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2010年6月25日 (金)

ムウケム 豚挽き肉の炒め物

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冷蔵庫に豚の挽肉があった。今日はこれを食おう。
「ヌー、これで飯を作ってくれ」
「どうやって食べたいの?」
「うーん、そうだな。トムチュートがいいな」
「これでトムチュート?サミイは食べないとおもうわ。ムウケムにしてあげ
るわ」
「・・・・・・」無言は承認と解釈された。
「ニンニクがいい?生姜はどうする?」
「両方、入れてくれ」
挽肉を炒め始めるとタイ料理のにおいがたちこめる。
炒めると挽肉から油がじくじく出る。その油を紙で吸い取って捨てる。

和食は素材の味を生かす。素材の味を楽しむ料理と言える。
それにたいして、タイ料理は素材に味を無理矢理しみこませる料理だ。
ハーブやスパイスの香りをつけ、唐辛子の辛味で一気にたべるのがタイ料
理だ。こんなことをタイ人に言うと、怒られるかもしれないが日本人には
納得してもらえる表現だと思う。
どちらが良いとか優れているという問題ではない。

無理矢理、味をつけることの効用をこの料理で再確認した。
実はこの挽肉は傷みかけていたらしい。
この挽肉をトムチュートのような淡白な料理に使うと肉のにおいが気になっ
てしまう。ニンニク、生姜、唐辛子などを加えて炒めると、肉のにおいが消
えてしまう。

冷蔵庫がない時代のタイでは食べ物がすぐに傷んだ。
肉や魚のいやなにおいを消すために、ハーブなどが使われた。
無理矢理味付けすることで、傷みかけたものでも美味しく食べられるよう
になる。生活上の知恵で、素材に強制的に味付けをすることになった。

2010/6/24

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