ナムプリッククン 海老入唐辛子ソース
いつもの唐辛子ソースとは違って今日は海老を使ったものだ。
「これはサミイも食べられるわ。食べて見てね」
なんだか俺が唐辛子ソースを食べていないような言い方だ。
ガピを使ったソースはダメだけど、他の唐辛子ソースは大丈夫だ。
なんでも食っていたはずだ。俺に言わせればガピは海老を腐らせたものだ。
食いもんじゃねぇー!
ガピはダメだと言いながら、「美味い、うまい」と絶賛したB級料理がある。
料理の名前を聞いたら、ガピを使った料理だと分かり苦笑した。
人間の味覚なんて案外いいかげんなものなんだ。それでいいんだ。
だからこそ新しい味を探検する面白さがある。
美味いとか不味いとかグルメなんてものは時代によって変わる。
50年前に日本に来たアメリカ人を寿司屋に連れて行っても「生魚を食うのか?」と気持ち悪
がられるだけだった。
日本経済が大きくなった今はアメリカ人も寿司を旨いと言う。
昔の日本人はチーズなんてくさいもんを食わなかった。
今は食うよね。しかもどのチーズが美味いなんて言う。
グルメ本がなんと言おうとも自分が美味いと思うものを心行くまで食べるのが食の楽しみ方
じゃないかな?
海老入り唐辛子ソースは茹でた海老を使っている。
焼魚を使った唐辛子ソースよりちょっと柔らかめになる。
このソースを何につけてもいいのだ。
熱い飯に乗せると美味いよ。
ヌチャナートは菜っ葉を茹でてこのソースをつけて食べている。
このソースを美味いと思っても辛過ぎて食えない!と悲鳴をあげる人がいるだろう。
俺もそうだったが、毎日こんな辛い物を食っているうちに辛さに慣れてきた。
今はダメでもそのうちに、辛いと思わずに食うようになるよ。
2010/3/1
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