パーニン いずみ鯛
冷凍されたパーニンがあった。ヌチャナートは自分が食べたい物だ
から、「パーニンを食べるでしょ?」なんて言う。
下心がわかっているから、俺は黙っていた。
俺は「無視、買わないつもり」なのだが、沈黙は「了解、買う」と
ヌチャナートは解釈して買い込んでいた。
パーニンを水に入れて解凍している。
「日本にパーニンはいないでしょ?」
「いるよ。日本じゃ刺身にして食べるよ」
「・・・・・」
日本のスーパーではパーニンをイズミダイと称して売られている。
たしかに姿も肉も鯛にそっくりだ。
「パーニンは日本からタイに行った魚なんだよ」
「知っているわ」
俺が以前、話したのだろう。
日本の皇室がタイの王室に差し上げた物が増えたということだ。
パーニンは今ではタイの重要な魚資源になっている。
このパーニンをどう調理するのか、楽しみだ。
2010/2/5
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント