連食に耐える
太平洋戦争が終わった頃の日本は食い物がなかったから、口に入るもの
なら何でも食べた。今は、美味い物、変わった味、他にない味を求める時
代になった。グルメやミシュランの格付けが話題になる。
ミシュランに格付けされた店で毎日々、毎食々食事をできる経済的余裕
があるとする。
そんな美味しい料理だけを毎日、毎食食べていたらどうなる?
きっと飽きてしまう。
美味い料理、美味すぎる料理は連食に耐えられない。
日本人の朝食は昔から、熱いご飯と味噌汁、焼魚と漬物、それに生卵か
な。味噌汁の具が変わり、漬物が沢庵だったり、蕪の浅漬けたったりす
る。鯵の干物、鰯の目刺しなどの変化がある。
外国人から見たら、日本人は毎日同じ飯を食っているように見える。
しかし毎日この繰り返しなんだが、日本人は誰も文句も不平も言わない。
この素朴な料理は連食に耐えられる。
ウチの料理はタイ料理なんだが、旅行者がバンコックで食べる宮廷料理で
はない田舎料理だ。タイの田舎の人が普通に食べている料理だ。
日本人が毎日食べている飯、味噌汁、焼魚のような料理をタイ流に変化さ
せた料理と思えばいいかな。たぶん、毎日宮廷料理を出されたなら、飽き
がくるが、庶民が普段食べている料理なので飽きがこないから連食に耐え
られる。
時々、人に言われる。
「毎日、タイ料理ばかりで飽きない?たまに日本の料理を食べたくなら
ないの?」
別に日本の料理を食いたいとは思わない。
ヌチャナートの料理で飼い馴らされてしまい、飯、料理とはこんなもんだと
洗脳されているのかもしれない。
2010/4/7
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