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2010年6月30日 (水)

タイのゆで卵

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「タイのゆで卵」と仰々しい題目をつけたが、日本のゆで卵と変わらない。
でも、茹でる前の卵の殻はタイと日本では違うな。
日本の卵の殻は白いがタイの卵の殻は赤い。
当たり前だけど殻を割ると白身と黄身があるのは同じだ。
茹で方だって同じ。お湯にポンと落とすだけ。お湯の温度と茹でる時間で
卵の固さが決まる。

ゆで卵を二つ割にして出してきた。ゆで卵のそばにナムプリックがある。
これをつけて食えというのか?なるほど、これならタイ風な食べ方だな。
ナムプリックをつけて食ったが、ニンニクの香りが強くて卵の香りを隠し
てしまう。あまり美味しい食べ方ではない。

タイには魚から作る醤油と大豆から作る醤油がある。
ゆで卵を大豆醤油につけて食べると美味い。

2010/6/30

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鉢植えのハーブ

こんな光景をタイで見た。近所の家の前に大きな鉢がある。
鉢の大きさはよく「花いっぱい運動」とか「町の美化運動」などで街路に置く
コンクリート製の大きな鉢と同じほど
の大きな鉢だ。
誰の物なのか、誰が何時植えたものなのか分からないハーブが大きな鉢
に植わっている。近所の人はそのハーブを摘んでいる。
誰もそれを咎めない。鉢の持主と思われる人もそれを見て何も言わない。
ハーブは、摘まれると新しい芽、茎、葉をどんどん出す。
いわば人間とハーブが共棲している。鉢に植わったハーブだって、人間が
摘まなければ年寄りハーブだけになってしまう。
人間が摘む事で若者が増える。近所の人がハーブを摘んでいる。
「泥棒しているのかい?」と冗談を言う。
「そうよ、泥棒よ」そう言って近所の人は笑う。
泥棒は他人の物を盗んで、後は野となれ・・・だが、ここの泥棒はちょっと
違う。誰の物だか分からないハーブなのだが、ハーブを盗んだ近所の人は
鉢に必ず水をやっている。泥棒はするけど、ハーブの面倒も見ている。
このハーブは近所の共有財産みたいな存在だ。

2010/6/29

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2010年6月29日 (火)

コアヌア ラオス料理

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これはタイ料理ではなくてラオス料理だ。俺たちから見ればタイ料理もラオス
料理も同じに見える。両方とも同じだと言ったらタイ、ラオスの双方から文句
を言われる。彼等から見れば明らかに違うじゃないかとなる。
俺たちから見ると関東の料理と関西の料理は明らかに違う。
そんな違いなんてタイ人やラオス人にはわからない。それと同じだと思う。

ベランダからハーブを採ってきた。
「いつでも新しいハーブがあるのよ。お店で買ったものはすぐに悪くなるわ」
タイではその辺にハーブが生えているから、それを取ってきて料理に使う。
日本にいながらタイの生活と全く同じことをやっている。
新鮮なハーブを採れることが嬉しいようだ。その気持ちは分かる。

料理を作り始めた。タイだかラオスのにおいが立ち込める。
このにおいがでると、飯ができるという条件反射が俺には出来ているから、
美味しそうなにおいと感じるようになっている。
においを嗅ぐだけでタイ・ラオス料理を食っていないご近所さんには悪臭
だろう。
「なんであのウチはあんなくさい飯を食っているんだろうね!」
なんて思っているだろうな。

「ラオス料理ができたわよ」
「ありがと。これ何と言うの?」
「コアヌアよ」
「ふーん」
「ラオス料理は油を使わないのよ。健康的でしょ?」
カロリーを抑え、肥満を防がなくてはいけない俺にはありがたい。

2010/6/28

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タイで気持ちいいことを

タイへ行って気持ちいことをしたいと思うでしょ。
できることならお金をかけないでやりたい。
無料で気持ちいいことができる?本当なの?本当です。
気持ちいいことをしてお金を貰うことも可能だ。
危険はないか?危険なんてこれっぽっちもない。
病気の心配もいらない。そんなことってあるのか?あるんだな!

俺がお薦めするタイで できる気持ちいいことは洗濯だ。
朝、洗濯をして干しておけば、昼には乾く。
木綿のシャツやタオルなんてバリバリになる。
太陽の温かみが残っている洗濯物を取り込むのは気持ちいいよ。
洗濯屋をやれば金を稼ぐことも可能だ。

2010/6/29

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カメムシも食べ物

昆虫はタイ人にとってはスナック菓子みたいなもんだ。
美味しそうに昆虫を食べている。気持ち悪いのを我慢して、思い切
って食って見るとまあまあ食える。
高級品と低級品があるらしい。高級品は美味しいらしい。
「それは高級なんだ。美味しいだろう?」
そんなこと言われても、何が美味しいのかわからない。

白い壁にカメムシがいた。こんな虫はタイにはいないと思った。
カメムシを家の中で潰されたら大変だ。家中が暫く悪臭で悩まされる。
「ヌチャナート、この虫を潰してはだめだよ」
「知っているわよ。くさいんでしょ?」
「そうだよ。タイにもいるかい?」
「いるわよ」ああ、タイにもカメムシはいるのだと理解した。
「この虫ね、潰してナムプリックに入れるのよ」
「えっ?!・・・・・・?!」
「タガメと同じよ。タガメを潰してナムプリックに入れるでしょ?」
「うん」
「それと同じよ」
大量だと悪臭だが少量なら芳香となる物質がある。
カメムシの香りも同じなのかもしれない。頭ではカメムシを食べる
ことは理解したが、カメムシを入れたナムプリックを俺は食べるか?
食べないと思う。
カメムシを食べるからと言って、タイ人をゲテモノ食いと軽蔑しては
いけない。海鼠を食べる日本人をタイ人はゲテモノ食いと思ってい
るかもしれない。
食文化、食習慣の差なんだな。

2010/6/28

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ゲーンノーマイ 竹の子カレー

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これは俺のために作った料理ではないと思う。竹の子はヌチャナートの好物
だから自分のために作ったのだ。和風の鶏肉と竹の子の煮合せは旨い。
それにタイのハーブや調味料を加えたのがゲーンノーマイだと思ってくれ。
もちろん唐辛子も沢山入っている。
平均的日本人から見ると、「タイ人はわざわざ不味くして食っている」となる
かな?これをタイ人から見ると、「こうすると旨くなるんだよな」となる。

俺はこれを旨いと思いながら食っている。
「ねぇー、辛くない?大丈夫?」
「大丈夫、辛くないよ」
ヌチャナートが「ペットディー(いい辛味)」と言うものは食えないが、タイの
平均的辛味なら辛いと思わない。そのうちに、俺もタイ人が言う辛味が効
いた料理を食うようになるかもしれない。
俺はこの料理を辛いと思っていないが、日本人にはこの料理はかなり辛
いはずだ。和食だともっと繊細な盛付をする。
味は問題にするけど、盛付なんて気にしないタイ人はどさっとだすだけだ。
個人的にはこの黄色い色付けは気に入っている。

2010/6/27

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2010年6月28日 (月)

三つの卵

今日も卵です。今日は目玉焼き。しかも三つ目の卵焼きという珍しい形だ。
焼き上がりを見ると欧風だ。タイ風の焼き方ではない。
「ほー、こんな焼き方をすることもあるのだ」妙に感心した。
タイ風に焼き上げても味はそれほど変わらない。
でもタイ風に焼くと周囲にできるパリパリがちょっと美味い。
シーウーをかけてあるのがタイ風と言える。

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卵を食いながらこんな話を思い出したよ。
昔は卵は高級品だった。三人兄弟で一個の卵を分けて食べる。卵を良く
かき混ぜる。一番最初に卵をとる奴は、白身がどぶどぶと流れ多く取れる
ので得する。
上の兄はいつも俺が最初に卵をとれるようにしてくれた。
「優しい兄だと感謝していた」
それから何十年もたってから、兄が言った。
「最初は白身だけで美味くない。残った物に旨味がある」
兄は優しいのでも親切なのでもない。ただ単に美味しい所を食いたいだ
けだった。と言ったような話だ。

太平洋戦争前だったかな?日本の役人が蒙古へ調査に出かけた時の
記事を読んだ。中国から蒙古に入る時なのだろう、持ち物の検査があっ
た。蒙古人だか中国人が鞄を開けると卵がぎっしり入っていた。
それを見た日本の役人は「羨ましい」とか「豊だ」というような感想を書いて
いた。数十年前の日本には卵は少なくて希少だったことがこの記事からも
わかる。

2010/6/28

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苦瓜と唐辛子

ベランダには苦瓜と唐辛子もある。俺たちは苦瓜や唐辛子の実を採るため
に栽培する。俺は花が咲くと実が成るのを楽しみにする。
ああ、それなのに・・・・・ヌチャナートは葉をとって食べてしまう。
苦瓜や唐辛子の実はスーパーで買えるが、それらの葉を売っている店は
ない。食いたければ自家栽培するしかない。
「これ、ウチで採れたのよ。こんなにあるわ!」
摘んできた葉を見せる。嬉しそうな顔を見ると何も言えなくなる。

苦瓜なんて好きなように成長させたらどんどん高い所に上っていく。
そんなこと、ベランダでやるわけにいかない。
網をはって、右から左、左から右に蔓を伸ばす方式をとっている。
「馬鹿なことやっている」とヌチャナートは冷ややかに見ている。
”あたしが葉を食べるから、そんなことしなくても大丈夫よ”なんて思っている
のだろう。

葉を食べられた唐辛子でも白い花をつける。運のいい花は青い実をつけて
やがて赤くなる。赤く熟するのを待たず、青い実を食べちゃうこともある。
「新鮮だから、香りがいいわ」

運の良い苦瓜は胡瓜ほどの大きさに育つこともある。多くの場合、ピンポン
玉を細長くしたほどの大きさになると
食べてしまう。
育とうとすると葉を食べられてしまう。それでも新しい葉や蔓を出し、必死
に伸び続ける。ヌチャナートは食べる人で、俺は蔓が上に伸びていかない
ように管理する人だ。

2010/6/27

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2010年6月27日 (日)

パットピッケン

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屋台飯のような料理だ。ウチの飯はこんな飯に落ち着いてきた。
どうして?理由は簡単だ。こんな飯は飽きがこないからだ。
豪華な宴会料理、宮廷料理なんて毎日、食っていたらすぐに飽きてしまう。
貧乏人から見たら、金持ちは豪華な料理をちょっと食っただけでそれ以上
を食おうとしない。
「さすが金持ちだ」と貧乏人は感心するが、金持ちは「またかよ!」とうんざ
りしている。俺には金持ちの気持ちはわからないが、多分、金持ちは宴会
料理は食い飽きているはずだ。
ウチは豪華な宮廷料理のようなものは作らない。
トムヤンクンとかタイ料理屋で出すような料理を来客があると作る。
そんな料理よりも屋台で食う飯、フードセンターで食うぶっかけ飯の方が
飽きが来ない。

こんなこと言っても分からないだろう。毎日毎食、タイ料理を食っているうち
に自然にこうなった。何処そこのタイ料理屋でABCという美味しい料理を
食ってきて感動!なんて言っている人がいる。
そんな人が同じ店でABC, DEF, GHIと美味しいタイ料理を毎日々、朝昼晩
と食ってみな。きっと俺みたいに、屋台飯が美味いと思うようになる。

2010/6/26

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ベランダのハーブ

いろいろなハーブをベランダで栽培している。おかげで重宝している。
中には悪臭と思われるハーブがあるのにどうして人間がハーブを使うように
なったのか?

ハーブには特有な香りがあるので、その香りを楽しむために料理に使うと
現在ではなっている。これらハーブの成分を分析して、「このハーブには
○○が含まれており、血液の流れをよくして・・・・・健康によい」なんて
ハーブを使う理由付けをしている。
本当に香りや栄養価のためにハーブを使い出したのだろうか?

初めて接するハーブの香りには警戒心を抱く。最初から好ましい香り、
いい香りと感じるものもある。好ましい香りがするハーブはすぐ調理にとり
いれただろう。

最初はその香りを悪臭と感じるが、そのうちにその香りがないと美味しくない
と思うものもある。
例えばパクチーに初めて接した日本人は「くさい」「悪臭」「嫌なにおい」と思う。
そのうちにパクチーの香りに慣れてしまう。そんなハーブもある。

栄養なんて概念がなかった昔からハーブを使ってきた。
あるハーブを摂ると皮膚病がなおるとか、蚊に刺されないなどの効果を経験
的に知っていた。それでハーブを使うようになったと見ることができる。

本当にハーブと言うのは丈夫だ。葉を千切られても次々と新しい葉をだす。
そんな姿を見ていたら、人間がハーブを使い始めたのは、香りとか栄養以外
の要素があったのではないかな?と思うようになった。

ハーブの姿を見て日本の習慣を思い出した。
竹や松は一年中青々としている。それがいかにも丈夫で健康に見えること
から、お目出度いことに使われる。
幾ら葉をとっても、新しい葉をだすハーブは健康の象徴と見える。
ハーブの強さを見て、それにあやかろうとしてハーブを食べだしたのではな
いか?不老長寿を願う人間の願望から、ハーブ信仰が生まれハーブを食べ
るようになったのではないかな。
よい香りがするから、栄養があるからなんて理由より、もっと宗教的、呪詛
的な理由でハーブを食べだしたのではないかと、ベランダのハーブを見て
思った。

2010/6/27

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2010年6月26日 (土)

カイルア・また卵だ

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卵料理が続いている。卵を大量に買い込んだからまあ仕方がない。
いろいろ工夫して違う卵料理を作ってくれる。
今日はカイルアだ。これは生卵と半熟卵の中間だ。
日本人は精力をつけるといって生卵を飲む習慣がある。
そんな習慣はタイにはないが、タイ人は卵をほんの少しだけ茹でる。
茹でるというより温める。卵の一部が固まったら出来上がりだ。
ほとんど生卵と同じだ。これをガラスのコップにあける。
何故かガラスのコップなのだ。瀬戸物のコーヒーカップやティーカップには
あけない。卵を割ると、生卵のようにコップに流れ落ちる。
卵の一部が殻にこびりついているから、スプーンで固まったものをコップに
かきだす。胡椒を入れる。そしてナンプラかシーウーを入れてかき混ぜて
飲む。今日はシーウーが入っていた。ナンプラより卵の味にあう。

2010/6/26

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2010年6月25日 (金)

ムウケム 豚挽き肉の炒め物

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冷蔵庫に豚の挽肉があった。今日はこれを食おう。
「ヌー、これで飯を作ってくれ」
「どうやって食べたいの?」
「うーん、そうだな。トムチュートがいいな」
「これでトムチュート?サミイは食べないとおもうわ。ムウケムにしてあげ
るわ」
「・・・・・・」無言は承認と解釈された。
「ニンニクがいい?生姜はどうする?」
「両方、入れてくれ」
挽肉を炒め始めるとタイ料理のにおいがたちこめる。
炒めると挽肉から油がじくじく出る。その油を紙で吸い取って捨てる。

和食は素材の味を生かす。素材の味を楽しむ料理と言える。
それにたいして、タイ料理は素材に味を無理矢理しみこませる料理だ。
ハーブやスパイスの香りをつけ、唐辛子の辛味で一気にたべるのがタイ料
理だ。こんなことをタイ人に言うと、怒られるかもしれないが日本人には
納得してもらえる表現だと思う。
どちらが良いとか優れているという問題ではない。

無理矢理、味をつけることの効用をこの料理で再確認した。
実はこの挽肉は傷みかけていたらしい。
この挽肉をトムチュートのような淡白な料理に使うと肉のにおいが気になっ
てしまう。ニンニク、生姜、唐辛子などを加えて炒めると、肉のにおいが消
えてしまう。

冷蔵庫がない時代のタイでは食べ物がすぐに傷んだ。
肉や魚のいやなにおいを消すために、ハーブなどが使われた。
無理矢理味付けすることで、傷みかけたものでも美味しく食べられるよう
になる。生活上の知恵で、素材に強制的に味付けをすることになった。

2010/6/24

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また卵だよ

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卵が安かったから大量に買い込んだ。当分、卵料理が続くのを覚悟してい
る。今日もまた卵だよ。
「この料理の名前はなんて言うんだい?」
「知らないわ、名前なんてないわ」
「・・・・・?」
赤い唐辛子があり、バイホアラパーが乗っているからタイ料理に見える。
食うと醤油味だ。なんだこれ?分かった!和食のつもりなんだ。

このような味付の料理を食ったが、ヌチャナートは名前を知らない。
名前なんか知らなくても、料理の姿を見れば何で味付けをしてどうやれば
いいのかわかる。ヌチャナートは味を思い出しながら作った。
それで料理の名前を知らない、名前はないと言ったのだ。
「これ、日本の料理かい?」
「ええ、そうよ」
やっぱり和食のつもりなんだ。和食にはこんなに唐辛子を入れないぞ!
バイホアラパーを和食に使う奴がいるか!わかっているようで、分かって
いない。出来の悪い卵とじと思えばいい。
これを丼飯に乗せれば親子丼となる。
俺たちの目から見ると、出来の悪い卵とじだが、ヌチャナートの目から見る
と立派な和食なんだろうな。

2010/6/24

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2010年6月24日 (木)

手抜きのガイピン

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これはガイピンつまりタイ東北部で盛んに食べられている焼鳥だ。
バスとか汽車が停車すると、売り子が車内に乗り込んで来る。
鶏肉を竹の棒に挟み、焼き上げたものを、ポリ袋にいれた餅米と一緒に
売り歩くのをよく見かける。車内で食べる場合は竹の棒に挟まれた肉を齧
り、餅米を手で丸めて食べる野生的な食べ方になる。

家庭とかレストランでは上品な食べ方をする。
焼き上げた鶏肉を食べやすい大きさに切り、スプーンとフォークで食べる。
ナイフを使わないから肉を切ってからだすのが習慣になっている。

今日はガイピンを作った。ガイピンを切らずに皿に乗せている。
「切らなくていいから、らくでいいわ」
そういいながら、ナイフとフォークを並べた。俺にすれば西洋風の食べ方だ。
別に違和感はない。ヌチャナートにすると手抜き感覚だ。
この感覚の差の溝は深い。

ちょっと焦げ目がある。どうやらタイ人はこの程度の焦げなど気にしないよ
うだ。焦げたままのガイピンを堂々と売っている。
これだけ焦げていたら、日本の料理屋では出さないよ。

西洋風とは言っても、鶏肉の上にはパクチーが乗っている。
パクチーなんて西洋料理に使わない。見かけはいい。
このパクチーの葉を食った西洋人はきつい特有なにおいにきっと顔を
しかめる。

鶏肉を切っては唐辛子がいっぱい入ったナムプリックをつけて食べている。
格好は西洋風だが、味は完全にタイ料理だ。
ウチの料理は見かけを西洋風にしても、味付はタイ風なんだ。
「手抜きをしてもウチのサミイは黙って食べている」とヌチャナートは思って
いるのだろう。

2010/6/23

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2010年6月23日 (水)

見かけの悪い卵焼き

卵の特売があったから暫く、卵料理が続きそうだ。
安いと買い込むのが女の習性で、犠牲者はいつも男だ。

昨晩はパットムウを食った。
「作りすぎだよ。こんなに食えないよ」
本当は食えるのだがダイエットしなくてはいけないので食事の量を制限して
いる。
「大丈夫よ。余ったら明日、卵焼きに入れるわ」
ヌチャナートはそれを食わない。俺に食わせるのだ。

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昨晩の残りのパットムウを入れた卵焼きができた。
タイ風オムレツと言った方がいいかな?
どうも見かけが悪い卵焼きになっている。
所々に赤い唐辛子が見える。
こんな料理を日本人に出したなら、食えるかな?
俺には唐辛子の辛味を感じないが、日本人には辛すぎるだろう。
ふわーっとした卵焼きの香りは洋風オムレツと変わらない。
これだけ食べるとちょっと塩っぱいが、ご飯と食べると丁度よい。

2010/6/23

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2010年6月22日 (火)

パクチーラオをベランダに

園芸店でパクチーラオの苗を買ってきた。ヌチャナートは種を買って、種か
らハーブを育てようとはしない。種は味見できない。せっかく育てなのに好
みの香りがでていないと労力が無駄になる。苗なら味見してから買うことが
できる。俺たちは苗が元気かどうか、虫などついていないか、病気の葉は
ないかな
どは調べるが、ハーブの味なんて調べない。
パクチーラオの葉を千切って味見をして「これはいいと」とヌチャナートは
納得したようだ。お店の方、ごめんなさい。味見して買ったから許して!

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苗をベランダの鉢に植えた。根が張って落ち着いたかなと思うともう食べて
しまった。葉はない。茎だけになっている。
「おいおい、大丈夫かよ?」
「大丈夫よ。サミイは何も知らないのね」知るわけねぇーだろ!
パクチーラオなんて育てたことはないし、植わっているのを見たこともない。
葉はなくなったが、茎は青々としている。まだ生きている証拠だ。
茎の間から葉が出てきた。あれよあれよと言う間に、ここまで育った。

まだ葉を食べていないパクチーラオは大きく育っている。
茎の根元を見ると、新しい葉が出ている。
これから寒くなり始めるまで、ベランダのハーブで料理を作ることになる。
「買いに行く必要がないからいいわ。」
「うん・・・・・」
「採りたては香りがいいのよ。色も綺麗でしょ」
自宅で採れるハーブにヌチャナートは大満足している。
パクチーラオは丈夫なんだ。葉を採られても採られても次々と新しい葉を
出す。

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ハーブを手にしてにっこり笑った奥様が
「ベランダにハーブを植えておくと便利です」
なんて記事をよく見る。ウチの場合、タイ料理だからハーブを沢山使うので
ベランダにあると便利だ。
でも三人とか四人家族で日本の食事を主にしている家庭じゃハーブなんて
使わないよ。ハーブやスパイスを使う料理なんてカレーライスにスパゲッティ
位しか知らない家庭にはベランダ園芸は不要だと思
うよ。
水遣りも面倒だし・・・・虫がついたら退治しなくてはいけないし・・・・。

日本人は生きているハーブを枯らすのは感情が許さない。
勿体無い、可哀想という気持ちから、いきおいハーブを使った料理を作る
ことになる。パクチーラオのように丈夫だと、なんどもパクチーラオを使った
料理を作ることになる。特有なにおいがあるパクチーラオをさして
「こんなくさい草、食いたくないよ」
と子供にしかられる。そんな家庭は必要な時に、必要なハーブを買ってきた
ほうが便利だと思うな。

2010/6/22

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パイナップルの缶詰

パイナップルの缶詰が100円ショップにあった。俺は「うーん」と溜息をつき
遠い昔を思い出した。
あの当時はパイナップルは缶詰でしかお目にかからなかった。
生のパイナップルなんてない。例えあったとしても今の金で一個数万円
もしくはそれ以上はしただろう。パイナップルと言うのは缶に入っている
ものだと思っており、生のパイナップルがあるなんて想像もしない。
パイナップルの缶詰なんて言葉は長くて言いづらいから、俺たちはパイ缶
と言っていた。あの当時、パイ缶はデルモンテ製品しか日本に入ってこ
なかった。他にもあったのかもしれないが、緑のラベルのデルモンテの
製品しか俺の目につかなかった。
今から考えれば随分不親切なのだが、ラベルに内容物の絵がない。
ラベルには品名が横文字で記されている。それが英語なのかオランダ語
なのか、仏語なのかわからない。俺たち
はそんな横文字を読めないし、
パイ缶を売っている店も横文字なんて読めない。
それでも間違いなく、消費者にパイ缶が届くから驚きだ。

ある時、お礼にパイ缶を貰った。贈ってくれた人もそれがパイ缶だと思って
いた。お馴染みの緑のラベルの缶詰だから俺もパイ缶だと思っていた。
「さあ、パイ缶をあけるぞ!」
俺はわくわくした。缶を開けると黄色いパイナップルではなく、白い果物
が入っていた。多分、洋梨か桃だったと思う。果物の名前は分からない。
甘くて美味しいのだが、パイナップルではないのでがっかりした。
パイナップルを期待していたのに、桃を食わされると、どんなに美味しい
桃でも美味しくない。桃を食ったのか洋梨を食ったのか覚えていないが、
パイナップルを食えなかった悔しさは今でも覚えている。

2010/6/19

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2010年6月21日 (月)

プラスチックのクロック

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ウチにあるクロックは小さいので大量にソムタムを作るのに向いて
いない。大きなクロックを欲しがっていた。
石や素焼き製のクロックは重たい。
今まで見たことがないプラスチック製のクロックがあった。
これなら持ち帰るのも軽くていい。プラスチック製クロックを買い
求めた。しかし、ヌチャナートはそれを使おうとしない。
「どうして、これを使わないの?」
「これね、滑るのよ?」
「滑る?・・・・・?」
「そう、滑るのよ。唐辛子が飛び出しちゃうのよ」
プラスチック製の物は表面が滑らかだから、唐辛子を突き棒で突
くと唐辛子が飛び出すらしい。昔から使われている、石、素焼き、
木だと滑らないので唐辛子が飛び出すことはない。

2010/6/13

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2010年6月20日 (日)

完熟した白瓜

俺たちは未熟の白瓜を食べる。それが当たり前だと思っている。
ヌチャナートの話では、完熟した白瓜は美味しいそうだ。
「こんな大きくなるのよ」
両手で大きさを示す。多分、真桑瓜のような形になるのだろう。
「色は赤くなるの?」
「白いわ」
「ふーん」
「甘くて香りがいいのよ」
白瓜もメロンと同じ仲間だから、甘くなるかもしれない。
そんな美味しい物なら、日本でも売れるはずだが・・・・・・。
日本では完熟した白瓜を食べる習慣はない。

2010/6/19

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白瓜をタイ料理に

ウチの近辺ではあまり白瓜をみかけない。当地の好みではないのかもしれ
ない。俺が子供の頃、これを糠漬けにした。
白瓜の姿は胡瓜そっくりだから、胡瓜のシャキシャキとした感触を期待して
いた。糠漬の白瓜はぐしゃっとしたので美味しいとは思わなかった。
だから、白瓜の漬物は食いたくなかった。そのくせ奈良漬の白瓜は好き
だった。甘いからだろうか?酒の香りが好きだったのか?
とにかく奈良漬は美味いと思った。
子供の頃の感覚が残っているため、白瓜の漬物は今でも好まない。

近所の店で白瓜があった。
「ねぇー、サミイ!これ好きでしょ?」
何時だったか、白瓜を使ったタイ料理を作ってくれたのを思い出した。
白瓜を煮るとこんな味になるのかと驚いた。軟らかく煮えた白瓜は漬物と
は違った美味さがある。どんな料理だったのか思い出せないが、美味し
かったことだけは覚えている。

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「白瓜を食べるでしょ?」
「うん」
以前、食べたようなタイ料理が出てくるのを期待した。
同じものがでたのかどうか分からないが、見た目はタイ料理だ。
写真をとってから気づいたのだが、赤い唐辛子が目立つ。
恐らく以前は、唐辛子がまず目に入って「おお、辛そう!」と警戒と覚悟をし
た。無意識のうちに「唐辛子が沢山入った、タイ料理を食うぞ!」と構えて
から飯を食い始めていた。
今じゃ、これが当たり前と言わんばかりに何も考えずに食い始めている。
唐辛子が刺激となって食欲を進めてくれる。
どの位、唐辛子が入っているかなんて考えもしない。
これが当たり前のタイ料理だからだ。

2010/6/19

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唐辛子を靴下に入れる

寒い日に靴下に唐辛子を入れると霜焼けにならない。唐辛子が肌を刺激し
て血液の流れを良くするからだ。外気の温度が零下20度でも人間の体温
は36度だ。36度の血液が足の末端の血管にまで流れるから霜焼け
になら
ない。その原理は明白だ。

それじゃ外気温が40度を越える場合、唐辛子を靴下に入れたらどうなる?
体温を36度に保とうとして、汗をかいて体温を下げる。
血液が盛んに流れて、表面の冷たい血液を体中に届ける。
靴下の中に唐辛子があるから、足の部分の血流は多くなる。
その結果、靴の中は涼しいのではないか?
俺って頭がいい。こんな簡単な方法で涼を得られるなんて素晴らしい。

早速タイで実験を開始した。
靴下に乾燥唐辛子を入れて一日中、外を歩き回った。
特に足元が涼しいという感じはなかった。
真冬に唐辛子を靴下に入れても、ほかほか感はない。
しかし、血流を良くする効果はある。それと同じかな?涼しいという感じは
ないが、靴の中で足が蒸れることを防いでいるかもしれない。
熱帯や砂漠地域で唐辛子を靴下に入れると、足元が涼しくなるかどうか
検証するにはもう少し精密な実験が
必要だ。

洗濯するため靴下を脱ぐと、中から唐辛子が出てきたのをヌチャナートが
目ざとく見つけた。
「なーんで、唐辛子を靴下に入れんの?」
俺の馬鹿な実験にヌチャナートは飽きれていた。
体感的実験結果が期待ほどでなかったから、説明するのが面倒なので、
黙っていた。

2010/6/19

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2010年6月18日 (金)

ハーブの苗とタイ人

パクチーラオ、レモングラス、ミント、苦瓜などの苗を買ってきた。
苗を植えてまだ根付かないと思うのに、もう葉をとって料理に使う。
「おいおい、大丈夫か?」と心配するのをよそに、ハーブは元気だ。
切られてもちゃんと新しい芽をだしている。やはり長い間の経験にはかな
わない。

我々の感覚では苗を植え、ちゃんと育ってから「さあ、採りましょう」だ。
例えば唐辛子は赤い実がなったら、実をとる。
葉も食べられるから葉唐辛子の佃煮を作り、茎と根を捨てて一年の収穫
とする。ところがタイ人は唐辛子の実がなる前の葉をとって食ってしまう。
唐辛子だって生きるのに一生懸命だから、葉をとられても実をつける。
実をつけると実も食べる。
パクチーラオは茎だけになっているのに、もう新しい芽が出ている。

苦瓜を何本も植えれば日除け代わりにできる。
朝顔と同じように苦瓜の蔓はどんどん上に伸びていく。
好きなように蔓を伸ばしたなら、ベランダでは大変なことになる。
俺は苦瓜の蔓を右から左に這わせ、左端に来たら右端にむかって這わせ
るようにした。それをヌチャナートは鼻で笑う。
「そんなことしなくても大丈夫よ」
日本人は苦瓜の実しか食べないが、タイ人は葉も食べる。
葉を食べてしまうから、蔓は伸びないと見ている。

乾燥唐辛子からこぼれた種を蒔いておいたら芽が出ている。
これもウチの料理の食材になる。
ベランダでハーブを摘むと嬉しそうに見せる。
「ねぇー、サミイこれ、ウチで取れたのよ。買いに行く必要ないのよ」

数年前はパクチーなんてタイの食材店にいかないとなかった。
今はパクチーも簡単に手に入るが、自宅で欲しい時にハーブを収穫できる
のが嬉しいらしい。

2010/6/17

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2010年6月17日 (木)

パッカパオガイ 鶏の辛味炒め

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写真を見ると屋台で食うような飯だと感じるだろうな。うん、確かに
俺もそう思う。毎日が、タイ料理でしょ。食い飽きない料理を食って
いると、こんな形の料理に落ち着いてしまう。
宴会ならトムヤンクン、トムカーガイ、ガイピンとかいろいろな料理
を食べるけど、毎日の食事となるとそんなもんは飽きちゃう。
和食だって同じだと思うな。
毎日、刺身がでてくると「もう生魚はいらない!」となる。
ご馳走と言われる料理はすぐに飽きるが、素朴な料理は飽きがこ
ない。

屋台やフードコートなどで出しているタイ料理が飽きが来ない料理
なんだ。飽きが来ないというのは料理の大切な要素だ。

2010/6/16

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2010年6月16日 (水)

日本人だと見て

俺が日本人だと見て料理人は質問する。
「辛味はどうします?辛くします?」
「辛くしてくれ」なんて言うとタイ人の感覚で辛くしてくれる。これは辛い!
「辛くないの」というとなんとなく間が抜けた味の料理がでてくる。
だから「普通が良いな」と答えることにしている。
普通と言うのは、タイ人が見て普通の辛さだ。
料理人は「普通の辛さで本当にいいのか?」と心配そうな顔をして俺の顔
を覗き込む。普通の辛さで料理をだすと多くの日本人は悲鳴をあげるのを、
料理人は知っている。
俺が表情を変えないので、納得して普通の辛さの料理を作る。
そうすると、毎日ウチで食べているのと同じような辛さの料理が出てくる。

2010/6/16

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辛味は痛み

辛い物が苦手の人はこの料理が辛いかどうか、食べる前に聞いた方がい
い。タイ人に「辛いか?」と聞くと「辛くない」と言うので食ったら辛かったなん
て話が多い。一回の料理に唐辛子を10本も食べるタイ人にとって、唐辛子
が二本しか入っていない料理は辛くない。
唐辛子が二本も入った料理は日本人には激辛だ。

あるウエブに辛いかどうかの質問の仕方のコツがあった。
「子供が食べられるか?」と聞くのがコツだそうだ。なるほど。
子供でも食べられる辛さなら、日本人には辛いか、丁度良い辛さだろう。

いくらタイの子供だって最初から辛い物を食っていたのではない。自然に
辛い物に慣れていく。

辛味という味はないそうだ。唐辛子の辛味は痛みなんだそうだ。
言われて見れば、唐辛子を食った時の口の中が燃えるような熱さは、痛み
かもしれない。熱いのなら、水を飲んで冷やせばいい。
熱いからと言って水を飲んでもあの痛みは治らない。
タイ料理を食っているうちに、痛みに鈍感になる。
俺も鈍感になり、一番辛いプリッキヌーなんて唐辛子を生で食っている。
それを美味いと思って食うようになっている。
こうなると「口の中が火事になった!」という感覚がなくなってしまう。

2010/6/16

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出された料理

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最近は横着になり、いちいち料理の名前を聞かなくなった。
この料理の名前も聞いていない。
出された料理を「美味い」と言いながら食っている。
なんとなくこの料理はラオス料理でタイ料理ではないと感じる。
確認すれば「そうよ、これはラオス料理よ」となると思う。
イサーン地方の食事をしているから、こんなことを感じるのだ。
バンコックやプーケットあたりで生活している人は、こんな料理を見ないだ
ろう。タイ料理だって地方色があるんだ。
俺ん家の料理は王宮料理ではない素朴な田舎料理だ。
こんな料理ばかり食っていると、何にでも唐辛子を入れるようになる。
唐辛子を入れすぎて汗が吹き出ても、辛くないと食えなくなる。

2010/6/15

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食べ物と健康広告6160

何を食うと健康になる、病気が治るなんて話がある。そんな話を広告の中
に見つけている。

「ゆほびか」誌 2010年08月号 マキノ出版
10kg楽々やせた、7cmくびれた!便秘解消、肌ぴかぴか!
メタボも撃退!爽やか美味!
「酢イーツ」ダイエット
水野美紀さんのキレイの秘訣!
広告を見ただけで、内容を見ていない。
俺の独断でこれは「酢を飲め、酢を使った物を食うといい」と言っている
と考えた。本当のことを知りたい人は本を買って確認してください。

「壮快」誌 2010年08月号 マイヘルス社・マキノ出版
免疫力アップ
耳鳴り ひざ痛が消えた! 血糖値、血圧が正常化 16キロ、7キロ速(丸囲
文字)やせた
<梅干し>は薬だ!
安田大サーカスも20キロ、20センチ減!
肥満解消効果を実験で確認!
研究者の私も1日2個の梅干で16キロ減量に成功など

テレビで大反響!
51キロ25キロ20キロスルスルやせた
アトピーが解消 血圧も下がった
仰天<黒豆ダイエット>

むくみが一発解消
<ショウガこすり>で腰ひざ、首の激痛がピタリ消えた!
細足、子顔に変わり目パッチリ

一晩で作れすごく美味
<甘酢ニンニク>で性力大爆発
耳鳴り、老眼 頻尿が急(丸囲文字)改善
血圧降下

視界スッキリ 文字クッキリ
<アワビの粉末>で緑内障 白内障、飛蚊症、網膜症が楽(丸囲文字)改善!
眼鏡不要
この記事って、以前にもあったような気がする。でていたのは同じ雑誌かな?

宇治茶クリームで肌が綺麗になるという記事があったが、このクリームは肌
につけるクリームではないかな?本を買って確認してください。

「わかさ」誌 2010年08月号 わかさ出版
自分で簡単に作れる!メタボ・美肌にも効く
食べる具沢山ラー油手作りレシピ

「健康365」誌 2010年08月号 ㈱エイチアンドアイ
薄毛・白髪抜け毛の悩み解決!
高血圧・遺伝性でも安心「シルク微粉末」
●二十代から増えた額の抜け毛が数ヵ月で止まり太く黒い髪が密生
●薄毛で地肌が見えた頭頂部に太い産毛が生え側頭部の髪も黒々
●残業続きで抜け毛が急増したが太い黒髪が再生し白髪も減った
●月二回も染めるほどの若白髪が減り黒髪が増えて白髪染めは不要

「シルク微粉末」の記事も何回もでている。

2010/06/16

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2010年6月15日 (火)

カトーン

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黄色いリンゴのような果物。「美味しくないわよ」ヌチャナートの言葉を無視
して買う。美味しいとか美味しくないというのは個人差が大きい。
俺には美味しいかもしれない。大きなお世話だ。
食って見ると、酸っぱい。こういう時は添付の塩唐辛子をつけて食べるのだ。
うーん、ヤッパリ美味しくない。草を食っている感じだ。

2010/5/10

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カノムトンムアン

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筒状の菓子で八橋か瓦煎餅に似ている。
ちょっとだけ甘くて美味しい菓子だ。
この菓子なら飽きが来ないと思う。

2010/5/19

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マットン

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リンゴほどの大きさの果物。ナンプラ、砂糖、唐辛子の汁につけてある。
果肉の表面に切り目を入れて売る。
中に白い柔らかな実がある。
果物にナンプラという組合せが、俺には馴染めない。
慣れてくると、この組合せが一番美味しい組合せになるのだろう。

2010/5/4

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2010年6月14日 (月)

乾電池をタイで

単三乾電池なんて世界中何処にでもある。ところがその品質が
日本とタイではまるで違う。百円ショップで4個100円の単三乾電池
を持って行ったが、持参したものを使い切ってしまった。
一本9バーツなんて電池もあった。四本買うとほぼ日本円で百円
になる。値段が同じだから電池の持ちも同じと期待する。
ところがこれも簡単に死んでしまう。
露店では四本10バーツだったかな、バカ安のものがある。
そんなもんはスイッチを入れてまもなくお陀仏だ。
4本70から80バーツ出すと、百円ショップで買う日本のバッテリーと
同じ機能の電池を買える。これって日本円にすると倍の値段だ。
電池がなければ動かない電子機器が多い。
「単三電池なら何処でも手に入る」と簡単に考えてタイに行くと痛い
目にあう。

2010/6/14

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竹筒餅米 カオラーム

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竹筒の中に味付けした餅米と豆などを入れる。バナナの葉を竹筒
に押し込んでからココナッツの実の毛で蓋をする。
この竹筒を火にかけて、竹筒の中で餅米を蒸す。
昔の携帯食糧だったと思う。蓋さえ開けなければ、熱帯でも二、三
日は保存可能だろう。これをカオラームと言うらしい。
初めてこれを見た時、食い方が分からなかった。
長い棒で餅米を掻き出して食べた。(笑)

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蓋を取り、竹筒を手でむしって開ける。俺は下手だからこんな剥き
方になってしまった。上手に竹の下の節までタイ人は綺麗に剥く。
この味は日本人の好みに合うと思う。

竹筒の太さによって値段が違うが、直径何ミリ以上がなんて固いこ
とは言わない。目分量だ。買う方も売る方もおおらかだ。

カオラームを作るのに、竹がなかったので、水道の配管用塩ビ管
を使った。これを食べた人が死んでしまったという事件がシンガポ
ールであったそうだ。笑い話のようだが、怖ろしい事件だ。

2010/5/3

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2010年6月13日 (日)

マファイという果物

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姿は竜眼に似た果物だ。ワンピ、 木奶果、サガリバナと日本語では言って
いる。英語ではビルマの葡萄と言う。多分、ビルマを植民地にした英国人が
これを見て、故郷の葡萄を思い出したのだろう。
言われて見れば葡萄に見えないこともない。

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割ってみると種があり、その周りにねっとりしたものがある。それが甘い。

2010/4/25

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ホイガップ貝を炒める

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ヌチャナートの指導で子供が貝を炒めてくれた。
この貝の名前はホイガップと言い、淡水に棲む貝だ。
子供達も料理を作るのが楽しそうだ。
火加減を見ながら貝をかき回している。
出来上がった料理を持って来てくれた。
お世辞抜きによく出来た。塩加減もいいし、香りもいい。
子供が作ってくれたのが、何よりも嬉しい。

2010/5/10

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パーヌング イズミダイの蒸し煮

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この魚は英語でティラピア、タイ語でパーニン、日本語でイズミダイと言って
いる。スイートバジルと茸と一緒に蒸した料理だ。スイートバジルの香りは
いい。こんな茣蓙の上で出されると安物の料理に見えてしまうが、高級な
料理だ。日本ではタイの一種として売り出されるほどの魚だ。
白身で肉がしまっている。刺身で食っても、このようにタイ風に料理しても
なかなか美味しい魚だ。
「美味しいわよ」と言いながら楽しそうにヌチャナートは食べている。

2010/5/8

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薩摩芋がタイにも

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日本の薩摩芋は大きくて甘いと何時もヌチャナートは言う。
女は薩摩芋が好きだ。
大学芋を食べたら、その美味しさにヌチャナートは驚いた。
「これをタイで出来るかな?」
「うーん、出来ると思うけどタイのお芋は小さいのよ」
「ふーん・・・・」
「それに虫が食っていて苦いのよ」
「・・・」
こんな話しをしていた。

「サミイ!来てごらんなさいよ!お芋があるわよ!」
バイクの荷台に食べ物を積んだ行商人が来た。
袋に詰めたものを覗くと薩摩芋があった。
言われたように小さくて細い。大人の指ほどの太さだ。
これじゃ、大学芋を作るのはとても無理だ。
やってやれないことはないが、ちょっと気がひける。
芋を食ってみると甘いことは甘い。
そんなに不味いことはない。食える。
でもな、すじっぽい。芋の繊維が硬くて口に残る。
便秘によい効果があるけど・・・・・。

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芋を切ってみると、白い芋と紫の芋が混じっている。
こんな所にも日本とタイの品質管理の差を感じてしまう。
日本の場合、白い芋と紫の芋が混在することは絶対にない。
日本の農業技術の高さに今更ながら感心する。

一定の品質を期待しながら、こんな芋で大学芋を作ることは不可能
だ。

終戦直後の食糧難の時代があった。そんな時でも白い芋と紫の芋
は混在していなかった。農林一号だか百号は高級品種で旨かった。
太白という品種もあった。これはこのタイの芋のように細くて水っぽ
くて旨い品種ではなかった。
金時というのもあったな。大きくて黄色い芋だった。
もうそんな芋はないだろう。

時代は変わった。紫の芋は特別な芋として注目を浴びている。
あんな芋は出来損ないか、異端の種だった。
それが美味しい芋とされるようになってしまった。

2010/4/24

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切ってから出す

タイ料理を食う食器は西洋料理で使うスプーンとフォークだ。
こんな食べ方は比較的新しい習慣だと思っている。
とにかく、この食べ方が現代では定着している。
西洋料理の場合、食卓で料理を切る必要があるから、ナイフがあ
る。料理を切る必要がないからタイ料理ではナイフを使わない?
ナイフを使わなくてもいいように最初から料理を切っている?
卵と鶏がどちらが先かという問題に似ている。

欧州でもその昔は各自がナイフを持って食事に招かれて行った。
食事中に暗殺されるのを恐れた王侯は、先を丸めたナイフを使う
ようになった。暗殺を恐れたタイの王室も食卓にナイフを用意しな
かったのでスプーンとフォークだけになったのか?
それが民間に伝わり、タイ料理ではナイフを使わなくなったのかも
しれないと個人的に想像している。
切るという動作をなくすため、食卓に出される料理は全て一口サイ
ズに切られている。

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公園を歩き回り、疲れたし、腹もすいた。売店で串焼き肉と春巻様
の物を買った。
焼鳥を日本で買った場合、串のまま渡される。
俺たちは串を片手で持って、肉を咥えて串を引き抜く。
それが俺たちにとって当たり前の世界だが、考えて見ればちょっと
下品な食べ方だ。
肉を串から外しておいてから食う方が優雅に見える。

春巻も日本では揚げたままの姿で皿に盛って出される。
大きな春巻を箸で掴んで、タレにつけてかぶりつく。
これも上品な食べ方に見えないが、日本ではそれが普通の姿だ。
食べにくいが、この食べ方が普通だと思っているから、誰一人として、この食べ方に疑問をもたない。
春巻をタイで頼むと一口サイズに切ってくれる。この方が食べやす
いが見た目が綺麗ではない。
日本人は目で食うから、見た目の美しさを重要視する。
キツネ色に焦げた春巻の皮は美しく、食欲をそそる。

食べやすさを重要視するタイ人は、見た目は悪くなっても切って
から出す。

2010/5/1

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宝籤をタイで

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これは宝籤を売る人々だ。こうして自転車で村々を売りまわったり、
人々が集まる青空市場にやってくる。時には自転車を降りてレスト
ランの中に入ってきて売り込みをする。
これは政府が発行した正式な宝籤だから、正式な売値は80バーツ
だ。彼等から買うと手数料をとるので100バーツになる。

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銀行の前で女が宝籤を売っていた。買おうとしたら、言い値を110
バーツに釣り上げた。その時、
「幸先が悪い。こりゃ外れるな。」と思ったら、やはり外れた。

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通常は毎月1日に抽選が行われるが、5月1日は休日なので5月2日
に抽選が行われる。当選番号は宝籤局のホームページに掲載され
る。こんな当選番号の専門紙が発行されている。たしか3バーツだ。
何種類かの新聞がでているようだ。どの新聞を買っても同じ番号が
出ているのだが、縁起を担いでこの新聞を買った。
そんなの、当然のことだと分かっているが、この色の新聞だと当選
しているような気がするのだ。
新聞売りのオヤジが赤い新聞をだしたが、俺は水色の新聞を取った。
「こっちは縁起がいいのだ」
オヤジも理解して、ニヤッと笑った。

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宝籤局の発表では無味乾燥な数字の羅列だけだが、新聞の裏側
にはこんな広告がぎっしりだ。

2010/5/10

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2010年6月12日 (土)

軍事施設内の店PX

俺は何時の間にやら軍事施設内に入っている。歩哨や見張りがいないから
自由に入れてしまう。軍事施設とは言っても、軍が管理している公園だから
兵器など何もない。欧米式の公園でなかなかよく出来ている。

公園のとなりにPXと書いた店があった。PXと言うのは軍隊内の売店の
ことだ。日本国内にある米軍の基地では時々基地を開放して日米友好
なんて言いながらお祭をやる。
その時は一定の区域を歩けるが、基地内のPXで買物はできない。

こんな所で買物ができるのかな?タイのPXは米軍とは違うのか?
どんな物を売っているか、見てこよう。入場を断られたなら、諦めよう。
PXに入ろうとしたが、入口には誰もいない。身分証明書も要求されない。
警備員に何か言われるかなと思いながら、一方向にしか回転しないゲート
を抜けて店の中に入る。店の雰囲気は日本のスーパーと変わらない。
食糧雑貨の他に、ベルト、軍靴、コンパスなどなど兵士用の物品があるの
が他の店とは違う。なんでこんな物がここで売られているのか理由がわか
らない。タイの軍隊では政府がこれらを支給しないのか?

PXから外に出るには会計レジを通過しないと外に出られない仕組みに
なっている。タイ軍の売店で買物ができるなんて想像していないので、
驚いた。

多くのタイ人もこんな場所に入っていけるなんて思ってもいない。
俺は既に入った経験があるから、タイ人を連れて行った。
通常の道を通ってPXに行こうとすると、道路が封鎖され銃を持った兵が
警備している。兵が立っているので、運転手は
「ここから先は行けない」と言って車を停めた。
車が動かないので警備兵がやって来た。
俺はPXに行った経験があるので、警備兵に言った。
「PXに行きたいのだけど」
警備兵はゲートを開けて、通過させてくれた。これには運転手も驚いていた。

2010/5/2

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魚釣り禁止

瓢箪型の池にいたと思ってくれ。俺は瓢箪池の下の丸い池にいた。
釣りをしている人に聞いた。
「ここで釣りをするのに、お金を払う必要があるの?」
「こっちはないよ。上の池では一日50バーツ払わなくてはいけないよ」
「ああ、そうなの」

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池に沿って上の池の方に歩いていると、魚釣り禁止の札がでている。
その札の傍で大勢が釣りをしている。

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上の池に行った。そこでも釣りをしている人がいる。
「釣りをするのに、何処でお金を払えばいいのですか?」
あっちの方を指差す。あっちの方で釣りをしている人に同じ質問をする。
この人も怪訝な顔をする。
たしか金額は一日50バーツだが、許される釣竿の数が人によって違う。
一人一日一本と言う人と、三本までと言う人がいる。
どうやら、誰も料金を払っている人はいないようだ。
規則では料金をとることになっているのだが、料金を取る人がいないから
実質無料になっているのか?
時々、料金徴収人が回ってきて、運の悪い人がお金を取られるのか?

2010/5/1

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ウンヘン

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この四角い砂糖菓子をウンヘンと呼んでいた。
彩が綺麗なので好きなお菓子だ。
周囲は砂糖が固まっていて硬くて美味しい。
噛むとポリッと砂糖が崩れて、中から甘いジェリーがでてくる。

2010/5/7

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田舎の競馬場に行く その1

今日は競馬がある日だ。俺は競馬に興味がないが、競馬場の雰囲気に
興味がある。馬が走る一分ばかりの興奮は世界中同じだ。
予想屋とか駐車場、屋台など見ものがいろいろある。
そんなものを見るために競馬場にでかけた。
車で出かければ簡単なのだが、それでは面白みがない。
公共交通機関を使って出かける。ここぞと思う所でバスを降りる。

この暑い中を一人で歩いているのはタイ人からみると貧乏人か気違いだ。
一軒の家から車が出てきた。外国人が一人で歩いているのを見て不思議
に思ったのだろう。
「どちらに行かれます?」
「競馬場に行くのですが、この道でいいのですよね」
「ええ、私もそちらに行きますのでお送りしますよ」
「いや、結構です。ありがとうございます。歩くのが好きなんです。このまま
歩いていきます」
不思議そうに首を振って男は車に戻った。

競馬場にたどりついた。
子供が予想誌を買えと、うるさく付きまとう。子供は、大人は予想誌を買う
ものだと思い込んでいる。買おうとしない俺を不思議そうに見ていた。
俺がタイ語を読めないと言っても子供は信じられないだろう
あんまり五月蝿いので予想誌を買う。根負けして予想誌を買う俺を見てい
た大人が苦笑していた。

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これが予想誌だ。怪しげな広告が付いている。ページをめくると、男心を
誘惑する写真や広告がある。競馬で大金を儲けた人が行くのでしょうね。

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そしてこれが出馬表と言うのでしょうか。
日本のスポーツ紙の競馬の記事欄にこの種のものがでているから、競馬を
やる人なら分かるでしょう。

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予想屋が店を出していた。

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ここで入場券を買う。

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もぎりのおじさんが門に陣取っている。一人で十分だと思うのだが四人ほど
が陣取っている。

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タイの競馬場もテレビでチラッとみる日本の競馬場に似ている。
違うのかもしれないが、俺には同じに見える。観客は思ったより少ない。
日本なら椅子に座って観戦するのだが、タイではコンクリートの上に座る。
尻が冷えることがないからこれでいいのだ。

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観客の中には長袖のお洒落なシャツ(長袖はお洒落と考えるようだ)を着て、
テーブルと酒を用意して飲みながら観戦している。

2010/5/8

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田舎の競馬場に行く その2

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ここが馬券売り場だ。

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観覧席のあちこちに檻がある。ここでも馬券を買うことができる。

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レースが始まった。わーわーと歓声があがる。馬の名前だろうか、何かを叫んでいる。
馬は疾走する。既に予想が外れた人のため息が聞こえる。
接戦が続いている。何と言っているのかわからないが、頑張れ!頑張れ!と言っているようだ。
こうしてレースが終わり、人々がざわめく。悲喜こもごものレースだったようだ。
飯を食いに行く人。次の予想に真剣な人。またさきほどの静けさに戻った。

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これが馬券の説明だ。

Pct40

そしてこれが外れ馬券だ。なぜ外れ馬券とわかるかと言うと、その辺に散らばっているものを拾ったからだ。
当たり馬券が落ちていることもあるが、そんなことはまずありえない。
予想している人の顔は真剣だ。

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多くの人が集まるので食い物屋も沢山出ている。

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この田舎の競馬場では、車は競馬場内に駐車できるスペースがあり、路上駐車はなかった。
ぎっしり車を止めてしまったなら、出て行く車のために、管理人が邪魔な車を手で押してスペースを作ってくれるなんて信じられない方法を使う。

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なけなしの金をすっかり使い果たし、バスに乗る金もなくトボトボと歩いて帰るオケラ街道なんてものもこの競馬場にもあるはずだ。

2010/5/8

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2010年6月11日 (金)

カマボコのタイ風サラダ

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居酒屋ではこれは板ワサだ。醤油とワサビで食べる。
純粋に日本の食材であるカマボコをタイ風にするとこうなってしまう。
ナンプラに唐辛子その他を加えてカマボコにかける。
そして彩りにパクチーを散らす。このパクチーはベランダで栽培している
ものだ。摘みたてだから香りがいい。ということは、日本人には悪臭と言う
ことになる。においが気になる人はパクチーを除いて食べればいい。
何故か、和風の皿にカマボコを盛ってだした。
別に意識的に和風の皿を使ったのではない。手じかにあった皿を使った
だけだと思う。

酒の肴にぴったりの味だ。でも日本人にはどうかな?
辛過ぎるのではないか?辛味を消すためにビールを飲むから、居酒屋
は喜ぶかも。

2010/6/10

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カラオケを食べる

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「ねぇー、カラオケを食べなさいよ」
「えっ?・・・・?」
「カラオケよ。昨日の晩、明日食べるって、言ったでしょ?」
「・・・・・?」
そんなこと言った覚えはない。カラオケってなんだ?
「冷蔵庫に入っているわよ」
カラオケが冷蔵庫に入っている?冷蔵庫を開けるとコロッケがあった。
「これかい?」
「そうよ」
ヌチャナートはコロッケのことをカラオケと覚えたようだ。
「これはコロッケだよ」
「あらそうなの。あたしカラオケだと思ったわ」

これを笑ってはいけない。俺のタイ語も似たようなものだ。本当のタイ語は
「コロッケ」と呼ぶべきものを「カラオケ」と呼んでいるだろう。
ヌチャナートには通じるが、他の人には通じないタイ語なんだ。
「コロッケ」と言う単語をヌチャナートが覚えるまで、ウチでは「コロッケ」と
「カラオケ」は同じ物になる。

カタカナで書くと、コロッケとカラオケはまるで違うが、音は似ている。
人間の頭は「コロッケ」と聞くと、その音に一番近い自分が知っている単
語に置き換える。ヌチャナートの頭では「コロッケ」の音に一番近い単語
は「カラオケ」だった。それでコロッケがカラオケに変化した。

2010/6/3

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パクチーの根も

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多くの場合、パクチーは葉と茎の部分を食べる。濃い緑の葉は料理を引立
たせる。パクチーが持つ特有な強い香りを好まない日本人が多い。
俺もはっきり言ってパクチーのにおいは好きではなかった。
このにおいに慣れないとタイ料理を食えないと思ったから、言葉は可笑しい
が一生懸命に食った。パクチーのにおいに慣れよう、慣れようと努力した。
だから一生懸命だったのだ。笑っちゃうね。

今はどうかって?慣れちゃうと、くさいとは思わない。普通のハーブの香りと
しか感じない。

こんなパクチーの根の部分なんて捨てちゃうと思うだろう。
ところがこのパクチーの根の部分も重要な食材なんだ。
この根の部分を叩き潰して、料理に入れる。
俺が知らない間にこの根を食わされていることになる。

2010/6/4

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2010年6月10日 (木)

栄養価を出す

Pct45

タイスキを食べようとMKというレストランチェーンの店に入った。
この店に来る前に冷房が効き過ぎた部屋に長時間いた。トクトクでこの店
に来たが、まだ身体は冷えたままだ。
冷たい体で冷房が効いた店でビールを飲んでも美味しくない。
閉店間際で、客の数も少ないし、従業員が店の片付けを始めている。
なんだか落ち着かなかった。

そこそこの料理を注文して、お勘定にした。
するとおかしな紙をくれた。見ると摂った食事の一人当たりの栄養価が書
いてあった。ナトリウム、カルシウム、鉄分などのミネラル、総カロリー、
蛋白、脂肪、炭水化物、繊維質などが書いてある。
これって店にとってよいことかな?
「どうもこの店に来ると、脂肪の摂りすぎになる」なんて分かっちゃうから、
客足が減るかな?それとも客は「これはありがたい、便利だ」となるかな?

高度な教育を受けない、タイの庶民がこれを理解するほど栄養について
知識があるかな?

2010/5/11

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タイ語で和食を

Pct25

日本語でタイ料理の作り方を書いた本は数多くある。
その逆にタイ語で和食の作り方を書いた本はあるのかな?
多分、あると思うがそこまで本屋で注意していなかった。

スーパーの和食コーナーだったと思う。
キッコーマンが和食の作り方をタイ語で書いたパンフレットを出していた。
このパンフレットに載っていた料理は、海苔巻き、鴨の治部煮(じぶに)、
唐揚、トンカツとカツ丼、味噌汁、えび天麩羅と天丼、焼鳥、うどん、
ざる蕎麦、おでんだ。
ちゃんとした綺麗な和風料理の写真が載っていた。

おかしな寿司ばかり見ていたのでこんな和食をみるとなんだかほっとする。

2010/5/15

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携帯電話の紐

携帯電話の普及がタイでも進んでいる。今や小学生も携帯電話を持ってい
る。通話をするとかメールの機能はあまり使っていないようだ。
ゲームで遊ぶ、音楽を聴く・・・・などの機能を多く使っているように見た。

俺が見て、「面白い、日本と違う」と見た物は携帯電話の持ち方だ。
日本人は必ず携帯電話に紐をつけている。
好みによって長い紐や短い紐を使っている。
ところがタイ人の多くは携帯電話に紐をつけない。
紐をつけないで、そのままポケットにあるいは鞄に携帯電話を入れる。
携帯電話の紐をあげたが使わない。

どうしてなのか理由がわからない。
紐を使わない理由があるはずだ。紐があると、携帯電話をポケットから
取り出すと、ポケットに入れたお金が落ち
やすくなる?とか絶対に理由
があるはずだ。

紐があれば、ポケットから電話機が滑り落ちない。首から下げられる。
通話中に電話機を落とすこともないなど便利な点が多いと思うのだが。

紐のない携帯電話は簡単にポケットから落ちる。
こんなことを言っても分からないかもしれないな。タイ人の服装は日本で
言えば一年中、夏服だ。重ね着なんてしない。
重ね着をするなら、内側の服のポケットに電話機を入れることも可能だ。
うすいシャツとズボンだけだから、よけい電話が落ちやすい。実際、携帯
電話を拾ったこともある。
紐を買うお金がないのだと思ったがそうでもなさそうだ。

2010/5/15

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タイの酒 Black Cock

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この酒は同シリーズで赤、黒、黄色と三種類あったと思った。
赤と黒を試した。どちらも同じような味だ。
ウオッカのようでまろやかだ。黒はちょっと甘味があった。

2010/5/10

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タイの酒 Blend 285

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結婚式の会場で見た酒だ。なんだか、最近タイでも酒の種類が増えたようだ。
まだ飲んだことがない酒だ。これを飲んでみよう。酒屋でこの酒を求めた。
黒い箱に入っているので、すぐに見つけることができた。
「おお、この酒はいける味だ」
スコッチのような香りがする。
この種の強い酒はブランデーでもラムでもタイ人に言わせるとウイスキー
となる。
これは本物のウイスキーの味だ。

2010/5/10

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タイの酒 Uncle Tom

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こんな英語名の酒だが、タイの酒だ。
癖がなくて飲みやすい。
ウオッカのようで焼酎のようなくさみが全くない。
カクテルを作るベースにもなる。
これなら愛飲できる。

2010/5/10

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タイの酒 Varinthip

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この酒も俺が嫌いなタイウイスキー「メコン」の香りを弱くしたような酒だ。
「メコン」はタイでは売れているようだし、日本のタイ食材屋にもある。
俺はタイ人がどのようにこのメコンを飲むのか知りたい。
メコンを飲むのなら、もっと安いラオを飲んだ方がましだと俺は思う。
このVarinthipもメコンの香りに似ていることで、俺の好みから外させてもらう。

2010/5/10

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お行儀よくタイラーメンを

俺はタイラーメンが好きなんだ。日本人はタイラーメンを箸でとってズルズル
と音をたてながら食べる。さすがの俺もそれだけはやらない。
音をたてないで食べる。
スープもレンゲにとって戴く。丼を持ち上げて、丼の縁に口をつけて、スープ
を飲み込むのは日本では普通だが、タイ人の前でそんなことをやってはい
けない。お里が知れるというか、「なんと下品な食べ方をする人でしょう」と
タイ人から軽蔑される。

上品なタイラーメンの食べ方は、麺を箸でとってはレンゲに乗せて食べる。
これは面倒な食べ方なので、俺はやらない。

何気なく傍でタイラーメンを食っている女を見た。
ボーイフレンドらしき男と一緒にいる彼女はお上品に麺をレンゲに乗せて
いる。麺がレンゲに乗ったのに彼女はまだ食べようとしない。
「あれれ?なんで食わないんだ?」
見ると、麺がレンゲの縁から垂れ下がっている。
彼女は垂れ下がった麺を全てレンゲの上に乗せてから、麺を口に運んだ。
麺がレンゲの縁から垂れ下がった状態で食べてはいけないのだ。
驚いた!

2010/5/15

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タイの酒 Yoong Thong

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いろいろな酒がタイにもある。地方にはその地方だけの地酒もあるようだ。
これはどこの酒屋でも買える種類の酒だ。言わば有名ブランド品だ。

酒に関するタイの法律だが、未成年者に酒を売ることは禁じられている。
これは日本と同じだ。
日本と違ってタイは法律で酒を売る時間が決まっている。
法律を遵守するのは大手スーパーだけで、町の酒屋は法律を気にしてい
ない。時間帯の他に酒を売れない日があるから、のん兵衛は気をつけた
方がいい。
未確認だが、そんな日でも町の酒屋はこっそり販売するらしい。

Yoong Thongの味ですか?タイウイスキーとして有名なメコンという酒がある。
米を原料にした酒で特有な香りがある。
俺はこの香りが余り好きでない。Yoong Thongにはメコンに似た香りがある。
メコンほど強い香りではないので、メコンより飲みやすい。
俺の好みに合わないが、これが好きだと言う人もいるはずだ。

2010/5/11

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フルーツワイン

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輸入ワインは高率の関税がかかるため、日本よりも値がはっている。
何処の国の人も同じだが、お値段がよければ高級品、美味い物と評価す
る。税金、関税が高いだけなのに日本では安物ワインでもタイ人は高級品
と考える。安物のカリフォルニアワインもタイに来ると日本の倍の値段にな
る。本当に美味いと感じているのかどうかわからないが、(たぶん分かって
いない)タイの女は美味しそうにワインを飲む。

これはタイ製のワインだ。値段は忘れたが、安かった。
「ワインもタイ製だと安くなるのだ」面白いもんだなと思いながらそのワイン
を買った。味見をするとワインとはちょっと違う香りだ。何処かでこの味の
ワインを飲んだことがある。甘いシェリーかプラムワインに似た香りだ。

葡萄のワインだと思い込んで買ったものだ。ラベルをよく見るとFruit Wine
となっている。どこにも葡萄なんて書いていない。
葡萄のワインだと思い込みで買った俺がいけない。
この味はタイ人にも受けなかった。

2010/5/11

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ブルーハワイ

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こんな商品が酒屋にあった。日本語でブルーハワイジュースと書いてある。
作り方は簡単でこの液1に対して水を6入れるだけだ。
すると綺麗な青いカクテルまがいのものができる。
ガラス製のパンチボウルに入れて、赤い花でも浮かせてみたい。
そんなガラスのボウルなんてこんな田舎にはない。
それに、ガラスの器に入れたなら、冷たい飲み物もすぐに温まる。
綺麗な青色が見えないのが残念だが、冷たさを保つためプラスチックの
保冷容器に入れ、柄杓でブルーハワイを汲んでワイングラスに入れること
にした。ワイングラスをタイ人は洒落た容器と考える。
洒落たワイングラスに入った冷たくて甘くて綺麗な青い飲み物だから、女に
好評だった。保冷容器に蓋をして、柄杓を蓋の上に置いた。

女が喜ぶ顔をみて、満足した。
「これは良い物を見つけた。飲み具合はどうかな?」
保冷容器の蓋をとった。甘い飲み物があるので、蟻が保冷容器に入り込
んでいた。

ここでタイ人と日本人の国民性の違いを見た。
ちょっとしたことを面倒臭がってやらないのがタイ人だ。
例えばウイスキーの水割りを作る。ウイスキーの瓶に蓋を載せるが、
ちゃんと蓋を閉めない。蓋が緩んでいるから、瓶が倒れてウイスキーが
こぼれる。それを何度も経験しているのに、蓋をきちんと閉めない。

柄杓でブルーハワイを汲んだ後、柄杓を保冷容器の中に挿したままに
している。保冷容器の蓋は柄杓があるからしまらない。
蓋は保冷容器の上に乗せただけだ。これじゃ保冷容器の意味がなくなる。
そんなことより、蓋をきちんと閉める方が面倒で嫌なのだ。

ちゃんと蓋をすれば、最後まで美味しく楽しめるブルーハワイも、一人が
横着をしたために次の人が飲めなくなった。
国民性の違いをブルーハワイで確認した。

2010/5/18

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俗語か省略か

ナイトバザールで果物を買うことにした。ランブータンや葡萄のような量り売
りできるものは「キロ幾ら」という買い方をする。

「キロ幾ら」をタイ語では「ロー・ラ・タオライ」と言う。
「ロー」は(キロ)のことで「ラ」は(当たり)、「タオライ」は(幾ら)ということだ。
ランブータンを指差して「ロー・ラ・タオライ」と聞いた。
タイは二重価格制で外国人はいつも高い値段を請求されると思ってくれ。
「ロー・イーシップ」と答えが返って来た。キロ当たり20バーツなら普通の
値段だ。買おうとしたが、なんだか答えが変なのに気づいた。

普通は「ロー・ラ・イーシップ」という筈だ。教科書にはそう書いてある。
それなのに売り子は「ロー・イーシップ」と言っている。
「ロー・ラ」の「ラ」が聞こえなかったのか?それとも「ロイ・イーシップ」と言っ
ているのか?「ロイ」は100で「イーシップ」は20という意味だ。
「ロイ」の「イ」と「イーシップ」の「イ」が重なって「ロー・イーシップ」
と聞こえた
のかもしれない。つまり「ロイ・イーシップ」だと120バーツになる。
普通は20バーツほどなのに外国人向けの値段をいうのか?
それにしても6倍の値段と言うのは法外だ。買うのを躊躇した。

俺が怪訝な顔をしているので、隣の店の男が口ぞえをした。
男「ロー・ラ・イーシップだよ」
俺「ロー・ラ・イーシップだね。120バーツじゃないよね」
男「そうだよ」俺も納得できたので、果物を買った。

売り子は意図的に「ロー・イーシップ」と言って、俺が120バーツと勘違いする
のを待っていたのか?それとも「ロー・ラ」の「ラ」を省略したのかもしれない。
タイ語会話の教科書では常に「ロー・ラ」なのだが、俗語では「ロー」だけな
のかもしれない。
「キロ当たり」のことを「ロー・ラ」でなくて「ロー」と言うのは俗語なのか省略形
なのか、タイ語未熟者にはわからな
い。

2010/5/18

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2010年6月 9日 (水)

おみくじの捨て方

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この光景を見ても多くの日本人は何も感じない。
俺はこんなことをタイ人もするのだと驚いた。
お菓子を食ったら、ゴミは道路に捨てる。ポイ捨てが常識だ。
ゴミ箱が傍にあっても、ゴミ箱に捨てようとはしない。
面倒臭いこと、ちょっとしたことをやるのが嫌いなタイ人はゴミ箱まで行か
ない。それでゴミが散乱し町が汚れている。
おみくじを読み終わったなら、その場に捨てるのがタイ人だ。
こんな風におみくじを木にまきつける人もいるのを知って俺は驚いた。

2010/4/30

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両手を使わない

マレーシアだかインドネシアか忘れたが回教国に進出した日本企業の話だ。
たしか食品企業だと思った。
ベルトコンベアに流れる物を選別する作業だった。
彼等は左手は不浄と考えるので清浄な右手でしか作業しない。
両手を使えば、早くできるのに両手を使おうとしない。
日本企業は両手を使わせるのに苦労したという話を聞いたことがある。

タイは仏教国家だから左手は不浄と言う考え方がない。
果物でもネジでもなんでもいい。山積みになっていると思ってくれ。
山積みの品を箱に入れるとする。タイ人も片手しか使わない。
片手で作業するので、のろのろと遅い。しかもイヤイヤ作業をしているよう
に見える。

果物を買った時の話だ。彼女も片手で果物を袋に詰めるから遅い。
イライラした俺は言ってしまった。
「両手を使えば、早いよ」
言われた彼女は俺を睨みつけた。どうしてだろう?
ダラダラ仕事をする方が草臥れると思うのだが?

俺が見たところ、タイ人は「仕事を早くやって早く終わりにしよう」と考えな
いみたいだ。時間がかかっても楽な方法を好むみたいだな。

2010/5/18

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豚の皮の揚げ物、パットムウゴップ

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豚の皮を揚げたものを売っていた。味見してみようと思いそれを求めた。
俺が取り上げた袋を見て店の女は「こっちの方が美味しいわよ」と言って
別の袋を選んでくれた。なんと言ったのか分からない。脂が多い、肉が多
い、皮が柔らかいと言ったのだろう。
とにかく、こっちの方が美味しいところが多く付いているようだ。

食い方が分からないから、そのまま齧った。期待するほどの味ではなかっ
た。これをスープに入れて煮込む。あるいは西洋料理のスープに入れる
クルトンのような使い方をするのではないか?
そうすると皮が柔らかく膨らむ。そんな食べ方をすれば美味しいはずだ。

この豚の皮の正しい食べ方を知りたくて、機会を狙っていた。
そのうちに蟻がたかったのかな?結局、味見をしただけで正しい食べ方
を知ることができなかった。

2010/5/2

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おでんと羊羹

販売促進のため、日本のスーパーでは刺身のコーナーにワサビもおいて
ある。刺身を食う人にはワサビが必要だ。刺身を買って、ワサビが家にな
いことを思い出した人は刺身のコーナーでワサビも買える。
ワサビが遠く離れた場所にあると、ワサビを買い忘れる事もあるから便利
なサービスだ。

タイのスーパーにおでんの隣に羊羹があった。おでんと羊羹はどうみても
組合せが悪い。これは日本語が読めないか、商品知識がないために起き
た問題だ。絶対に販促の戦略ではない。
俺たち日本人には笑える。
タイ人はどうして羊羹が売れないのかわからないだろうな。
もしかしてタイ人は羊羹はおでんに入れるものだと考えているのか?

2010/5/18

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数字と丁寧語

「カー」は女が言葉の最後につける丁寧語だ。「~でございます」と言うよう
な意味だ。人によっては「カー」が「ハー」に変化する。
音の高さによって意味が変わるのがタイ語の特徴だ。
その変化をタイ語初心者が見分けるのは難しい。数字の「5」も仮名で書け
ば丁寧語の「ハー」と同じ「ハー」だ。普通の会話の中で「ハー」と言われれ
ば、丁寧語だなとすぐにわかる。これが数字の後に「ハー」と言われると、
数字の「5」なのか「~でございます」なのか分からない。
「サムシップ(30)ハー」なんて言われると「35」なのか「30でございます」
なのか分からない。

簡単な昼食をとりに食堂に入った。メニューを見て注文しお勘定になった。
「お幾らですか?」
「サムシップ(30)ハー」とウエイトレスは答えた。
俺は迷った。俺が注文した食事はメニューには30バーツと書いてある。
よくあることだが、彼女は5バーツ上乗せしたのか、丁寧に「ハー」と言った
のか俺には区別がつかない。黙って30バーツを渡すと、彼女は受取った。
大きな買物なら数字の後の「ハー」は丁寧語だと分かるが、こんな小さな
買物の後の「ハー」にはいつも悩まされる。

2010/5/15

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ミーゴップ

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ポップコーンのように赤い麺を膨らませてから砂糖をからませたもの。
どのようにして膨らませるのか分からない。
そこそこ美味しいお菓子と見た。
わからないのが、緑の葉っぱだ。ニラの葉かな?
なんでこんな物が入っているのか分からない。
「緑があった方が綺麗でしょ!単なる飾りよ。」
そりゃそうかもしれないが、俺には異物が混入したように見える。

2010/5/11

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タイで見た寿司屋

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こんな看板が出ている店だ。俺たちの感覚では寿司屋に赤い文字は似合
わない。和風の暖簾をかけているのが面白い。ちゃんとした平仮名で書い
てあるのは評価できる。


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お母さんは子供に寿司を選ばせていた。この寿司一個が5バーツだ。
タイラーメンやタイの焼飯だったら、25バーツほどで食えるから、それに比
べると寿司は高価な料理だ。お腹が空いているのか、お母さんは生唾を
飲み込んでいる感じなのが笑える。
子供はこんな小さな寿司10個食っても腹の足しにならない。


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これは雰囲気から見て、市場の中で見かけた寿司屋だろう。
寿司の左にあるのはパンだと思っていた。
タイ文字を読むとピザらしい。しかも日本のピザと書いてある。
ピザは日本の食い物だと思っているのか?それとも和風に変化させたピザ
だというのか?
トムヤンクンピザというのがタイにはある。和風のピザってどんな味なのだろ
う。食ってみればよかった。たぶん、笑うか驚くかだろうな。
恐らく無許可でドラえもんの絵を使っている。ドラえもんの横にはどら焼きが
ある。和風のピザは餡子味なのかな?まさかそんなことはないだろう。

冷蔵なしで生ものを扱っている。こんなことをやっていると何時か何処かで
必ず食中毒が発生する。そしてタイ全土を風靡している寿司ブームがいっ
ぺんに消えてしまうのを恐れる。
食中毒を防ぐために、衛生管理をしっかりやってもらいたい。

2010/5/17

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2010年6月 8日 (火)

ライチー

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楊貴妃が大好きな果物だと聞いている。俺も好きだよ。
この分厚い皮を剥くと中から白い実がでてくる。
ほのかな香りと優しい甘味がある。外見からは想像できない水々しさがある。
香りや味に癖がないから、誰にでも好かれる味だと思うな。

2010/5/10

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ムゥヨー、タイのソーセイジ

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豚の挽肉に塩、香辛料を加えて醗酵させてから蒸したものだ。
一種のソーセイジと考えてよい。他のソーセイジとは違って腸詰ではない。
昔ながらバナナの葉で包んだものもある。

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大企業では、プラスチックの袋に詰めている。この方が衛生的で長持ち
するはずだ。他のタイの食品と違って辛くない。
タイラーメンなどいろいろな料理に入れる。俺たちの口に無理なく入る。
味は、欧州のソーセイジと余り変わらない。サンドイッチにも合う。
俺の好きな食い物だ。

2010/4/25

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コアラのマーチ

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こんな看板があった。日本語で「コアラのマーチ」と書いてある。
その上にタイ語が書いてある。
当然、タイ語でもコアラのマーチと書いてある物だと思う。
読んでみるとタイ語では「コアラマーチ」としか書いていない。
「の」が抜けている。
なんだか間が抜けていると感じる。
おそらくタイ人の感覚では「の」があると発音しにくいとか何か別の意味が
生じて誤解を生む。

なんとなく可笑しくなり、撮影した。

2010/5/14

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ルックチンプラ

俺が通り掛かると「ルックチンプラ」と女が叫んだ。
見ると、織物を織る時に使う道具のような形をした食い物を売っていた。
鯵や鰯のような魚から尾鰭を取り除いた形を想像すればいい。
この道具の名前をなんと言うのか忘れた。
確か、「とびひ」と言っていたと思った。糸の間を滑って左右に動く木製の
道具だ。名前を確認するためにネットで調べた。そうしたら、この道具の
写真と共に杼(ひ)と言う言葉があった。
杼(ひ)は飛ぶように動くから、「とびひ」とも言うのだろう。
俺の記憶もたいしたもんだ。織物にも繊維にも関係したことがないのに、
こんな道具の名前をどうして知っているのだ?

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この食い物に今まで気づかなかった。名前とその形から魚の揚げ物だと
想像した。味見用に少々求めると、「とびひ」のような食い物を鋏で一口大
に切りわけてくれた。魚の肉が現れるのかと思ったのに、中から魚の身は
現れない。とにかく味見をした。魚のすり身を揚げたものだった。
一口にルックチンプラと言ってもいろいろな種類が有ることを知った。
似たような味が日本にもあるから、あまり違和感がない。
食い物を広げるとすぐに蠅が寄ってくる。タイらしい光景だ。
蠅に慣れっこになりたくないが、いちいち気にしていたら飯が食えないの
も事実だ。

2010/4/25

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市場の鶉

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市場にこんな鶉があった。鶉の肉は柔らかで美味しい。
「サミイ、鶉があるわよ。好きでしょ?買う?」
「うん」
鶉を買い込んで、料理を作ってもらったのだが、どんな料理だったかな?

2010/5/15

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水の値段

この熱帯の国では飲み水がなくてはやっていけない。
一日、外にいると最低500MLのペットボトル二本の水を買う。とにかく汗を
かくから水を補給しないと体がまいっちゃう。
水道の水は洗濯掃除用で飲まない。飲み水は買うことになっている。
家庭では20リットルのタンクで飲み水を買い、それを調理や飲み水に使う。

出かける時は、出先でペットボトルの水を買う。屋台であろうとコンビニで
あろうが、飲み水は冷たく冷やされている。屋台で飲み水を買うとだいたい
500ミリリットルのペットボトルで10バーツだ。
これをコンビニで買うと5から7バーツだ。日本で言えばキリンとかアサヒと
言った有名銘柄の飲み水は当然のように値段が高い。有名銘柄品はうま
いのか?いちいち味を比べたことがない。どんなブランドの物でも冷たけれ
ばうまいが、温まったものは飲む気がしない。

有名銘柄の飲み水はちゃんと衛生検査と品質管理がなされているから
安心だ。地方ブランドの水はどこまで検査されているかわからない。

コンビニだと水の種類を選べる。安いからと言って腹をこわしたことがない。
ショーケースの手前にあるものを飲んでいる。
屋台だとどのブランドの水がでてくるかわからない。
保温カバーをつけておくと長いこと冷たい水を飲める。
日本ではあまり保温カバーの有り難味を感じないが、タイでは有り難いと思う。

2010/5/7

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パットメーコラート

パットメーコラートというのはヤキソバでご当地コラートの名物料理だ。
地元では人気のある料理で観光案内書にも書いてある。名物に美味い物
なしと言われている。
俺はこの格言はパットメーコラートにも当てはまると思っている。
甘い味付けのヤキソバだ。名物だから一度は食ってみる。
やはり、俺の味覚に合わないことを確認した。
売れているのだから、好きな人がいるはずだ。
年齢によって好みが変わるのかな?それもある。
見た目は美味そうだ。

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話は変わるが、タイ人がタイラーメンに唐辛子と砂糖を入れてくれた。
ラーメンスープが甘くなった。嫌だな!失敗したな!と思った。
次に唐辛子の辛味を感じた。すると甘くて嫌だと思ったスープが美味く感じた。
「なるほど、ラーメンに砂糖と唐辛子を加えると、こんな美味さになるのだ」
それには感心したが、自分でその絶妙なバランスを作ることができない。
失敗が嫌で、俺はタイラーメンには砂糖を入れない。

タイラーメンと同じでこの甘いパットメーコラートも唐辛子の量によって味は
変わるはずだ。麺をちょっと食べて甘さの程度を知り、加える唐辛子の量
を調節する。そうすれば、美味しく食べられるのかもしれない。

2010/5/6

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ドリアンの香り漂う

濃厚だと悪臭なのだが、それを薄めると芳香になる物質がある。

バスは小さな果物市場の脇を走る。色とりどりの熱帯の果物が山積みに
されている。果物の香りが漂ってきた。
甘ったるい美味しそうな香りだった。
「いい香りだ」俺は果物の芳香に酔っていた。
「ドリアンの香りよ」
ヌチャナートはこともなげに言うので俺は驚いた。
「あれっ?ドリアンってこんな芳香だったのか?」
確かに特徴あるドリアンの香りだ。

ドリアンの香りは強くて、好きな人は大好き、嫌いな人は大嫌いな香りだ。
俺はどっちだろう。好きでも嫌いでもない。嫌いに傾くかなという程度の
好みだ。果物市場にはドリアンが山積みにされているから、傍では強烈な
においがしているはずだ。その強いにおいのため、ドリアンの持ち込みを
禁止しているホテルもある。

市場の露店の周辺では強いにおいも、走っているバスの中でドリアンの
においを嗅ぐと芳香になってしまう。
強烈なにおいも薄めると芳香になるのは本当だとつくづく感じた。

2010年5月

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2010年6月 7日 (月)

スラナリの戦い

トラックの荷台に乗って旅をしていた。退役軍人が同乗しており、指をさして
「この先で、戦闘があったのだよ」と教えてくれた。
退役軍人が言うことだから、彼が軍籍にあった時の出来事だと思っていた。
その当時はベトナム戦争の時代で、タイは米軍に協力していた。
また共産勢力が活動し、国境付近でラオス、カンボジアとの戦闘、小競り合
いがあった。地勢からラオスが侵攻してきたのだと思って聞いた。
「ええ、タイとラオスの戦いです。」
しかし待てよ、一番近いラオス国境とここまで直線で300キロはある。
何の抵抗も受けずにラオス兵がタイ内部に300キロも侵攻するのは容易な
ことではない。ラオスがタイに侵攻したか、ラオスが後押ししたタイの共産
勢力とタイ政府軍の戦いだと思っていた。詳しい戦闘の話を聞きたかった
が、トラックの上では風で声が飛んでしまい、会話ができない。

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退役軍人が言った辺りの地図を見ると名所、観光地がある。
其処はトゥングサムリットと言う聞いたことのある地名だ。1826年、コラートの
町をラオス軍が攻めて陥落させた。
コラートにはスラナリという女傑がいて、タイの女や老人で反ラオス勢力を
組織した。ラオス兵に酒を飲ませ、女の色香で酔わせた隙にラオス兵をやっ
つけたという有名な話が起こった場所だということを思い出した。
その話を読んだ時、その場所を地図で探したが、索引もない地図でそんな
小さな村を探すのは無理だ。コラートの町から100キロ以上離れた場所だ
と思っていたのに、50キロほどの所にある。

トゥングサムリットのスラナリ記念公園とでもいう場所には女や老人が勇まし
くラオス兵と戦う銅像が建っている。これと似た銅像はコラートの町にもある。
この村の女の銅像には、村の人が綺麗な色の布でブラジャーをかけてくれ
た。スラナリは金色のブラジャーだ。今で言えば市長の女房だから金持ち
なんだろうな。ギラギラ照りつける太陽の下の銅像に布をかけることで女の
姿が実にセクシーに見えるのに驚いた。
ラオス兵はここで壊滅的打撃を受けて、敗走したことになっている。

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小さな写真なので見えないかもしれないが、刀と刀の間に白い糸がある。
タイの仏教では聖域を表すのに白い糸を用いる。
この銅像にある白い糸も聖域を表しているのだろうか?
広場一面に白い糸が張り巡らされているので、鳥除けかもしれない。
そう言えば、ここでは鳥を見なかった。

トゥングサムリットのこの公園は、80ライ(32,000平米)もある広さだ。
コンクリートで舗装された部分だけでも20ライ(8000平米)ある。
今は何もない村だが、この公園が観光客を引き付ければ村の発展に役立
つ。

この女傑の話を調べて行くと色々な疑問が生じてくる。
コラートの人々はこの話を真実と信じている。
スラナリの像を建立し、スラナリを神として崇めている。この像の傍を通る人
は像に両手を合わせる。バスの座席が像にたいして後ろ向きであっても、
振り返って両手を合わせる。
願い事をスラナリに祈願すると、成就すると信じている。
実際に願い事が成就して、お礼参りに来る人々も多いから、うっかりスラナリ
神話に対する疑問を口にできない。話の真偽は別として、今ではスラナリ像
はコラートの立派な観光資源になっている。

2010/5/6

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タノンチラ駅

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バンコックから来た列車がここで東北方面と北方面に分かれる小さな駅だ。
客があるのかと心配になるのだが、サムローがのんびり客待ちをしている。
見込み客があるから、客待ちをしているのだろう。

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人間がのんびりしているので犬ものんびりしている。
暑くてお昼寝の時間か?これが本当のホットドッグだ。
タイの犬は実に良く寝る。活発に動く犬なんて余り見ない。

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小さな駅にしては立派なキオスクがある。そこそこの売上げがあるのだろう。
この駅前に朝市ができる。朝市で日用品を買いそびれた近所の人がこの
キオスクを利用するのかな?

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ホームには列車待ちのお客さんがいる。旅客列車の一部が貨物車輌に
なっていて、客と一緒に大きな荷物を運ぶシステムになっているのだろう。
昔の日本にもそんなシステムがあった。

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なにしろここを通過する列車の数が少ないから、線路を歩いて渡ってヨッコ
ラショとホームに上がれる。列車なんてめったに来ないのだから、右見て、
左見て手を上げて渡るなんて必要がない。

それにしても淋しい駅だ。駅前商店街もない。
外見は立派だが、中に入ると安普請の駅前ホテルならちょっと離れた所
にある。

2010/5/1

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ろくろ首

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ろくろ首伝説はタイにもある。これはろくろ首を可愛らしく人形にしたものだ。
お化けや幽霊を人形にしようなんて発想は日本人にはないので面白い。

ろくろ首の持主はタイでも日本でも女なのが共通点だ。
日本のろくろ首は夜になると首が伸びて、行灯の油をぺろぺろ舐める。
タイのろくろ首も油を舐めるのかどうか知らない。

いつかウエブで見たタイのろくろ首は伸びた首が内臓に繋がっている。
身体は透明で内臓が見える。
外科の解剖図の首を長くしたものを想像すればいい。
なんだか恐ろしげの図を見たことがある。そんな図を探したが見つからない。

ろくろ首を英語では何と言うのか?「long neck」で画像を検索したら、
山岳民族の首長族の画像が沢山出てきた。

2010/5/4

追記

「タイにもろくろ首」と称してこの記事の追記をしました。
こちらをご覧ください。

http://krungthep.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/post-5cb3.html 

2010/7/11

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山火事

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タイは火事が多い国だ。貧しい国なのに火事を起こせば、ますます富が減
少する。一つの山で数箇所から煙が上がっているのを見たことがある。

俺が思うに、火事の原因はタイ人はちょっとしたことをやらないからだ。
例えば火のついたタバコを投げ捨てるなんてことだ。
調理後のコンロの炭を自然に消えるにまかせておく。
コンロに何かを乗せて置くだけでも、火事を防げるのにコンロに蓋をしない。
緩んだネジを締めない。それで電線がショートして火事になる。
ちゃんと蓋をしないから、液が漏れる。

今回も少なくとも二件の火事を見た。

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その一つが山火事だ。俺が通りかかった時、山火事はかなりの広がりを
みせていた。自然に消えるかな?心配しても俺には何もできない。
山火事を横に見ながら俺はバスターミナルに向かっていた。

20分ほど待って、やって来たバスに乗り込んだ。バスは山火事の方向に
走って行く。山火事の現場には警察と消防が来ていた。やはり、誰かが
通報したのだ。こんな場所には消火栓なんてない。消防車に積んである
水を散布したらお終いだ。近くの池や川から水を汲み上げてホースを繋げ
て消火にあたるなんて設備をもっているのだろうか?
タイの消防は燃えている所は燃してしまう。延焼を防ぐという方法をとる
ようだ。江戸の火消しのような考え方だと見たが違うかな?

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旅行者は綺麗なホテルだから安心だなんて思ってはいけない。
非常口や避難通路を確認しておくことが大切だ。
これだけ火事を見ると自分の身は自分で守らねばならないと実感する。
何日も雨が降らない乾季は涼しくて旅行には快適だが、火事も多い季節だ。
タイを旅行する人は火事に対する心構えを持っていたほうがいい。

2010/5/5

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2010年6月 6日 (日)

木になる食べ物

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ここはバス停だ。市内巡回のバスや、中距離の各駅停車バスなどが止まる。
木にぶら下がったこのポリ袋に食べ物や水が入っている。
「木に食べ物がぶら下がっているなんて酒池肉林の世界みたいだ!」
待てよ、そんなこと有り得ない。
これは立派な商品だ。この商品の持ち主は側にいる。
中距離バスが止まると、木からポリ袋を取ってバスに乗り込み売り歩く。

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「こんなことで売れるの?」と思うだろうが買う人がいる。
売り物は焼き鳥、ソーセイジ、もち米、水などなど何でもありだ。
バス会社も彼等が車内販売することを認めている。
入れ代わり立ち代わり別の売り子が乗り込んでくる。
バスが発車するとそのまま次の停留所まで乗って行くのもざらだ。

売り子はどうやって元の場所に戻るのか、そんな余計なこと考える必要
もない。戻りのバスに乗り込んで売りながら戻るのだろう。
このおばちゃんも売り子の一人で、次のバスが来るまでこうやって待っ
ている。

2010/5/6

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南京豆、落花生、ピーナッツ

俺は子供の頃、南京豆、落花生、ピーナッツの違いについて議論した。
子供ながらに真剣に議論してでた答えはこうだった。
南京豆というのは黄色くて硬い殻がついたままの物を言う。
落花生は南京豆の外側の殻を剥いて赤い皮が付いたものを言う。
ピーナッツは南京豆の赤い皮を剥き、バターと塩で炒めたものを言う。
この結論に俺たちは満足した。

俺は赤い皮がついたまま炒った落花生を主に食べていた。
外側の殻がついたまま炒った南京豆も食べていた。
炒った南京豆も落花生も豆が硬い。
大人になってから塩茹でした南京豆を食べた。
豆が柔らかになっており、噛み心地が悪い。
それが旨いらしいのだが、硬くてポリっと割れる豆の感触になれているの
で塩茹でした南京豆は美味しくない。

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バイクに乗った行商人がやってきた。小さな荷台にこれでもかと言うほど
多くの食べ物を積んでいる。行商人の人柄がよいのか、彼が来ると近所
の人が集まってくる。俺も塩茹でした南京豆を買った。
やはり俺の好みに合わないが、日本と同じものがタイにもあるのが嬉し
かった。もうそれだけで俺は満足した。

2010/4/24

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魚フライ

昔はあまり気にしていなかったので気がつかなかったのかもしれない。
最近、タイ人の食生活が変化し、パン粉をつけて揚げた食べ物が増えた
ようだ。

寿司ブームがタイで起きている。寿司と言えば日本だ。
デパートの食品売り場に寿司のコーナーがあった。寿司を握る隣で魚の
フライを揚げていた。寿司と魚のフライの組合せは日本人には考えられ
ない。
日本人にとって寿司は日本の食品だ。
パン粉をつけて揚げた魚フライはどちらかと言うと洋食だ。
寿司と魚フライは別の種類に属する食べ物と日本人は考える。

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これがタイ人になると違う考えが浮かぶようだ。
寿司は魚を使った日本の食べ物だ。魚フライも日本でよく見る食べ物だ。
この二つは魚を使っている所と日本という所に共通点がある。
両者とも日本で人気のある食べ物だから寿司と魚フライを同じ場所で売
ってもなんら違和感がないと考えているようだ。

こんな小魚のフライを一本5バーツで売っていた。
白人がこの小魚のフライを買っているのを目撃した。
日本人は魚のフライをトンカツソースをかけて食うが、タイ人はトマトソース
をかけて食う。俺が観察した限りでは、トンカツソースの小袋入りはタイで
は売っていない。しょうがないのでトマトソースで代用しているのかな。

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こちらは青空市場か町の露店で買った物だ。
トンカツソースではなく、トマトソースを使っている。
酸味があるトンカツソースはタイ人の好みに合わないのかもしれない。
俺には甘いタイのトマトソースより酸っぱいトンカツソースの方が旨いと
思うのだが。好みの違いだな。

2010/4/24

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辛そうか、旨そうか

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市場へ行くとこんな赤唐辛子の調味料を売っている。
これを日本人は「見ただけで辛そう!もう駄目!」となってしまう。
毎日々こんな調味料を使った料理を食っていると、「辛くて旨そう!」と感じ
るようになる。

2010/5/15

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塩辛売り

その昔のことだ。日本には梅雨という湿っぽい季節があり、なにもかもが
腐りやすい。多くのカビや微生物が働きやすい環境になる。
食べ物が腐らないようにするため、微生物を利用した醗酵技術が発達し
たと言われた。それも事実に間違いない。
昔は各家庭で塩辛とかいろいろの漬物を作っていた。
家庭環境、住宅事情が変わり、強いにおいが出る漬物を家庭で作りに
くくなった。

日本では梅雨と言う季節があるから、醗酵が盛んになった。
タイでは暑さが酷いため、食べ物を醗酵させて保存する技術が発達した。
その保存技術が各家庭に伝わっている。
ヌチャナートもそんな醗酵技術の伝承者だ。ウチでいろいろな物を漬け込
んでいる。

タイの市場を見るといろいろな醗酵食品、塩辛がある。
小魚、貝の塩辛から大型の魚の漬物もある。
中には漬け床を掻き回すと蛆虫がうようよ出てくるものもある。
そんなことを気にするタイ人ではない。蛆虫が味をよくしており、蛆虫が
いなかったならこの味がでないのかもしれない。蛆虫がわいた魚の漬物
を買って来て、焼いて食ったら実に旨かった。

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このおばさんもそんな塩辛を売っている。
塩辛だからくさいよ。そのにおいが気にならないと旨いと感じる。
におい消しなのかな?ニンニクや唐辛子と一緒だとにおいが気にならない。

2010/5/4

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ムール貝の干物

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俺は市場で貝の剥き身を探していた。こんなものはありそうな気がする。
貝の剥き身なんて日本ではいろいろある。タイにあってもよさそうだ。
ありそうに思ったがなかなか見つからない。

ムール貝の干物があった。これも貝の剥き身だが俺は生の剥き身を探し
ていた。探す理由は特に何もない。
日本にあるからタイにもあるはずだという考えを実証したかっただけだ。
今の所、タイには生の貝の剥き身はないと結論している。

俺はムール貝の剥き身の干物をどうやって食べるのか見たかった。
それでこれを買ってきたのだが、俺が知らないうちに食べられちゃった。

2010/5/10

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これでも売れるバナナ

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この汚らしいバナナを見てくれ。こんな商品は日本では絶対に売れない。
売るとしたら大幅に値下げしなくてはいけない。
俺たちには商品価値がないと思うバナナだが、これが売れるのだ。
皮が黒くなっても味は変わらない。熟成して甘くなっている。

バナナの熟成センターというのが日本にはあって、そこで丹念に熟成さ
せて出荷する。
傷がつくと、すぐに其処が黒くなるから傷つけないように気をつける。
タイの人々はそんなことに気を使わない。

物の価値観の違いを見て、面白いなと感じた。

2010/4/29

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2010年6月 5日 (土)

食べる蛙と食べない蛙

蛙ならどんな蛙でも食べるのだと思ったら、食べる蛙と食べない蛙がある
ようだ。
「ああ、そんなもんか」俺は納得していた。

山の中で休憩した。その時、体の周囲に特長ある模様がついた蛙がいた。
この蛙は食べないそうだ。

昨晩は雨が降った。雨が止むと蛙が現れる。その蛙を捕まえて食べる。
田舎に住むタイ人にとって雨上がりは楽しみだ。
美味しい蛙を食べられるからだ。
蛙なんて食べる物ではないと思っている俺にとっては蛙は気持ち悪い
存在だ。

バケツの中に入った蛙を見た。
「この蛙を食べるの?」
「うん」
そんな会話をした。

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写真を整理していた。蛙の写真が出てきた。
「あれれ???この蛙って食べない種類の蛙じゃないの?」
間違いない。山の中で「食べない」と言われた蛙だ。

うーん・・・・?美味しい蛙とそうでない蛙がある?
個人の好みの差なのか?

理由はわからないが食べる蛙と食べない蛙があるようだ。

2010/4/29

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カノムナングレック、餅米の揚げ菓子

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餅米を深皿のようにして、乾燥させる。これを油で揚げるとポップライスが
できる。揚げたものにカラメルをかける。これがあっさりした甘味で美味し
い。この菓子の難点は、喉が渇くことだ。
そうでなくとも汗をかいていて、水分が不足がちだ。
口の中の唾液を菓子が吸い取ってしまう。
菓子を食い、水を飲むことを交互に繰り返す。そうすると美味さを実感す
る。手前にあるのが、揚げる前の米の深皿だ。

2010/5/3

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カノムカイタオ、小麦玉の揚物

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小麦粉にちょっと砂糖を加えて玉にしてから椰子油で揚げたものだ。
甘味が抑えられており、かなり美味い。
パートンコーに甘味を加えたようなもんだ。
甘味がある揚げパンと考えれば、どんな味か想像できる。
たいていの街角で売っている。
腹がちょっと減った、何か食いたいと思った時に食うとちょうどよい。
子供のおやつに好適な食い物だと思うな。

2010/5/11

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マカティン

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こんな豆が木になっている。蟻にさされないように注意しながら豆を取る。
この豆の鞘をとると可愛い豆が並んでいる。
食べ方は、このまま生で食べる。
味ですか?大豆は特有な臭いがあるが、この豆には青臭さはない。
食べやすいと言える。
美味いか?と聞かれると、美味くないとなる。
そうかと言って不味い味でもない。

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タイには自然の食べ物が沢山ある。
食べられる豆や草を知っていれば、飢え死にすることはないのではないか
と思ってしまう。

2010/5/4

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皮を剥いた蛙

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俺たちにはゲテモノだが、タイ人は蛙が好きだ。実際に食って見ると、蛙は
美味い。美味いと思いながら食っていて、途中で蛙だとわかって食うのを止
めたことがある。

すぐに調理できるように、皮を剥いた蛙が市場で売っている。
グロテスクな光景と思うだろう。蛙の美味さを知っている人には涎がでそう
な美味しい光景だ。

2010/5/12

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フレンチフライドポテトが流行

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青空市場でフレンチフライドポテトが売られているのを見た。
マクドナルドやケンタッキーでは昔から売っていたが、青空市場では売って
なかった。フレンチフライドポテトは絶対にタイ人の味覚に合うと思っていた
が、何故か市場にはなかった。俺の見立て違いかなと思っていた。
それが今、フレンチフライドポテトが売られている。
やっぱりタイ人の味覚にあっていたのだ。

マクドナルドやケンタッキーはタイの庶民にとっては高級料理店だ。
奮発してそんな外食店に行ったタイ人がフレンチフライドポテトの美味さ
を知った。一度 食えば作り方なんて簡単にわかる。
青空市場で売り出したら、売れ行き好調だった。

フレンチフライドポテトやポテトの揚物がタイで今、流行っている食い物だ。

2008/5/8

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マムアングクアン、完熟マンゴーの煎餅

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マムアングクアンと言うのは完熟したマンゴーの実を磨り潰して、煎餅状に
して乾燥させたものだ。煎餅というと草加煎餅のような塩っぱいものを想像
する。これは果物の煎餅だから甘い。
糖分が多いから乾燥させても表面はべとついている。
食いちぎろうとしても、なかなか食いちぎれない。
そうだな、日本で見る菓子で一番近いのはグミかな。
なんとなく美味しい菓子だ。

2010/4/25

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蛙を買う

青空市場で近所のオヤジに会った。手にポリ袋を提げている。
中身が見える。
「蛙を買ったの?」
「うん、今晩は蛙のスープだ」
いかにも「これからご馳走を食べるのだ」という嬉しそうな顔をしている。
生の蛙の剥き身なんて俺には気持ち悪い。
オヤジの楽しそうな顔を見ると、そんな気持ちなんて何処かに飛んで行
き、「ご家族で、ご馳走を楽しんでください」という気持ちに変わっていた。
幸せな家庭なんだ。

2010/5/12

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昆虫売り

昆虫を食うなんてゲテモノ食いと我々は思う。日本でも蜂の子やイナゴを食
う地域がある。ゲテモノってなんだと考えると分からなくなる。
少なくともタイではこんな昆虫を普通の食べ物として扱っている。
俺は気持ち悪いと感じるから食わないが、「美味しい、貴重な食い物」と
扱われ他の昆虫より高値で取引される昆虫がある。
フランス人のカタツムリや蛙だって、俺たちから見ればゲテモノだ。
鯨や鮫はタイ人から見るとゲテモノだ。
そう考えると、タイ人が昆虫を食ってもゲテモノ食いと考えることができない。

このタガメが美味しいらしい。

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蟻の卵だが、これは蟻をくっているのかレモングラスを食っているのか分か
らない。サラダを食っている感じだ。レモングラスの香りが良い。

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昆虫の専門店もある。ここでは色々な昆虫を売っている。
油で揚げたり、炒ったりしている。昆虫ごとに美味しい食べ方があるのだろ
う。

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昆虫を食べるからゲテモノ食いと考えるのは大きな偏見だ。
俺たちが普通に食べている食べ物の中には外国人から見ればゲテモノに
見える物が沢山ある。海鼠なんて良い例かもしれない。
海鼠の腸、コノワタなんてゲテモノのさいたる物だろうな。
俺たちはそれを美味いと言って食っている。

2010/5/17

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芭蕉煎餅

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丸い大型の芭蕉煎餅を焼きながら売っていた。日本の夜店では網の上に
煎餅をのせて、ご飯をよそるしゃもじで延ばしながら売っている。
このおばさんは網など使わない。4本に枝分かれした棒を二本使って、
ひっくり返しながら芭蕉煎餅を大きく広げている。強い炭火の火力で煎餅は
瞬く間に大きく広がる。芭蕉煎餅をこすって延ばすようなことはない。
右手に持った枝分かれした棒から左手の棒に煎餅を移しながら焙ってい
ると、煎餅はだんだん大きくなる。
しかも煎餅は曲がったり、反ったりせず、平のまま大きくなっている。
神業とは言えないが、匠の技と感じた。

2010/5/12

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葡萄売り

俺のこちこちの頭では葡萄はドイツやフランスのような寒い場所の産物と
思い込んでいる。日本だって葡萄は寒い山梨県のようなワインの産地の
果物だ。葡萄は寒い場所の産物という固定概念から抜け出せない。

タイの市場へ行くと、大粒の葡萄が売られている。これが結構美味しい
葡萄なんだ。それら葡萄の産地は何処か俺は知らない。
売り子に聞いてもたいてい「チェンマイ」と答えるから馬鹿馬鹿しいので聞
かない。蜜柑でも柿でも全てがチャンマイが産地だ。ダンボールに中国製
と書いてあってもチェンマイになる。

熱帯の国と言っても高度1000メートルになると涼しい。
そんな山地で葡萄作りは行われ、ワインも造られている。フランスなどから
技術者を招き、良質のワインが造られているそうだ。
ワインは贅沢品と考えられ、高率の税がかけられているのでワインを飲む
のは税金を飲むようなもんだ。


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今日は植木市が開かれている。蘭など綺麗な花が売られている。
ご夫婦で楽しそうに花を選んでいる、仲睦まじい光景があった。
ふと見ると、葡萄を売っている。
「この葡萄は何処から来るのですか?」
「ワングナムケオからよ」
ここから80キロほど離れた山の中だ。
「これはワインを作る品種と同じですか」
「違いますわ。ワインは別の種類を使っていますわ」
どうやらこの葡萄は生食用だ。
一生懸命に働くおばさんのために一キロだけ葡萄を求めた。
タイでは一生懸命に働く人は少ない。
小粒な葡萄で、甘味もそこそこだった。
ワイン産業という新しい産業がタイにも芽生えているのが嬉しい。

2010/5/8

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2010年6月 4日 (金)

竹刀の鍔

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タイにも剣道はある。これは籐の棒で出来たものだから竹刀ではない。
分かりやすくするために竹刀と呼ぶことにする。タイの剣道はこんな竹刀で
叩き合う。日本の剣道のように防具はつけない。
籐が鞭のようにしなってから身体に当たるからだろう、これで叩かれると
かなり堪える痛さだ。これで叩きあい、戦意を失くした者の負けとなるようだ。

子供が戦っているのを見た。審判役の年寄りは子供が激しく戦えば戦う
ほど、嬉しそうに「ガハハハ・・・・」と笑っていた。
そして怪我がない時点で戦いを止める。

この竹刀のような棒にもいろいろな作りがある。
俺が知っていたのは棒と鍔が籐でできた物だ。
今回見た竹刀の鍔は牛の生皮でできていた。生皮が乾燥するとこんなに
も硬くなるのかと驚いた。

2010/5/19

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寒天がタイにも

寒天なんてタイにあるだろうかと単純な疑問を抱いた。
日本では寒天はいろいろな物に利用する。
最近は寿司ブームで海苔を食べるが、それまでタイ人は海藻なんて
食べなかった。海藻からとる寒天なんてタイにはないだろうと思っていた。
デパートの食品売り場を歩いていたら、寒天がタイにもあるのが分かった。

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この寒天をタイ人が何に使うのか知らない。
「寒天がタイにある!」
嬉しくて、ついつい買ってしまった。

2010/5/5

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タイ製のウスターソース

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とんかつソースは日本から輸入されたものがタイの大きな店に並んでいる。
タイの田舎でもとんかつソースを買うのに苦労しない。輸入品だから当然、
高値になる。ファラング(白人)が経営するレストランに入った。
そこにこんなウスターソースがあった。味見すると日本のとんかつソースに
似ている。とんかつソースはどろっとしているが、このウスターソースはさら
っとしている。日本のとんかつソースにもどろっとしたものと、そうでない
ものがある。うすいとんかつソースに似た味だ。
このままでも十分に美味いソースだ。この味が好きになれないのなら、
この味をベースにして好みの味に変化させればいい。

多くのタイ人は酸っぱい味を好まない。ウスターソースだから、当然 
酸っぱい。チキンカツにウスターソースをかけてみた。
日本人にはお馴染みの味だ。タイ人はこれにどんな反応を示すか観察
した。男の子はこの味を受け入れたようだ。
ニラを薄い皮に包み、蒸したものがある。これにウスターソースをかけた。
俺にはいける味だった。少なくとも拒否反応はない味だ。
女の子に試食させると「酸っぱい」と言って嫌がった。

2010/5/4

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鳥の巣

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小鳥が電柱に巣を作っていた。鳥の名前は知らないが、愛らしい光景だ。
その晩、酷い雨が降った。
せっかく途中まで作った巣は雨で壊されていた。
すると雀が壊れかかった巣を自分の物にしようとしていた。

2010/5/14

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鴨の頭

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鴨の首から頭をぶっちぎって売っていた。珍しいので買ってみることにした。
俺は鴨の首を持って、肉を前歯で切り取って食べるのだと思っていた。
注文するとナイフで首を小さく切ってくれる。
それをポリ袋に入れて、「ハイ、お待ち!」と言ってくれるのかと思ったら、
ポリ袋にスープを入れた。そしてナムプリックもくれた。
意外な食い方に俺は戸惑った。

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2010/5/1

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青い葡萄の漬物

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これも俺の好物だ。未熟の青い葡萄を塩漬けにしたものだから、酸っぱい。
その酸っぱさが、俺にはほどよい酸味だ。
タイ人は酸っぱい物が嫌いだ。でも妊娠中の女は酸っぱい物を好む。

これを食べると通じがよくなる。便秘だなと思ったら青い葡萄を食べるとよ
い。旅の途中の車中では食べないほうがいい。
美味いと思って食っていると、トイレに行きたくなる。
酸味があるから簡単には腐らない。ホテルについてからゆっくり食えば
いい。

噛むとちょっとカリッとしている。カリカリ梅の感じに似ている。

2010/5/4

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解禁日

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今日は年1回の網漁の解禁日だ。大きな魚を無料で取れるので村はお祭
りのような騒ぎだ。この池は村が管理していて、網漁を年に1回だけ解禁
する。釣りなら年間いつでも可能だ。
網漁をしたい人は150バーツを払って緑の服を買う。
緑の服は一種の免許だ。

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発泡スチロールや自動車用タイヤのチューブで作った手製の筏で出漁す
る人もいる。ちゃんとした船を持っている人もいる。

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大きな四つ手網で漁をする人もいる。みんな思い思いの支度をしてやって
きた。
既にこんなに取った人もいる。大きな魚を見物に来た人に売る人、
買う人がいる。

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大勢の人が集まるので、店も出る。宝くじのような物があった。小さな札が
幾つも並んでいる。

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幸運なら酒などが当たる。試したが外れた。そんなに簡単に当たるようには
出来ていない。村長が会場中心のテントにいた。
「こんにちわ」挨拶をする。
村長は俺がやってきたことを喜んだ。さっそく、マイクに向かって叫んだ。
「皆さん、この会場に日本人がやってきました。」
なんだか気恥ずかしい。
この村にもファーラング(白人)はいるがこのような催しに顔をださない。
こんな催しにも出ていく俺が異常か?

2010/4/25

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塩漬け魚

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これはかなり強めに塩漬けした魚だ。どうしてこんなにも強く塩漬けするの
かと言うと、貧しい人向けの魚だからだ。貧しい人はこの魚一匹で二回分
の食事にするため、塩を強くしなくてはいけない。
この魚に餅米を押し付ける。魚が潰れて魚の旨味が餅米に移る。
それに魚の身がほぐれて餅米に付く。
塩味も餅米の甘さに調和する。
唐辛子や玉ネギと一緒に食べると、これが美味いのだ。

俺たちにはこの魚の他に、肉などがあるから、この魚は美味いと言って
楽しめる。貧しい人は毎日、毎食、この魚を食うことになる。
この他に食い物を買えないから、しょうがないのだ。

よくしたものでタイにはそこら中に食べる物がある。
池や川に行けば、魚が取れるし貝もある。雨が止むと蛙が取れる。
電灯を点けておけば昆虫が取れる。
金を出さずに食えるものがある。
そんなことを考えると、貧しい人々にとってこの塩漬け魚は贅沢品なの
かもしれない。

2010/5/8

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2010年6月 3日 (木)

卵三兄弟

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卵の中身を掻き出して、味付けする。これを元の殻に戻して串に刺してから
熱をかける。すると味付卵が殻の中で固まる。
なんということでもないが、この卵が好きなんだ。
団子三兄弟ではなくて、卵三兄弟だ。
卵の殻は白ではなくて赤だ。日本では赤い殻の卵は高いがタイでは赤い
殻が普通だ。俺は最初はバカにしていたが、食ったら美味いので好き
になった。
それに蛋白質の塊だから、腹持ちもいい。

2010/5/4

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タイのコンロ

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田舎の人々はこんなコンロで煮炊きをしている。
火力が強くて、これで揚物、煮物、焼き物、あらゆる物を調理できる。
このコンロで焼いた魚は美味い。魚を焼くのに丁度良い火力なんだろう。

このコンロの欠点はガスのように簡単に着火できないのと、消火に時間が
かかることだ。
調理が終わったならまだ火がついている炭を消し壷にいれれば良いのに、
コンロにいれたまま自然に消えるのを待
っている。
安全なんてことを丸で考えない。
タイで火事が多いのもそんな生活習慣だからと推定している。

消し壷を使わないのなら、トタン板か薬缶でも置いておけば火事の危険性
は大幅に減る。日本人なら薬缶で湯を沸かしておく。茶を飲むとか、熱い湯
に入るという習慣がないから彼等は湯を沸かしてお
くという習慣がないし、
そんな必要性も感じていない。

屋台でぐつぐつ煮込む料理にこんなコンロを使っている。
日本人はせっかちだからか、炭に着火させるのにフイゴとか火吹き竹を
使っていた。
フイゴなんて言っても知らない若い人が増えた。フイゴというのは風を送る
道具だ。目的によっていろいろな形や大きさのものがある。
火吹き竹というのは30センチほどに切った竹で、竹の節の部分に錐で小さ
な穴を開けた物だ。
竹の開口部から息を吹くと強い空気の流れが小さな穴からでる。
この空気の流れを炭に吹き付けると、すぐに着火する。

団扇で煽るという方法もあるが、タイ人は決してそんな方法を使わない。

ビニールやゴムチューブを燃す。溶けたビニールやゴムは炭に付着する。
高温のビニールやゴムが炭に付くので炭は着火する。
炭が燃えるまで悪臭と有毒ガスがでる。
「癌になるから、止めろ」と言っても聞く耳をもたない。

炭に風を送り、着火させるには人間の労力が必要だ。
ビニールやゴムを燃せば、人間は働かなくとも自然に着火する。
時間がかかっても、人間が働かなくともよい方法をタイ人は好む。

消し壷はまだ燃えている炭を入れて消火する為の容器だ。消し壷に炭を
いれるには人間の労力が必要だ。労力を使わないで、そのままコンロの中
で炭が燃えつきるのを待つ方法をタイ人は好む。

こんな習慣を見ると、日本人はタイ人は怠惰だと感じる。
タイ人から見ると「なんで火吹き竹を使うの、待っていれば自然に着くじゃな
い。日本人はバカだ」となる。

タイ人は怠惰で日本人はバカでもなんでもいい。
少なくとも俺は消し壷を使って貰いたい。
万が一の可能性でも火事になる危険性を避けてもらいたいと願っている。

2010/4/29

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ジャックフルーツの種

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大きな果物だけあって、ジャックフルーツの種も大きい。
この種を塩茹ですると芋か栗を食べているようでかなり美味しい。
俺の好物だ。種だから値段も安い。
芋みたいだから、腹のたしにもなる。いろいろな物を試食しなくてはいけない
のでこればかりを食っていられない。味見をしたら、子供にあげる。
育ち盛りの子供はこんなものはあっという間に食ってしまう。

2010/5/3

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カノムチン売

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カノムチンはタイ人が大好きな食べ物だ。日本の食い物に例えると何にな
るのかな?駅の立ち食い蕎麦が相当するかな?
ちょっと小腹が減るとカノムチンを食べる。
俺は余り好きではない。味が嫌なのではない。温度が嫌いなのだ。
熱いのではなく、冷たいのでもない。人間の体温に近い常温なのだ。
そこが好きになれない。

このソーメンの様なものに、タレをかけて食べる。
市場にはカノムチンに使う、ソーメンのようなものを売っている。
洗濯物を入れるようなビニールの籠にバナナの葉をぐるりと巻く。
その中にソーメンを入れる。
籠はこんなに小さいのに、こんなにも沢山のソーメンを入れることができる。

2010/4/30

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OTOP事務所と観光案内

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インターネットでこの周辺にOTOPの事務所があることを知った。
OTOPというのは日本の一村一品運動を真似たもので、各村が特産品を作
り、村の振興に役立てようという取組だ。ここへ行けば、タイのいろいろな
地域の産物を見られるショールームがあると思った。

交差点から100メートルも行った所に事務所はあるとネットでは書いてあっ
た。もう100メートルは過ぎているが、見つからない。
もっと先かな?幾ら歩いてもそんな事務所は見つからない。
観光警察に行って問い合わせた。観光警察ではOTOPの事務所がわから
ない。後でわかったことだが、OTOP事務所は観光警察からほんの僅かな
距離なのに観光警察では分からない。

こうなると意地になって探す。こんな田舎じゃ英語で道案内を乞うても通じ
ない。タイ語でOTOPなんて言っても人々の関心事ではないから、分からな
い。自分で探すしかない。
そうしたら、交差点から100メートルほど離れた道路から引っ込んだ場所に
事務所はあった。窓には白文字で大きくOTOPと書いてあるが、白文字
なので光の加減で目立たない。
タイ文字の看板はあるが、OTOPの文字は物の影になり見落とす。

ここは事務所だけでショールームはなかった。
所期の目的は達せられなかったが、この事務所を探しながらいろいろ勉
強をした。

今までの経験から観光案内所(TAT)、観光警察、観光ガイドはガイドブッ
ク以上の知識をもっていないのが分かった。観光名所、遺跡、レストラン
などガイドブックに書いてあるような内容なら彼等は対応できる。

クメール時代の大きな遺跡がある。そこへ行く方法は教えてくれる。
しかし、その遺跡に行くには百数十段の階段を上らなくてはいけないから、
足の不自由な人には無理ですなんて知識は持ち合わせていない。

インターネットで見つけた、面白そうな物について問い合わせても観光案内
所(TAT)、観光警察では分からない。観光客の興味は十人十色だ。

ある特定の目的のためにこの地を訪れる観光客もいる。
俺のようにOTOPの特産物を見たいなんて客もいる。観光案内所(TAT)
や観光警察はそんな客に対応できる知識を持つ者がいない。彼等が、
観光の周辺知識を幅広く持つことを切に望む。

こんなこともあった。
コラートとバンコック空港を結ぶ直通バスがある。
バンコック発のバスの時刻はウエブで見ることができるが、コラート発の
時刻はない。コラートの観光案内所(TAT)に問い合わせたが、誰もそん
なバスの存在を知らない。長いことあちこちに電話してやっとコラート発
の時刻を見つけた。
これなど、周辺知識を持たない好例だと思う。

2010/4/30

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パン屋の衛生

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なんだか食品のようなものをポンポン投げ出している。
何をやているのだろう?食べ物は何だ?
よく見るとパンを箱に詰め替えている。
遠くから見ているのでパンに袋が被っているかどうか分からない。
投げ出してもパンだから、商品は傷まない。
でもね、こんな茣蓙の上で作業を進めているのがきにかかる。
多分、この茣蓙の表面は、昨日は地面に接していた。
作業台を使えば効率的なのに、作業台を使わない。
効率とか衛生なんて考えないのがタイ人だ。

こんな所でパンを作っているのだ。
このパン屋はまあ大手の工場と見ても良いと思うな。

2010/5/17

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ジェリー大好き

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子供が好きなジェリーがあった。
「子供達に作ってあげなさい。子供は大好きだよ」
作り方はタイ語で書いてある。こんなもんは誰にでも簡単に作れる。
「ハイ」と返事をしたものの、一向にジェリーを作る気配がない。
今日は子供のパーティだ。子供達にジェリーを作ってあげよう。

簡単に作れると思うだろうが、タイの田舎の家庭は炭を燃料にしている。
まず火を起こすことから始めなくてはいけない。
そして湯を沸かし・・・・・・・。
こうしてジェリーを固めた。まもなく子供の宴会が始まる。
子供の宴会とは名目で大人が酒を飲みまくる。
もちろん、子供の友達、近所の子供が集まる。

体調が悪い、宴会が始まるまでちょっと寝よう。
そうしたらそのまま眠ってしまい、目覚めたら宴会は終わっていた。

「ジェリーはどうだった?」
「子供達は大喜びだったわ」
やっぱり、ジェリーはタイの子供にも人気がある食品なのだ。

2010/5/15

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ワットプラナーライマハラート寺

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池の中に建つ綺麗な寺だ。この寺の中に学校があり、僧が勉強している。
この寺の詳細についてはネットにでているので、そちらを参照してください。

この寺の周辺に朝市が立つ。それも大きな市ではない。
狭い路地が市場で、朝は人でごった返す。昼近くになると人っ子一人居な
くなる。ヌチャナートはこの市場が好きらしい。いつもここを訪れる。

この青空市場には短い時間だが活気がある。
路上の場所取りなんてどうなっているのだろう?ショバ代は必要か?
誰がショバ代をとるのだ?
いつだったかな?この市場で買った蟹が美味かった。

人混みを抜けて池の中に建つ寺を見ると、ほっと息がつける。

2010/5/17

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ローマの伝説に似た

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ローマの伝説によるとロムルスとレムスは狼の乳で育てられた。
それと似た像がワットパーラクロイと言う寺にあった。
俺が化物寺と呼んでいる寺だ。
タイの場合、狼ではなくて牛の乳を飲んでいた。
ローマと同じような伝説がタイにもあるのか?
この寺にはおかしな像が沢山ある。
おかしな像を作った人の想像の産物かもしれない。
ローマにあるのと同じような像がタイにあったので、なんだか可笑しくなり、
思わず笑った。

2010/5/5

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花の飾り

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この花の飾りを何に使うのか定かではない。色合いから見て宗教的儀式に
使うのだろう。結婚式などお祝いにも使うのかな。
緑のバナナの葉を丸めて、その先端に白いジャスミンの花を飾る。
ジャスミンが電飾かローソクの炎に見える。
心をこめて作っている職人の顔立ちが素晴らしい。
俺はこの飾りが好きだ。

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2010/4/30

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外食が日常の食事

俺たちが外食産業というとファミレスとか居酒屋チェーン、個人経営のラー
メン屋なんてものを思い浮かべる。
日本の場合、食事は家で家族と共に食べる物という考えが定着している。
サラリーマンの昼食のように、今日はラーメン、昨日はカレー、明日は牛丼
というのは、家庭と職場が離れすぎ、弁当を持ち歩けない人が食べる例外
的食事だ。
家族揃って食べるのが日常的食事とすると、外食は非日常的食事になる。

母親が作った食事を家族揃って食べるのが正しい食事のあり方と日本人
は考える。コンビニ弁当や、ホカ弁が流行り、こんな感覚は薄れてきたが、
買ってきた料理を食べるなんて、買い食いと言って蔑まれる。虐待された
子供の記事を見ると、「いつもコンビニ弁当を食い、母親の手作りの料理を
知らない可哀相な子供」なんてことが書いてある。
母親の愛情がこもった食事が一番と言う考え方が日本人にはまだある。

同じ釜の飯を食うことで家族や仲間が同じ共同体に属していることを日本人
は確認しあっている。絆を作るために同じ飯を一緒に食べるのが日常的
食事だ。

外食産業は空腹を満たすという役割の他に、夜の居酒屋のように食べる
娯楽を提供する役割もある。食べる娯楽は非日常的食事と言える。
家で家族と一緒に食べるのが日常的食事で、金を出して食べる食事を
非日常的食事と考えても良い。

これがタイに行くと母親が作り、家族で食べる日常的食事は少ない。
特に朝食では日常的食事は少ない。タイの外食産業は二極化している。
空腹を満たす日常的食事を提供する外食、つまり母親の代役を勤める
仮想日常的食事を提供する外食が一方にある。
もう一方は食べる娯楽を提供する外食に完全に二極化する。
日常的食事を提供する店では、食べる娯楽を提供しない。
食べる娯楽を提供する店は日常的食事を提供しない。

一般的アパートでは家で食事を作ることを前提にしていないから家に台所
がなく調理できない。その代わり、家からちょっとでると何らかの食事を売る
店が何処にでもある。足を伸ばせば、食いたい食事を売る店が必ずある。
日常的食事とは店から買って来て食べる物と言うのがタイ人の考え方だ。
独身の場合、自分で食材を買って来て自炊しても、安上がりになるとは限
らない。むしろ、買って来た方が安上がりになる場合がある。

話が横道に入るが、自分で食事を作らないから、料理を作れないタイ人が
多い。

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村の中にあるこんな店が日常的食事を提供する店だ。都心の場合、この
ような店の場合もあるし、屋台のばあいもある。天秤棒を担いだ露店の場
合もある。五人家族なら五個の食事を買って帰る。
同じ食事の場合もあれば、五個とも違う食事の場合もある。
村の人はそんな店で飯を買い、職場や学校に向かう。或はその店の食卓
で食事を済ませて職場や学校に行く。

日本人の常識では、外食産業は駅前や商店街でしか成り立たない。
なんでこんな所でと思われる場所で外食産業が成り立っている。
店で買って食事をするのが、タイの日常的食事だから、通勤・通学途上に
ある店なら繁盛する可能性がある。幹線道路から遠く離れた路地でも日常
的食事を提供する外食産業はなりたっている。村の人口は少ないが、
毎日のこととなると、それなりの規模の店をやっていける。

タイで食べる娯楽を提供する店はエアコンがあり綺麗だ。
庶民にはなかなか手が届かない店になる。
所得階層によっては日常的食事を提供する屋台で食事をすることが食べ
る娯楽になっている。

2010/5/1

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古いイスズトラック

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古いイスズのトラックが停まり、運転手とおぼしき男が木陰で休んでいた。
「古いトラックですね」
「ええ」
「もう何年くらい前のトラックですか?」
「40年になるな」
これは日本から輸入された中古トラックだ。
40年前にはもうこんな鼻が長いトラックなんてなかったと思う。
そうすると日本で10年使ったトラックがタイに入ってから40年ということだろ
う。それにしても随分と時間が経っている。
こんなにも古くてもちゃんと走るし、ブレーキも利く。
内装は木製だ。


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排気ガス規制で日本ではこんなトラックは使えない。
イスズのマークが輝いて見えた。

2010/5/14

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素焼きの急須

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こんな素焼きの急須があった。どう見てもこれは急須だ。
固定概念に囚われている俺は、これで熱い茶を飲むのだと思った。
そして、それ以上の疑問は持たなかった。

この急須を見た日本人は誰でも、大きな急須に驚き、食堂などで茶を入れ
るのに使う物と思う。ちょっと待ってくれ。
最近、ペットボトルに入った冷たい緑茶が売れているが、熱い茶を飲む
習慣はタイにはない。そうするとこれは茶を入れる急須ではなさそうだ。
薬草を煎じるのに用いるのか?薬草を煎じるにはなにもこんな急須を使
う必要もない。普通の鍋で煎じれば事が足りる。

多分この素焼きの急須は卓上に置いておく物だ。すると急須の中の水は
素焼きの壁の外に出てきて蒸発する。蒸発する時に潜熱を奪うので、
急須の中の水は冷たくなる。
氷を使わずに冷たい水を飲む、昔からの知恵なんだろう。最近は氷が
安く手に入り、保冷容器もあるので、こんな急須を使わなくなった。
それでこんな急須の需要が減ってしまい、まもなく市場から消える。
これは俺の推定だ。本当の用途はわからない。

2010/5/1

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日本の漫画みたい

俺は子供の頃に漫画を読んだが、大人になってからは漫画を読まない。
タイでも漫画は盛んで日本の漫画形式の漫画が盛んだ。
中には日本の漫画を翻訳したものがでているようだ。

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確かに文字で書かれた広告より、絵、写真、漫画で書かれた広告は読み
安く、訴える力も強い。政府の広報にも漫画が利用されている。
しかし、この漫画を見てくれ。これって日本の漫画のキャラクターに似て
いないか?

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2010/5/7

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マラリアに感染か

どういうわけかタイ人は冷房をガンガンかけてドアを開けっ放しにする。
エネルギーという目に見えないものは無償だと勘違いしているのではない
か?外気温40度の空気を25度に落とすには相当なエネルギーが必要だ。
そのエネルギーを惜しげもなく外に捨てている。寒い経験をしていないタイ人
には寒いと言うことは楽しい体験なのかもしれない。
あるいは贅沢なことのように感じているのか?

汗をかき、冷房の効きすぎた場所に入ったり、日中を歩き回った疲労が溜
り体調を崩した。サービスのつもりだろう寝ていると扇風機をかけてくれる。
扇風機は首を振らず一定方向から同じ強さで風を送る。
体の一部が冷えて、風が当たる部分と当たらない部分で体温の差が出来
てますます体調が悪くなる。夜中には風が当たった部分が痛くなり、悲鳴
をあげる。俺は寝たいのに、ヌチャナートは心配して
「ねぇ、お医者さんに行きましょうよ」
と話しかける。熱帯の夜なのに寒気がする。タオルケットを被り震えている。
「寒いの?マラリアじゃないの?お医者さんに行きましょうよ。」
まさか?この寒気はマラリアの可能性もあるな。
昔はキニーネを飲めばマラリアは治った。もうキニーネが効くようなマラリ
アはない。タイの医者に行けば、現在のマラリアに効く薬があるから、医者
に行くべきか?マラリアでもタイではそれほど心配する必要はなさそうだ。
そのうちに寒気がひき、寝苦しい熱帯夜を感じた。

寝ていると、近所の者が心配してやってくる。
心配するだけで、何もできないのだからほっとおけばいいのに
「大丈夫か?」と聞く。大丈夫でないから寝ているのだ。
体調が悪い時にタイ語で会話するのは面倒だ。

医者に行くことにした。
二言、三言、俺と英語で話をして後はヌチャナートと医者は話している。
会話の内容は半分以下しかわからない。俺の病状を伝えているのは分か
る。傍に居るから、俺の病状はよくわかっているはずだ。
喉が痛み、食べ物を飲み込むのも苦労している。
「喉が炎症を起こし、痛いんです」これだけをタイ語で言った。
医者は喉を診て「腫れていますね」と言う。

体調が崩れたのはマラリアではなくて、疲労のようだった。
暑いから水を飲む、夕方には腹がだぶだぶになる。
それが嫌で、あまり水を飲まないで歩いていたのがいけなかったようだ。
それと単なる風邪で喉が痛んだ。
前日に風邪を引いている奴と同じ車内に長時間いた。
そいつの風邪を貰ったらしい。

簡単な診察だけで大量の薬をくれた。
その中にブドウ糖があり、看護婦が静脈から時間をかけて注射してくれた。
薬の名前は英語とタイ語で書いてあった。
アスピリン錠剤、炎症防止薬、抗生物質などがあった。
これを全て飲めというのではなく、症状に合わせて自分で判断して飲めと
いうみたいだ。ブドウ糖はすぐに効果が現れる。
喉の炎症も徐々に効いてきた。アスピリンで熱も下がった。

とにかくマラリアでなくてよかった。

2010/5/10

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携帯を使う

俺はソンテウに乗って移動している。ソンテウは町の至る所を走り回ってお
り、サービスも頻繁にあるので、待つことがない。
そんなソンテウの中で見た光景だ。
俺の前で手話で話をしている二人がいた。そのうちの一人が携帯を取り出
した。健常者の俺は当然電話で話をするのだと思う。だが待てよ?
「あれれ?この人、電話するの?」
携帯電話で手話はできない。どうするのかと思ったらメールを送っていた。

聾唖者にとって電話は無用の長物だったが、携帯電話でメールを送れる
ようになったので携帯電話は聾唖者に大きく役立つようになった。

2010/5/1

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箸の置き方と箸置

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箸を縦に置くか横に置くか興味があった。
多くの店はテーブルに箸箱があり、客が自分で箸を取るようになっている。
割箸が竹筒に入っている日本の蕎麦屋の光景を想像すればいい。

ある店でクイティオを注文した。その店には箸箱がない。
どのように箸を置くかなと思っていたらこんな風にだした。
箸が俺から見て縦になっている。
日本のラーメン屋なら箸が横になっている。
「タイでは箸を縦に置くけど、日本では横に置くんだよ」
店の女はそれを聞くと不思議そうな顔をしていた。
出された箸も中国風だから、この箸の出し方は中国の影響をうけたもの
だろう。箸置なんて使わず丼の上に箸を置くのも日本とは違う。

これは日本での話しだが、タイにはない箸置をタイ語では何と言うのか聞いた。
直訳すると「箸の枕」と言っていたので、笑ってしまった。

2010/5/4

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タイ語が読めないと

太陽が南回帰線から北回帰線に移る。この季節は太陽はタイの真上にい
る。正午には影が真下になる。そんな日中を歩き回る。
この暑い中を徒歩で歩くのはタイ人から見ると狂気の沙汰
だ。
車やバイクがないから歩くしかない貧乏人とタイ人は考えるようだ。
車中の人、バイクに乗った人から好奇の
目で見られているのは分かってい
る。外国人が道に迷って歩いているのだと勘違いする人もいる。
わざわざ車を止めて
「何処に行くのですか?車にお乗りなさい。お連れしますよ」
と親切に声をかけてくれる人も
いる。俺はそれをすべて断る。
暑くても、汗が流れても歩くのが好きなんだ。歩いているといろいろなもの
を発見する。そのうちに本当に道に迷った。地図で居場所を推定する。
目標とするホテルはこっちの方だと推定した。
冷たいペプシを求めた店でホテルの方角を聞くが「わからない」と言う。
聞かれた女は他の女に大声でホテルの場所を聞く。
タイ人は地図を読めない。通りの名前も知らない。近くの目標物の名前も
知らない事が多い。字を読めない人もいる。
自分に関係ないことは覚えようとしない。
もう一人の女は俺の推定方向と逆の方向を指差す。
「信号を右に曲がるとあるわよ」
騙されたと思いながら言われた方向に進むとビルの上にタイ語の大きな
看板がある。そこには目標のホテル名が書いてある。
タイ語が読めなかったなら目標を探すのに苦労したことだろう。

2010/5/8

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外出禁止令発令

町はいつもと変わらないように見えたが町のあちこちのテレビに人だかりが
できている。兵隊の動き、黒煙が上がる空、いつものテレビニュースと同じ
に見える。露天商がノートパソコンでニュースを見ている。
音声はスピーカーから流れる。隣の露天商がパソコンを覗き込む。
ニュースを見ながら人々はため息や驚きの声をあげる。
こんな所がいつもとは違っていた。

英字紙はバンコックの混乱を伝えている。いつもと同じだ。
おおごとにはならないだろうとネットカフェに向かう。
ネットでの作業と言ってもメールのチェックなどたいした事ではない。
日本語フォントのないタイのネットカフェで日本語で文章を作るのは面倒だ
が、時間をかければなんとかなる。一応作業を終えてニュースを見た。
日本のニュースサイトでもバンコックの騒動を伝えている。

ネットカフェの店員が見ていたテレビが突然、英語で話し始めた。
政府の報道官と思える男が政府の立場を説明し、
「この混乱は今後、何日も続くであろう」と言って演説を終えた。

まだ、おおごとにならないと思っていた。
ネットでニュースを見ていると、外出禁止令が発令されていた。バンコックだ
けのことだろうと気にもしなかった。念のため、対象地域を見ると、俺が居る
地域も対象となっている。時計を見ると18時を過ぎている。
外出禁止時刻が近づいている。急いで帰らなくてはいけない。
日本で外出禁止令とか戒厳令なんて経験していないが、外出禁止令を
破ると面倒なことになるのは明らかだ。詰まらないことで問題を起こすべき
でない。ネットカフェの代金を払って店をでた。まだ外出禁止時刻20時まで
余裕がある。それでも途中でなにがあるか分からない。

ソンテウで帰ろうか?外出禁止時刻までに確実に戻るには、トクトクを利用
した方がいい。大通りに出たが何故かトクトクは走っていない。
たまにトクトクが来ると三車線の中央車線を走り去る。
どのトクトクにも客が乗っている。時間はどんどん過ぎていく。薄暗くなり
少々あせり始めた。
「おかしいな?やはり異常だ。ボコソに行けばトクトクを捕まえることができ
るだろう」ボコソに行くと、トクトクがいた。値段を交渉してトクトクに乗り、
20時前には帰宅できた。家に帰ると、皆はほっとしたようだ。
「赤シャツ軍団が、あちこちに放火すると騒いでいるのよ」
俺の好きな古い木造のホテルも放火の対象になっている。
テレビ局3チャンネルが放火された。どのテレビチャンネルも同じ放送を
流している。

普段は使うことがない、外出禁止令なんてタイ語を辞書で調べておいた。
近所の人は俺が外出禁止令の発令を知らずに、まだ町に居るのだと思っ
ていたらしい。
「外出禁止令だから、帰ってきたよ」
俺が外出禁止令を知っているのに、皆は驚いたようだ。

2010/5/19

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ブラジャーを買う

駅前市場に出かけた。もう時間が遅く、市場の商人はもう帰り支度をして
いた。市場に店を出していた夫婦がいた。
その夫婦の店の前に下着やブラジャーを売る店があった。
今朝はもう店仕舞いだ。妻は下着を売る店に出かけて品物を見ていた。
夫は一人で店を片付けていた。気に入ったブラジャーがあったらしい。
妻は夫に何かを言ったが夫は相手にしない。妻はシャツの上からブラジャ
ーを身に着けた。シャツの上からとは言え、熱帯のギラギラ輝く太陽の下で
ブラジャーを見るとセクシーだ。
「ねぇー、これどう?」
妻は夫が好むブラジャーを身に着けたいと思っているようだが夫は素っ気
ない。
「お前が好きなものを買えば良いだろう」
そんな会話をしている時に俺たちが通りかかった。
「あのご主人ね、サミイと同じことを言っているわ」
ヌチャナートも服を選ぶ時、必ず俺に
「これはどうか?」「これは似合うか」と聞く。最近はそんな質問にいちいち答
えるのが面倒になった。
「気に入ったら、買えば良い」と答えるようになっている。
ああ、人間ってみんな同じだ。夫婦の姿を見て、苦笑した。

2010/4/30

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化石博物館

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東北部のタイから多くの化石が出土する。しかも大木の化石が多い。
この博物館に7,8年前に連れて行かれた。
なかなか素晴らしい場所だと思ったが、化石が乱雑に置かれていただけ
だった。
「勿体無い、これをきちんと整理しておかないといけない」
そんな風に感じていた。

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今回、この博物館に行くと、日本の援助で綺麗に化石が整理されていた。
化石ができた時代の360度画面の映写室があった。
火山が噴火して、地震が起きる。座っている椅子がガタガタ揺れる。
地震なんて日本人には珍しくないから驚かないが、タイ人は驚く。

恐竜が出てきて、戦いを始める。一頭の恐竜がやられそうになる。
もう一頭の恐竜が出てきて三つ巴の戦いが始まる。
なかなか見所があって面白い。

いろいろな化石が展示してあり、タイ語で説明をしてくれる。
俺には半分以下しか分からないが、それでも時々分かると頷く。
俺が頷くので学芸員の説明はますます熱が入る。余り理解できないので、
申し訳ない気持ちで学芸員の説明
を聞く。こんなに熱心な学芸員がいる
のも珍しい。

もともと来客数が少ない、ある国立博物館では俺が入ると職員は迷惑そう
な顔をした。そして彼等同士で大声で話をして笑いあっている。
俺が展示品に触っても傷つけても関心がないだろうし、気づ
きもしない。
恐らく展示品の説明を求めても、何も分からない。

この博物館の建設に協力した日本の学芸員が、来客に対する接し方も
教育したのだろう。どの職員も感じのよい接し方をした。

この化石博物館も来客が少ない。時々、小中学校の団体が来るだけだ。
一般人で化石に興味を持つ人はいない。
石っころなんて見たって詰まらないと一般のタイ人は思うのだろう。

庭の池には二頭の恐竜がいる。人を感知して、恐竜は鳴き声を立てながら
戦う。化石の知識がある人には実に面白く貴重な博物館だと思う。

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場所はナコンラーチャシマからパクトンチャイを通り、山を抜けてバンコック
に抜ける304号線を下る。
所々に化石博物館とタイ語と英語で書かれた白い看板が立っている。
「化石博物館、右折の矢印」のある看板が立っている。そこで304号線を
右折する。ここから4キロほど走ると博物館がある。
ほとんど対向車がない道だ。 車がないとここに行くのはちょっと困難だ。

2010/5/12

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込み合うバス

僧侶はタイでは尊敬されている。ソンテウでも助手席に堂々と乗れる。
中距離バスの中間駅からバスに乗り込んだ。最後尾に俺が座れる場所が
あった。僧が一人乗り込んできた。もう座る場所がない。
車掌が来て、一人の男を指差して「立て!」と言う。指名された男は黙って
立ち上がる。こうするのが当然と、車掌も男も思っている。
そこに僧が座ると、また二人の僧がやってきた。
僧は口にはださないが、「在家の者は立て!」というような態度だ。
二人の中年の男が立ち上がって僧に席を譲った。
僧がもう一人乗り込んできたなら俺が立ち上がらなくてはいけない。
もう乗客はいないようでバスは走り出した。

2010/5/8

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芸術文化センターラーチャバート大

インターネットでラーチャバート大学ナコンラーチャシマ校に芸術文化セン
ターがあることを知った。是非、訪ねて見
たかった。

大学がある場所は知っている。鶏の空揚げを売っているおばさんにそこへ
行くバスを聞いた。ただで聞くのも悪いか
ら、空揚げを買った。
「ラーチャバート大学に行くには何番のバスに乗ったらいいの?」
おばさんはしばらく考えてから
「モトサイが知っているから、モトサイで行きなよ」と言う。
モトサイと呼ぶバイクのタクシーで行くなら、おばさんに聞く
必要はない。
おれとおばさんの会話を聞いていたモトサイの運転手がやってきた。
「ラーチャバート大学にいくの?行ってあげるよ」
「うーん、俺はバスの乗り方を知りたいんだ。何番のバスに乗ったらいい
の?」
「6番のバスに乗りな」
「1番じゃだめなの?」
「それでもいいけど、本数が少ないんだ。6番の方がいいよ」
親切な運転手は商売そっちのけで、バスのことを教えてくれた。
俺はバスがやって来るのを待っていた。すると先ほどの運転手が
「このバスに乗れ」と言う。バスには4桁の路線番
号がついている。
言われたバスに乗り込み、帽子を脱いで運転手に礼をした。

「本当にこのバスがラーチャバート大学にいくのか?」
バスの窓には行き先が書いてある。バスの中からはタイ文字を裏から読む
ことになる。日本語だって裏から読むのは大変だ。
行き先の中にラーチャバートと言う文字を見つけて安心した。
すぐにバス
は大学の前に着いた。
大学はかなり広大な敷地だ。門衛に目的を告げた。
門衛は英語が分からない。
「あのビルへ行け」と案内してくれた。
ここが芸術文化センターか?ネットで得た情報と違う。
取りあえず総務課と書いてある事務所に入った。
「芸術文化センターを見たいのですが、どうしたらいいのでしょうか?」
数人がいたが誰も英語を話さない。俺は幸いにも芸術文化センターについ
て英語で説明したものを印刷して持
っていた。
「英語を読めますか?」タイ語で質問した。
「はい読めます」彼は長いことかかって英語を読んでいた。
そして何個所にも電話していた。そして俺に電話に出ろという。
電話に出るとこの大学の日本語科の先生が出た。丁寧な日本語だった。
用件を話すと先ほどの男に代わってくれという。
やっと俺の訪問目的を分かってくれた。
大学の芸術文化センターと言うのだから大勢が訪ねる場所だと思っていた
が、ほとんど訪ねる人がいない。総務課の男は若い男と女を大声で呼ん
だ。そして若い男のバイクに乗れと言う。
ネットに書いてある通りの古い木造の建物に案内された。
芸術文化センターの鍵をあけて中に入れてくれた。
その鍵が面白い形をしていた。

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こんな場所を訪ねる日本人なんて珍しいらしい。貴賓客扱いだ。
写真を何枚も撮られた。冷たい水も持ってき
てくれた。実は暑くて水を何杯
も飲んでいる。腹がだぶだぶなのだが、断るわけにいかない。
こんな貴重品が展示してある場所で水を飲んでもいいのか?
水をこぼしたら展示品が損傷する。水がこぼれても大丈夫な場所に移動
して水を飲んだ。美味しそうに水を飲んで見せた。

はきはきしていて、感じがよい若い女だ。展示品の説明をしてくれるのだ
がタイ語だ。俺は芸術文化センターと言うのだから、古い美術品から現代
美術まで並んでいると想像していた。美術品を期待していた俺には期待外
れだったが良い体験になった。古い土器、民間の生活用品などが並んでい
た。タイの生活を知る役にたつ。
これは薬箱と言っていた。金持ち階級がもっていたものだろう。

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インターネットで「何処そこに何々がある」と書いてあっても地元の人が知ら
ないことが多い。観光警察で聞いても分からないことがあった。
ここもそんな場所の一つだ。有名観光スポット以外はインターネットで得た
情報の場所に行くには苦労がある。

2010/5/6

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2010年6月 2日 (水)

ストローで飲む

水を買うと必ずストローをくれる。屋台の場合だと水とストローを渡すだけだ
が、コンビニだと更にポリ袋にいれてくれる。
5バーツの水だけ買ってストローとポリ袋を貰うと気がひけちゃう。

俺はストローを使って水を飲むのが面倒だからいつもラッパ飲みをしている。
タイ人の水の飲み方を観察すると面白い。
彼等は必ずストローを使って水を飲む。飲み終わるとストローをペットボトル
の中に押し込んでから栓をする。
次に飲む時はボトルの栓を開けて、ストローを取り出して水を飲む。
これを繰り返している。
どうやら、水をラッパ飲みするのは上品な飲み方ではないようだ。
そんなことを日本人は気にしないが、タイ人は気にしていると見たが違う
かな?

2010/5/7

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ATM集中

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ここはホームセンターの入口だ。そこにいろいろな銀行のATMが集中して
おいてある。買い物客には便利な施設だ。こんな施設は日本にはないの
ではないか?日本ではプライバシーの保護、警備・安全云々でATMは大き
な電話ボックスのような中にある。タイではそんなことを言わない。
このように道路にむき出しになった所に機械が設置してある。

強盗、かっぱらい、引ったくりがタイでは多いと聞いている。
こんな所で現金を下ろしたなら危ないのではないかと思うが、誰も気にする
人はいない。

2010/4/25

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田舎からソンテウ

陸路の長距離交通手段を見ると一番利用されているのがバスだ。
汽車が走っている場所は少ないし、本数が少ないからバスが有力な交通
手段になる。通常バスと言われているものを値段の安い方から見ると、
エアコンなしのバスが一番安い。このバスは国道を真直ぐ進むのではなく、
わき道に入って小さなバスターミナルで客を乗り降りさせてから
国道に戻る。それを繰り返して最終目的地に入るので、時間がかかる。
時間があり、タイの田舎を見たい人に向いている。トイレはついていなかっ
たと思う。

次に高いバスはエアコン付のバスだ。エアコンバスはまあまあ快適だ。
日本のバスに比べると騒音が大きい。サービスのつもりだろうが、エアコン
の効きすぎでやたらと寒い場合がある。
国道を目的地まで直行するので早い。目的地の途中で降りる人を見たが、
乗り込んでくる人を見たことがない。
トイレはついているが、揺れるバスの中でトイレを使うのは大変だ。

一番高いのはVIPバスだ。VIPバスになると足元が広く、座席数も少ないか
ら、後ろに大きく座席を倒せる。騒音も少なく快適だ。

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国道に見慣れぬ色のソンテウが走っている。客も満員で屋根にも荷物が
満載だ。屋根にまで荷物を載せて走るソンテウなんて珍しい。
どうやら田舎の町からやって来たソンテウだ。俺がカメラを向けるとソンテ
ウの乗客がこちらを一斉に珍しそうに眺めている。
あまりにもじっと見られるのでこちらが恥ずかしくなった。

田舎のバスターミナルでこんなソンテウの客引きにあったことがある。
俺たちが普通バスと呼ぶ都心を走るバスや観光バスではなく二トン車の
トラックだ。幾ら安くても、こんな危ないトラックに長時間は乗りたくないので
断った。

俺たちは通常エアコン付のバスで移動しているが、タイにはいろいろ便利な
交通手段があるようだ。国道からわき道に入った小さな村から大きな都市に
行くには、何らかの手段で国道のバスターミナルにでる。
そこで路線バスを捕まえる。そんな小さな村から大きな都市まで乗客が見
込めると、こんなソンテウが走るみたいだ。
乗り換え無しで行けるし、安いからこっちの方が便利なんだろう。

俺たちにはまだまだわからぬ、タイの生活があるのだ。

2010/5/17

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道具とタイ人

道具というのは、一つの目的の為に作られており、他の目的に流用できない。
例えば紙鋏は紙を切るために作られており、紙以外の物を切るには不都合
にできている。紙鋏で針金を切るこ
とも出来るが、そんなことをすると紙を
切ることが出来なくなる。

ねじ回しは螺子を締めたり緩めたりするための道具だ。ねじ回しを叩いて
穴を開けたり、鑿の代わりにすると螺子
を締めたり緩めたりすることができ
なくなる。

道具には道具固有の使用目的があるが、タイ人は道具を目的に合わせて
使わない。

包丁を鉈代わりに使うなんて序の口だ。紙切り鋏で針金を切るから紙を切
れなくなる。ねじ回しを鑿の代わりに使うから、螺子を回そうとすると滑って
螺子を締めることも緩めることもできない。

彼等は後先を考えず、現在の自分の目的の為に手近にある道具を使う。
針金を切るのに、ペンチやニッパーを使わず手近にある紙鋏を使う。
そして紙が切れなくなった鋏や、使えなくなったねじ回しは捨てる。

ねじ回しがないから、螺子が緩んだままバイクに乗る。
螺子が緩んでいるからバイクはすぐに壊れる。
こんなタイ人の性格が貧困を作っている遠因だとも言える。

2010/5/5

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タイの携帯電話

携帯電話が普及している。安いものは新品で2500円位で買える。
連絡用だから、一番安い携帯電話をかった。
カメラやMP3はついていないがFM放送は聞けるしゲームもできる。
言語はタイ語、英語、インドネシア語、ベトナム語が選択できたと思った。

それにSIMを50バーツで買い、滞在期間と使う頻度にもよるが100バーツ
程のプリペードカードを買う。3000円ほどで全てが整い、その場で電話を
かけられる。安いSIMは利用できる期間が短い。
空港の到着ロビーには50バーツのSIMはない。190バーツだったと思う。
空港で働く人々が利用するコンビニが空港の何処かにあるはずだ。
そんなコンビニに行けば安いSIMとプリペードカードが手に入る。
設定は店の人がやってくれる。

タイから日本に電話したいなら、CAT電話局に行って、300バーツの国際電話
カードを買う。カードも何種類かある。一番安い300バーツのカードで日本まで
2時間ほど電話をかけられる。
インターネット電話だから一度で繋がらない場合がある。
何回か繰り返すと必ず繋がる。以前はそんなことなく、一度で繋がった。
回線事情が変わったのだろう。

このカードの使い方は簡単だ。
1 まず1544とダイアルする
2 次は言語の選択だがカードには書いてないが4を押すと日本語になる。
3 カードを削って出てきたPINコードを押してから#を押す
4 009+国番号+0を除いた市外番号+電話番号で繋がる

日本語が使えないからメモ機能なんてあっても使わない。
幾ら英語が得意でも携帯電話に英語で文字を入力するには熟練がいる。
それに電話機の種類によって大文字小文字の入力の仕方が違う。
記号を入力するには・・・・・。
買った電話機の使い方を英語でちゃんと説明できるタイ人はいないから
全て自分でマスターする必要がある。
安い電話は機能が少ないから、ちょっといじれば分かるからそれほど心配
する必要はない。

英語とタイ語しか使えないのだと思ったら、簡体漢字でメールを送受信
できる。簡体漢字の入力は面白い。漢字の中国語音を知らないと漢字
を見つけるのが難しい。
ああでもない、こうでもないと探っているうちに目的の漢字が見つかる。

2010/5/10

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ドリアンと甘い料理

酒を飲んでいる時にドリアンを食べてはいけないと言う。
「本当か?」と聞くとどのタイ人も「そうだ」と頷くから本当なのだろう。
医学的根拠があるのかどうか知らないが、少なくともタイ人は酒とドリアンの
食い合わせはいけないと信じている。

糖尿病の持病がある64歳の男が、コップ半分くらいの砂糖とドリアンを
食べて死んだ。死因はドリアンと砂糖を一緒にとったため、体内の糖分
濃度が上がりショック症状を起こしたためだ。ドリアンをどのくらい食った
のか書いてないが、コップ半分の砂糖というのは多すぎる。
天然の甘味だけで十分に甘いドリアンに砂糖をかけるなんて俺たちには
考えられない。これはタイ人がいかに甘い物を好むかという証拠だ。

俺たちはタイ料理は辛く、タイ人は辛い物が好きだと思い込んでいる。
最近、感じるのだが砂糖が沢山入った甘い料理をタイ人は好む。
彼等は辛い物より、甘い物が好きだ。
唐辛子の辛味に慣れていない時は、タイ料理は辛い料理だと俺も思っ
ていた。辛味に慣れてくると、タイ料理は甘いと感じ始めた。
なんだか やたらと甘い料理が多い。
「タイ人は甘い物が好きなのよ」がヌチャナートのコメントだ。
唐辛子の辛味の方が、砂糖の甘味より早く感じる。
辛味に慣れていない時は、辛味を先に感じると、甘味が分からなくなり、
辛味だけを感じる。そしてタイ料理は辛い料理だと思ってしまう。

同じ料理を食っても店によっては甘すぎて美味しくない。
タイ料理が甘いと感じるようになるには、長い期間、タイ料理を食い込ま
ないと分からない。

ハンバーグショップなどでコーヒーを注文すると紙袋に入った砂糖をくれる。
同系列の日本の店でくれる紙袋の倍の大きさがある。
それを2本はくれる。これを見てもタイ人は甘い物が好きだとわかる。

2010/6/2

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便秘に効くハーブティー

薬屋でいろいろな薬を買い込んだ。タイ語で症状を訴え欲しい薬を手に入
れヌチャナートは喜んだ。日本にいたのでは自分が困っていること、病状の
説明ができない。
俺の通訳では痛い、痒い程度しか説明できない。
痛みの症状でもズキズキ痛む、鈍痛、激痛といろいろある。
そんな細かい所まで俺は説明できない。
タイ語ならヌチャナートは自分で説明できる。

買い込んだ薬の一つにこんなハーブティーがあった。
あちこちで宣伝をしている奴だ。こんな物が効くのかと疑問があった。

ティーバッグに入っており、紅茶を飲むのと同じ飲み方だ。
「これ、便秘に効くのよ。飲んでごらんなさいよ」
俺はそのハーブティーを飲んだ。数時間後にヌチャナートが聞く。
「ねぇー、ウンチ出た?」
「出ないよ」
「あたし、何回もトイレに行ったわ」
なんだかスッキリした顔つきだ。それから三時間ほど経った。
腹が痛み出した。トイレに行くと便がすーとでた。
それから小一時間すると、また便意を感じてトイレに行く。
残っていた便がでた。なにもかも出たようだ。

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ハーブティーの袋を見ると、タイ語と英語で内容物が書いてある。
このハーブはセンナだった。漢方薬に使っているのは知っているが、何に
効くのか覚えていない。ウエブで調べると便秘に効くと書いてある。
確かに便がすっきりでた。

綺麗なお姉さんが横になっている。どうやら着ている服の色で商品を分類
しているようだ。このセンナのティーバッグでは青い服を着ていた。

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2010/5/25

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クミン

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この日本語を読んで、これがどんな食い物か分かるだろうか?
なぜかタイで見る縦書き日本語は長音の棒が縦長にならず横棒になって
いる。この日本語でも同じだ。
「ひいたものキュウミンシード」と読める。
まず「ひいたもの」の意味がわからない。
俺はキュウミンシードとはなんぞやと首をかしげた。
上に英語がある。「ひいたもの」はgroundのことだった。
つまり粉にしたという意味だ。
粉は「ひいたもの」に間違いないが、普通の日本語ではこんな言葉を使わ
ないから日本人にはわからない。
キュウミンシードとはcumin seedsのことだとわかった。
英語的発音をカタカナになおすとキュウミンシードになるが、通常はクミンと
言っている。日本人の間ではcumin seedsと書いてあってもクミンシーズとは
言わない。
「クミンのこな」と書けば簡単にわかるのだが、「ひいたものキュウミンシード」
では全く分からない。
あまりにも可笑しな日本語なので、必要もないのに買ってしまった。

2010/4/25

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コオロギ

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誰かがコオロギを持ってきた。ヌチャナートはそれを買ったか、貰った。
「これ、どうやって食べる?揚げるそれとも炒める」
「いらないよ!」
ヌチャナートは炒めることにした。塩を振りかけながら炒めていた。
「塩っぱかったかしら?」
いりあがったコオロギを皆はおいしそうに食べていた。

殿様バッタのようなものは食ったことがある。長い足が口の中で刺さり痛
かった。コオロギは小さいからそんなことはないだろう。
それでも足を千切って食べている人がいた。
やはりコオロギの足の部分は硬くて美味しくないのだろう。

2010/5/12

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キリン生茶無糖

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キリンの生茶がタイにもある。これが結構売れているようで、あちこちで見る。
甘い物が好きなタイ人は緑茶にも砂糖を入れる。
俺たち日本人には砂糖入りの緑茶なんて不味くて飲めない。

そうしたら、砂糖を入れない緑茶をキリンが出した。
これなら、俺たちも飲める。

味の好みというのはおかしな物だ。
絶対に俺たちが受け入れることが出来ない、胆汁の苦味をタイ人は美味し
いという。胆汁の苦味は受け入れるが、緑茶の渋味は受け入れられない。
それなのに、渋味のある緑茶が売れるようになった。
その背景には、タイの寿司ブームがあるのか?
寿司屋で渋い緑茶を通ぶって美味そうに飲むタイ人の姿が目に浮かぶ。
渋い緑茶を飲むのは、「他の人とは違うぞ!俺は日本の味を知っているん
だぞ!」と言いたいのか?
こんな緑茶が売れる現象はタイ人の中に味の好みの変化が起きている証拠だ。

2010/5/4

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占い屋

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町の広場には占い屋が店を出している。日本の占い屋は夕方から小さな
机をだして開業する。そういえばタイの占い屋は昼間だけ営業しているよう
な気がする。ナイトバザールで占い屋を見たことがない。
夜になるとピーと言われるお化けがでると信じているので、占って貰う客
がいなくなるのか?この広場も近年、占い屋が増えてきた。
同業者が増えると人も集まるのだろう。占って貰う人の数も増えたような気
がする。人気のある占い師がいて、いつも客がいる。
客は女が多いのはタイも日本も同じだ。

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こんな子供騙しのような占いの機械もある。これって使う人があるのかな?
5バーツ硬貨を自分の干支に入れると、針が特定の場所を指す。
針が指した場所にある紙を貰う。
しかしなぁー、紙が黄色くなっているから、あまり利用者が居ないと思う。

2010/5/14

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大きな唐辛子

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実に色々な種類の唐辛子がタイにはある。
その唐辛子を用途によって使い分けている。辛味が少ないが赤い色が綺麗
なので色付けに使うなんて唐辛子もある。
最近の日本でも大きな唐辛子が市販されている。
でもこんな大きな唐辛子はあるかな?

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この唐辛子をコンロで網焼きにした。
ちょっとだけ辛いが香りがよい。うまい唐辛子だ。

2010/5/11

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知的発達障害

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人類には一定の比率で知的発達障害を負った子供が生まれる。
現在の日本の場合、知的発達障害を持った人々も人間としての権利を有し
ていると考え、彼等が働ける場所を提供し、彼等も外を闊歩している。
しかし、タイでは知的発達障害を持った人々は何処かでひっそり暮らして
いるようで町の中で見かけることは少ない。

彼は明らかに知的障害をもっている。人通りの多い場所にでて物ごいをし
ている。俺には分からないが、彼は明るい性格のようで、この辺の名物男
になっているらしい。彼と話をしていた若い女が笑い転げていた。
別の若い男も彼をからかいながら笑っていた。珍しい光景だと感じながら
彼を観察していた。

あるデパートの中にサングラスをかけた若い男がいた。
見覚えがある男だ。良く見ると物ごいをしていた知的障害を持った男だった。
彼はよそ行きの綺麗なシャツを着ている。

物ごいをして幾らかの金が溜ると、彼は遊びに出るのを知った。
彼の収入は良いみたいだ。健康な肌をしている。栄養も十分で太っている。
服装だって普通の物乞いより綺麗だ。
物乞いをしなくても彼にできる仕事はあるが、仕事を提供する企業がない。
このまま年をとったなら、彼はどうなるのか?
複雑なタイの社会を見て、考えてしまう。

2010/5/20

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食べ物と健康6020

食べ物と健康6020

久し振りに食べ物と健康に関係がある広告を探したら、今日もありました。

”「お酢」で糖尿病を治す本” 芸文社

血糖値からダイエットまで改善例続々!
お酢の最新活用術&薬食レシピーがぎゅっと一冊に詰まって登場!

この本は重版されています。
当然ながら本が売れているということと効果とは別の問題だと思います。

「はつらつ元気」誌 2010年07月号 芸文社
白内障、黄斑変性が改善「ホワートルベリー」

腫れ、出血、口臭消失!
歯周病に克つ!薩摩のなた豆

「健康」誌 2010年07月号 主婦の友社
足裏トウガラシ湿布
頭痛・耳鳴り・腰痛がスッキリ!

2010/6/2

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米に着色

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タイには綺麗な色の米がある。日本の古代の米は赤かったそうだ。
黄色い米、青い米も自然の色だと思い込んでいた。
俺は異なる色の米を買って試食するつもりだった。
米の売り場に来た。ヌチャナートが言う。
「色のついた米は着色したものよ。この米は着色していないわ」
そう言って、紫色の米を手に取った。

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売り場の男が言った。
「黄色い米はウコンで着色したものです」
ヌチャナートが言うとおりだ。

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青い米も着色したものだそうだ。
青い米は花で着色する。花の名前を聞いたが忘れた。
菓子の着色にも使っている花だ。

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紫色の米を買った。特別な米だから高かった。
ヌチャナートは美味しい米だと言っている。

着色した米はなにか特別な行事に使うのだろう。
それにしても綺麗な色だ。


2010/5/18

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枝豆がタイにも

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観光ビザで日本を訪れ、そのまま不法に滞在するタイ人が多い。
多くは水商売に従事している。バーなどでは枝豆をおつまみに出すことが
多い。運よく何年も日本に滞在しても、いつか捕まり強制退去させられる。
そんなタイ人が伝えたのだろうか、枝豆がタイのデパートに出ていた。
数年前には枝豆なんてなかった。
タイの食生活が変化しているのがこの枝豆からもわかる。

今までは大豆として出荷していたものが、枝豆として出荷できるのでタイの
農家にとっては朗報だ。

2010/5/18

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屋台の洗い場

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屋台の洗い場を見たら、飯を食えなくなるから見ない方がいい。
これは半固定の屋台だからまだまだ綺麗な方だ。
水色の水タンクに水道水を入れておく。
タンクの水を使いながら洗っている。
これが移動式の屋台になると、ほんの少量の水を大切に使っている。
屋台の食器は洗剤など十分に落ちていないから汚い。
堀の汚い水で、揚物用の鍋を洗っているのを目撃した。驚くと言うより呆れ
てしまった。
一流ホテルの厨房では機械洗浄かもしれない。
そんな清潔さをタイの屋台、庶民の食堂で求めるのが無理だ。

こんな光景をいつも見ていると、こちらの感覚まで可笑しくなる。
これで良いのだと慣れっこになってしまう自分が怖ろしい。

2010/5/10

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タイの人魚姫

Ningyohimehakkotuka

デンマークのコペンハーゲンに人魚姫の可愛い銅像がある。今回、上海の
万博に人魚姫を貸し出した。人魚姫が居た岩の上に人魚の骸骨を置いた。
気持ち悪い、可哀想というかもしれない。俺にはこんなことを思いつかない
ので、奇妙で可笑しかった。

その写真を見てタイにも人魚があるのを思い出した。コペンハーゲンの
人魚はセクシーというか女らしい座り方をしている。タイの女の正座は
コペンハーゲンの人魚のような座り方だ。占らなって貰っている女の後姿
を撮った。この座り方はちょっと崩れた座り方だがまあ正座にちかい座り
方だ。

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タイの人魚もタイの女の正座のような座り方をしていると思って人魚を
探した。そうしたら、岩から尻尾をだらりと下げただらしない座り方だった。

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ラジオのスイッチを入れたら小川未明の「赤い蝋燭と人魚」の話をしてい
た。うつらうつらラジオを聴いた。
「人魚の黒い髪が月の光に輝いていた・・・・。」と言うのを聞いて目を覚ま
した。あれれ、人魚って欧州の産物じゃないの?
少なくともコペンハーゲンの人魚は金髪だと思うよ。絵本でも人魚姫は
金髪だ。デンマーク人にも黒髪はいるだろうけど、金髪が多いから、人魚姫
も金髪の筈だ。
日本の作家の頭には人魚の髪は黒髪としか思いつかないのか?
新潟県辺りの伝承をもとにした作品というから日本の人魚の髪は黒髪でも
いいのかな?色がついた人魚姫の像はなかったが、タイ人も人魚姫の髪は
黒髪と思っているのかな?

2010/5/23

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2010年6月 1日 (火)

水を飲む

熱帯の国だから暑くて喉が渇く。唐辛子を大量に使う料理が多いからだろう
か、食後には必ず水を飲む。
水の飲み方を見ていると、水のみコップを洗わないので不潔だ。

水を飲むコップは共用で洗わないのが普通だ。
屋台では氷を入れて冷たくした水をタンクに入れておく。
タンクの蓋の上にはプラスチックのコップがのっている。
たいてい、盗まれないように紐がついている。コップが埃をかぶっても気に
しない。タンクに栓がついていれば、栓を開いて水を飲む。
誰が使ったか分からないコップをすすぎもせずに水を汲んで飲む。
もしタンクに栓がなければ、コップをタンクの中に入れて水をすくう。
コップについた埃やゴミは水の中に落ちる。

タンクの底を見るとゴミが溜まっている。汚い氷を入れるからタンクにゴミが
溜まる。そんなゴミを見てもタイ人は平然としている。

こんな光景を見た。
ソンテウの向かいの席にペプシだかコーヒーだか何か水ものが入った袋を
持った女が座っていた。その女は隣の女に話しかけた。
どうやら「自分は水ものを買ったが、腹がだぶついた。よかったら、この水
を飲まないか?」と言っているようだ。
隣の女は「ありがとう」と言って見知らぬ人から水を貰って飲んでいた。
日本人は見知らぬ人から、食べ物や水を貰わない。
普段から、水のみコップを共用しているからこんなことに気を使わないの
だろう。

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ある店の前に水のタンクが置いてあった。その店の買い物客でもないのに
トクトクだかサムローの運転手がその水を飲んで、そのまま立ち去って行っ
た。水の値段なんて安いものだから、店としては宣伝、客寄せと思えばいい
のだろう。もしその水を介してコレラなどが伝染したらと思うと怖いものがあ
る。誰もそんなことを気にしないのがタイなんだ。

デパートなどに無料の水がある。たいてい円錐形の紙コップがついている。
良い仕事があると騙されて連れてこられ、売春をさせられている女の子が
いる。客がつかない子は円錐形のコップを作っている、なんて記事をウエ
ブで見た。紙コップを見るたびにその記事を思い出す。
使い捨ての紙コップだから、清潔だろうと思うが、こんな場所で作られてい
るコップなど衛生管理はされていないと思う。

2010/5/23

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変な豆の木

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ここは道路の中央にある緑地帯だ。芝生の上に薪のようなものが沢山、
落ちている。
「なんでこんな所に薪が落ちているのだ?」

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見上げると木に豆がなっている。その豆が落ちたのが薪のように見える物
だと分かった。

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豆の中を覗くと、黒いタールのような物が詰まっている。
この豆は食べられるのだろうか?燃料になりそうだけど、悪臭がでるので
使わないのか?

2010/5/4

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餅米の器

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山の中のレストランで食事休憩をした。
客は少ないのに、料理を一品ずつ作るのでなかなか注文した料理がでて
こない。イサーンの人々だから、飯は餅米を好む。
餅米の容器を見てヌチャナートが歓声を上げる。
「サミイ、見てよ!綺麗な器よ。写真を撮っておきなさいよ」
普通に見られる器とは違っている。
確かに、普通の家庭にあるのとは違った繊細なつくりだ。

2010/5/21

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優しいソンテウの乗客

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町の人はバスと呼んでいるが俺達から見れば改造トラックだ。
二トン積みのトラックに屋根と窓をつける。屋根は人が立っていても十分な
高さがある。荷台の両側に二列にベンチを並べてあるのでソンテウと言う。
もちろん、エアコンなんてない。

ソンテウの行き先、ルートを知るとトクトクなど必要ない。
これは便利な交通手段だ。

行き先はタイ語でしか表示がないから、タイ文字を読めないと乗りこなすの
は難しいかな?大きく番号が書いてあるので、目的の番号を覚えておけば
何とかなる。
例えばABC市場に居たとする。そこを通るソンテウの番号を覚えておく。
その番号のソンテウに乗ればたいていABC市場に行ける。
たいていと言ったのは、このソンテウにも上りと下りがあり、中には8の字
状に運行しているものもあるからだ。
このソンテウの良い所はルート上の何処でも乗れて、何処でも降りられる
ことだ。目的のソンテウが来たら、手を前に伸ばして「おいでおいで」をす
ると停まる。
合図のスイッチを押せばすぐに止まって降ろしてくれる。

ソンテウは町の中心に向かう郊外を客を拾いながらゆっくり走っていた。
客が満杯になるまでゆっくり走るが、満杯になるとスピードをあげて町に
向かう。運転手は客がいるのに気づかなかった。
客はソンテウを追いかけているがソンテウは止まろうとしない。
ソンテウを追いかける客に気づいた乗客がスイッチを押してソンテウを止
める。客は息を切らせながらソンテウに乗り込んできた。

ソンテウの乗客は親切だ。年寄りが乗ってくると席を譲る。
小さな子供を必ず座らせる。
荷物を持って乗り込む人には、手を差し出して荷物を受け取り邪魔になら
ない場所に置く。
満席になると若者はソンテウの後ろの立ち席に立つ。
通路にも人が立ち、これ以上乗れないと思ったら、ソンテウの乗り込み用
ステップに立って手すりに捕まる。
日本人から見たら、気違い沙汰、命がけだ。
降りる場所に近づいたが合図のスイッチに手が届かない。
「誰か、スイッチを押してください!」
誰かがスイッチを押してソンテウを止めてくれる。
一人でも多く乗れるように、誰もが奥に詰めて乗る。
こんな優しい心遣いは日本のバスの乗客にはない。
ソンテウを利用している人々の優しさが嬉しくて俺はソンテウを利用する。

2010/5/9

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結婚式の準備

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公園の中にこんなトラックが停まっていた。荷台にはプラスチックの椅子が
乗っている。これから結婚式が始まるのだ。

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こちらで結婚式に出される料理を作る。こんな野外で料理を作るの?って
不思議に思うでしょうがこれがタイでは
当たり前なんです。

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一体何人の招待客があるの?テーブルの数からして百人くらいは集まる
のでしょう。まあ、タイでは普通のことです。

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ここから花婿花嫁が登場するのでしょう。綺麗な花の門が作られていた。

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この公園は軍の施設で、今日は兵士の結婚式だから、この場所の使用料
は無料だとか。でもな、ちょっと問題がある。この公園にはトイレが少ない。
酒を飲むとトイレに行きたくなる。この会場から一番近いトイレまで50メート
ル以上ある。しかもトイレには鍵がかかっている。
結婚式の準備をしていた人に聞いた。
「トイレはどうするの?」
「すぐに鍵を開けるから大丈夫だよ」

見たこともない二人だが、二人の末永い幸せを願ってやまない。

2010/5/1

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使い捨て箸

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昔から日本には割箸という使い捨ての箸があった。最近、タイにも使い捨
ての箸が普及している。薄いポリ袋に竹製で日本の箸と同じような太さの
箸が入っている。伝統的な箸から比べると細い。

どうやら箸を使う文化は中国から入ってきたようで、タイの伝統的箸は中国
と同じように太い箸だった。手元は四角で先端は丸みを帯びている。
竹製、プラスチック製が主流だが高級品は象牙などをつかっていたと思わ
れる。四角の部分には模様が彫り込まれている。安物の箸は模様が印刷
されている。写真に撮れたのは、安物のプラスチック製の箸で模様がない。

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このような箸を洗いながら繰り返し使っていた。
使い捨ての箸が普及するにつれて、伝統的箸が使われなくなっている。
「これは一回しか使わないのですか?」
「ええ」
「洗うことはないのですか?」
「洗いませんわ」タイのウエイトレスは誇らしげだった。
エコだ、リサイクルだと世の中は騒いでいる。東京都庁でもマイ箸運動を進
めており、割箸を使わないようにしている。使い捨て箸はそれに逆行する。

屋台で使う燃料はガスも多いが炭も多く使っている。
使い捨て箸は炭のたきつけにでも使っているだろうか?

なんだか複雑な気持ちで使い捨て箸を見ていた。

2010/5/19

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回転寿司がタイの田舎に

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回転寿司がタイの田舎にも進出した。この店は寿司とタイスキの食材が
回転して来る。外から見えるところに寿司が並んでいる。
日本人の感覚では食欲をそそらない。

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寿司とならんでキムチがあった。
フランス料理とドイツ料理の区別がつかない日本人と同様にタイ人は韓国
のキムチと日本の寿司は同じように
見えるのかもしれないと苦笑する。

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鶏の唐揚と鯖の塩焼きもある。まあこれもいいでしょう。
タイ風にアレンジした寿司を楽しむなら、この店は面白いと思う。

2010/5/9

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火事場跡

ちょっと信じられないほどタイでは火事が多い。今回も少なくとも二件の
火事を見た。一件は草原の火事で、もう一件は民家だった。
火のついた煙草を捨てるとか、調理の終わったコンロの炭をそのまま消える
にまかせるなんてことが火事が多い原因だろう。

これは火事場跡だ。数年前は青空市場だか、簡単な建物の中にある市場
だった。それがビルになった。綺麗になったなと思ったら、一年ほど前に
火事になった。火事場はそのままで修復されていない。
多数の料理屋が入っていた場所らしく商売用のアルミ容器が散乱した
ままだ。

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火を消してから煙草を捨てるとか、調理が終わったら、炭を消し壷にいれる
とか、コンロに蓋をするというちょっとした事をやらないタイ人の性格が火事
を多くしている原因なのは間違いない。

2010/5/19

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No Plastic Bag Day

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環境対策にタイ政府も取り組んでいるようだ。どうやら4月22日から6月5日
までプラスチック袋を使わない運動を進めているようだが、庶民の関心は
薄い。何処でも買物をすると、ポリ袋に商品を詰めて渡す。
5バーツの水を買っても、プラスチックのストローをつけてポリ袋に入れて
くれる。ペプシでもコーヒーでも「袋に入れて」と頼むと、ポリ袋に氷と一緒
に飲み物を入れてくれる。これはこれで便利なんだが・・・・・。

買物袋や風呂敷を持って買物に出る習慣は完全に失われている。
風呂敷は日本の習慣だが、昔はタイでも買物に出る時はバナナの葉など
で作った買物袋を持って行ったものだろう。「袋は要らない」なんて言って
いるタイ人をみたことがない。

大手スーパーでも当然のように買物袋に商品を入れてくれる。
買物袋一枚一バーツを請求なんてことやっていない。
この期間中だけでもそんな取組をしても良いだろうと思うが、関心がない。
スーパーの場合、万引き防止のために入口で鞄や袋を取り上げるから、
買物袋を持ち歩くのは不可能になっている事情を考慮する必要もある。

笛吹けど踊らずという言葉をこの看板を見て感じた。

2010/5/14

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天麩羅のつもり

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日本の揚物料理と書いてあった。これは天麩羅のつもりなんだろうな。
唐揚のつもりなのかな?天麩羅なら衣が必要だ。
それになんだよこの天つゆは。こんなの日本の味じゃない。

こんなのが日本の料理だなんて思われたら迷惑だ!
でもタイ人に言わせると、この食べ方が美味しい天麩羅の食べ方だと
いうのだろうな。文化や好みの違いを感じさせられた。
もう一度、買うつもりは絶対にないが、試食してみる価値はある。
思った通りやはり不味かった。

これを笑ってはいけない。日本人だっておかしな食い方をしている。
例えばアボガドを薄切りにして醤油をつけて食べる。
これは完全に日本人的発想で、メキシコ人が見たら驚く。

日本人から見たらおかしな天麩羅の食べ方だが、タイ人から見ると正し
い食べ方だ。

2010/5/6

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魚の干物

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暑くて食い物が腐りやすいから、いろいろな保存方法が発達している。
魚も干物にして保存している。
丸干しもあれば、開きにして保存することもある。
これは開きなのだが、魚を開く方法が日本とはちょっと違う。
魚の中骨が背中になるように開いて干している。

2010/5/11

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僧の特別食

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今日は寺で何かの行事が行われている。大勢の人が集まり、僧も大勢い
た。大切な宗教行事のようだ。食事の用意がされている。
食事の用意をしているのはボランティアのおじさん、おばさんのようだ。
普段はみかけない金属製の皿に食事を盛り付けている。
聞いてみると、これは僧への特別食だとのこと。

不謹慎かもしれないが、これでご飯に万国旗が立っていたならデパートの
食堂にあるお子様ランチみたいだと思ってしまった。
何も入っていない所にはゲンカリーのような汁物をいれるのかな。

2010/4/30

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町の中の洞窟

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コラートの町の中心にチベットか蒙古の寺を思わせる一風変わった寺が
ある。ちょっと変わった寺なので寺の中に入って行った。
英語を話す若い僧侶が話し掛けてきた。

彼は俺に親しみを感じたらしく、自分から寺の案内を買って出た。
そしてある場所に来た。そこは当時、秘密の場所のようだった。
誰もいなければ彼は俺を秘密の場所に案内するつもりだったようだ。
たまたまその場所に同僚と思われる同年代の若い僧がいた。
二人の若い僧はお互いに顔を見た。
俺を案内してきた僧は、無言で「いいだろうか」と同僚の僧に聞いている。
同僚の僧は黙って頷いた。


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そこは洞窟のように作られた場所だった。人工的に作られた物だが、町の
中にこんな洞窟があるなんて驚いた。
誰も知らない秘密の場所を見せて貰ったと俺は感激した。
これは5,6年前の話だと思う。

今、そこは観光名所になっていて町の中の洞窟と大書した看板が出ている。
町を案内する観光バスがやってくる。完全に名所になってしまった。

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俺は改めて洞窟を見に行った。何処かの鍾乳石を切り取ってこの寺に運
んだのだ。これは完全に自然破壊だ。
僧がこんなことをしていいのだろうか?
以前は秘密の場所を見たと喜んだが、今回は暗い気持ちになった。
俺にはわからないが、地質学者が見たら極めて貴重な鍾乳石かもしれ
ない。天井から垂れた鍾乳石を観光客が触るので、一部が壊れていた。
この洞窟を作るために、何処かの鍾乳洞が壊された。

2010/5/12

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