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2010年5月29日 (土)

メッキ屋

ヌチャナートがイヤリングを手にしながらため息をついた。
「タイの物はダメね。すぐに錆びちゃうのよ。捨てようかしら」
どうやらヌチャナートのお気に入りのイヤリングらしい。
数回、使っただけで金メッキがはげている。
お気に入りだから捨てるのもためらうようだ。
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俺は露店のメッキ屋があることを思い出した。
「ちょっと待ちな。大丈夫だよ」
これがメッキ屋なのだが、ペプシを売っているように見えてしまう。
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俺はペプシの隣にある、硫酸銅の液や電線に注目し、ここでメッキをして
いるのだと判断していた。色々な薬剤が入った容器がある。
これは塩酸か硫酸か聞いても女は分からないと言う。
「あたし、メッキのやり方はわかるけど、薬の名前は分からないのよ」
薬剤の名前は知らないけど、薬剤の取り扱いはわかっているはずだ。
多分、危険はないだろう。
電源はコンバーターで直流に変えている。ボルテージは不明だ。
預かった品を洗剤で洗い、脂を落とす。次に塩酸で洗い、水洗し・・・前処理
をしてから金メッキを始めた。
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「ねぇーサミイ、どうしてこんなお店を知っているの?」
「いつも町を歩いて勉強しているからさ」
「・・・・・・」
勉強と言うと学校で学ぶことだと思っているヌチャナートには俺の言葉は
不可解のようだ。

自分の足で町を歩くといろいろな発見がある。
このメッキ屋も俺の発見の一つだ。

2010/5/18

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