« カオパットアメリカンはタイ料理 | トップページ | いんちきバーミーナム »

2010年4月14日 (水)

英語ではタイのサラダ

日本では野菜を生で食べる習慣はなかった。
エコだ環境だ、リサイクルだと現代の日本はうるさいが、昔の日本は循環型
社会だった。野菜を食べて、出てきた糞尿を畑にまいて肥料にしていた。
人糞の肥料で大きくなった野菜を食べて排出し・・・と循環していた。
環境に優しい社会だったが寄生虫が人間に入り込む問題があった。
それを防ぐには野菜に熱をかけてから食べる、あるいは漬物にして食べる
ことだった。生野菜を食べる習慣は日本にはなかった。

敗戦後、進駐軍が日本に入った。進駐軍は彼等の習慣に従って生野菜の
サラダを食べたからたちまち彼等は寄生虫に感染した。
日本でサラダが普及したのは進駐軍が日本に来てからのことだ。
サラダと言えば生野菜にドレッシングをかけた欧米の形のものしか俺たち
は知らなかった。ドレッシングの味はフランス風、イタリア風と地域によって
異なる。

ヤムと言われるサラダがタイにある。生野菜にイカでも缶詰の魚でもなんで
もいい、なにか具材を入れて、辛いドレッシングをかけたものだ。
タイのドレッシングだから辛くても当然でしょう。ヤムをサラダと言われると、
俺はそれをすんなりと受け入れることができる。ヤムは進駐軍から受け継
いだサラダの概念に近いから英語でサラダと言われても納得が行く。

これは俺だけの問題かもしれないが、サラダと言われてもちょっと納得が
いかないのはタイのソムタムと言う料理だ。ソムタムと言うのは青いパパ
イヤを唐辛子他の調味料と一緒に叩き潰しながら混ぜ合わせた料理だ。
英語ではソムタムのこともサラダと言っている。
俺たちが進駐軍文化から教わったサラダは生野菜にドレッシングをかけ
たものだ。青いパパイヤに辛いソースをかけて食べるのなら、俺たちが
持っているサラダの概念にあてはまる。
サラダを作るには生野菜を食べやすい大きさに切るという工程しかない。
それに対してソムタムは青いパパイヤを線状に切ってから、叩き潰しなが
ら混合という工程がある。サラダというよりも加工品に近いと俺は思う。
ソムタムは俺たちが受け継いだサラダの概念から外れているが、欧米人か
らみるとソムタムはサラダの範疇に入るようだ。
ソムタムを英語でサラダと言われると「えっ?これがサラダ?」とつい思って
しまうのは俺だけだろうか?
欧米人の考え方ではソムタムはタイのサラダなんだな。
それじゃぁー、日本語ではソムタムを分類するとなんになる?
青いパパイヤの和え物と言うのがぴったりすると思うがどうかな?
和え物に近い欧米の料理にマリネーがある。
ソムタムも蟹とか腐った魚?(タイ人は醗酵というが俺には腐ったとしか
みえん)を入れるから欧米のマリネーに近いと思うのだが・・・・・サラダ
になっている。多分、誰かがソムタムをタイのサラダと紹介したから、その
言葉が定着しちゃったのだろう。
深く考える必要もないっか?

2010/4/14

|

« カオパットアメリカンはタイ料理 | トップページ | いんちきバーミーナム »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/68615/34225239

この記事へのトラックバック一覧です: 英語ではタイのサラダ:

« カオパットアメリカンはタイ料理 | トップページ | いんちきバーミーナム »