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2010年5月26日 (水)

余った炭火

炭火で焼いた物は美味い。ガスと違って炭火は火力の調整が困難だ。
それと必ず無駄な炭火がでる。料理を三つ作るとする。ガスだと三つ目の
料理を作り終わったならガスを止めることができる。
炭火の場合、料理を作り終わっても炭火はまだかっかと燃えている。
日本の場合、そのような燃えている炭を消し壺に入れてすぐに消す。
消し壷なんて言っても分からない人が増えてしまった。
今時、焼き鳥、蒲焼屋を除いて日本で炭を調理に使う家庭なんてない
から当然だ。

消し壷というのは調理後にまだ火のついた炭や薪を入れて火を消す壺だ。
消し壺に入れた炭や薪は次回の料理の時に使う。消し壺からだした炭や
薪は消し炭と言って着火が容易だから、炭を熾(おこ)すのに使う。
これは炭や薪を節約する方法でもあるし、火事を防止する方法でもある
のだが、タイ人は消し壺を使わない。
そのままこんろの中で炭を燃え尽きさせる。

ウチで料理を作り終わった。それを見ていた隣人が焼き網に魚を載せて
持ってきた。
「ちょっとこれを焼かせてくれよ」
「ああ、いいよ」
どうせ余った炭火だ。これで魚が焼ければそれはそれでよしだ。
残り火の有効利用と考えればよい。
他人の家の炭火で調理するなんて日本の普通の家庭では考えられない。
おおらかなタイの田舎の生活だ。

2010/5/2

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