけど、痛い!」
下を向いて鼻を押さえているタイ人を見て、してやったりとにんまり
したもんです。

ところがなんです、普段から辛い料理を食べているからでしょか?
わさびの辛さに慣れると、バッカみたいに大量のわさびを使います。
タイの寿司屋へ行くとタイ人が大量のわさびを使っているのを見て
日本人は驚き呆れます。
ヌチャナートも醤油の中に大量のわさびを入れます。液体と糊状
の中間のどろどろ状態にします。

こんなことをするのはタイ人だけだと思ったら、ベトナム人も同じ事
をやっているのをテレビで見ました。そのベトナム人は料理屋へ
行く時チューブ入りのわさびを用意していきます。そしてわさびで
どろどろにしたタレで料理を食べていました。
東南アジアの人々はそのくらい、わさびを使わないと美味しいと感じ
ないみたいです。

チューブ入りのわさびをタイに持って行った時です。
子供は日本の練り歯磨きだと思い、歯ブラシを持ってきました。
ヌチャナートはそれに気づき、歯磨きでないことを説明したんです。
それを聞いて子供は照れており、何事もおきませんでした。
もしヌチャナートが気づかなかったなら、どんなことになっていた
でしょう。想像するだけで笑ってしまいます。

2010/2/22

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バナナの花のシチュウ

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えー!って驚くかもしれませんが、タイではバナナの花の蕾を食べ
ます。日本でもバナナの蕾を見ることがあります。
でも蕾が開く頃には寒くなるので実をつけることがありません。
近所の家では毎年バナナの蕾がなります。毎年、それを枯らして
います。
「勿体無いから、それを頂いて食べようか?」
ヌチャナートに聞いてみました。
「いらないわよ。あんなの不味いわ」
蕾を見ただけで、美味しいか不味いか分かるみたいです。
そういえばタイで見かけるバナナの蕾は赤紫をしています。
近所のバナナの蕾は緑色でした。
バナナの蕾は新鮮な竹の子の渋味のような味がします。
これを煮たり、いろいろな塩辛と一緒に生で食べるんです。
日本では新鮮なバナナの蕾は手に入りませんので、缶詰を使い
ます。これも缶詰で作ったものなんです。
あっさりしていて、飽きが来ない料理ですよ。

2010/2/21

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食物と健康広告2200

食物と健康広告2200

今日もこんな広告をみた。昨年、朝バナナでダイエットなんてのが
流行した。流行しすぎてバナナが品切れになるというおまけがつい
た。そうしたら、
「バナナでなくてもよい、リンゴでもよいのだ」と言う話になった。
イギリスの話に「朝のリンゴは医者いらず」なんて言うのがある。
今日の広告も朝リンゴを語っている。先日の広告もショウガ云々
があった。今日の広告もショウガがどうのこうのと言っている。
ショウガが流行なのかもしれない。

スカートの長さが長くなったり短くなったり、縞柄から花柄にファッ
ションが移り変わるのも一定の周期がある。
流行が一定期間継続すると、新しい流行が起る。俺は食べ物と
健康の関係もファッションと見ている。
ある時期には果物が流行となる。次の時期にはニンニク、葱など
くさい物になり、その次にはヨーグルトなど乳製品になる。
そのような食い物ファッションの変動があるのではないか?
食い物ファッションが出版社やマスコミによって人為的に作られるの
か、それでも口コミで自然発生的に出来ていくのか?そんな点も見て
行くと何か発見がある。

「日経ヘルスプルミエ」誌 2010年04月号 ㈱日経BP出版社
”天然の鎮痛薬”が効く、とっておきレシピ
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1週間でお腹まわりがスッキリ
麦ご飯に代えるだけで「下腹」が凹む!

2010/02/20

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2010年2月21日 (日)

大きな貝の料理

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カタカナの名前の貝があった。名前の隣に括弧して千葉と書いて
ある。なんて名前か忘れたがスペイン語みたいな名前だった。
これって輸入物だと思った。しかし千葉と書いてあるのはどういうこ
とだ?千葉県産という意味だろうか?
まさか千葉県の業者が輸入したことではないだろう。
それにしてもカタカナ名の千葉県産の貝とはどういうことだ?
千葉県で養殖しているのか?
美味ければ難しいことはどうでもいい。まずは焼いてみた。
貝を焼くと蓋がぱくっと開いて美味しい汁がこぼれる。
それを防ぐには何処かを切っておけばいいと聞いたが、何処だか
忘れた。貝柱だったかな?ナイフを隙間から入れようとしたが、
この貝は強情に口を閉じている。
ナイフを差し込めない。諦めてそのまま焼いた。
ほんのちょっと蓋を開けた時にナイフを差し込んで貝柱を切れば
いいのか?
俺が目を離していたら、ヌチャナートは蓋を切り取ってしまった。
まああいいでしょう。焼き上がったものを出してきた。
こんな大きな貝を食べつけないから、身を貝殻から外すのに苦労
する。

日本には大きな貝があるが、タイにはない。
せいぜいアサリ程度の貝しかタイの市場では見かけなかった。
牡蠣と貽貝はタイにもある。これが大きな貝の部類だ。
大きくて身が沢山入った貽貝は高級レストランに行ってしまう。
庶民が住む場所にやって来るロートタラートと呼ばれる移動販売車
では小さな貽貝しか売っていない。貧しい庶民はそんな貽貝を食べ
ている。しかもたまにしか買えない。
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貝でスープも作った。ヌチャナートは和風に味噌汁を作るつもりだっ
たようだ。俺はタイ風のスープを望んだ。
普段は魚や貝など好まない俺だが、このスープは美味いと思った。
俺のお望み通りタイ風のスープがでてきたが、この味は西洋人でも
ごくごく自然に受け入れる味になっている。甘味と旨味がぎっしり
入っている。美味いと思うと人間は無口になる。
黙ってもくもくとスープを食ってしまった。

2010/2/20

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2010年2月20日 (土)

卵焼きのタイ風食べ方

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卵と挽肉を合わせて炒めたものだ。
こんな料理は世界中にあるからそれほど珍しくない。
飯の隣に卵焼きを盛りつけてある。
西洋人から見ると、飯と卵焼きの組合せは東洋的に見える。
俺たち日本人にはこの組合せは当たり前の姿だ。
でもちょっと違うのは飯の横に唐辛子ソースがあることだ。
この唐辛子ソースを卵にかけながら食べるところがタイ風なんだな。
好みによって違った味の唐辛子ソースを使えばよい。

2010/2/19

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薬膳 便秘に効くゲンソムクン

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たしかこの海老はトムヤンクンを作ると言って買った物だ。
俺もここ暫くトムヤンクンを食っていないので、それもいいなと思っ
ていた。ところがヌチャナートは気が変わった。
トムヤンクンではなくてゲンソムクンを作ると言い出した。
「ゲンソムクンにするわ。サミイは食べられないから、別の物を作っ
てあげるわ。何がいい?」
これと言って特別に食いたい物もない。
「同じゲンソムクンを食べるよ」
「これね、便秘に効く料理よ」
名前からして便秘に効きそうだなと思っていた。
便秘を治す効果は使っているタマリンドにある。
タマリンドをちょっと食べた。そして、海老と野菜をちょっとだけ食べ
てみた。この味なら魚介類をあまり食べない俺でも食べられる。
スープには海老を醗酵させた調味料ガピのにおいがある。
ガピには強烈な臭みがあるが、こうして薄めるとにおいが気になら
ない。

便秘に効くと言われるゲンソムを夕食にして寝た。
夜中になんだか便意を感じた。
眠い目を起こして、トイレに行くと便がでた。
これがゲンソムの効果かな?便秘はしていないから早めに効い
たのか??

ゲンソムはうまいからと言って、タイ旅行の移動中に食べると大変
だな。トイレ付のバスならともかく、トイレもエアコンもないバスだと苦
しい長時間の戦いになる。

2010/2/1

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唐辛子ソースを作る

昔々のことだった。屋台で飯を食ってホテルに戻ることにした。
その時はタイ料理の辛さと格闘しながら飯を食っていた筈だ。
まさに格闘という言葉がぴったりする。辛さに耐えて完食するのは
格闘技だ?それが嫌ならホテルの和食レストランで飯を食えばいい
のだが、それじゃ面白くない。
タイにいるのだから、タイ人が食っている店でタイ人と同じ飯を食わ
なくちゃ意味がないなんてことを考えていた。
辛さを洗い流すためにビールを飲み、一息ついてからまた飯を食う。

俺が飯を食っているそばで店の女が唐辛子ソースを作り始めた。
ボウルに唐辛子をどさっと入れてナンプラを加える。
店で使うのだから、あのくらい作らなくてはダメだろう。
それにしても大量な唐辛子を使うものだと思いながら女の動作を
見ていた。更にレモンや調味料などを加えていた。
そして唐辛子ソースの味見をして、ちょっと首をかしげる。
また何かを加えて味見をした。納得できる味になったのだろう。
首を縦にふって作業を終えた。
俺はその時、感動に近い驚きで彼女の動作を見ていた。
「あんなに唐辛子を入れた辛い味なのに、その中で細かな味の違い
を見分けることができる。俺だったなら、辛さで舌が痺れて味は分か
らない。たいしたもんだ」

「唐辛子ソースがないわ。サミイ、作ってよ」とヌチャナートが言った。
俺は見よう見真似で覚えた唐辛子ソースを作った。
唐辛子、ナンプラ他の調味料を加えて味見をして味を調えた。
その時、昔バンコックで見た屋台の光景を思い出した。
あの女はあんなに辛いソースの味見をして味の違いを見出していた。
俺は今、あの時の女と同じ事をやっている。
唐辛子ソースの味の違いを見て味を調整している自分の姿に驚いた。

2010/2/20

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2010年2月18日 (木)

辛い料理それとも

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またいつもの質問から食事が始まる。
「ねぇー、なに、食べたい?」
「うーん、鶏!」
「鶏をどうやって食べるの?」
「・・・・」
「トムチュートにする?辛いのがいい?」
最近、辛い料理をあまり食べていない。
「辛いのがいいな」
鶏肉で辛い料理ということが決まると、早速料理にとりかかる。
俺は炒める料理が出るものだと思っていたら、何やら煮物らしい。
鶏肉はほんの少ししかなかった。
砂肝は沢山あるので砂肝を加えている。
俺たちは砂肝なんてタレを漬けて焼くことしか知らない。
臓物をタイでは色々な料理に使う。
こんな使い方もするのだと出てきた料理を見て感心する。
香草がこれだけ入ると砂肝のモツ臭みが隠れてしまう。
スープはピリッとした辛味がある。
初めてこの料理を食べる人にはピリ辛どころの騒ぎではないかも
しれない。この辛さはタイ料理としては辛味が少ないと思う。
タイ人が辛いという料理は本当に辛くて手が出ない。

2010/2/17

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2010年2月17日 (水)

アスパラと鶏の炒め物

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この料理をタイ語では「パットノーマイファーラングサイガイ」と呼
ぶ。こんな長たらしい名前の料理を注文しようとすると、舌を噛ん
でしまう。名前は長いが材料はアスパラ、鶏、玉ネギの三点だけ
という簡単さだ。
こうやって炒めるとアスパラの緑が鮮やかに冴える。
味付は牡蠣油を主体にしたものだ。
辛味はないから、タイ料理が苦手という人でも食べられる。
料理の周りにある汁に旨味がある。
俺はこの汁を飯にかけて食べるのが好きだ。
最初のうちは汁を飯にかけて上品に食べていたが、そのうちにそれ
が面倒になった。飯を汁に入れたいという誘惑がある。
「そんな行儀の悪い食べ方をしてはいけない」と自制した。
とうとう誘惑に負けてご飯を汁の中に入れた。
見かけは悪くなるけど、美味さは抜群だ。

2010/2/16

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2010年2月16日 (火)

食物と健康広告2160

今日も広告の中から、これを食うと健康になるという食い物を探す。
食い物の中には薬効成分も含まれているから、身体によいものも
ある。その逆に良いからということで摂り過ぎると悪い結果になる。
俺は何を食うと何によいという話を流行学としてみている。
例えば今は話題にもならない紅茶茸なんてものもあった。
朝バナナダイエットなんてものも一時は流行ったな。
昔から何に効くといわれている食い物は繰り返し広告にでるかも
しれない。そのような食い物は本当に効き目があると見てよいか
も?中には迷信のようなものもあるかもしれない。
でも広告では「医者もビックリ!」なんて書いてあるから信じちゃう
よね。長い目で食い物と健康の関係の広告を見ていこう。
きっと何か発見があると思う。

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2010/02/16

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2010年2月14日 (日)

トムカーガイ

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どうやらタイ人は酸っぱい味を嫌うらしい。
酸っぱい青いマンゴーとか葡萄の未熟果を食べるのに酸っぱい味
を嫌がるのが不思議だ。
オレンジやパイナップルがちょっと酸っぱいと「ああ酸っぱい!」と
言う。この種の果物には酸味があるのが普通なんだと思うのだが、
タイ人には酸っぱすぎるようだ。

このトムカーガイにも酸味がある。料理が熱いと酸味は強く感じる。
ヌチャナートは酸っぱすぎないか心配している。
この程度の酸味なら酸っぱいうちに入らない。
俺にはちょうど良い酸味だ。
ココナッツの脂に混ざってちょうど良い味になっている。

2010/2/13

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2010年2月12日 (金)

カノムチンの温度

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カノムチンを日本の料理に例えれば駅の立ち食い蕎麦みたいな
もんかな?タイ人が大好きなB級グルメだ。
これがどんな料理か知らない人はソーメンにタイカレーをかけた
ようなものを想像すればいい。
「今日はタイ風なカノムチンを作るわ。食べるでしょ?」
ここでタイ風なんて言葉が出てくると違和感を持つ人がいるかも
しれない。東北に住むタイ人の食事はイサーン料理と言われて
タイ料理とラオス料理が混じり合っている。
純粋なタイ料理をタイ風とヌチャナートは呼ぶ。
「いらないよ」
俺は冷たく答える。カノムチンの味やにおいが嫌いなのではない。
カノムチンを食べる時の温度が嫌いなのだ。
熱い物は熱く、冷たいものは冷たくして食べると料理を美味しく食
べられる。屋台で食べるカノムチンの多くはタイカレーのようなもの
が生温かく、ソーメンのような麺が冷たい。
冷たいというかタイの常温だ。この二つを掻き混ぜた温度は中途半
端になる。だから俺はカノムチンが嫌いなのだ。
甘いとか辛いで嫌いになる料理があることは知っていたが、温度
で嫌いになる料理もあるのを知って俺も驚いた。
「これ、美味しいから食べなさいよ。」
「・・・・・」無視。
「ちょっとだけ味見してよ」
素麺を器にとり、カレーのようなものをかけて出した。
鍋から熱々のカレーのようなものをとってかけたので、今日のカノム
チンは中途半端な温度ではない。鯖を使っているが、鯖の生臭み
は香草のにおいに隠れてしまいわからない。
これなら俺は受け入れる。

2010/2/10

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ゲンオムガイとディルの香り

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鶏肉をどう食べたいか聞かれたから、「煮る」と答えたら
ゲンオムガイが出てきた。
「辛いでしょ?」
「いや、辛くないよ」
「これ、ラオス料理よ」
何処から何処までがタイ料理で何処からラオス料理になるのか
俺にはわからない。関東風と関西風の料理の違いをタイ人が見分
けられないのと同じと考えればいい。

この料理は英語でディルと言う香草の香りに特徴がある。
英語ではディルと言うがタイ語ではパクチーラオと言っている。
ラオスのパクチーと言う意味だ。

似たような物が二つあると、下等とか異種と考える物には隣国の
名前をつけることが多い。日本で朝鮮ナントカ、欧州ではダッチ
なんとかというような名前のつけかただ。
パクチーラオも似たような考え方でつけられた名前だ。
俺が思うに、これは一種の差別用語だ。
料理によってディルの香りにも差別があるんだ。

ディルの香りは特徴的だ。薄荷のような壮快な香りはないから、
ディルの香りを初めて嗅いだ日本人は「なんだこのにおいは?」と
思う。特徴的なかおりだから好きな人は一度で好きになる。
多くの日本人のディルに対する評価は低いと思う。
西洋料理は高級、高尚な料理でタイ料理は下等で野蛮な料理と
考える人はゲンオムガイに入っているディ
ルの香りをくさいと間違
いなく言う。同じディルつまりタイ語で言うパクチーラオが西洋料理
に使われている場合、西洋料理崇拝の人はディル
の香りを芳香と
いう。
西洋料理に使われるディルは芳香でタイ・ラオス料理に使わ
れるディルは悪臭と評価される。ディルもパクチーラオも同じものな
のに、評価が分かれるのが面白いね。

2010/2/10

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2010年2月10日 (水)

からい体験

大昔の話だ。あるカレー屋では好みの辛さの程度を数字で注文でき
た。一番辛い番号を言った。その時はもの凄く辛いと思った。
頑張ったが一皿を食いきれなかった。
俺はその時、「これは料理ではない。食い物の遊びだ」と感じたのを
覚えている。

毎日々辛いタイ料理を食っている。辛さに飛び上がっていたのに、
何時の間にやら座ったままタイ料理を食べるようになっている。
何にでも唐辛子を加えるというか、唐辛子がないと飯が食えなくなっ
ている自分に驚く。逆に言うと、唐辛子があれば何でも食えちゃう。

インド料理の辛さとタイ料理の辛さはちょっと違うが、基本的には
辛さは唐辛子からきているから似たような物とも言える。
その辛かったインド料理のカレーを今食ったなら、どう感じるだろう。
辛いとは思わないだろうな。

2010/2/10

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パッカパオの辛さ

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パッカパオが大好きになっている。この料理は美味いのだが、作る
時に唐辛子の煙がでてかならずくしゃみをする。多分、相当に辛い
はずだ。今の俺は昔感じていた辛いという感覚、口の中が焼け付く
ような、じっとしていられない痛いようなあの感覚を失っている。
だから「多分」と書かざるをえない。

このパッカパオの辛味なんだが、唐辛子は三本しかいれてない。
日本人の俺に合わせた量らしい。ヌチャナートから見るとたった
三本だ。
「タイじゃこんなの子供の料理よ」とヌチャナートは笑っている。
この一皿に三本の唐辛子というのは和食では考えられない量
だ。タイ人から見れば辛味を抑えた料理だろう。
これを日本人が見たら超激辛料理になるかな?
何本の唐辛子をこの料理に入れるかなんていちいちタイ人は考え
ない。四人前だから、この位と適当に唐辛子を掴んで鍋に入れて
いる。経験的にそれでちょうどよい辛味をだしている。
彼らが考えるちょうど良い辛味ということだ。
もちろん俺たちには辛すぎるだろう。
この写真を見て、ここに三本の唐辛子が入ったならどの程度の辛さ
になるか想像してみてくれ。
タイ料理の辛さはどんなものか理解できると思う。

2010/2/9

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ほうれん草の炒め物

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ほうれん草を炒めると、葉がしんなりと柔らかになる。
噛むとじゅくじゅくと汁がでる。
その感覚が好きなんだ。何時食ってもほうれん草の炒め物は美味い
と感じる。アメリカ人ならほうれん草をバターと塩胡椒で炒める。
これがタイ人になると味付にオイスターソースを使う。

このブログは基本的にウチで食べているタイ料理について書いて
いる。この写真を見ても何処がタイ料理なのかわからないだろうな。
「タイ人がオイスターソースを使って作った料理だからタイ料理なん
です」なんて言っても説得力がないな。
無国籍料理でも何でも旨けりゃ良いやね。簡単で素早く出来る
料理を探しているのなら、ほうれん草をオイスターソースで炒めて
みてください。美味しさにうっとりします。

2010/2/8

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2010年2月 8日 (月)

鶏の皮を使って

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鶏肉の各部位の値段をタイで見た。モモ肉の値段を1とすると手羽
とかポンジリの値段は1.5になるのが面白い。
この部位をタイ人が好んでいる証拠だ。取れる量が少ないし、好ま
れるから需要と供給の関係で高値になる。
鶏の皮もよく食べられているが、こちらは取れる量も多いので人気
商品だが値段は0.5程度になる。
俺がよくタイで見る鶏皮の食べ方は空揚げだ。
美味い味付けの店とそうでない店がある。揚げ加減も難しい。
揚げすぎると味がなくなる。
そんな鶏皮の食べ方を思い出しながら鶏皮を買い込んだ。
なにか面白い鶏皮の食べ方はないか考えた。
乾燥させてから焼いてみたらお煎餅のようになった。
唐辛子ソースをつけて食べた。
手元に醤油があったので、醤油で食べるとうまい。
「醤油ってうまいんだ。俺はやはり日本人なんだ」と醤油を味わい
ながら思った。子供の頃に刷り込まれた味の記憶は何時までも
残っている。醤油なんて殆ど使わないのに、たまに使ったらその
美味さを思い出した。

2010/2/7

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軍鶏を煮る

タイ料理の食材店で軍鶏を買って来た。俺は町で売られている軍鶏
と廃鶏の区別がつかない。両者の共通点は肉や皮が硬いことだ。
肌の色やぶつぶつなどで軍鶏と廃鶏の違いを区別できるのだろう
が面倒だからやらない。タイの食材店で買うものはタイでよく食べら
れている軍鶏肉と信じている。
冷凍で入ってくるから、まずは解凍する。
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それをヌチャナートはぶつ切りにする。
足の部分もぶつ切りにして、全部まとめて大鍋で煮込む。
レモングラスなどで香りをつける。
そうすると良い出汁ができるんだ。
このチキンスープは何にでも使える。
肉は幾ら煮込んでも硬い。この硬さをタイ人は好んでいるのだろう。
ある日本人は軍鶏肉を評して「あんな硬い肉は食えない」と言って
いた。
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日本人は地鶏というと喜ぶ。
この軍鶏も元はと言えばタイの農家で飼われていた地鶏だろう。
庭や原っぱを歩きまわって餌を啄ばんでいる。
猫や犬が来るとお母さん鶏は勇敢に立ち向かい可愛いひよこを
守る。こんな生活をしているから肉が硬いのかそれとも、もともと
軍鶏肉はかたいのか?

2010/2/7

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ヤムプラムック イカの手抜きサラダ

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ヌチャナートがスーパーに行こうと言い出した。なんでそんなことを
言い出すのだ?理由を聞くと
「嫌がるサダムを無理やり風呂にいれたの。その時、サダムの大好
きなイカを買ってあげるって約束したのよ。だから買わないといけ
ないの」という。サダムはウチの飼い猫だ。
おいおい、猫との約束だろう?猫がわかっているかどうかな?
しかし約束は約束だ。猫のためにイカを買いにでかけた。

買ってきたイカをサダムに取り分けた残りでヤムプラムックという
イカのサラダを作る。出来たわよというサラダを見ると、茹でたイカ
にナムプリックをかけただけの手抜きサラダだ。
「野菜はないの?」
「ないわよ」
これじゃあまりにも淋しい。ちょっと不満な顔をしたら、葱をのせた。

2010/2/7

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サトー豆

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このそら豆みたいな奴をサトーと呼んでいる。カタカナで書くと密造
酒、濁酒のサトーと同じになるのでサトー豆と書くことにした。
サトー豆は冷凍で日本にはいってくる。この豆がやたらとくさい。
ヌチャナートはくさいとは思っていないらしい。
「これはプーケットからくるのよ」
何処から来ようとかまわない。俺はこんなくさいものを食わない。
好きな人にはこのくさみは芳香なんだろうな。

2010/2/7

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パーニンを蒸す

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買って来たパーニンをどうやって食べるか見ていた。
タイでは醗酵させてから唐揚にする食べ方をしているのをよく見か
ける。その食べ方も美味い。
しかし醗酵・熟成するまでに時間がかかる。
もっと簡便な食べ方がこれだ。野菜と一緒に蒸しあげる食べ方だ。
俺はあまり好きではないから、味見程度しか食べない。
魚が好きなヌチャナートは美味しそうに食べている。
日本でもいずみ鯛と言って刺身で売っているくらいだから、美味い
魚だ。このように魚を野菜と一緒に蒸すのはタイでは普通の食べ
方のようだ。ウチでもいろいろな魚でこんな蒸し料理をやる。

2010/2/7

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味噌汁と焼魚のにおい

タイ料理には唐辛子やニンニクその他の香草、香辛料を使うから
そのにおいがいつまでも口の中に残る。人間の感覚は自分がもって
いるにおいや普段から接しているにおいには鈍感だ。
しかし、いつもとは違うにおいや初めて出会うにおいには敏感だ。
タイ料理を知らない日本人はタイ料理を食べてきた人が傍にくる
とタイ料理のにおいを敏感に感じとり「くさい」と言う。
何時だったか忘れたがバスの中でナンプラのにおいを感じたことが
ある。見るとバスの後部座席に東南アジア系の女が乗っていた。

それと逆のことをタイ人も感じている。
日本人の食事は味噌汁に焼魚というパターンが多い。
「あたしね、電車の中で”この人、味噌汁のにおいがする””魚を食べ
てきたわね”とすぐにわかるの」
ヌチャナートはそう言って笑っていた。
日本人にはほんのかすかな味噌汁や焼魚のにおいは感じ取れな
いが外人には感じるのだ。味噌汁、焼魚のにおいにいつも接して
いるので日本人はそんなにおいに鈍感になっている。
俺が普段感じていたことをヌチャナートは証言してくれた。

2010/2/7

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2010年2月 6日 (土)

タイ料理の用語

この頁をお訪ねくださいましてありがとうございます。
「タイ料理用語集」と題しまして改版致しました。
こちらに掲載してあります。
お手数ですが改版頁にお進みください。

http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2010/08/post-cab0.html

2010/8/25

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パーニン いずみ鯛

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冷凍されたパーニンがあった。ヌチャナートは自分が食べたい物だ
から、「パーニンを食べるでしょ?」なんて言う。
下心がわかっているから、俺は黙っていた。
俺は「無視、買わないつもり」なのだが、沈黙は「了解、買う」と
ヌチャナートは解釈して買い込んでい
た。

パーニンを水に入れて解凍している。
「日本にパーニンはいないでしょ?」
「いるよ。日本じゃ刺身にして食べるよ」
「・・・・・」
日本のスーパーではパーニンをイズミダイと称して売られている。
たしかに姿も肉も鯛にそっくりだ。
「パーニンは日本からタイに行った魚なんだよ」
「知っているわ」
俺が以前、話したのだろう。
日本の皇室がタイの王室に差し上げた物が増えたということだ。
パーニンは今ではタイの重要な魚資源になっている。

このパーニンをどう調理するのか、楽しみだ。

2010/2/5

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タイ風野菜炒め

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白菜が冷蔵庫の中で邪魔になった。
「これを炒めてくれよ」俺は白菜を取り出して言った。
「野菜をもっと食べないとだめよ。便秘になるわ」
そんなことを言いながら野菜炒めを作ってくれた。
味付にオイスターソースを使う。
見た目では何がタイ風なのかわからないが食べると
唐辛子が沢山入っているので違いがわかる。
その唐辛子なのだが使い方がタイ風なのだ。
タイ風な使い方って?と思うでしょ。
日本人は唐辛子を輪切りにする。
タイ人は唐辛子を縦長に切るのが、俺にはタイ風に見える。
中華料理でもやるって?
ラーメンと餃子などB級中華料理しか知らないから、縦長に切られ
た唐辛子を見たことがない。それと唐辛子を使う量が違う。
この野菜炒めにどの位、唐辛子が入っているか数えてみた。
すると少なくとも二本は入っている。もう食ってしまったものもあるか
ら三、四本はあったかもしれない。
日本人が作る野菜炒めに唐辛子を二本加えるか?
この量は先日テレビで言っていた一回一グラムの唐辛子の量に近い。

2010/2/5

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タイ人が妊娠

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妊娠すると女は酸っぱい物を好んで食べるようになる。
好みの変化から周囲の人が女の妊娠に気づくこともある。
日本の女ならいろいろな酢の物とか季節によっては青いミカンなど
を求める。タイの女だって妊娠すれば酸っぱいものを求めるのは同
じだ。ヌチャナートの友達が妊娠した。
「あの子ね、青いマンゴーが食べたいんだって」
そう言ってヌチャナートは笑っている。
「赤ちゃんができると、酸っぱいものを欲しがるのよ。わかる?」
新鮮な青いマンゴーを買い求めていた。
青いマンゴーは硬くて酸っぱくて食べつけない日本人には美味し
くない。タイ人はこれに塩唐辛子をつけておいしそうに食べている。
タイ料理ばかりを食べていたら、俺も青いマンゴーも美味いと思う
ようになっている。
甘い果物ではなく、スナック菓子のような感覚で食える。
妊娠した女でもタイ人と日本人では食べたくなる酸っぱい物が違う
のに、俺は思わずにんまり笑ってしま
った。

2010/2/5

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卵焼きタイスタイル

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いつも卵焼きというとこんなスタイルになる。
目玉焼きはタイにもあるが、日本のような目玉焼きではない。
大量の油の中に卵を割って落とす。
卵の唐揚みたいなものがタイの目玉焼だ。
白身の周辺がぱりぱりして、それなりの美味さがある。
この卵焼きはどんな味か想像がつくだろう。
塩味の肉野菜炒めに卵を絡めた味と思えば間違いない。
タイの田舎で食べられている、ごくごく普通の料理だ。

2010/2/4

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茸スープ

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カオパットを頼んだら、「スープもいるか?」と聞かれた。
「スープは?」と聞かれると欲しくなる。
「茸のスープでいい?」
異存はない。茸スープがでてきた。
薄味であっさりしたスープなんだが、これが結構いい味になってい
る。彩りも俺の好みにあう。これを食いながら思った。

和食は目で食うと言う。味だけよくても見た目が悪いと評価が下が
る。そこが日本の料理の繊細さだ。タイ料理はそんなことを余り気
にかけないと言ったらタイ人に怒られるかな?
怒られるかもしれないが、俺にはそう見える。
タイ人に言わせれば、「この隠し味が分からないのか!日本人は
鈍感だ!」となるか?
あの辛い味の後ろにどんな隠し味があるか分かるようになるには
修行がいる。ちょっとやそっとではわからない。
タイ料理に使われる素材や調味料の味を知っていなくては、隠し味
なんて分かるはずがない。

2010/2/4

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カオパットパートゥ 鰺の焼飯

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カオパットと言えば日本人が大好きなタイの焼飯、炒飯だ。
「カオパットが一番美味いタイ料理だ」なんて言っている人を俺も
知っている。自称タイ通です。いったいこの人はどの位、タイ料理を
知っているのだ?
この人が知っているタイ料理の中での話と思って聞いていればいい。
日本人がこのカタカナタイ語を言えばタイの屋台でも通じるから苦労
しないで飯を食える。それが人気の秘密かもしれない。

俺たちが普段食べるカオパットは牛豚鶏のカオパット、それに海老、
蟹程度だ。あるサイトでパートゥを使ったカオパットがあることを知っ
た。パートゥというのは鰺のことでタイでも安い魚だ。
しかもパートゥを使ったカオパットは屋台ではなくて、金持ちの若者
が出入りするパブやカフェーにしかないらしい。
ヌチャナートに「カオパットパートゥを知っているか?」聞いたら、
知らないと言う。ますます興味が沸いた。
鰺の開きがあった。これを使えばカオパットパートゥになる???
少なくとも近似品になるだろう。カオパットパートゥを作ってもらう
ことにした。まずは鰺を焼いて、身をほぐす。後は通常通りの
焼飯だ。ちょっと魚くさいカオパットができあがった。
お洒落なパブとかカフェで出される料理と聞いたのでワイングラス
を添えてみた。
うん、これもいただける味だ。

2010/2/4

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2010年2月 4日 (木)

飽きの来ないタイ料理とは

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よく俺は
「毎日、タイ料理ばかりで飽きない?」とか
「たまには日本の食事をしたくない?」なんて聞か
れる。俺は毎日が
タイ料理でも全く飽きが来ない。
「ウチの食事はこんなもんだ。」
「ウチの食事は辛いんだ。」と悟りに似た感覚になっている。
日本人が味噌汁と漬物と魚で飯を食って飽きないのと同じ感覚だ。
慣れてしまえば別にどうということはない。
辛味がないと飯を食いづらくなっているのも事実だ。
タイ料理と言えば、誰もがトムヤンクンを思い浮かべる。
「トムヤンクンは美味しくていいですね」なんて言われる。
たしかにトムヤンクンは美味しいが、美味しい料理を毎日食べ続
けることはできない。美味しくて複雑な味の料理はすぐに飽きがくる
が単純な味の料理は長いこと食べ続けることができる。

話は飛ぶが、非常用の食べ物としてマージャンパイのような形をし
た乾パンがある。乾パンはもともとは軍隊の携帯食糧として開発さ
れたものだ。その時、どんな味付けにするか研究がなされた。
脂や砂糖を加えると美味くなり好評だが、長いこと同じ物を食べ続
けることができない。
それで現在のような薄味の乾パンができあがった。

今日はこんな焼肉が出てきた。ニンニクとナンプラで味付けをして
フライパンで炒めたものだ。
これを飯の横にのせ、唐辛子ソースと一緒に食べる。
屋台で飯を買って来て、家の食器に盛り付けて食べる、タイ人の
食生活みたいだ。こんな単純な食事は飽きがこない。

この料理を作る前に、肉をどう調理するか聞かれた。
「揚げるそれとも焼く?」
たまには揚物がいいな。高カロリーになる揚物はいつもは避けてい
る。揚物を作ってもらうことにした。それなのにフライパンで炒める
だけだ。
「これは炒めもんじゃないの?」
「これも揚げもんよ」
三枚肉を加熱して肉から出てきた脂を利用して調理したから揚物み
たいなもんだ。これも揚物になるのかな?考え方の違いか?

2010/2/3

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日本の料理

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「日本の料理を作ってあげるわ」
「・・・・」どうせ出来やしない。期待はしていなかった。
「あたし、作れるわよ。サミイは驚くわ」
この後、葱がどうのこうのと言っている。
そういえばエシャロットを買ったことを思い出した。
冷蔵庫を開けたがエシャロットはない。
「あれっ?長い葱は何処?」
エシャロットというのはラッキョウのことだ。
ラッキョウをタイ語でなんというのか知らない。
知らないというより調べたことがない。
ウチでは長葱は「長い葱」、玉ネギは「大きな葱」とタイ語で呼んで
いる。エシャロットも長葱の仲間だから「長い葱」とウチでは呼ぶ。
正式な名称は他にあるのだろうが、俺とヌチャナートの間では
「長い葱」でいいのだ。
「長い葱は食卓にだしてあるわ」

ヌチャナートは味噌のようなものを掻き混ぜている。
まだウチに味噌なんてあったか?
「これがお酢でしょ?」酢が入った瓶を手に持っている。
「うん」どうやら味付けができたらしい。
「できたわ。これ食べてね。お酒は?」
前菜のつもりなんだろう。
エシャロットを味噌のようなものにつけて食べた。
これは完全に日本の酢味噌の味になっている。

2010/2/3

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ほうれん草と豚肉の炒め物

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最近、この料理がよく出てくる。俺がこれを好むのを食べっぷりから
判断しているのだろう。オイスターソースを味付に使っている。
ちょっと甘味がある。野菜からでた汁は捨てるのがおしくなるほど
旨味がある。
ほうれん草と豚肉をスプーンですくってご飯の上にのせる。
その上に生唐辛子の輪切りをのせる。
唐辛子、野菜、肉、ご飯をすくって食べる。
なんで唐辛子がいるの?
俺は唐辛子の刺激がないと飯を食いづらくなっている。
こんな食い方を日本人が見たら、首をかしげる。
ヌチャナートは俺のそんな食い方を当たり前と言った顔つきで見て
いる。
「サミイはタイ人みたいな食べ方をするわね」と時々、驚いているの
か呆れたように言う。この料理と同じ物を日本人が作ると、塩味が
もっと濃いものになると思う。ヌチャナートが味付けしたほうれん草
を飯のおかずにすると、最初はよいが、だんだん物足りない味にな
り、日本人なら醤油か塩をかけるだろう。
タイ人の味付は塩っ気が少ないから、唐辛子が欲しくなるのかな?
唐辛子を使うことを前提にしているから、塩味を薄くするのか?
卵と鶏のような関係だが、タイ料理は薄塩だ。

2010/2/3

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2010年2月 2日 (火)

唐辛子を1グラム

先日のテレビで唐辛子にはカプサイシンがあって血の巡りがどうの
こうので身体によいという話をしていた。俺は聞き流し、見流し状態
だったから正確な表現は忘れた。だからここに書いてあることはテレ
ビで言ったことと違うかもしれないとあらかじめ断っておく。
俺はテレビを見ながらこのように理解していた。

「それには一回にこのくらい食べるといいです」
そう言いながら講師は小さな器に入れた唐辛子の粉を見せた。
その量は1グラムだという。たしかそう言ったと思う。

俺は毎日唐辛子が沢山入った辛いタイ料理を食っているが、乾燥
唐辛子1グラムというのはどの位の量なのか考えたこともない。
そんなことを知っているタイ人もいないだろう。タイ人は唐辛子を
鷲掴みにしてそれをポイっと入れて料理をするから、そこに何本の
唐辛子があるか考えてもいない。

乾燥唐辛子1グラムは何本の唐辛子なのか気になった。
40グラムの乾燥唐辛子が入った袋があった。この袋の中に唐辛子
が何本入っているか数えてみたら103本入っていた。
唐辛子にも大小があるから、1グラムは乾燥唐辛子2ないし3本に
相当する。講師が見せた唐辛子の粉は種を一緒に粉にしたのか、
赤い皮だけを粉にした物かわからない。
種ごと粉にしたものだとすると、一回の料理に2ないし3本の唐辛
子を使わなくてはいけない。ウチじゃタイ料理しか食わないから、
一回の料理に唐辛子をもっと使っている。
普通の日本人の家庭でそんなに唐辛子を使うことはない。

ここまで書いて俺は講師がなんと言ったのか思い出せなくなった。
一回の料理に1グラムと言ったと記憶している。
しかしそれを何人で食べるとは言っていなかったと思う。
俺の頭では一回の料理と言うのは一人が一回に食べる料理だ。
つまり一人前の料理に唐辛子を2,3本入れるものと俺は勝手に
解釈していた。その位の唐辛子の量はタイ料理なら辛味を抑えた
お子様料理だ。

一回の量というのは中学生と小学生の子供がいる四人家族が食べ
る量としてみよう。四人家族で食べるハンバーグ全量に対して唐辛
子2,3本を入れたら、日本人は辛すぎると言うだろう。

一回の量というのはこんなことかな?
味噌汁に唐辛子を少々入れる。漬物に唐辛子をかける。豚肉生姜
焼きにどっさり唐辛子を入れる。全てのおかずに唐辛子を入れて
合計量を1グラムにする。
それが一回1グラムの量と考えることもできる。
一回だけこんな食事をするのなら誰にでもできる。
これが一日一回だけならまだしも、毎日毎食続いたなら日本人には
かなりきついと思うな。
俺のように慣れてしまえばいいが、慣れる前に悲鳴が上がると思うな。

2010/2/1

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ポンジリのトムチュート

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トムチュートというのはタイ東北部で食べられているスープのこと
だ。スープの具に今日はポンジリつまり鶏の尻にある丸い玉と白菜、
高菜の漬物を使った。これ等を煮込むと癖のない味が出来上がる。
辛味がないから何処の国の人でも安心して食べられる味だ。

タイの人は鶏の足、ポンジリ、手羽などを好む。
これ等に共通しているのは脂とゼラチンが豊富なことだ。それと
小さな骨があることだ。脂が少ない胸肉は好まれない。
タイの市場で驚いたのは手羽肉は他の部位よりも高値で取引され
ていることだ。日本人から見ると手羽は身が少ないし、食いにくい
から下級の肉に見える。

日本人はあまりポンジリを食べない。ヌチャナートはポンジリを見つ
けるとすぐに買う。付き合いでポンジリを食べていたが、食い慣れる
とポンジリの美味さがわかる。柔らかで脂がじわっとでてくる。
まずはポンジリだけを食べた。器にはスープと野菜だけが残って
いる。そこにご飯を入れてかき回す。
おじやのようなものになる。スープの旨味を吸い込んだ飯が美味い
んだ。

ポンジリを食いながら思った。
日本人がもっとポンジリを食べれば、肉が無駄にならない。
そうすれば肉の値段が全体的に下がるのに。
肉食を昔から続けている国々では肉のあらゆる部位を食べている。
それが正しい肉の食べ方だと思う。

2010/2/1

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食べ物と健康2020

薬と言われている食べ物が昔からある。そのような薬になる食べ物
について書いた本や雑誌も多い。
その数が多すぎて、どの食べ物がなんに効くのかわからなくなって
いる。「何を食ってもいいのじゃないか?」なんて思ってしまう。

そこで食べ物と健康に関する記述を広告の中に探ってみた。
これにも流行がある。俺の記憶だと、昔は健康によい、身体によい、
○○が治ると言った記述が多かった。今は痩せるとかダイエット
という記述が多い。そんな気がするけどどうだろう。
今日、目に付いた広告にはこんなことが書いてあった。

「安心」誌 2010年03月号 マキノ出版

ショウガ最強活用事典
女優の小雪さんも柏木由紀子さんも愛用!
免疫力、体温アップ!血圧降下!花粉症撃退!美肌が復活!

「夢21」誌 2010年03月号 わかさ出版

今注目の若返り食 ニンニクで認知症・糖尿病 ガンも改善する 
ベスト活用法

この雑誌は去年の11月には「世界も注目ニンニクにガンも腎不全も
糖尿病も改善する新しい働きが見つかった」と書いてあった。
この雑誌はニンニクを特集しているみたいだな。食い物と健康に
関するデータが溜まったなら統計をとると新しい発見があると思う。
少なくとも流行の流れはわかる。

「健康」誌 2010年03月号 主婦の友社

じゃがいも一個で数十Kgやせた!アトピー うつも改善

別冊付録に高血糖・高血圧・むくみ・肩こりに!症状別野菜スープ
百科がある。具体的な野菜の名前がないのでこれは参考程度に
しておこう。

「はつらつ元気」誌 2010年03月号 芸文社

体調を改善し不調を正す
お白湯ダイエットに最適「高アルカリ『活泉水』」

食べ物の話ではないが、「食べる順番ダイエット」という記事がある。
最初に甘い物を食べちゃうと飯が進まないなんてこともある。
面白い所に注目していると感心した。
どちらかと言うと漢方薬みたいなもので、紫イペとかカラマンシーと
かアカシアポリフェノールが云々という記事がある。

2010/02/02

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2010年2月 1日 (月)

とんぶりとカブトガニ

カブトガニというのは日本じゃ天然記念物だ。タイではカブトガニなん
て沢山いるらしく、料理店の店先に並んでいる。ちゅうことはカブト
ガニを食べてもいいってことだ。日本じゃ取ることも許されていない。
ましてや食べたのがばれたなら新聞種になる。ダメだと言われると
やりたくなるのが人情だ。
「こりゃー、日本じゃ絶対に食えないぞ!食わなきゃ」と好奇心旺盛
な俺は思う。カブトガニは横歩きする蟹に見えないが、名前から
判断して蟹の仲間なんだろうと考えちゃう。
そうするとカブトガニの身は白くて柔らかで・・・・・と想像する。
大きな蟹だから身もたくさんあるだろうな。
わくわくしながらカブトガニ料理が出されるのを待つ。
出された物は甲羅に乗った黄色い卵だけだ。白い身なんて何処に
もない。カブトガニには身がないのか?そんなはずはない。
身がなくて卵だけある蟹なんて考えられない。
タイでは身の部分は食わない?身は固い?くさい?のだろうと思い
直す。寿司ダネの蟹の卵などを想像しながらカブトガニの卵を食う。
ところがこの皮が硬い。
一度は注文するが、二度と食う気にならない。
他の日本人に話をすると、みんな同じような感想をもっている。
俺と同じように期待はずれの味だった。

とんぶりという野菜?がある。
袋に書いてある説明によると「とんぶり」というのはほうき草の実ら
しい。これを噛むとぷちぷちと口の中ではじける。
特別な味もにおいもないが、ぷちぷちの感触が楽しい。
ヌチャナートに「とんぶり」を見せた。
「これなんだかわかる?」
「魚の卵でしょ?」
なるほどね。見方によってはキャビアに見えないこともない。
「畑のキャビア」とか「山のキャビア」と言えばもっと売れるのではな
いか?脂肪過多の食事が多い欧州にも輸出が可能だ?
「違うよ。野菜の卵だよ」
「えっ?・・・・?」
ヌチャナートが卵と言う言葉を使ったので、こっちも釣られて卵と言っ
てしまった。本当なら実とか果実と言っただろう。

俺はとんぶりに味付けをしてヌチャナートに試食させた。
「うん、おいしいわね。カブトガニの卵みたいね」
「・・・・・?」
俺には美味しいと感じられないカブトガニの卵をタイ人は美味しい
と感じているようだ。とんぶりとカブトガニが似ているなんて日本人
は思わないちゅうよりも、カブトガニなんて食べたことがない日本人
には想像もつかない発想だ。

2010/1/31

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