« ポーローおでん | トップページ | 食べ物と健康2020 »

2010年2月 1日 (月)

とんぶりとカブトガニ

カブトガニというのは日本じゃ天然記念物だ。タイではカブトガニなん
て沢山いるらしく、料理店の店先に並んでいる。ちゅうことはカブト
ガニを食べてもいいってことだ。日本じゃ取ることも許されていない。
ましてや食べたのがばれたなら新聞種になる。ダメだと言われると
やりたくなるのが人情だ。
「こりゃー、日本じゃ絶対に食えないぞ!食わなきゃ」と好奇心旺盛
な俺は思う。カブトガニは横歩きする蟹に見えないが、名前から
判断して蟹の仲間なんだろうと考えちゃう。
そうするとカブトガニの身は白くて柔らかで・・・・・と想像する。
大きな蟹だから身もたくさんあるだろうな。
わくわくしながらカブトガニ料理が出されるのを待つ。
出された物は甲羅に乗った黄色い卵だけだ。白い身なんて何処に
もない。カブトガニには身がないのか?そんなはずはない。
身がなくて卵だけある蟹なんて考えられない。
タイでは身の部分は食わない?身は固い?くさい?のだろうと思い
直す。寿司ダネの蟹の卵などを想像しながらカブトガニの卵を食う。
ところがこの皮が硬い。
一度は注文するが、二度と食う気にならない。
他の日本人に話をすると、みんな同じような感想をもっている。
俺と同じように期待はずれの味だった。

とんぶりという野菜?がある。
袋に書いてある説明によると「とんぶり」というのはほうき草の実ら
しい。これを噛むとぷちぷちと口の中ではじける。
特別な味もにおいもないが、ぷちぷちの感触が楽しい。
ヌチャナートに「とんぶり」を見せた。
「これなんだかわかる?」
「魚の卵でしょ?」
なるほどね。見方によってはキャビアに見えないこともない。
「畑のキャビア」とか「山のキャビア」と言えばもっと売れるのではな
いか?脂肪過多の食事が多い欧州にも輸出が可能だ?
「違うよ。野菜の卵だよ」
「えっ?・・・・?」
ヌチャナートが卵と言う言葉を使ったので、こっちも釣られて卵と言っ
てしまった。本当なら実とか果実と言っただろう。

俺はとんぶりに味付けをしてヌチャナートに試食させた。
「うん、おいしいわね。カブトガニの卵みたいね」
「・・・・・?」
俺には美味しいと感じられないカブトガニの卵をタイ人は美味しい
と感じているようだ。とんぶりとカブトガニが似ているなんて日本人
は思わないちゅうよりも、カブトガニなんて食べたことがない日本人
には想像もつかない発想だ。

2010/1/31

|

« ポーローおでん | トップページ | 食べ物と健康2020 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/68615/33202356

この記事へのトラックバック一覧です: とんぶりとカブトガニ:

« ポーローおでん | トップページ | 食べ物と健康2020 »