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2010年5月28日 (金)

馬のおしっこ卵、ピータン

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ピータンの事をタイ語では「馬のおしっこ卵」と呼ぶ。おそらく、ピータンを作
るのにアルカリ性の物質が必要で、アルカリ性のものとして馬のおしっこを
使ったことからこんな名前になっているのだと思う。
馬のおしっこの中に卵をつけておいたのか、馬のおしっこを含んだ砂、土
の中に卵を埋めたのだろう。それでこんなおかしな名前が出来上がった。

屋台にピータンがあった。
「これっ」とピータンを指差すと屋台の女は了解した。
食材を指定すると「これをどうやって食べるか?」と聞かれる。
焼くとか煮るとか言わなくちゃいけない。そんなこと俺が知るわけがない。
うーんと考えるふりをしていると、「揚げますか?蒸しますか?」なんて店
がいうから俺は適当に「そうだな揚げてくれ」なんて偉そうに言う。
ピータンを指差したが、屋台の女は何も聞かない。多分、調理方法は
ひとつなのだろう?
「ここで食べますか?」とだけ聞く。俺は頷く。
この屋台の女はタイ人には珍しくいつもきびきびと働いている。

しばらく待つと料理がでてきた。
「えっ?これが俺が注文した料理?」
なんだか違うものをだされた気がした。油でさっとあげたバジルの下に
大きな塊がある。その塊を切るとジェリーのような物が出てきた。
ピータンの白身の部分だ。ぷりぷりして美味しい。
黒い部分は黄身だ。ピータンの黄身はアンモニア臭がするものだが、香草
などの香りに隠れてしまいアンモニア臭はない。
馬のおしっこと言う名前が気になるが、料理としてはうまい。
「この料理、好きだよ」
「美味しいでしょ?」
「うん、美味しいよ」
店の女は嬉しそうに大きく笑った。笑顔が可愛い女だ。

2010/5/9

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