無駄にしない
この写真をみるといかにも立派な料理に見える。
その証拠にこの料理にもちゃんとした名前がついている。
料理の名前を聞いたが忘れた。
実は昨晩ヌチャナートは
「おいおい、そんなに食いきれるのかよ?」
と思うほど色々な料理を作った。
その中にラープがあった。
ラープというのはタイ風に味付けした牛肉の刺身を想像すれば
いい。昔は俺もラープが大好きだった。辛いラープと餅米があれば
もう大満足だった。
辛味で額から汗を流しながら夢中で食べていたのに今はラープを
好まなくなった。
理由はわからないが、なぜかピタッと食わなくなった。
カノムチンなどいろいろな料理を食い、食べ切れないラープを
ヌチャナートは冷蔵庫にしまった。
「やっぱり食いきれなかったな」
これを別の料理にしてしまうのを知っているから、俺は食べ物が
無駄になることを心配しない。まだ食べられる物をゴミ箱に捨てる
のはいやだ。ゴミにするのは農家に悪いとか、金を捨てるような
ものだという観念ではない。ケチというか勿体無いというかなんと
いうのか感情的に食べられる物を捨てるのは嫌いなんだな。
食い残したラープを冷蔵庫から取り出して香草などを加えて温め
て出したのがこの料理だ。
ラープもこうすると全く新しい料理になってしまう。
食べ残した料理を無駄にしない方法だ。
生肉のラープだと食わないが、これなら俺も美味いと言いなが
ら食っている。
2010/4/4
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